theCinemaPunch !!

 

風の谷のナウシカ ★★★★★

 

カットスロートアイランド ★★★☆

いやぁ、当時ゲーム『大航海時代』にはまっていたコトもあって、帆船同士の海戦シーンがあるってんで、喜び勇んで観に行きました。

艦隊戦こそなかったものの、キャロネード砲の撃ち合いは爽快だったなぁ...ラストの爆破シーンも。

海上からの対地砲撃もよかったなぁ...ウン...って、船しかみていなかったのか、オレ(笑)!?

しかも点数星三つ半。

ガメラ 1〜3 1:★★★★ 2:★★★☆ 3:★★★★★

『平成ガメラ』として制作された全3部作。しかしそれぞれかなり毛色が異なります。

『1』は怪獣映画のカタルシスを全開にし、『2』は自衛隊の魅力と有り様を。そして『3』は日本の特撮映画へのアンチテーゼとして...。

しかし3作全てに共通して云えるのは、徹底して『リアルな怪獣映画』を作り上げようとしている部分。ここで云う『リアル』とはCGや特撮技術の向上を指しての『絵的』なリアルさを云っているのではなく、劇中に出てくる自衛隊の行動理念やはたまた新聞・報道番組に見られる細かなディティールの『リアル』さのことを云います。そう、この映画は『実際に怪獣が出現したら』という仮定条件をシミュレートした映画だと思うんですよ。

近年の東宝系特撮映画は、どうにもちゃちな作りで妥協してしまっていて、一般にも『子供向け』映画としてしかジャンルを与えられていなかった感があります。しかし、本来『ゴジラ』の第1作は、『恐怖映画』または『パニック映画』だったはずです。それがいつから『子供のための特撮』になっていったのか...理由は明白。

『ウルトラマン』シリーズは、基本的に子供向けに製作されたシリーズであり、それはそれで支持しています。ですが、それに引きずられるように特撮怪獣映画が子供向けになっていったのは解せないモノがあるんですよ。

しかし、そのモヤモヤをなぎ払ってくれたのがこの『平成ガメラ』シリーズでした。恐らく『初代ゴジラ』の精神を、正しく受け継いでいるのがこのシリーズなのではないでしょうか?

...でも本来『子供向け』作品だった『初代ガメラ』シリーズが好きなヒトには、多少違和感があるかもね(笑)?

仮面の男 ★★★★

フムン...ディカプリオ物だってんで、敬遠してたんですが...まぁ、好きな『三銃士』の後物語なんで、ビデオを借りてきて、観ました。

劇場で観ても良かったなぁ...良作ですわ、コレ。三銃士とダルタニアンがかなり老けてるんで、ちょっち嫌だったのも、敬遠していた理由なんですが、なんのなんの、やっぱり名優揃いだけあって、魅せてくれます。

これまで耳にしていた評価は、この『四銃士』に呑まれて、ディカプリオの影が薄い、ってなモンだったんですが、そうでもないですね...結構良い演技してますわ。個人的には『タイタニック』の時よりも評価してます。けど、やっぱり営業面で言えば、ディカプリオで売らねばならんってのが、哀しいですなぁ...。

菊次郎の夏 ★★★☆

前半部分に、けっこうダルイって言いますか、無駄に思える長上なカットが目立つためちょっぴりイラつくかも。

しかしですね、なんて云いますか...結構ダラダラと映画は進んでいくんですが、不思議と嫌な気分になったりはしないんですよ。退屈もしない。終始口元はほころんでる状態。

つまりはそれだけピースフル&ハートフルな作品ってことになるんですかね。だから★三つ半。

子役の子供が可愛くないって意見もあるみたいだけど、それは違うと思うなぁ。だからこそ、子供の本来持っている朴訥な感じが出ていていいんじゃないか?

まぁ、ひとつだけ難を云えば井出らっきょ。まんますぎ。演技でもなんでもない(苦笑)。

キューブ ★★★☆

一度観たらオシマイ(苦笑)

いやぁ、閉塞的状況下での、人間の異常心理を描く手法としては、かなりナイスな演出法だとおもいますわ。ホント『こんな手法があったのか!?』ってなキャッチにも納得。

ただ、とうとう『Who?』『Why?』『How?』といった、前半部分での最大の疑問を、未解決のまま終わってしまうのは、ちょっぴり釈然としないものがあります。

と云っても、本来それは状況を生み出すための『手段』でしかなく、描く『本質』ではないので触れるべきではないんでしょうな。

元ネタとなった短編『エレヴァイテッド』もビデオには収録されてましたが、個人的にはこっちの方が好みかな?

