ヒラリキャップの馬券師日記

        9月分

2004年8月3日(火)
馬券師生活スタート

ホームページも完成し、いよいよ待ちに待った馬券師生活のスタートである
プロ野球選手が好きな野球で、歌手が好きな歌で食べてるように、私は好きな競馬で食べていきたい。
一見ばかげたこの夢を夢のまま終わらせたくはない。
途中何度も落馬することもあると思うが好きな競馬で苦労するのなら本望である。
目指すは大金を儲ける為に大金を賭けるのではなく少ない投資で少ない利益を続けることである。今流行りのデイトレーダーみたいなものである。(ちょっと違うか・・・)
会社を退職して感じたことであるが今まではあまり気にしていなかった住民税、国民年金、国民健康保険がかなり高額である。
1ヶ月に5万円程度かかるこれらの納得できない出費もこれからは馬券師生活の中で稼いでいかないといけない。家にお金も入れなければいけない。
勝負勘を養う為に週に一度くらいはパチンコも打たなければいけない?

これから贅沢できるかどうか(好きなケーキが食べられるかどうか)も全て自分の腕ひとつである
用意した資本金は30万円、何とか年金がもらえる65歳まで続けたいものだ。
もし人生のツキの量が人間全て平等であるならば私には莫大なストックがあるのだから


2004年8月4日(水)
万馬券

馬券師生活を公開する前にどうしても済ませておきたいことがあった
自分の競馬史の中で唯一誇れる連続月間万馬券取得記録を36にすること。
36ヶ月ということは3年間である。3年間コンスタントに万馬券を獲ることができれば自分の予想を公開してもいいのではないかと。
そして無事先週の日曜日、小倉3Rの3連複11080を100円獲ることができ、今週の公開に踏み切った。
もちろん次の目標は48ヶ月であるがこれからは今までのように万馬券は獲ってもその日の収支はマイナスではいけない。
今までの競馬は趣味であり、その日の収支がマイナスでも万馬券を獲ればそれだけで十分ストレスの発散になったがこれからは万馬券が取れなくてもその日の収支を10円でもプラスにしなければいけない。
しかし万馬券にはこだわっていきたい。私が小学生の時に図工の授業で印鑑を作った時に刻んだ4文字熟語は「一発逆転」である。
大学で覚えた麻雀でもオーラスで1位と大差の2位であっても私はいつも役満を狙って1位を狙っていた。
どんな場面においても常に「一発逆転」の心意気を私は持っていたいのである。
競馬における「一発逆転」とは万馬券である。
その日の11Rまでの収支がマイナスであっても最終Rだけでプラスに逆転できるような底力を持っていたいのである。
これからは収支第一であるが万馬券を出す馬がいないかこれまで以上に目を光らせていきたい。

2004年8月5日(木)
大阪スポーツという新聞
競馬ファンであれば木曜日くらいになれば週末のレースの追い切り情報が気になる頃だ。
私はこういった情報を帰りの電車で読む大阪スポーツから手に入れてるのだがこの大阪スポーツという新聞はこれでも新聞かと思うくらい楽しい新聞である。
まず第1面に飾られる見出しが凄い!スポーツ新聞であるから今であれば1リーグ合併問題の記事等が普通であるが、この新聞は昔から「清原アダ名変える!」といった始末である。
もう一度言うが公共の新聞のトップの見出しである。
何年も前の話であるが高校野球の開幕前に駅の売店を通りかかった時にふと大スポの見出しが目に飛び込んできた「各チーム戦力リスト!トトカルチョに使って」!いくら大スポでもトトカルチョ(用は野球賭博である)に使ってはマズイやろと真剣に思い買ってみると、見出しには続きがあって「トトカルチョに使ってはいけません」となっており「使って」のところで二つ折にして下が見えないようにしてあったのである。
私はまさに大スポの思うツボであったのだ。
この新聞はトップがこんなんだから中身も凄いのだが
特に週一くらいで掲載される世界仰天ニュースは全てウソの記事である。
ただ格闘技と競馬と風俗に関しては力を入れているようで真面目な記事になっている。
競馬の本誌担当の米原といういう人は予想の点数が少ないところが尊敬できる。
今まであの大スポを読んだことがない人、特に女性の格闘技ファンの人は1部120円とスポーツ紙の中では安いので勇気を出して一度買ってみましょう。
2004年8月6日(金)
私の贅沢
いよいよ今日から公開予想の開始だ!昨日は銭金を見てすぐに寝たから睡眠も十分、いつも通り9時には起床して9時半には電車に乗る。
10時半頃遅いモーニング(フレンチハニートーストとアイスラテ)を取り、パチンコ屋を覗き(もちろん今日は打たない!はずがない)12時にはムカムカしながら早い昼ごはん(安くペッパーランチで済ます。ドリンク券あるしねー)を取り、正午過ぎには競馬エイトを買い人込みの中、まだムカムカしながら予想の為の涼しい場所(秘密)へと向かう。
1Rの予想にかける時間は10分程度、趣味で競馬をしていた頃は3分程度で競馬仲間の中でも予想の早さには自信がある。
それでも2時間たっぷり予想に時間を費やすと疲れはする。
しかしそれは充実感のある疲れだ、これで明日の結果が伴えばいい仕事ができたということになるのだろう。
予想は「今週の予想」を見ていただくとして私は衣食住の中でも食には贅沢である。
と言っても一流のレストランで高いものを食べるというものではない。
「ミックス」、「特製」、「五目」、「デラックス」という言葉に弱いのである。
そうだ貧乏症なのだあ。ましてやその店の名前がついた○○特製なんて書いてあれば迷うことなく頼んでしまう。
これらの冠料理は普通のより200円程度値段が高い、でも食べたいのだ!何かわからへんけどいっぱい入ってて欲しいのだ!私の贅沢とはこの程度のものである。
だから朝ごはんも「フレンチハニートースト」でなければいけないのだ。
2004年8月7日(土)
土曜競馬のお昼は

今日はHP公開後初の出勤日である
今や土曜日は仕事の日であるからいつもより早く8時に起床。
1RからWINSでレースを見るにはこの時間に起きないといけない。
難波に着くとまず朝ごはん。やはり朝からしっかり食べないと当たるものも当たらない。
流石に毎日フレンチハニートーストを食べるわけにもいかず、今日は喫茶店でホットドッグにアイスラテで朝食、うーん朝から優雅だあ(周りが明らかに私と同類の新聞を持ったおっさんに囲まれているのを気にしなければ)
朝の第1Rが始まった。やはり最初は当てたいものである。
その為1Rはかなり当たるような予想をした。何とか当てることはできたが配当が480円で1520円の赤字・・・
午前中の3Rは全て的中し(1000円赤字だが)いつもの寿司屋でいつもの定食を食べるのが土曜の定番となっている。
貧乏性な為とてもお寿司が好きなのだがここの寿司は日によってシャリの味、味噌汁の味、ウニの味が違う。
基本的には美味しいのだが時々首をヒネル時があるのだ。
今日は全てが美味しいかった。「この味やこの味をよう覚えとくんやど!」と前のスシ職人に言ったつもりで「ごちそうさま」と元気よく言って店を出た。
午後から万馬券を2本取り、何とか面目躍如!9000円足らずの収益であったがプレッシャーのかかる中まずは上出来ではないかと思う。明日も頑張ろう!
