ヒラリキャップの馬券師日記

わたしゾウのりんちゃんです♪

初めてお寄りの方は是非8月分からお読みくださいね!

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2006年11月30日(木)
メイド喫茶気分
このHPも3年目に突入し、先頭ページのサイトの更新日付が一見すると何年前のその日付なのか怪しくなってきた。
今年もあと1ヶ月を切りHPの製作者としてせめて今年中に1回くらいは更新しようと決心した。
公募の方は公募雑誌が12月9日まで出なく、グルメの方は給料日前でピーピー言ってる状態なので、1000円以内で更新できるスイーツの調査に出かけることにした。

私が全国に解き放っている忍びの者から得た情報によると近鉄の新石切駅にシェ・アオタニという有名な洋菓子店があるらしい。
場所は新石切駅から中央大通りを東にすぐのマンションの1階だ。
超有名店ということでもちろん開店の30分前には現場に到着。
決して方向音痴で道に迷うのが心配で早く来すぎたわけではない。
行列ができているかもしれないと思ったからだ。
平日ということもありさすがに開店30分前から来ているアホな客は私しかいなかった。

近くの喫茶店でモーニングを食べ、10分前には再び店の前へ。
まだ誰も並んでいない。
店の前に立ってると恥ずかしいので少し離れた場所で時間つぶしにもってこいの携帯の不要メール削除をして開店時間を待った。
さすがに10時きっちりに行くと何分も前から近くで待ってたかのように思われるので10時2分に店の前に行くと既に中に客が数人入っていた。
ツカン!30分も前から来てるのに一番乗りを逃してしまったではないか。

気分を直して店に入ると全店員が「おはようございます」とさわやかな声で私を出迎えてくれた。
なかなか感じのいい店ではないか。
店内は思ったより広くて数十種類ものケーキが並んだ大きなショーケースと、奥には店内で食事が出来るテーブル席がある。
目にも鮮やかな美味しいそうなケーキがズラーっと並んでるのだが今回の私のターゲットは見た目は地味だがこの店の人気商品”石切夢チーズ”と”石切ふわり”。
ほんとは給料日前でなければ店内でケーキバイキングしたいところだったが、今日のところは我慢してこの2つと”自然の恵み”という3種類の洋菓子を買うことにした。

夢チーズは中がメチャクチャクリーミーで気をつけないと中身を落としてしまうのではと思うくらいだ。
味も濃厚で言うことないがチーズケーキの王道という路線の商品ではなく、おみやげに最適というお菓子であった。
自然の恵みはベイクドチーズケーキでどちらかというとこちらの方が本格的チーズケーキという感じだ。
食べ進めるといろんな味がしてなかなか楽しい。
私が一番気に入ったのは”石切ふわり(抹茶)”だ。
これはふんわりした抹茶生地のブッセで中にクリームとアンコが入ってるのだが、このアンコが美味い。
洋菓子屋なのにこのアンコの味には恐れ入ってしまった。

今日はショートケーキは食べなかったが今度来た時は苺ショートを是非食べて見ようと思う。
味もさることながらこの店は接客が素晴らしく、私が商品を買って店を出る時、店員が商品の袋を持って店の外まで笑顔で送り出してくれるのだ。
これはなかなか気分がいい。
超有名店でほっといても客が来るのにこういう真心のこもったサービスをしてるところに、この店のオーナーの素晴らしさを感じた。
一度も行ったことはないがメイド喫茶から出てきた気分になってルンルンで帰って行ったのであった。
2006年11月28日(火)
年末ジャンボ只今好評発売中です
今日は休日を返上して銭儲けの為、宝くじ売り場の特警で泉佐野まで行ってきた。
みさき公園行きの急行が何番線から出るのか見ようと南海本線の案内掲示板を探したら見つからずちょっとあせってしまった。
久しぶりに南海電車に乗ったので南海本線が南海空港線に変わったことを知らなかったのだ。
まあ関空を利用する人には空港線の方がわかりやすいのだろうが線の名前なんか簡単に変えないで欲しいものだ。

急行に揺られること37分、泉佐野駅に着くと業務内容を説明する為に上司が私を迎えてくれた。
スーツ姿で来た私を見て上司が開口一番「着替える場所ないて言うてなかったか?」
私は「そんなこと聞いてませんよ」と答えたが、それは家からあの恥ずかしい警備服を着てここまで来いと言ってるのだろうか。
あんな服を着て駅まで自転車を漕ぐ姿を近所の人に見られたら間違いなく近くの駐在所に転職したと思われる。

結局、駅のトイレで着替えて来いと言われたが、少年時代に不良少女でもなかった私は駅のトイレでなんか着替えたことがない。
床に服がついたりしないか気になって着替えにくいではないか。
困ったなーと思いながら仕方なくトイレに行くともっと困った事態が待っていた。
着替える以前に全室満室になっているではないか。
12時には配置場所について客の呼び込みをしないといけないので部屋が空くまで待ってられないのだ。
仕方なく私は人がいなかったので洗面所で着替えることにした。
ズボンを脱いでパンツ一丁になってるとこで人が入ってきて慌てたせいで洗面所の上の棚に置いた家から着てきたズボンを洗面所に落としそうになり、更にそれを拾おうとしたら押しボタン式の蛇口を押してしまった。
当然のごとく水がズボンにかかってもう半泣き状態である。