救命士 ★★★☆

最初に予告編で知ったときは、もっとこう・・・感動モノかと思ったんですけどねー。
違いました。

ひたすら陰鬱とした空気が漂う、魂の病んだ救命士の物語。
つーか、出てくる人間みんな病んでる連中ばっかり。
なんか救いがあるのかと思ったら、最後の最後でちょっぴり救われたか・・・な? なんて『?』がつく程度の救われ方なんで、あまり観終わった後にスッキリしません。

『タクシードライバー』が未見なので、その関連性とか気になるんですが・・・見てるか否かで結構感想変わりそうなのでね、この作品。

しかしまぁ、この命を救う現場にいる人間の苦悩ってのは、痛いほど伝わってくるので、観て損はないと思います。
・・・口直しの作品が必要かもしれませんがね(苦笑)

グーニーズ ★★★★☆

劇場で観たのが結構小さい頃だったので、かなり共感しながら観たように思います。

そりゃもう、子供にとって『冒険』ってのは夢そのものですからね。

何年かしてからビデオで観なおしましたけど、やっぱり当時ほどの感動は生まれなかったなぁ...それだけスレてしまってるってコトに気付いて、ちょっぴり切ない気分にもなったり。

でも当時は、シンディ・ローパーの唄う主題化にもハマってましたねぇ...よく英語もわからないのにデタラメに口ずさんでいたものです。

グラディエイター ★★★★★

やはりローマ時代劇は良いですなぁ。
必然的にビジュアル面に力が入れられるので、画面が華やぎます。

しかしそれらも、背骨の太い、しっかりした物語があってこそ生きるモノです。
その点この作品は、これでもかと言わんばかりに太いシナリオが支えてくれています。
これで役者の演技が追いつかなければ全てが台無しになりますが、主役のマキシマス役のラッセル・クロゥを筆頭に、濃度を下げることない役者揃いで充実してます。

さて、この作品の『売り』でもある、迫力の戦闘シーンですが、序盤の集団戦から始まって、人間同士のバトルロイヤル、対戦車戦等、これでもかと云わんばかりの迫力です。
特に最初の集団戦での火矢の飛び交うシーンは迫力を通り越して美しいとさえ感じます。

たったヒトツ難を云うなら、戦闘シーンのカット割りが激し過ぎて、眼が動きに追いつかない感じがすることでしょうか?
あと、悪役であるはずのコモドゥスが、劇中ではなんとなく、市民のことを考える、善王にならんと『本気』で悩んでいるようにも見えましたね。
確かに非道な行いを行ってた人物なんでしょうけど、評議会での彼の発言が、たとえ彼の『理想』でしかないモノだとしても、ただそれだけで、ガラリと評価が変わった気がします。
それゆえに、ラストシーンではなんとなく後味が悪かったんですよね・・・あ、映画としての後味でなく、ね。

クライングフリーマン ★★★

...え〜、原作との違いを最初に云ってしまうと、主人公二人、どっちも日本人ではありません。

にも関わらず、中身は結構『フリーマン』っぽくって、これでせめて東洋人を起用していてくれたらと惜しまれます。

作品としてはきっちりケリをつけてくれているので、原作に詳しくなくても安心して観ることができると思います。
僕もそうでした(笑)

紅の豚 ★★★★

 

ゲーム ★★★★★

なんかもう、見事にしてやられましたって映画ですわ!

最初、単なるミステリー物だと思って観ていたのですが、物語半ばでただの組織的な詐欺事件だ、と云われてガックリ。

ところがどっこい! 実はこうなのさ、いやさこうなのさと、主人公の精神をまいらせるかのように変化する状況に、観ているこっちもいったい何が正しいのか、不明な状況でラストへ突入!

しかもまたこのラストでも二重三重のどんでん返しが待ち受けているのだからたまない!

ここで結末は云いません。とりあえず観ることをオススメします。

交渉人 ★★★★

ケヴイン・スペーシーっすよ、やっぱり!!

あ、すいません(苦笑) いやぁ、いいですねぇ、男の魂のぶつかり合いのドラマはねぇ、ウン!

しかしなぁ...これは恐らく『L.A.コンフィデンシャル』観た人なら同じ感想を抱くと思うのですが、最近のアメリカ映画って、役柄に合わせて俳優を起用している感じがあるので、配役を見た瞬間に黒幕とか『黒幕と匂わせる役』とかが判断できてしまうんですよね(苦笑) 『身代金』観た後に『スネーク・アイズ』観たときの様に...

それにラス間際にダニーが『無線機を』って云った瞬間、ケリのつけ方も判ってしまったなぁ...ただ、意外だったのはベック隊長だけれども。コイツ、最後だけオイシイ役柄Getしやがって、とことん嫌なヤツだなぁ(笑) って、このディビッド・モースもなんだかアチコチの映画で似たような役柄演ってる気がするゾ!?