そうそうお寿司と言えば東京の寿司屋に初めて行った時に「シャケ」と頼むとシャコが出てきたのにはびっくりした。
どうも関西の「シャケ」のイントネーションは関東では「シャコ」のイントネーションと同じであるらしい。
気の弱い私が何も言わずシャコをそのまま食べ、どう発音していいかわからず結局シャケが食べられなかったのは言うまでもない。

2004年8月8日(日)
日本で一番暑い家
日曜日は1週間で唯一外出しない日である。
昔は昼まで爆睡していたが今日は1Rの始まる10時10分前に起きた。レース内容を覚えておくのも仕事のうちだ。
寝ぼけながらラジオを競馬中継に合わせ競馬新聞を広げる。どうも最近日曜日の競馬の調子が悪い。
購入金額を抑えたのもこのへんが関係している。そうこうしてるうちに1Rが始まりそして外れる。寝とけばよかった・・・。
これから暑い1日のスタートである。とにかく我家は暑い!日本で一番暑いのではないかと思う。
クーラーがないのが一番の原因だが部屋が畳なのが暑いのではないかと、フローリングてなんか涼しい感じがする。
フローリングの部屋で御暮らしの皆さんどうなんでしょうか?暑いだけならまだしも夜は前の田んぼで蛙が大合唱、玄関のガラス戸にはヤモリが3匹はりつき、深夜には蚊が耳元を攻め、早朝にはセミの大合唱、まるで小ジャングルだ。
どうりで家が暑いはずだ。
さて肝心の予想の方は2レース外れては1R当たるという悪いリズムで赤字収支となってしまった。
でもまだ馬券師生活は始まったばかり、来年の夏にはクーラーが買えるように明日から頑張ろう!明日の昼ごはんは100円のキャベツ焼きに100円おにぎり。
今週の収支が3350円だからなー・・・・
2004年8月9日(月)
ワースト台・オブ・ザイヤー
今日はセミに起こされることもなくお目覚め。
いつものように準急に座りながらのんびり難波へ。途中、鶴橋で乗り換えるのだが最近ホームにジューススタンドができた。
朝ごはんはミックスジュースで済ますことにした。たぶんトーストとコーヒーを飲むより体にはいいはずだ。
しかも150円と朝から節約♪ジューススタンドと言えば南海電車のホームにあるジューススタンンドは結構いける。
冷やし具合もちょうどいいし、南海で通勤されてる方は朝に一杯どうでしょうか。
昨日の日記で書いてしまったから今日の昼は100円キャベツ焼きと、TVチャンピオンに出場したというおにぎり屋でおにぎりを買い漫画喫茶で食す。
キャベツ焼きはソースまで節約してるせいかソースを一塗りしかしていないが100円でキャベツと卵が食べれてまあまあお腹いっぱいになるから良しとしよう。
漫画喫茶でウーロン茶とジュースを飲んで(これで元は取れたか)などと思いながら明日からの食事を豪勢にする為にパチンコ屋へ。
毎年自分の中でその年の最低な台「ワースト台・オブ・ザイヤー」を決めるのだが今年は「CRイエローキャブ」に決定している。
この台はとにかく当たりにくく、かつ連チャンしにくい!キャラクターの可愛さで客が満足するとでも思ってるのだろうか(最初は満足していた。うん♪)。
一番腹の立つところは絶対に当たらないリーチがいっぱいあるところである。
麻雀では当たり牌がないのに(場に全て出ているのに)リーチをかければカラテンリーリでチョンボである!この台は博打の仁義を通していないのだ。
リーチが外れるとサトエリや小池栄子が「ゴメンネ!」というのだが顔が笑っている。
笑いながら謝るとは何て失礼だ。野田社長はそんな教育していないはずだ!
さて今日も自分の目に間違いがなかったのを十分確かめた後、ムカムカしながら「CR天下ゲッター秀吉」を打つとあれよあれよと6箱積み、2万円の黒字で帰ることができた。
これで明日はキャベツ焼きを食べなくて済む。
大事なのは明日以降打ちに行かないことだ。
明日もしS店に入ろうとする私の姿を見かけたら是非とも後ろから服をつかんでひきずり倒してもらいたい。マジである。
2004年8月10日(火)
ハローワークにおでかけ
今日は久しぶりにハローワークへと出向くことにした。私はもちろん失業中の身であり失業保険をもらうには次の失業認定日までに決められた回数の求職活動を行わなければならない。
家でインターネットで仕事を探したり、就職雑誌を読むことは求職活動には当てはまらない。
わざわざ足を運んで何かをしなければならないのだ。
ハローワーク主催のセミナーに出たり、指定の職業訓練学校に通ったり、ハローワーク備え付けの求人検索端末で求人検索することが求職活動にあたる。
今日は求人検索の為、ハローワークに出かけたのだが何せ場所が遠い!資料には駅から徒歩15分と書いてあるがどう考えても20分はかかる。
私は人並み外れて運動神経がいいのだがそれでも20分はかかる。
並の運動神経の人なら30分近くかかるのではないか。
しかもこの炎天下だ、私は途中休憩を兼ねて「なか卯」に寄り朝昼兼用の食事を取ることにした。
こだわり卵をいつも付けるのだが豚丼にはどうもしっくりこない。
そうそう競馬場にある吉野家では今でも牛丼が食べれるのを御存知でしょうか。
契約時に牛丼の販売ということで競馬場と契約している為、牛丼以外のメニューを出すことができないからである。国産牛を使っているらしい。
牛丼ファンの皆様、牛丼だけ食べに競馬場に出かけて見るのはどうでしょうか?
さて今日もハローワークは満員です。サラリーマンの頃はニュースで失業者の数を聞いてもピンとこなかったが、ここに来ると実感できる。
若者が多いのが以外である。
私のような年齢でも検索してみると857件も求人がある。
多いのは福祉関係、人事関係、事務関係、SEである。
福祉関係はヘルパーの資格が、人事関係は人事部での職務経験が必要なのが多い。事務関係は日商簿記2級が必要である。SEにはもう戻る気がない。
結局これといったものは見つからなかったが、将来の競馬情報起業を考えると経理の知識は必要だと思った。
明日あたりまずは簿記の本でも買い、日商簿記2級でも目指してみるかと思う。
大学時代に簿記の単位を落としたくせにである。
帰りはどこにも寄らず一目散に駅へと歩いた。駅に着き時間を確かめる。
ハローワークを出てから13分!やはり並の運動神経ではない!
2004年8月11日(水)
100点満点な人を求めて
長い人生の中で100点満点をつけたい人に出会うことがある。
馬券師は基本的には週休4日で金曜日、土曜日が予想、土曜、日曜が次回の予想の為のレース分析である。
したがって月曜から木曜は別に家でぶらぶらしていてもいいのだが、私は外へ出かけることにしている。
今日はスイーツの取材だ。1件目は「りくろーおじさん」ここに昔「プリンケーキ」があったという裏情報を昨日仕入れたのである。
もし今もあるのなら是非味見して「なぜかスイーツ」のページに載せるべきか検討しなければいけない。
(事前にアポを取らず取材して大丈夫だろうか)などとアホなことを考えながら南海通りへ向かう。
「いらっしゃいませ!」しまった見るだけかも知れないのに声をかけられてしまった。プリンはあったがプリンケーキはないようだ。
仕方なくプリンを買って食すことにした。固めでなかなかいけるがチーズケーキほどのインパクトはなかった。
2件目はなんばパークス近くのツタヤの通りでファミリーマートの隣にある珈琲館だ。
ここはモーニングで2種類の味のトーストに玉子、飲み物で310円と非常にお買い得な店である。
お目当ては「キャラメルトースト」♪トーストにキャラメルがついてる時点で合格なのだが♪出来上がりに少し時間がかかったがキャラメルが染み込んだトーストにシャーベット状のアイスと生クリームが添えられキャラメルシロップが上から降られている。
見た目は合格!味も甘過ぎず量も少なめでアイスラテとの相性もGood!合格である。
取材が終わっても夕方まで本屋に寄ったり、ツタヤでビデオを立ち見したり、パチンコ屋を見に行ったりして過ごす。外に出てると色んな人に会うし、今の流行がわかるのがいい。
まだサラリーマンをしていた頃、四ツ橋線で肥後橋まで電車通勤していたのだがその時に素晴らしい女性に遭遇した。友達と二人連れなのだが通勤時間帯で電車は満員である。
電車が横揺れした時にその女性は友達の足を踏んでしまった。そしてその女性がこう言ったのである。
「あっゴメン!足踏んだ。わざと!」100点満点である。
私はこんな100点満点な人を求めて明日も難波へと出かけるのだ。
2004年8月12日(木)
圧倒的な強さ
今朝は駐輪場が空いている。そうか世間は盆休みなのだ。
サラリーマンの頃はこの時期電車が空いていて気分よく出勤したものだ。
月2200円払って駐輪場を使っているのだが私が止める頃には両隣の番号の場所に自転車が止められており、どう考えても自転車1台分のスペースが空いていない。
何故隣の人のことを考えて自転車一つも止められないのだこの国は!