こんな不幸なことがあったことは少しも上司に悟られることもなく12時には警備を開始。
仕事の内容は年末ジャンボの発売を改札を出入りする人に広報するというもので、学生時代に売り子のバイトをしていた私には好きな分野の仕事である。
昼2時半頃に食事休憩を取り戻ってくるとロッカーの奥に座った浮浪者風の男が黒いカバンを開けながら私に話しかけてきた。
「これ誰のカバンやろなー。」
(そんなもんワシに聞くな!ていうかそれワシのカバンやん!)
私としたことがカバンを置く場所がなかったのでロッカーの裏にカバンを隠しておいたのを忘れて食事に行ってしまったのだ。
食事から戻るのがもう少し遅かったら私は警備服のまま家まで帰るハメになるところだった。

その後はインド人に地図を見せられながらラマダンホテルの場所を聞かれたり(駅から南にあったので「サウス」と答えると納得して去って行ったが)した以外は無事に業務を終了した。
泉佐野駅は非常にキレイな駅で宝クジ売り場の店員の人も美人で親切な人だったので仕事自体は非常に気分良くできた。
後はまたトイレで着替えるのだけが問題だが今度は部屋が空いていた。
トイレも非常にキレイで広かったので思ったよりスムーズに着替えることができた。
帰る頃には濡れていたズボンも乾いたし、警備服の上からコートを羽織って家から来れる季節になったらまた来てもいいなと思える仕事であった。
2006年11月27日(月)
5億円に挑戦
ディープインパクトをPOGで他人に持たれてる為、JCの話などしたくもないのだが、競馬のサイトという手前少しだけJCの話をしたいと思う。
外国馬が2頭しか出走せず、またハーツクライ陣営がレース前にノド鳴りを発表する異様な事態。
場の空気が読めず有馬記念で勝ってしまった外国人ルメールが乗ってもハーツが勝てないとわかった時点で私の期待はユキノサンロイヤルに託された。
何で出てこれたのかわからないユキノサンロイヤルにディープの進路妨害をしてもらうくらいしか希望がなかったのだ。
仕事の為、レース実況は見れず先程JRAのビデオを見たがユキノサンロイヤルは何の見せ場もなかったようだ。

まあJCは済んでしまったことだからしょうがないが頭にくるのはディープ陣営が有馬記念に出ようとしていることである。
JCでああいうレースが出来て勝ったのだからもう十分ではないか。
馬主を含めこの陣営はこれ以上何を望んでるのだろうかと思う。
ちょっと調子に乗り過ぎだとは思わないのだろうか。
JCを勝ったから凱旋門賞の事件のみそぎは済んだと思っているのだろうか。
今日大スポに載っていたが「騎手は国をまたがって制裁が課せられるのだから調教師も国内のレースでディープを使うのは自粛するべきだ」と言ってる調教師もいるそうである。
今や国民的アイドルホースだから一回だけ勇姿を見せるのはいいとしても、ここで引退させるのが筋だと思うのである。
何より「有馬記念で一番強いディープのレースを見せたい」みたいなことを言って勝つのを前提にしてるのが他の馬の関係者に対して失礼だと思うのだが。
まあこんなことを書いてもどうせ有馬記念には出るのだろうから何としてもドリームパスポートに競馬の恐ろしさを見せてあげて欲しいと思う。

競馬の話はこのくらいにして明日は休みの為、夕食後のんびりしていたら会社から電話がかかってきた。
私の携帯に休みの前日に会社から電話がかかってくるのは間違いなく特警の仕事の依頼である。
休みがつぶれるので断りたいところだが正月の姉の子の年玉代を稼ぐ為、引き受けることにした。
どうやら泉佐野で年末ジャンボ宝くじの警備をするらしい。
せっかく休みを潰して行くのだから帰りに「ご苦労さん」と言って宝くじの10枚でも渡してくれないものだろうか。