でも139分、中だるみなしに観ることができる映画です。

ゴージャス ★★★★

何と、ジャッキーのラブ・コメっすよ、兄さん! <誰さ?

ちょいと年齢差の激しい『シンデレラ型』ストーリーですが、そこはそれ、ジャッキー映画なのでもちろんアクションもアリなラブコメです(笑)

それにつけても、悪人の出てこない映画です。
タバコ吸う人間も出てこない(笑)
一応主人公のライバルは出てくるのですが、助っ人を雇って痛めつけておきながら、
罪悪感にかられてとどめをさすのをやめちゃったり(笑)

基本的にラブコメなので、アクションの比率の少ない本作品ですが、その分濃度はかなり高いです。
『善と悪』の構図の闘いでなく『正々堂々』なファイトなので、倒れた相手に手を差し伸べて助けたり、
終始クリーンな雰囲気でありながら、ワーヤーアクション無しの無影脚とか披露してくれます。

そりゃそうと、ラストシーンで海を埋め尽くすメッセージ・ボトルなんですが・・・浮いた魚に見えたのは僕だけでしょうか(苦笑)

ゴヂラ〜GODZILLA〜 ★★★

え〜、最初に言っておきますが、これは『ゴジラ』ではありません。あくまで『ゴヂラ』です。その点、重々承知していただきたい。

いやぁ、だってホラ、冒頭で日本の漁船の乗組員が『ごじら...』とか云ってたのを、そのまま名づけたって設定だったでしょ? すなわちアレは、既に日本には『ゴジラ』映画はちゃんと存在しており、知識として知っていた乗組員のおじさんは、ソレに似たシルエットの『ヤツ』を見てそのまま『ごじら...』と云ったんですよ。ウン、そうに違いない。

でも、結構映画としては楽しんで観れたと思うんですが、皆さんあまり評価は高くないようで。かく云うワタシも星3つですけども。

まぁね、人間ドラマの部分はかなり日本のゴジラを研究しているって感じはありましたが、肝心の『ゴヂラ』のデザインがなぁ...やはり違和感ありますよ。

実際、あれだけの巨大生物が動き回ると相当なスピードになるってのは、逆にアチラさんの方が解ってらっしゃる気がしましたが、だからってトカゲのまんまにしなくてもね。

でも続編ですか? 大丈夫なのかな? 予算出るのか?

本家の日本でもまた作るってなコト云ってるし...でもなぁ、日本のゴジラって『お子様映画』だしなぁ...平成ガメラと違って。その辺、理解して作ってくれるなら、ゴジラも捨てたモノではないと思うんだけれども。

御法度 ★★★★

結構『衆道』を描いた作品として評判が高まってる感はありますが、
実は『新撰組』を扱った作品としては、これ以上ないくらい、
内側の人間模様を描いているのではないか、と云うぐらいに深い作品。

男性集団の放つエロティシズムですか?
そう云うものは、男である自分も、なんとなく理解できる部分があるかもしれない。
男が男に憧れる、と云うか、カッコ良さを感じる時ってのは、確かにあるもんだから。

正直言って、土方や山崎と云ったキャラクターを、ビートたけしやトミーズ雅が演じるのには抵抗がありました。
実際、観終ったあとでも、ビートたけしの土方には疑問が残っていたりします。既存のイメージを覆すことは構わないのですが、それでも『譲れない部分』ってのがありまして、どうもこう、土方特有のイメージ・・・鬼のような殺気が感じられなくて・・・
ただ、それはあくまで一般的に土方を描く場合であって、この『御法度』と云う作品においては、恐らく誰一人としてミス・キャストはないと思われます。
そう、逆に『ビートたけし』が持っている『内面の狂気性』が、良い塩梅に作用していて、時折ブルッと来たぐらいに。

個人的には、松田龍平よりも浅野忠信の方になんちゅうか、色気を感じましたね(苦笑)

そりゃそうと、大島監督、嫌いじゃないですが、あまりにも表舞台に出すぎ。

コレクター ★★★

...いや、実はたまたま観る映画がなくって、ふと看板を見たらモーガン・フリーマンだったんで、ふらふらとチケット買っていたってな作品(苦笑)

観た当時は、意外なストーリー展開に結構驚いたものでしたが、よくよく考えたらこのテのサスペンス物って、大抵内部の人間が真犯人だったりするのは何故だろう(笑)?

身代金』然り『スネーク・アイズ』然り『LAコンフィデンシャル』然り。

コン・エアー ★★★★★

やっぱ『ウサギ』ですか(笑)?

コンゴ ★★★