毎朝私は人並み外れた運動神経で自転車を整理し、自分の自転車を持ち上げ上からネジ込む、たまに周りの自転車が私の運動神経についてこれず将棋倒しに倒れてしまうことがあるが御安心を!こんなことも想定して電車到着時刻の5分も前に駐輪場に来ているのだ。
こんな時も倒れた10台余りの自転車をススーイと起こしてムカムカしながらホームへ向かうのである。
最近ツタヤによく寄る。15日まで抽選会をやってるそうなのでもちろん行く。
おーっと「薔薇と牡丹」が出ているではないか!私は関西TVの昼ドラが好きである。
学生の頃見てた田中美佐子主演の「愛の嵐」はほんとに秀作だ!ちょっと前にリメイク版をやっていたが、やはり、ひかる役は田中美佐子でないと話にならない。
他にも高木美保主演の「華の嵐」、「夏の嵐」の嵐三部作など東海テレビ製作の昼ドラは素晴らしい。
「薔薇と牡丹」も是非見たいのだが新作の為、レンタル中の巻がある。
見出したら続けて見たくなる方だからしばらく様子を見ることにする。
結局ビートタケシの「座頭市」を借りた。先程見終わったがなかなか面白かった。
何より座頭市が圧倒的に強いのがいい!私は圧倒的に強いヒーローものが好きである。
映画であればブルースリー、漫画であれば北斗の拳やYAWARA!である。
特にブルースリーの映画は何度見ても面白い。ハンパじゃなく強い!勝つとわかってても見てて面白いのである。
しかし競走馬に関してはそうではない。とても届きそうもないところから大きい顔で不器用に追い込んでくるオグリキャップのような馬が好きなのだ。
さて難波のツタヤには圧倒的な強さをもつ女性の店員がいる。
店が結構広いので古い洋画などはどこにあるのかわからず店員に聞くことがあるのだが。店員もなかなかすぐには見つけられないことが多い。
しかし一人だけ一目散にそのビデオが置いてある場所に案内してくれる女性の店員がいるのだ。
前なんか同じタイトルの映画がいくつかあるのか、映画の概要を少し話しただけで頭の上に電球がピカッ!と灯りすぐにビデオの場所へと案内してくれた。
よほど映画が好きなんだこの仕事が天職なんだろなと思う。
趣味と仕事が同じというのはほんとに幸せなことである。
彼女には是非TVチャンピオンに出てその圧倒的な強さを見せつけて欲しいものだ。
そうそう抽選は末等の割引券だった。
もちろんこんなところで運を使うわけにはいかないのだ!
2004年8月13日(金)
珍しいの壁
今日は朝からご機嫌だ♪やっと予想ができる金曜日だということもあるのだが、我が千葉ロッテマリーンズが昨日延長12回サヨナラ勝ちしたからである。もちろんTV中継などないから昨日も30分おきに携帯でiモードを駆使して途中経過を見ていた。
プロ野球が開幕してから毎月10000円近い請求が来るのはこのせいである。
長い人生で何人もの知人とプロ野球の話になり「どこのファン?」と聞かれることがあるこんな時、私はいつも「ちょっと珍しいとこのファンやねん」と答える。
すると何人もの知人は必ずこう言う「日本ハム?ヤクルト?」。
「いやもっと珍しいとこやねん」と私。
「えー?どこやろ?」と知人は答えを見失ってしまう。
しかたなく「ロッテやねん。」と私が答えると知人は決まってこう言うのだ。
「何で?」
失礼な話ではないか。よほどの理由がないとロッテファンになってはいけないのか!
私がまだ小学生で野球を覚えたての頃、当時のロッテオリオンズに金田監督がいた。
若い人はその存在すら知らないかもしれないが400勝もした大投手である。
金田監督は当時3塁コーチャーズボックスに立ち金ヤンダンスと呼ばれるパフォーマンスをしていた。
無邪気な私はそれに惹かれてロッテファンになったのだ。
当時ロッテは巨人の10連覇を阻止した中日を破って日本一にもなったほど強かったのである。
その後ロッテは優勝こそないものの村田兆治(私は小学生の頃ソックリのマサカリ投法でピッチャーをしており今でもマサカリ投法ができる。ただ披露する場所がない)、落合博満と不世出の大選手を送り出している誇りを持って応援できるチームである。
千葉マリンスタジアムにも年に1度くらい応援に行く。
はっきり言ってロッテの応援は凄い!サッカーのサポーターのような応援をしてくれる。一塁側からはその応援が良く見え、周りにはロッテの帽子をかぶった子供達がいる。なんて素晴らしい光景だ。日本の将来も捨てたもんじゃないなと私は一人ご満悦なのである。
何とか3位に入ってプレーオフに進出して欲しいものだプレーオフともなれば私の応援が必要かもしれない今のうちに旅費を稼がねばー!