宝くじといえばテレビでよく宣伝してるBIGというロトクジの1等賞金が5億円台に突入したらしい。
私は毎週ロト6を買っており、これ以上宝クジに出費するわけにいかないのでBIGについてはどんなクジなのか調べないようにしていた。
調べたら絶対に買いたくなるからだ。
しかし5億円と聞いてとうとうその記事を読んでしまった。
内容はサッカーのJ1とJ2の全試合の勝敗を当てるというもので、それならToToと同じなのだが、その勝敗を自分ではなくコンピュータが選ぶというのがBIGの特徴である。
なかなか当たりが出ないので賞金がどんどん繰越され5億円に到達したのだ。
ToToは1回だけ買ったことがありJ2の試合の予想に四苦八苦した覚えがあるが、これならクジを買ってあとはその通りの試合結果になるのを祈るだけというシンプルなものである。
明日の日当でジャンボを買わず、BIGを買ってみようかと思う。
姉の子の年玉は二の次だ。
2006年11月25日(土)
驚愕の値上げ
体を使う仕事をしていると体力がつき健康にはいいのだがその分、頭を使う機会が少なくなり計算能力が著しく退化してきた。
最近では3桁×1桁の掛け算もすぐに電卓を使ってしまう始末である。
それでも馬券を買う時だけは計算は間違わなかったのに昨日の競馬予想のページで3連複1頭軸で相手6頭の金額を1500円とするところを2000円としてしまった。
今日携帯電話で購入する時になってやっと気づいた。
一日2400円勝負というルールだが今日は仕事の為、HPを更新できず結局1900円で馬券を購入し、見事に外れてしまった。
余った500円を明日のジャパンカップに投入して帳尻を合わせようと思ったが、”買い足した馬券は当たらない”という競馬の法則があり、絶対に明日のジャパンカップも外れてしまうので計算間違い500円として処理することにした。

それにしても一週間の中で掛け算と割り算を使うのは週末馬券を購入する時だけという生活もどんなものかと思う。
ちなみに足し算と引き算は毎日コンビニで買い物をする時に使ってるので今度から同じ品物を複数買って毎日掛け算をする習慣を身につけようかと思う。

話は変わるが私はウイルスバスターを使ってるのだが11月中に契約更新の手続きをしないといけない為、先日3150円を払い込んできた。
世の中にウイルスを作るようなヒマ人がいなければ要らない費用で、ほんともったいないし、頭にくる出費である。
一年に3150円でも高いと思ってるのに何と2007年から更新費用を4725円に値上げするというメールがやってきた。
一気に1500円以上も値上げするとは元が3150円の商品では普通考えられない値上げである。
ちょっと人気があると思って客をナメてるとしか思えない。

送ってきたメールに2007年から値上げするので今のうちに今の値段で3年〜5年の複数年契約をするとお得ですよと書いてあったが、そのメールを受けたのが私が1年契約で3150円払った日の夜である。
11月は30日まであるので私は30分の1の確率で最悪の日に契約更新をしてしまったのだ。
もちろん相手に連絡をすれば追加で後2年分の契約更新ができると思うが、一気に1500円も値上げをするような会社にはどうも不信感を抱いてしまう。
いくら計算能力が退化してきたとはいえ、この値上げ率が50%であることぐらいは私でもわかるのだ。
普通に考えて410円の競馬新聞が615円になったらみんな130円のスポーツ新聞で予想をするだろう。
いくら美味しいからと言って100円の三角マロンパイが150円になったら誰も買わないだろう。(やっぱり買うか・・・)
ウイルスバスター以外にもウイルスチェックのソフトはあるし2、3日じっくり考えてみようと思う。
2006年11月24日(金)
気になる言葉
昨晩、休憩時間にテレビをつけると上沼恵美子の番組で非常に興味のあるトークをしていた。
トークのテーマは「あなたの気になることば」。
最初にインタビューで街行く人に気になる言葉を聞いていたが、期待を裏切らない見事な回答の数々に夜中に思わずニンマリしてしまった。
映画の宣伝の「全米No.1」、「全米が泣いた」や、店の宣伝の「関西初上陸!」、「行列のできる」、そして「北海道物産展」、「北海道フェア」といった回答を聞く度に”この人も貧乏性だ”と思わずにはいられなかった。
特に「関西初上陸」と答えた人は間違いなく私と同じミックス好きだと思う。

マーケティングにおいて、こういった気になる言葉を駆使することで売り上げは全然違ってくると思う。
TRICKの山田奈緒子のお母さんも言ってたが文字には不思議な力があるのだ。
そんなに凝った言葉でなくても”今売れてます”と書いた札を商品棚に貼るだけでも、その商品は他の商品よりも明らかに売れるはずだ。
今日も帰り道のローソンで”今売れてます”と書かれた棚のお菓子を買ってしまった私がいい例である。

私は競馬新聞で予想をする時に厩舎のコメントを入念にチェックするが、その中にも私が気になる言葉がある。
「今回は積極的な競馬をさせる」、「一度芝を使ってみたいと思っていた」、「とにかく今出来がいい」、「展開が向けば一発あるかもよ」、「いつになく調教で動いた」等で人気薄の馬のコメントにこういう言葉が入ってると思わず買ってしまうのだ。
コメントを信じたおかげで大穴を当てたこともあるが、時にはヒドイ目に遭うこともある。

人気薄の逃げ馬の調教師が「今回は後ろから競馬をさせます」と言ったコメントがあると絶対に買ってしまうのだ。
逃げて成績の上がらない馬が追い込みに転じることで変わり身があるかもしれないからだ。
そういうコメントの馬を見つけたら、とにかくその馬から馬連で総流しをかける。
せっかく見つけた穴馬が絡む馬券は確実に獲りたいからだ。