話は戻るが何故知人の答えは日本ハム、ヤクルトなんだろうか?ロッテは「珍しい」というカテゴリではなく、「ありえない」というカテゴリなのかも知れない。
早く珍しいの壁を破らなければ私は今度知人に聞かれたらこう答えなければいけない「ありえへんとこのファンやねん」と。
2004年8月14日(土)
1年に150日はあるという
嫌な予感はいつもの喫茶店にいる頃からあった。今朝は仕事の為いつもより1時間も早く起き、、1Rの始まる30分前には喫茶店に入り、フレンチドッグとアイスフレーバーラテを頼んだ。
しかしなかなかフレンチドッグが来ない。ふと気づくと周りの様子がいつもと違う。競馬新聞を持ったおっさんズが明らかに少ない。
代わりに家族連れで店が満員である。盆休みのせいだ明らかに客層が違うし客が多い。
頼むから家族連れはマクドナルドとかに行って欲しい。子供にこのアイスフレーバーラテの美味しさがわかるものか!10年早いわ。
そうこうしてるうちに1Rの開始時間が刻々と迫ってくる。今ならまだ速攻で食べれば間に合う。
早く持ってきてくれー。そうか電話購入という手があった。
昨日せっかく予想して公開までしてるのだ買わないわけにはいかない。
仕方なく電池2本のいつ切れるかもしれない携帯でレースを買うことにした。
すぐそばにWINSがあるのに何故電話代払って馬券を買わなければいけないのだ。しかも電話購入は他社接続サービス料がかかって割高なのだ。
1Rの購入を終えて電話を切った瞬間に考えられる最悪の場面が訪れた。「お待たせしました」やはりフレンチドッグが来た。
まだ食べてもギリギリ間に合う時間だった。
まーこんなことはよくあることだ。へへへ。
周りにショックを悟られぬようフレンチドックとアイスフレーバーラテを流し込みWINSへと向かう。
嫌な予感がした、こんなことまでして買った馬券は絶対に当たらないのではないか。私の競馬仲間である法則がある。
”手間をかけて買った馬券は当たらない”というものだ。間に合うかなーと走って駆けつけて間に合って買った馬券で今まで当たったことがない。
同じような法則に”買い足した馬券は当たらない”というものもある。
1Rが始まった私が軸にしたグリグリの固い本命馬が簡単に飛んでしまった。
私の頭に更に嫌な予感がした。
ひょっとして今日は1年に150日はあると言われている博打をしてはいけない日なのではないかと。
悪い予感は的中するものだ。その後も全く当たらない。
メインレースも終わり魂の抜け殻のようになった私は吸い込まれるようにトドメをさしにパチンコ屋へと向かうのだった。
私は博打Mかもしれない。明日は大丈夫だろうか・・・・
2004年8月15日(日)
ほんわかしなければ
今朝も日曜日だというのに10時前に起きてラジオに耳をやる。
昨日は博打をしてはいけない日であったが今日はどうだろうか。
10分後に1Rがスタート。どう考えても連を外しそうにない武豊の馬が3位すら外す。昨日と同じだ!マズイ今日も・・と思っても馬券は全て昨晩にPATで購入してしまった。
その後もいっこうに当たらない。長年の経験からだが予想にもバイオリズムがあって下降し始めると単勝1倍台の馬を買っても来なくなる。運気が上昇するのをじっと待つしかない。
結局今日も自信のなかった札幌のメインレースが当たり、何とか赤字を7000円弱に抑えるのが精一杯であった。
こんな日は何かに癒されなければいけない。
サラリーマンの頃は金曜の夜が一番幸せで、日曜の競馬中継が終わるとちよっぴりブルーになり、サザエさんが始まる頃には明日からの仕事が頭をよぎり十分にブルーであった。
そんな日曜の夜の最後の憩いのひと時が「大阪ほんわかテレビ」である。
もちろん関西ローカルなので関西以外の方にはわからない話で申し訳ないが、日曜日に関西にお泊りの際には是非、見て帰ってもらいたい。
笑福亭仁鶴が出ているのだが、この人を嫌いな人などいるのだろうかと思うほど誰からも好かれるキャラクターであり、「ほんわか」には欠かせないキャストだ。
私も子供の頃から大ファンだ。
”どんなんかなー”、”おいしかるかる”といったふうにこの人はギャグまでほんわかしてる。”まーんまかまか♪”などは最高傑作である。
私は喫茶サザンライトの情報コーナーと「昼ごはんでっせー」のコーナーが好きなのだが、この番組を見初めてから思ってることがある。
あの和菓子屋のコントは必要なのだろうかと。
あのコントを見るのを楽しみにしてる人などいるのだろうかと思ってるのは私だけだろうか。
こう思う私にはまだほんわかさが足りないのかもしれない。
ほんわか劇場を見て大笑いできるくらいほんわかさを持ちたいものである。
オリンピックが始まって夜のレギュラー番組がお休みになることがある。
私は関西一週間で今日の番組を確かめる。
よしよし「大阪ほんわかテレビ」は今日もやってる。
土日の負けが癒されるほどほんわかしなければー
2004年8月16日(月)
給料日はなくても
今日は月に一度の支払い日だ。給料日はなくても家にお金を入れ、年金を払い、国民健康保険を払い、住民税を納めなければいけない。
しかも先週の仕事は赤字だった為、朝から金策に回る。
まずはサマージャンボの換金。今回は1万円と3000円が1枚ずつ当たった。
私にとってジャンボ宝くじの1等の当選確率は全く関係ない。
私にとっては2億円当たるか2億円外れるかの確立2分1の勝負なのである。
よって1万円も3000円も私にとっては外れである。
潔く捨ててしまってもいいのだが、みずほ銀行の利益になるのもどうかと思い、
ちゃっかり換金する♪
その後は土曜日の馬券を換金する。最近月曜日はいつも馬券の換金に行くのだが、日払いの日当をもらってるような気分がするのが妙である。
一緒に並んでる人がまさにそんな感じなのでなおさらだ。
さて国民健康保険代くらいを手にした私は「ペッパーランチ」へ向かう。
最近ここのペッパーライスがお気にいりだ。鉄板の中央にペッパーのかかったライスとコーン、周りにレアの牛肉の細切れが飾られ、自分でかき混ぜながら炒める。
家で冷やごはんが残った時にソースと醤油で味付けして作る焼き飯と同じような味がして実に美味しい!しかもペッパーとライスとコーンの組み合わせが抜群である。
これで670円でずっと使えるドリンク券でアイスコーヒーがつくのだからお金がない時に豪華に食事をとるならここに限る。
吉野家に行ったことのない女性の方もここなら入りやすいので是非ペッパーライスをお試しあれ。
残りのお金を貯金から引き出し、年金と電話代を入金する為、駅前のローソンへ行く。
ローソンに行く時はもちろんデザートチェックを欠かさない。
リニューアルしたグリコのカフェゼリーは既に試食済みだし、新製品は入っていない。
昔大好きだったジョリマダムの焼きプリンが置いてないのは何故なんだろうか?などと思いながら仕方なく年金と電話代の払い込み用紙を出し、支払いを済ませる。
ローソンで何も買わず、お金だけ払うのは屈辱である。
「やっぱり桃ゼリー買ったらよかったかなー」とか思いながら家へとチャリを走らせるのであった。
2004年8月17日(火)
ドラフト1位決定
今日は朝からの雨で家で過ごすことにした。
流石に傘をさして片手運転しながらチャリで駅まで行くのは気がすすまない。
最近自転車に乗れないおばちゃんが増えてるらしい。
長い間乗らないと乗れなくなるらしいのだが、乗れないのならまだいい!
乗るのがヘタなおばちゃんが最近多い。
前も私の前を走るおばちゃんが前から車が来るたびに急ブレーキをかけて止まるのである。走りながらすれ違うことができないのだ。そんな人の後ろを走ってると危なっかしくてしょうがない。
早く抜かしてしまおうと思うが抜かそうとすると前のおばちゃんはふらふらっと右の方に振れてくるのである。まっすぐ走れないのだ!競馬なら斜行で降着だ。
さすがに大阪ではこんなことはないのであろう。大阪のあの人混みの中を猛スピードで走り抜ける自転車には私は最初ビックリした。思わず後ろから蹴り倒してやろうかと思うくらい大阪の自転車のテクニックは凄い。
さて今日のお昼はキンレイの鍋焼きうどん。いろんな冷凍麺を食べたことがあるがキンレイのが一番美味しい。
作るのも簡単だし、後始末もかんたん。出来上がって数秒ですぐに持てる熱しやすく冷めやすいアルミ鍋にはいつも感心させられる。
これだけ褒めたら1ダースくらい送ってくるかなキンレイさん!
昼食後はまた寝るのもどうかと思い、高校野球など見ることにする。
高校野球はやはり自分が高校生の時に見てた頃が一番熱かった。
私は徳島の池田高校のファンで蔦監督の豪快な野球が大好きだった。練習だけを見に徳島へ行こうかと思ったほどである。最近全く出て来ないのが非常に寂しい。
今は来年のロッテのドラフト候補を探す目的で高校野球を見る。
評判のダルビッシュ投手の東北と千葉経大付属が雨の中熱戦を繰り広げている。
そしてブラスバンドは山本リンダの「狙い撃ち」を演奏、この曲ほど時代が変わっても間違いなく甲子園で演奏される曲はないであろう。私は子供の頃振り付きで歌うことができたがもちろん今はできない。
ダルビッシュ投手は大スポでは酷評されていたが、なかなかいい投手だ。
何といっても腕がよく振れるし、8分の力で投げることができる。ランナーを出すと10分の力で投げ要所を抑える。
低めに決まるシンカーもなかなかいいコントロールだ。
他チームのスカウトが酷評してるのなら好都合だロッテがドラフト1位で一本釣りしてあげようではないか。
試合は延長で千葉経大付属が勝ったのだが千葉経大付属の松本という左腕もヤクルトの藤井を彷彿させる好投手だ。これはドラフト2位だ。
そして千葉経大付属のライトが素晴らしい!実に球際に強い。
一死一塁でライト線を破った打球をクッションボールを待たず、ライト線上に滑り込んで止め、一塁ランナーの生還を許さなかったプレーには感動した。
この選手には準々決勝以降も注目である。
今日は将来のロッテのスター選手が3人も見れてなかなかの収穫だった。
ところで明日も雨なのだろうか?2日も家で過ごすのは耐えられない。
明日は傘をさして片手運転で駅まで行くことにするか。
あの危なっかしいおばちゃんが前を走ってることもないだろうし。
何故ならあのおばちゃんが片手運転などできるはずがないのだから。
2004年8月18日(水)
雨除けのお守り
今朝目を覚ますとすごくいい天気である。昨日の天気予報は何なのだろうか?