総流し馬券を手にドキドキしながらレースを見るとゲートが開いた瞬間、その馬が一目散に逃げていく姿を私は唖然としながら今まで何度見たことであろうか。
所詮走るのは馬なのである。
2006年11月20日(月)
ツカンポ症候群
先週末はマイルCSにPOGの持ち馬のダイワスカーレットのデビュー戦と私にとって競馬のビッグイベントが揃っていた。
しかしこんな時に限って土曜日は24時間勤務、日曜日は18時まで駐車場勤務と嫌がらせのようなシフトが組まれている。
そのせいでマイルCSの予想も金曜日にせざるをえなくなった。
天候もはっきりしないので実力に勝るダイワメジャー、ダンスインザムードに当日の馬場がいい時も想定して切れ者のハットトリックやキンシャサ、ニューベリー、に外国馬のコートも含めた3連複BOXにした。

日曜の休憩時間に携帯で結果を見て愕然とした。
ダイワメジャー、ダンスインザムードの1、2着で冷静に考えればこの2頭の力は他馬とは断然の差がある。
どうしても当てたいのであれば3連複2頭軸の総流しにするべきだったのだ。
配当は5000円近くついており美味しい配当だったのである。
変に欲をかいてBOX馬券にした自分の勝負弱さが情けなく感じた。

しかし愕然とした理由は他にある。
私が買った三連複BOXの馬券は1,7,8,10,12,14の6頭。
そして3連複の結果は7,10,16だった。
ツカンポ症候群の人ならわかると思うが1,7,8,10,12,14という馬券を買った時にツカンポの花咲く人が非常に気にすることがある。
間抜けしている9番と10,12,14というリズムで止めてしまった次に控える16番が来るのではないかという恐怖に怯えるのである。
もうこれは競馬の予想とかそういうものを超えた世界である。
案の定人気薄の16番が3着に突っ込んできた恐れていたことが現実になったのだ。
心の準備ができていたとはいえ思わず「ドつかん!」と言ってしまった。

私はよく「ツカン!」という言葉を口にするが、この言葉には癒し効果がある。
ツイテないことがあっても「ツカンなあ!」と口に出すことによって周りの人の同情を買うことができるし、起こった出来事自体をコメディタッチに仕立てることができる。
自分にとってツライことが起こった時も”ツカン”という言葉によって運が悪かったのだからしょうがないと慰めることができるのだ。
このツカンに”ド”をつけて「”ドつかんわー!」と言うと周りの雰囲気が和むこと請け合いである。
この”ドつかん”に匹敵するであろう言葉が大阪にはある。
「さっぱりわやや」がその言葉だが、この言葉も口にすることによって自分のつらさを少しでも和らげようとしてるのだろう。
自分を悲劇の主人公にすることで少しは気が楽になるのであろう。
私の知る限り大阪人が「さっぱりわやや」と言うような時はよっぽどヒドイ状態の時である。
ちなみに”わや”という言葉は”台無し”とか”壊れる”という意味の言葉らしい。

今まで述べてきたように”ツカン”という言葉には癒し効果があるのだが、気をつけないといけないのは私のようにそれが口癖になってしまうことだ。
何かちょっとでも自分の思う通りにならないことがあるとすぐ「ツカン」と呟いてしまう。
普通の人なら見過ごすようなことでも「ツカン」と感じてしまうのだ。
これが重症になるとひょっとしたらツカンポの花が咲いてるのではと、つい頭に手をやってしまうのである。
2006年11月17日(金)
地デジに思う
最近はあまり気にならなくなったが一日に何度も流れる地上デジタル放送のCMが鬱陶しい。
これから5年間も毎日あのCMは流されるのだろうか。
大体、若者はあんなCMを見なくても2011年でアナログ放送からデジタル放送に変わることくらい知っている。
CMで伝えないといけない相手は「地デジて何かいのお?」と言う老人達である。
そのCMの出だしが「でじたるうー!チェーンジ!」ではいかんだろうと思うのだ。

舞台は2011年の茶の間で出演者はおかきを食べながら茶をすする老夫婦。
じいさん「ばあさん。暴れん坊将軍の時間じゃ」
ばあさん「はいはい。今テレビつけますからね」
ばあさん「あらー。おかしいわ。じいさん。テレビがつかんわ。」
じいさん「またボケたこと言っとる。テレビの線抜けとるんじゃろ」
CMの出だしはわかり易くこんな場面から始めるべきだと思う。

確か初めてデジタル放送の話が出た時には今のテレビに付けるチューナー等は国の負担でまかなうと聞いた覚えがあるのだが、知人の情報ではどうも個人負担になるらしい。
しかしこれはおかしな話でNHKの受信料を取るのであればチューナーを付けないとNHKすら見れないのだから国が負担するのが筋だと思う。