雨と予報して曇りならまだしも晴れてるではないか。
おばちゃんが自転車に乗れるではないか!
気象庁も国民の税金で給料もらってるのであればしっかり仕事をして欲しい。
昨日の予報は仕事のミスだと捉えて欲しい。
私の競馬の予想が外れるのとはわけが違うのだから。
さて心配症な私はしっかり折りたたみ傘をカバンに入れ、家を出る。
用心の為ではない。帰りに雨に遭わない為のお守りだ。
今日は買い物があり千日前に行く。10時40分頃店に着くと商品の準備をしている。
聞くと11時から開店らしい。20分もどこかで時間をつぶさなければいけない。
要はパチンコにさえ行かなければいいのである。側を見渡すと神座があった。
ラーメン番組のランキングで関西代表としていつも上位にランキングされてる店だ。
私はこの店がまだ有名でない時から会社の上司の方に飲みに行った後、よく連れて来てもらったものだ。
その頃以来もう10年近くここのラーメンを食べていない。
「おいしいラーメン煮玉子入り」を注文して食す。
昔ながらの白菜が入った洋風スープの味だが、少し油が気になりスープはかなり残してしまった。
最近ラーメンのスープを残さず飲めなくなったのは年のせいだろうか。
ここのラーメンはやはり冬、酒を飲んだ後に食べるのが一番美味しいのだろう。
料理というものは食べる時の自分の状態やどの時期に食べるか、そして誰と食べるかによって味が全然変わってくると思う。
どんなに行列のできる美味しいラーメン店のラーメンより、仲間由紀江と一緒に食べるチキンラーメンの方が美味しいに決まってるのだ!
さて昼からは漫画喫茶のモニングパックを使って4時間読書にふける。
前から買って読まずに置いていた起業関係の本を3冊読む為だ。
私も将来有料メールマガジンを発行することになれば個人事業か会社を起こすかを選択しなければいけない。
今は資本金1円から会社を起こせる為、格好のチャンスである。
起業関連の本も続々出版されているが設立までのことについて書いてるのが大半で設立後の話が書かれているのは少ない。
今回は設立後についても書かれている本も読んでみた。
会社を起こすとなると今まで会社の総務がやってくれてたことも全部自分でやらなければいけないから大変である。
今は経理ソフトで素人でもできるみたいだがやはり経営者たるもの決算の知識がないと恥ずかしいと思う。来月からは真剣に簿記の勉強から始めようと思うのであった。
漫画喫茶を出たのが4時前、まだ打てるが夕立が来てはいけないと思い、急いで帰ることにした。
地元の駅に着くとカンカン照りの天気である。流石にお守りの効果は抜群だ。
私は重いカバンを自転車のカゴに乗せ、「持ってこんかったら良かった」と悔やみながら炎天下の中、チャリを走らせ帰宅。
テレビで明日の天気予報を見ると曇り時々雨。騙されるものか!
2004年8月19日(木)
明日からおでかけです
予想通り今朝も快晴だ。確か降水確率は60%はあったはず。
2日も続けてミスをすれば気象庁の謝罪会見があってもいいと思うが・・
とりあえず御守りだけ持って家を出ることにしよう。
私はよく機嫌が悪いところを見たことがないと人から言われるが、朝はこれでもけっこう機嫌が悪い。
誰でも機嫌が悪い時はあまり人から話しかけられたくないものだ。
今朝もいつものように駐輪所に自転車を置きに行こうとすると入り口にきれいに並んだ4人のおっさん所員が「おはようございます!」と声をかけてくる。
愛想のいい無口な私は「おはようございます・・」と明るく挨拶、(何で4人も人が要るんだこの駐輪所は・・さすが市が関係してる駐輪所だ)。
今日も私の番号の両脇には私の侵入を阻むかのように自転車が置かれている。
いつものように人並み外れた運動神経で両脇の自転車をずらし自分の自転車をねじ込む。朝機嫌が悪いのはこのせいかもしれない。
自転車の鍵を取り、駐輪所を出ようとすると4人のおっさん所員が今度は「いってらっしゃい!」と声をかけてくる。もうそっとしておいてくれ。おはようだけでいいではないか。
それでも愛想のいい無口な私は「いってきます・・・」と答える。
こんなことが私の駅前駐輪所では毎朝続くのである。
さて突然ですが明日から来週の水曜日まで北海道に旅行に行ってきます。
その間この日記もお休みとなりますが何卒お許しを!
もともと会社を退職したら北海道に旅行に行くつもりであった。
北海道は競馬のふるさとであり、何より食べ物が美味しい。
この暑い夏に旅行するには最高の場所である。
馬券師生活をしていればなかなか旅行にも行けなくなるので(何せ今経営状態が赤字だから・・・)退職金がなくならないうちに最後の贅沢をしようと思う。
もちろん札幌競馬もするが今回はあくまでも遊びに行くので勝っても負けても馬券師生活の収支には入れない。
久しぶりに仕事ではなくギャンブルとして競馬を楽しんでこようと思う。
おりしも札幌競馬では3連単が始まっている。
1着から3着までの順位を当てる馬券で高配当続出の馬券である。
10万馬券が簡単に出るらしい。私の目標はもちろん旅費を3連単で稼ぐことだ。
そうそう北海道のスイーツもチェックして合格すれば「なぜかスイーツのページ」に載せようと思う。
旅行の前にひとつ気になることがある。天気予報では台風が明日北海道に上陸すると言ってるではないか。
前に陸奥一人旅に出かけた時も台風が私を追うように東北まで追っかけてきた。
おかげで一日早く帰るはめになってしまった。
謝罪会見を開かなくてもいいから明日も予報を外してもらいたいものだ。
今日は本屋に簿記の本を買いに行ったら2週に一度の定休日であった。
まずい!運気が下降してる!天気も灰色の雲が空を覆い出していた。
こんな日は早く帰らないと駅に着いた頃にどしゃ降りになってしまう。
折り畳み傘は御守りであって使う為にカバンに入れてるのではないのだから。
私は家路を急ぎ、いつもより1時間も早く帰ることにした。
地元の駅に着くとやはり昨日と同じような快晴であった。
暑い日差しの中、自転車を取りに駐輪所へ向かうと所員が一人立っていた。
私が近づくとその所員はニコッとしてこう言った。「おかえり!」
2004年8月20日(金)
待ってろ札幌のロッテファン!
いよいよ今日から札幌旅行!いつもの旅行のように一体何泊するつもりだというくらいカバンをパンパンに膨らませて家を出発。
何かいろいろ持って行きたいのだ!