そもそもアナログ放送を終了させる必要性がどこにあるのかわからない。
前に雑誌に載っていたアンケートでは国民の半数は地デジを必要としていないという結果が出たらしい。
大画面テレビの普及等、時代は画質や情報量を求めているのはわかる。
だからといってアナログ放送を終了させる必要はないと思うのだ。
地デジになったからといって結局ハードを買い換えなければ番組が見れるだけでデジタルの良さが堪能できない。
ましてや老人なんかハードを変えても高画質に視力の衰えがついていかないではないか。
結局、電気屋だけが儲かって貧乏な国民には痛い出費が増えるだけである。

私のテレビなんか高画質とは全く無縁のテレビだが、それでも十分満足できる。
何せ数年前までは室内アンテナでテレビを見ていたくらいなのだ。
子供の頃はまだテレビは白黒テレビだった。
それでも赤や青や黄色は識別できたし、料理番組を見ても美味しそうと感じることができた。
11PMを見ても興奮できたのである。
前にも書いたが快適で贅沢な暮らしに何の疑問もなく進んでいくこの国が不安でしょうがない。
2006年11月16日(木)
リアルタヌキ
吉岡美穂とIZAMの結婚にもビックリしたが、昨日の陣内と藤原紀香の結婚には驚いた。
最近レオパレスのCMでしか姿を見かけないなと思ってら裏ではこんなビッグプロジェクトを進行していたのだ。

女優やアイドルが結婚すると、どう考えても自分には関係のない世界の話なのに男というものは悲しんだり悔しがったりするものである。
私は吉岡美穂や、藤原紀香のファンではないので今回は何とも感じないが、日本中の二人のファンは深い悲しみに暮れていることだろう。
ちなみに私が今まで一番ショックだったのは「刑事犬カール」「野球狂の詩」でおなじみの木ノ内みどりと竹中直人が結婚した時だ。
あの時ばかりはひょっとしたら自分にもチャンスがあったのではないかとアホなことを考えたのは私だけではあるまい。

最近ますます寒さが厳しくなってきたが、この季節になると巡回コースに顔を見せる動物がいる。
イノシシとタヌキで毎日会社勤めをしてる人にはまず出会えそうにない動物である。
私はまだイノシシとは出くわしてないが、他の警備員は出くわしたそうだ。
バイクの音で逃げるそうなのだが、結構大きくて山道で突進してきたら危険なことになると言っていた。
何せ相手はキバを持ってるのだからやっかいだ。

常に最悪のケースを想定して日常生活を営んでいる私はこの仕事を始めるようになってから、もちろん逃げ場のない山道で前からイノシシが突進してきた時のことも考えている。
イメージはスーパーマリオである。

イノシシは山の巡回コースに現れるがタヌキは境内に出没する。
昔、会社の友人が「お前んとこの教習所、”右良し、左良し、イノシシ良し”て言うてるやろ」と田舎住まいの私をからかったことがあるが、生まれてこのかたタヌキを生で見るのは神社で見たのが初めてだ。
私だけでなくタヌキを見たことがない人はあの置物のイメージしかないと思うが、リアルタヌキというのはあんな愛嬌のあるものではなく顔が洗い熊みたいでかなり怖い。
しかもネコと違って懐中電灯で照らしても逃げないし、私の中のタヌキのイメージがどんどん崩れていく感じだ。
何よりショックだったのは当たり前の事とはいえタヌキが四足で歩いていたことである。
ちょっと前に2足歩行をする犬が話題になっていたが、タヌキにはせめて最初出会う時だけでいいから2足で立っていて欲しかった。
2006年11月13日(月)
嫌われピアノの一生
G1シリーズが関西で開催される為、競馬場の警備が人手不足でウチの隊からも応援に行くことになった。
おかげで土曜日に難波で遊んでから家に帰る予定だった私は急遽、夜に難波から神社に戻ることになった。
本当なら家でのんびりHPを更新してるところが土曜の夜から月曜の朝まで38時間勤務をするというトンデモない話になった。
家に帰れないので今週の24も更新できないがG1のエリザベス女王杯だけに何とかしたい。
掲示板に載せることは漫画喫茶からできるのだが、どうしたものかと午前中いっぱい考えた。

掲示板に載せるのは容易いのだが何を悩んでいたかというと、わざわざ漫画喫茶にまで行って載せた予想は絶対に当たらないのではないかと思ったからだ。
以前この日記にも書いたが、締め切り間近に走って行って買った馬券や、手間暇かけて買った馬券は当たらないという競馬の法則があり、手間暇かけて行った予想も当たらないに違いないからだ。
2400円という金がみすみす懐から離れて行くのを見過ごす訳にはいかないのだ。

結局、悩んだ挙句、漫画喫茶に行き掲示板に予想を載せた。
載せたからには法則に反して絶対に当てなければいけない。
実力では抜きん出てるカワカミプリンセスと堅実な末脚で複勝圏内に突っ込んでくるディアデラノビアの3連複軸2頭総流しという恥ずかしい作戦を取ることにした。
日曜日の夕方携帯でレース結果を見たのだが1着から順番に表示される馬名にカワカミプリンセスの名前がなかなか出てこない。
どう考えても馬群に沈むような馬でないのにどうしたのかと思って続きを見ると下位の方で一着降着の文字が。
流石は競馬の法則だ。私が手間隙かけた予想の軸馬が1着降着である。
3着にはディアデラノビアが入ったのだが、降着がなければ4着に繰り下がるわけで結局どう転んでも3連複は当たらなかったわけだ。
まあ総流しにしたおかげで余ったお金で買った複勝が当たりボウズを逃れただけでもマシだろう。
ただカワカミの馬券を買った人には何か申し訳ないことをした気分である。

そういった訳で今日は流石に難波で遊ぶ元気はなく昼前には家に帰ってきた。
すぐに寝ようと思ったら明日、家のピアノを廃棄業者に持って行ってもらうからというので部屋の掃除に借り出されてしまった。
狭い部屋にピアノが置いてある為、本棚やら洋服ダンスやらを外に出さないとピアノが動かせないのだ。

そもそも平屋建ての貧乏な我が家に何故ピアノがあるのか。
私を含め我が家には両手でピアノを弾ける人がいないのである。
片手で弾くのならピアニカで十分だ。
この誰も弾くことがないピアノはあの姉が子供の時に家の暮らしぶりもわきまえず駄々をこねて両親に有り金はたいて買わせたのだ。
姉は両手でピアノが弾けるので買った当時は熱心に弾いていたがしばらくすると全くピアノを弾かなくなった。
病に倒れたからではない。飽きたのである。
それでも結婚して家を出て行く時には嫁入り道具で持って行くだろうと思っていたら何と残して行ったのだ。

それ以来我が家のピアノは物置として使命を果たしてきたが、老朽化が進みとうとう明日我が家から去ることになった。
家に来てから飼い主にすぐに飽きられ、その後は不本意ながら頭の上を物置として使われ、最期を迎えようという時にも誰にも弾いてもらえない実に不憫なピアノの一生である。
せめて別れの朝に私が片手の親指と小指だけで弾けるリストのカンパネラの出だしだけでも弾いてやることにしよう。
2006年11月8日(水)
NHKスペシャルを見て
今日は休日だったがこの前借りたダヴィンチコードを見る為に家でおとなしくしていた。
2時間半くらいある長い映画なので休日にのんびり見ようと思っていたのだ。
見始めていきなり暗号を解く場面が出てくるが、出演者が勝手に暗号を解くだけで視聴者には考える余地すら与えられない。
英語の文章の文字を出演者が勝手に並べ替えて「わかった!」とか言われても、見てる者は「あーそうですか」と言うしかない。
昔、よく土曜ワイド劇場で西村京太郎のトラベルミステリーを見ていた時にも同じようなことを感じた。
鉄道マニアでもない者にとってあんな時刻表を駆使しないとわからないようなトリックなんかテレビを見ながら追いかけられないではないか。
「こんなん反則や」というのがこの2作品に共通する私の思いである。

ダヴィンチコードの話に戻るが予想通り中盤から宗教色の強い話になってますますついていけなくなった。
まあストーリー自体は一応ドンデン返し的なものもあり悪くはないのだが見終わった感想はわざわざ映画館に見に行かなくてよかったというものだった。
私の周りの友人の話ではダヴィンチコードについては小説は面白いが映画は面白くなかったという意見が多数を占めていたが、わかる気がした。
私も映画ではなく小説を読むべきだったのかもしれない。

ダヴィンチコードはもう一つだったが昨晩見たNHKスペシャルは衝撃的だった。
超スーパーコンピューターで世界の百年後をシミュレーションする番組だが2100年には地球の温度は4.5度高くなるらしい。
4.5度も上がったら「夏メチャメチャ暑いやん!」ということになるが、事はそんな単純な問題ではない。
気温が上がることによって熱帯でしか発生しない病気が日本でも発生するというのが大きな問題なのだ。
番組ではデング熱を取り上げていたが、それはそれは恐ろしい病気である。
このウイルスを媒介する熱帯シマカが2100年には日本の九州に生息するようになるという。
その他にも今は青森が有名なりんごも北海道でしか出来なくなるし、食生活は今とは一変するだろう。

100年後なので間違いなく今いる人はほとんど死んでいないわけだが、自分達の便利な生活ばかりを優先して環境を破壊し尽くしたツケをこの先生まれてくる子供達が払わされるというのはホント酷い話である。
おそらく100年後ではなく50年後くらいにはその予兆的な出来事が日本でも起こってくると思う。
今の生活を改めないで少子化対策だから生めや増やせやで、子供をどんどん生みましょうというのはあまりにも無責任ではないかと思ってしまう。
日本の気温が1度下がるまで子供を生むのは控えましょうというのが筋ではないかと思う。