しばらく大阪に戻ってこれないから昼ごはんは何を食べようかと迷う。
ペッパーランチはこの豚カバンが邪魔だし、結局難波郵便局近くにある地鶏専門店の親子丼を食べることにした。ここの鶏肉は流石に地鶏だけあってなかなかいける。
ただ汁ダクで箸ではなく、木のスプーンで食べるのがいただけない。
丼はやはり箸でかきこみたいものだ。
店を出てから空港行きのバスの出発まで40分もある。他のとこに行かないようにバス乗り場で時間をつぶすことにした。
何のことはない早く大阪に出てきすぎなのだ。
私はいつも待ち合わせの20分くらい前にはつくように家を出る。この石橋を叩いて渡る性格は間違いなく親の遺伝である。
私の母は自分が乗る電車の1本前の電車をホームで見送るくらい早く家を出るのだ。
「途中で何があるかわからへん」というのが母の口癖である。
一体何があるというのだ。さて出発30分前にはバス乗り場に着いた私は時間つぶしに乗り場に最近できたと思われるコーヒースタンドでアイスラテを買うことにした。
応対した店の女の子がとても可愛い☆「ここでお召し上がりですか?」「はい♪」
「会員カードはお作りしますか?」「はい♪」。何を言われてもすこぶる上機嫌で「はい」と答えていた。
空港行きのバス乗り場なんか次いつ来るかもわからないし会員カードなど不要なのだがこの子に逆らえないなと思った。
このままでは印鑑を買わされてしまうかもしれないので店を離れてアイスラテを飲むことにした。
さっきの店から大好きなマイリトルラバーの曲が流れている。
とても気分がいい。きっとあの子の選曲に違いない♪
そうこうしてるうちにバスが来て伊丹空港へと向かう。
札幌では何十万人のロッテファンが私が来るのを待っている。もう少しの辛抱だ。
2004年8月21日(土)
北海道は何弁?
昨夜無事に北海道に到着。移動の疲れを取り、今日から2日間は札幌競馬。
札幌競馬は今年から開始時間が1時間遅くなった為、朝も8時前に競馬場に着けば十分指定席が取れる。
これは非常に楽だ。そうでなくてもホテルのベッドはなかなか熟睡できないものだから。競馬場に入場するとまずは朝ごはん。前方にソバのスタンドがあり、メニューを見ると私の心を釘付けにするものがあった。
”鴨ソバ” 麺類が好きな私はもちろん鴨ソバを食べたこともあるし、北海道で鴨ソバを食べる必要もない。
しかし私の心を捉えたのは”鴨ソバ”の下に括弧書きされていたこの言葉だ。
(限定50食)。北海道の人もなかなか私の扱い方を心得てるようだ。
早速限定50食の鴨ソバを食べることにした。これがなかなかイケル!鴨が美味しいのはもちろんだが汁が競馬場のスタンドのソバ屋と思えないくらいにいい味をしている。
久しぶりに汁を一滴残さず飲み干して大満足で競馬場内へと向かった。
札幌競馬場は阪神や京都のように近代化されてなくまさしくローカル競馬場という感じがして昔に帰った気がする。芝もとてもきれいで、競馬をする人達も大らかに構えているところがいい。
1年に1度はこういう環境で競馬を楽しみたいものだ。
今日は仕事ではないので収支を気にせず好きなように馬券を買う。
そして収支を気にせずどんどん外れる。楽しみにしていた3連単馬券も外れる。
でも1日のんびりと過ごせたし良しとしよう。
北海道に来て人の会話に耳を傾けるがみんな標準語を話しているように思える。
そう言えば北海道弁という言葉は聞いたことがない。
”すごく”という意味で「なまら」という言葉を使うのが北海道弁なのかと思う。
地方に行ってその土地のなまりに触れるのもまた旅の醍醐味である。
関西でもおかしななまりを耳にすることがある。
私の大学時代のクラブ仲間のY君は言葉の最後に”こ”をつけるなまりがあった。
確か兵庫の方の出身だったと思うのだが。
あれは忘れもしないクラブ合宿の初日に私達一年生部員が泊まる部屋を見つけた時にY君はこう言ったのである「こここ?」
よく笑わずに言えるものだ。
2004年8月22日(日)
勝利の女神参上!
今日も朝から札幌競馬場へとお出かけ。昨日と同じように限定50食の鴨ソバで朝食を取る。今日は札幌記念という重賞があり、あのファインモーションが出てくるのだ。
私の携帯ストラップになっている程、好きな馬である。
昨日獲れなかった3連単もファインモーションから流せばきっと取れるはず。
3連単は札幌と米子WINSでしか買えない貴重な馬券で、この当たり馬券を手にするのが今回の札幌ツアーの目玉である。
今日は昨日と違い場内は異様な雰囲気である。ファインモーションが出るからではない。競馬中継と並んで高校野球の中継をTVモニターで流しているのだ。
そう駒澤大学付属苫小牧高校が決勝戦を戦っているのだ。
JRAも粋なことをやってくれる。
高校野球ファンならわかると思うが北海道に深紅の大優勝旗が渡るというのは大事件である。しかも相手は春夏連覇を狙う済美高校。
試合は序盤から大乱戦で苫小牧が点を取る度に競馬場内の観客から歓声と拍手が沸く。こんな競馬場の風景は見たことがない。
苫小牧が勝てば競馬なら大万馬券であろう。しかしこんな大万馬券を密かに予想していた一人の男がいた。そう!私である。
私には昔から人に幸福をもたらす不思議なパワーがある。
パチンコでは私の隣に座る人が面白いようにフィーバーをかける。
大学の時に夏に奈良の天理商店街で日用品販売のアルバイトをしていると天理高校が初優勝してしまったのである。
駒大苫小牧が勝ち上がっていくにつれ私の中で(これはひょっとすると)という思いが込みあげてきた。トトカルチョがしたい〜!
札幌記念が始まる頃には試合も終盤を向かえ、場内のファンはファインモーションに歓声を上げ、試合の途中経過に歓声を上げるという異様なムードの中、レースがスタート、前半後方待機のファインモーションが直線鮮やかに差し切って優勝する。
念願の3連単馬券を手にすることができた。ファインモーションが1番人気であった為、配当が安く、取り負けとなったが。目的は達成することができた。
次のレースを予想している頃、少し離れたTVモニター前の観衆からもの凄い大歓声と拍手が沸いた。
私はTVモニターを見ていなかったが何が起こったのかはもちろんわかっていた。
そんなことは最初からわかっていた。勝利の女神が北海道に来ているのだから。
2004年8月23日(月)
スイーツと鮪三昧
昨日で札幌競馬も終わり、今日からは札幌の食を求めて旅を続ける。
まずは「なぜかスイーツ」に載せるスイーツを探すことにする。
昨日までに北海道の女性に取材をしたところ皆が口を揃えて「フルーツケーキファクトリー」という店の名前を口にする。
北海道に来る度、思うのだが北海道では何を食べても美味い。鴨ソバまで美味かった。ここで暮らす人々の味覚はかなり期待できる。
札幌のメイン通りを歩き大通り駅の近くに目的の店があった。
店内は若い女性でいっぱいだ。
今日は手に競馬新聞を持ってるわけでもないのでこんな私でも快く店に入れてくれる。店に入ってすぐに目に飛び込んでくるのは色とりどりのフルーツに飾られた美味しそうなホール型タルトの数々。どれも美しくてどれを注文するのか迷ってしまう。
結局、洋梨のタルトとキャラメルバナナのタルトを注文した。
流石に店内で食べるのは恥ずかしいのでホテルで食べることにする。
1個500円近くすることもあって1ピースも結構大きい。
食べてみると見かけより甘さ抑え目で優しい味がする。
タルト生地も思ったより薄くてフルーツの味を邪魔していない。
昼に1個だけ食べる予定があっという間に2個平らげてしまった。
このタルトを毎日食べることができる札幌の女性は幸せである。
札幌のラーメンについては初日から食べ歩いていたが「味の時計台」という有名店の味噌ラーメンが味が濃くて少しがっかりした。でも有名店なので他のラーメンは美味しいのかもしれないが私はフードファイターでもないので一度に2杯は食べれない。