このNHKスペシャルの1回目を見た上司が「地球は一回滅んで、もう一回農耕民族からやり直したらいいねん」と言っていたが、ほんとそうなってしまうような気がする。
世界的な会議も行われているが発展途上国と先進国では意見が折り合わない。
話し合いではなく昨日のNHKスペシャルを出席者に見てもらったらいいのにと感じた。
NHKもなかなかいい番組を作るではないかと感心したが、再放送とはいえ何で放送時間が夜中の0時なのか。
1ヶ月間くらいゴールデンタイムに再放送して日本国民全員に見てもらうべき番組だと私は思う。
歌番組や演芸番組を国民から受信料を集めて流してる場合ではないのだから。
2006年11月7日(火)
歳相応
昨晩休憩時間にテレビを見ているとコンビニ百識なる番組が放送されていて、コンビニ大好きおっさんの私は画面に釘付けになった。
コンビニに新しい商品が一番並ぶのは火曜日だとか、毎日50種類の新商品が並ぶとか、コンビニ好きにはたまらない内容だった。

中でも「コンビニの店員の指先を見ていると自分が店員に何歳と思われてるかがわかる。」というのが興味深かった。
レジ入力時にその商品の購買層を知る為に客層を入力する必要があり、店員がその客が30歳代に見えれば、”男30歳代”キーを押すからだ。

どんな店に行ってもすぐに顔を覚えらてしまう私は毎回極細ポッキーを買ってるのがわかると恥ずかしいのでコンビニでレジをしてもらう時は極力店員と顔を合わさないようにしているが店員の方は巧みに私の容姿をチェックしていたのだ。
問題は一体店員が私を何歳代と入力してるかだが、冷静に考えてレジのキーの配置が客側から見えないから結局わからないではないか。
何とかしてレジのキー配置がわからないものだろうか。
こんなことなら学生の時にローソンでアルバイトをしとくべきだった。

しかし、もしキー配置が客から見えたらコンビニでは結構面白い光景が見られるだろう。
レジを待ってる客というのはほとんどが無表情なのだが、店員が押すキーによって客の表情が”ムッ”となったり”ニコッ”となるに違いない。
後ろに並んでる客もその表情を見てほくそ笑むことだろう。

私くらいの歳になると若く見られる方が嬉しいのだが、女性には「XX歳に見える」とか私は絶対に言わないようにしている。
若い女性というのは必ずしも若く見られると嬉しいものではないからだ。
童顔の女性の中には自分が子供っぽく見られることにコンプレックスを感じてる人もいる。
そういう人は大人っぽく、若しくは歳相応に見られたいと思っている。
しかし男性というのは非常に思いやりのある生き物なので相手を傷つけたくないと思い、絶対に自分が思った年齢よりも2、3歳若い歳を言ってしまうのだ。
私なんかもっと気を遣って5歳くらい若い歳を言ってしまいそうである。
歳の話なんか相手が聞いて来ない限りこっちからするものではないと思っている。

ちなみに私は勤務先でもそうなのだが、どうも実際の歳より若く見えるらしい。
肌に張りがあるからとよく言われるが、おそらく精神年齢が若いからだろう。
この歳で精神年齢が若いというのも考えものなのだが、テレビでさんまを見る度に今のままでもいいかと思ってしまう。
2006年11月5日(日)
チョコレート菓子オブ・ザ・イヤー
昔は毎週欠かさず馬券を買っていた私だが今の仕事になってそうもいかなくなった。
初めの頃は馬券が買えないフラストレーションを感じていたが、最近やっと我慢ができるようになってきた。
今日はG1シリーズの中休みで、2歳牝馬の重賞に毎年荒れるハンデ戦の重賞が組まれている。
こういうややこしいレースの日は培ってきた我慢力を発揮して見送るべきなのだが、悲しいかなそれができない。
「誰か馬券を買えないように私を縛ってくれ」と思いながら、しっかり馬券を買ってしまい予想通りボウズになってしまった。
複勝を買った馬が9着と11着で何とも冴えない予想であった。

こういう日は甘いものを食べて気分を紛らわすに限るのだが、最近コンビニに寄るたびに買っているお気に入りのお菓子がある。
ポッキー史上最も細い!グリコのポッキー極細だ。
このポッキーという商品は私が小学生の頃からあるお菓子のスタンダードである。
キットカット、きのこの山、チロルチョコといった商品もそうだ。
毎日、毎日新商品が発売されるお菓子商戦の中で今もコンビニの陳列棚で幅を利かせているこれらの商品はお菓子の名作と言っていいだろう。

ただ流石に新しいもの好きの日本人に対応する為、これらの名作も新味をどんどん発表している。
ポッキーもムースポッキー(私的には期待外れだったが)発売された時はかなりの評判になった。
そんな新作ラッシュの中で味はスタンダードで細さを変えるという手段に出た極細の開発スタッフの着眼点は素晴らしいと思う。
最初は興味本位で買ったが食べてみてビックリした。
細くしたことにより食感が非常に新鮮で香ばしさが強調され食べ始めたら止まらない。
巷でどのくらいこの商品が売れてるのかわからないが”チョコレート菓子オブ・ザ・イヤー”をあげたいくらいだ。

ポッキーと言えば何故かクラブで洋酒のアテで出てくることが多い。
水割りを飲みながら食べるポッキーは何でこんなに美味しいのだろうかと昔はよく思ったものだ。
昔はという表現をしてるのは貧乏で最近そういう飲み屋に行くことが全くなくなったからである。
たまにはグラスに入った冷えた極細ポッキーで水割りのグラスを傾けたいものである。
2006年11月3日(金)
怖いパチンコ屋
世間では今日から3連休らしいが、根っからの仕事好きな私は今日だけが唯一の休みだ。
24のレンタル日である為、パチンコに関係なく朝から難波に出かけないといけないが、流石に懲りて開店1時間前に行くようなバカなことはせず、開店10分前に到着した。
いつもより人が多かったが、ダヴィンチ・コードのレンタル日も今日だったせいだろう。
24は余裕で借りれたので、ついでにダヴィンチ・コードも借りることにした。
結局映画館で見ることができなかった作品だが、友人の話では原作本より面白くないらしい。
私は無宗教なので宗教の話がいっぱい出てくる難しい映画でなければいいのだが。

そういえば中学校の時に社会の先生が「今度の授業の前に貴方の家の宗教を黒板に書いておいて下さい。」と言ったことがあった。
何の目的で先生はそんなことを書かせたのか今でもわからないのだが、誰が書いたかは先生にはわからないのでみんな素直に黒板に家の宗教を書いていた。
無宗教な私は確か黒板に”金目教”とふざけて書いたのを覚えている。
あの赤影に出てくる甲賀げんようさい率いる金目教だ。
結構ウケルと思って書いたのに先生に無視された苦い思い出がある。

ツタヤを出た後はパチンコ屋に月初めの挨拶に行き、美空ひばりのCR華王を打った。
フィーバーになると美空ひばりの名曲を聴くことができ、曲の紹介も見ることができる。
数ある名曲の中で一番売れたのは”柔”だというのが意外だった。
調子が良かったので”川の流れに”や”真っ赤な太陽”、”愛燦燦”とひばりの熱唱に酔いしれることができた。
ただ私が一番好きな”みだれ髪”がなかったの残念だ。

フィーバーが終了すると画面にひばりが映し出され赤い大きな字で”確率変動”と文字が出るのはいいが、「確率変動です!」というひばりの声が聞こえたら、ちょっと怖いなあと思うのは私だけだろうか。
どうも店に入った時からこの店には霊気が宿ってる気がしてしょうがないのだ。
何故ならCR華王と同じシマにCRテレサ・テンが置いてあるのである。
2006年11月2日(木)
裏目パワー炸裂
男には自分の行動が裏目に出るとわかっていても動かないといけない時がある。

私は数ある電車の路線の中でもJR環状線が一番嫌いだ。
朝のラッシュ時なんか絶対乗りたくないし、環状線にある駅に行く時にいちいち外回りに乗ったらいいのか、内回りに乗ったらいいのか考えないといけないのが実に鬱陶しいし、今だに内回りと外回りをよく覚えていない自分が情けなくなるのだ。

しかも環状線のホームには環状線以外の線も走っていて石橋を叩いて渡る私は、その電車に乗っても行けたのに、目的の駅に止まるかどうか不安で、乗らずに環状線が来るまで待ったことがあった。
とにかく環状線は性に合わないのだ。

そんな環状線に今日乗らないといけない用事があったのだが、近鉄鶴橋駅に着くと人身事故で環状線がストップしてるというではないか。
滅多に環状線になんか乗らないのに私が鶴橋に着いた30分前に事故が起きるとはどんだけツカンのだ。
11月も私はツカンポの花満開のようだ。
前にJRの人が飛び込むなら他の路線にしてくれとニュースで言ってたことがあったが、その気持ちがわからないでもない。

私はこういう時の為に普段から目的地に30分前に着くように行動してるのでまだ助かる余地がある。
電車が復旧するまでホームで待ってもいいし、タクシーで行ってもいいし、別路線で行ってもいい。
まずは駅員に復旧の見込みを聞いてみると駅員は「復旧の見通しがわからない」と言うではないか。
こういう答えは一番困る。いつ復旧するかわからないと言われると、このまま待つという選択肢が消せないからだ。
いっそのこと「今から一時間以上は復旧できません」と言ってもらえれば躊躇なく他の交通手段を選ぶことができるのだ。

何せ私のことだ別の路線に向かった直後に動き出しそうな気がしてしょうがないのである。
しかし、このままホームで待っていて1時間も動かなければ約束の時間に遅れてしまう。
しばらく考えて、どうせ裏目に出るのなら約束の時間に間に合う方を選ぶことにした。
本当なら環状線で10分くらいで行けるところを他の線を乗り継いで汗だくで何とか約束の時間に目的地に到着した。
目的地に着くと近くにあるJRの駅からアナウンスが聞こえてきた。
「JR環状線は10分前に運転を再開しました」
ホームで待ってても間に合っていた・・・
十分予想していたこととは言え、改めて自分の裏目パワーには恐れいった。
環状線なんか大嫌いだあ!

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