ラーメン横丁にも行ってみたが心惹かれるラーメンはなかった。
ラーメン横丁以外で一軒だけ美味しかった店があったが名前は「りゅうぞう」で札幌からすすきのに向かうメイン通りの「味の時計台」の隣にある。
味噌バターコーンラーメンを食べたのだが、まろやかでコーンが甘くてすごく美味しかった。有名店の隣に店を出すだけのことはあると思った。
夜は3年前にも行った「鮪やにばんめ」に行く。
鮪の刺身や、から揚げ、ユッケと鮪のコースメニューを出してるのだが、どれも本当に美味しい!なかでもカマトロステーキは牛肉のステーキ顔負けの美味しさだ。
値段は結構はるがそれだけの価値がある。
ロビンソン近くの東急インの向かい側そば屋まるやまの3件隣の白いMYプラザビル3階にあるので札幌に旅行の際には是非行って見てください。
その店のおばちゃんと息子がとてもフレンドリーでしかも野球ファンということで
ロッテの話で楽しく盛り上がった(おばちゃんはロッテの前身の大毎オリオンズの試合を円山球場で見たらしい。朝まで飲み明かしたいものだ。
私が奈良から来ているというと息子が今度奈良に行くから奈良の美味しいものを教えて欲しいと言われた。私は返事に困った。何故なら先日奈良TVでこんな特集番組をしていたくらいだからだ。「奈良の名物を作ろう!」
2004年8月24日(火)
ダンディーなおじさま
日曜日からは「花ホテル」というホテルに泊まっている。
旅の窓口で「ダンディーなおじさまプラン」というのを見かけて予約した。
このプランだと普通の宿泊代よりも値段が安い。しかもダンディーなおじさまになれるのだ。このプランの全容について御説明しよう。
まず部屋に入る前にフロントで洋酒のミニボトルを2本選ぶ。私はフォアロゼとヘネシーを選ぶ。
部屋に入り、冷蔵庫を開けるとオリーブとトリュフがグラスに入れて冷やされている。
グラスも冷やされていて。冷凍庫にはロックアイスがあり、ミネラルウオーターも冷やされている。部屋にミニワインバーのような空間が用意されているのだ。
極めつけはバスローブで洋服ダンスを開けるとバスローブがかけてあるのだ。
つまり今晩私はシャワーを浴びたあとバスローブを身に纏い、ミニバーで作った水割りグラスを片手にオリーブをかじりながら悦に入らければならないのだ。
ここのホテルは全部屋フローリングでしかも40平方メートルの広さで調度品もお洒落でとてもビジネスホテルと思えないステキな部屋である。
このステキな部屋で毎晩私はダンディーなおじさまに変身するのだ。あほらし。
さて今日からいよいよ我がロッテ軍が日本ハムとの3位攻防戦である。
もちろん今日は札幌ドームに応援にかけつける。
札幌ドームは地下鉄の豊水すすきの駅から15分くらいで駅からは徒歩10分くらい。
ドームの外見は意外に小さいように感じる。
球場に入ると黒と銀色を基調にしたデザインでシャープな感じでカッコイイ球場という感じがした。新庄を意識してるのだろうか。
今日はスコアボードが調子が悪いとかで試合が始まってもスコアが表示されない。何対何かもわからないし、打順もわからない。何じゃこれは?
言っておくが私が来たせいではない。
札幌ドームは他と違いビジターが1塁側に座る。もちろん私は1塁側に座ったが、おかしなことに日本ハムがヒットを打つと私の周りの観客が拍手して喜んでいる。
日本ハムを応援するんだったら3塁側に行け!
3塁側もスタンドはガラガラなのだから。
試合は日本ハムの一方的なペースで我がロッテ軍は完敗した。
帰り道私は思った。試合を見に来た今日は負けて。帰る為に見にこれない明日は絶対勝つんだろなと。人生とはそんなものだ。
そうそう今晩で札幌宿泊も最後だ。今まで着てなかったバスローブ着てみるか・・
2004年8月25日(水)
さらば札幌また会う日まで
とうとう今日で札幌ともお別れ。ダンディーなおじさまともお別れだ。
北海道に来るといつもあと2、3日ゆっくりしたいと思う。
今回は割安チケットで帰りの便が指定されているので泣く泣く帰ることとする。
今度来るのはいつだろうか来年も是非来たいものだ。
それまで路頭に迷わないように金曜日からしっかり予想を再開したいと思う。
今日はおみやげを買って、移動するだけだったが外国でテロで2機が墜落したとかいうニュースを聞いて少し怖かった。
人間はもともと泳ぐことはできるが飛ぶことはできない。だから船に乗るのは安心なのだが飛行機はどうも無理なことをしてるように思ってしまう。
こんなことを思いながらも機内では爆睡してしまい。せっかく窓際に座ったのに着陸するところを見ることができなかった。
関西空港に着くと早くもじめじめっとした蒸し暑さが襲ってきた。
明日からまた汗をかいて札幌で太った分をシェイプアップしなければ。
家に帰って早速体重計に乗る。プラス0.8キロ思ったより太っていない。
これならプロフィールを更新しなくてもいい。
自己紹介のとこにUP済みの表示がありページを見たら体重が更新されてたらお笑いである。
私は安心して買ってきたマルセイバターサンドを口にしたのだった。
2004年8月26日(木)
陽気な外国人
今日からまた暑苦しい関西での生活が始まる。
涼しい部屋でバスローブを身に纏っていた頃が懐かしい。
まだ学校が始まっていないせいか今日も朝から難波はけっこうな人出である。
はっきり言って人混みは嫌いだ。早く学校が始まって欲しい。
そもそもなぜ働いてもいない学生が1ヶ月以上も休む必要があるのだろうか。
しかも普段も授業中は寝てるのである。(私だけか・・)
北海道では朝御飯を抜いていた為、久々に喫茶店で朝食を取ることにする。
サンドウイッチにグリーンティーオーレを食していたが、どうも店に入った頃から騒がしい席がある。
中国人か韓国人かわからないがおそらくアジアの国の4人グループが大声でずっと話している。4人ともが大声で話していてすごく楽しそうである。こっちはすごくうるさい。
日本人は感情を表に出さないと言われるが、この外国人達はは感情出しすぎである。
アメリカ人であれば得意の中学英語で「シャラップ!」と言ってやるのだが、どう見てもアメリカ人ではない。
しかたなく日本人の寛容さで見逃してやることにした。
こういう場面に遭遇するのは今回が初めてではない。電車の中でも外国の人は大きな声で話をする。とにかく陽気で話をするのが大好きである。
愛想のいい無口な私はやはり日本人が似合っているのだろう。
明日の予想に備え、今日は難波をブラブラパチパチしてムカムカして早めに家に帰る。
夕食を食べTVをつけると魔法のレストランを放送している。
サラリーマンの頃は見れなかった番組だ。今日は道頓堀の特集でくいだおれの裏側を特集している。
関西人でくいだおれを利用した人(前で写真を撮った人ではない)は100人中16人だそうだ。私もここで食事をした記憶はない。あまりにこてこてすぎて入る気がしなかったし、値段が高そうな気がしたからだ。
何よりくいだおれの近くにいると「写真を撮ってくれ」と頼まれそうで嫌なのだ。
しかし放送を見てみるとなかなか味にこだわっていて美味しそうである。
この店に入っていく人も見たことがなかったが店内はどこも満員である。
放送を見終わって、なんか一度くいだおれに行ってみたくなった。
くいだおれに行くのなら季節は冬、料理はすき焼き、そしてビンビールだろう。
当たり馬券を酒の肴に久しぶりにドンチャン騒ぎでもしてみたいものだ
2004年8月27日(金)
初めてのビンタ
今日は久しぶりの公開予想。いよいよ本業に復帰である。
旅行前に下降気味であった予想バイオリズムが旅行中に底をついてくれてることを祈る。今週の結果で8月度の収支が決定してしまうのでいつもより今日は鼻息が荒い。
しばらく食べれなかったペッパーライスを食べ、12時前にはいつもの売店で競馬エイトを購入。毎週毎週同じような時間に待ちきれないかのように競馬エイトを買っていると店員に顔を覚えられてしまうのではないかと思い少し恥ずかしい。
私は物を買う店を大体決めていて、いつも同じ人から同じものを買うことが多い。
若かりしサラリーマン時代に毎日終電近くに同じ売店の初老のおあばちゃんから今は売っていない夕刊版サンスポを買っていたのだが、ある時から何も言わなくても私が来るとサンスポを差し出してくれるようになった。
そのおばちゃんと会話を交わすことはないのだが二人の心は通じ合っていた。
忘れもしないあの日、いつものように売店に行くとおばちゃんがサンスポを差し出しながら寂しそうな顔で「ウチ今日でここ終わりやねん」と言ってきた。
なんか心がジーンと来た。お金を払った私は「おつかれさまでした」と頭を下げた。
もうおばちゃんからサンスポを買うことができないと思うと何か寂しかった。
次の日から私は新聞を大スポに変えたのである。あのおばちゃん以外からサンスポを買う気がしなかった。
それからしばらくしてサンスポは夕刊の発売を廃止した。売り上げが減ったのだ。
さていつもの予想場所で久しぶりに予想を開始、現在収支は赤字だが決して取り返そうと購入金額を増やさないように気をつける。今は仕事であり博打としてやってるわけではないから負けても熱くなってはいけない。
乞食競馬は1日2万円程度が購入限度だ。全レースの予想を終え、購入金額を100円ショップで買った電卓で計算する。
サラリーマン時代は16進数も計算できる高級電卓を使ってた私が落ちぶれたものだ。購入金額は19600円!「がっちり買いましょう」でもこうはいかない。
今日の仕事を終えてHP更新の為、早めに帰宅。
ニュースを見ていると我が県が校内暴力の発生率で全国ワースト1位らしい。
これはビックリである。当然大阪が1位だと思っていた。
私が通っていた中学には3人の怖い体育の先生がいて生徒を押さえつけていた為、校内暴力もほとんどなかった。
だが私はこの中学で生まれて初めて先生にビンタの洗礼を受けることになる。
別にタバコやシンナーをやっていたわけではない。
自習の時間に友達7人ほどで紙飛行機を飛ばして遊んでいたのを帰りの学級会で女子にチクラレ担任の先生にばれたのだ。
前にも自習の時間に騒いでいて怒られたことがあり先生は最初から機嫌が悪かった。
7人は前に出され、担任の先生による長い説教が始まった。
3分ほど説教が続いただろうか、先生が声を荒げ「お前ら何回言うたらわかるんじゃ、口で言うてもわからへんのか、たたかれなわからへんのか!」と言った時である。
私は自分の耳を疑った。先頭の友達が「はい!」
2004年8月28日(土)
健康一番
今日は2週間振りの難波WINS出勤。
前回のように電話で馬券を購入するハメにならないように今朝は準急で座るのを放棄し、少しでも早く着くように急行に立って乗って行った。
久しぶりに立って通勤すると疲れる。サラリーマン時代はもっと疲れていて朝の通勤はつり革を持って立ったまま寝ていたような気がする。
難波から会社まで御堂筋線に乗る時には途中で立つ人を予想し、その人の前に立つ。まず寝てる人の前には立たない。しばらくは降りないからだ。
新聞を読んでいて駅に着く度にキョロキョロしてる人が狙い目である。
あとはその人がいつ降りるかだけだ。ついてる時には難波の次の心斎橋で降りる時がある。してやったりだ。後は隣で立つ人に割り込まれないように席前を確保しながら前の人を降ろしてあげるだけだ。ただし気をつけなければいけないのは端の席に座ってる人の前には立たないことだ。
座ってる人が立ち上がると隣に座ってた人が端にスライドしてくることがある。
悪夢である。呆然とする私を尻目に横に立っていた人がちゃっかり座ってしまう。
こういうデリカシーのない日本人が私は大嫌いだ。
さて今日は余裕を持って1RからWINSで購入。北海道に行ってる間に下降気味であった予想のバイオリズムも底をついたかと思っていたが甘かった。
2R、3Rと断然の1番人気馬が来ない。来ない理由が何度新聞を見直してもわからない。騎手に原因があるとしか思えない。特に最近の秋山、角田には失望する。
しかし2人とも間違いなく実力のある騎手なので早く復調して欲しいものだ。
その後も外れ続け、結局今日は1Rが当たっただけで大赤字であった。
このままでは8月の収支が赤字になってしまう。今日が底であることを願うばかりだ。
まだ明日も残ってるのだから。
こういう辛い日には健康であることを感謝するようにしている。
今日は負けたけど怪我をしたわけでもないし病気になったわけでもない。
明日も競馬ができるではないかと。
私の家は生まれてからずっと貧乏なのだが、私がまだ子供の頃に晩ごはんのおかずが少ない時よく親からこう言われたものだ。
「うちは貧乏やけど家族みんな健康や、いくらお金があっても病気になったらごはんも食べられへん。健康が一番やで!」と
子供心に私はこう思ったものである(健康で金持ちがいい!)
2004年8月29日(日)
底の次はどん底
昨日が底ではなかった。底の次にまだどん底があるのを忘れていた。私としたことが。今日も朝の1R目が当たってから全く当たらない。
昔から小倉競馬の成績が悪かったが今年も相変わらずのようだ。
どうも小倉は展開が読めないし、ここ数走好走していた馬が私が買った時だけコケルこれは間違いなく私のせいだろう。
8月の収支が今日で決まってしまうので一気に挽回したいところだが資本金はまだまだ残っている。
バイオリズムの悪い時に今まで負けた分を取り返そうと大穴に大金をはるのは博打では最もやってはいけないことだ。
そういう意味では今日の購入金額を少し抑えたのは正解だったと思う。
最終レースで5000円台の中穴を獲り、朝の2Rから続いていた連敗も9で止まった。
やっとどん底が終わった。今月は目標の30万どころか5万円弱の赤字であった。
1ヶ月働いて給料がもらえないどころか5万円徴収されるようなものだ。
私はサラリーマンではなく馬券師なのだから赤字も甘んじて受け入れなければ。
1ヶ月働いて絶対に赤字にならないのはサラリーマンくらいのものだ。
商売であれば物が売れなかったら赤字なのだから。
さて先日やっと簿記の本を購入した。簿記の本だけでもいっぱい種類があり、選ぶのに30分ぐらいかかった。
まずは簿記3級の知識をつける為、明日から久しぶりに勉強というものをしようと思う。
考えれば金曜日と土曜日以外は頭をほとんど使っていない。
やはり普段から頭を活性化させておかないと予想にも影響するのかも知れない。
時々深夜にNHK教育TVで中学の数学を放送している。何故この時間に放送してるのかわからないが、私は画面を見ながら必死に解こうとする。
自分の解答と先生の解答が同じだとほっとする。まだ方程式は解けそうだ。
私は数学よりも国語が得意で小学校の時先生が「この字読める人」と”侍”という字を見せた時、クラスで一人手を上げて「サムライ」と答えて周りを驚かせたものだ。
何のことはない「侍ジャイアンツ」を毎週見てただけのことである。
最近CMで若干を「わかせん」と読んで恥をかくというのをやってるが、私も小学校の頃求人広告に若干名募集と書いてあるのを母に「このわかせんめい募集て何のこと?」と聞いて初めてこの漢字の読み方を覚えた。漢字を読んでみて今までの人生で聞いたことのない言葉であればそれは読み方が間違っているのである。
ちなみに私の姉は小学校の時に”内助の功”を「ないすけのこう」と読み、”原子爆弾”を「はらこばくだん」と読んでいた。そんな言葉聞いたことあるのか
2004年8月30日(月)
頑張れ常石騎手!
今年は一体いくつ台風が来るのだろうか?今日も台風も何のその難波へと出かける。
昨日で今月の赤字が確定し、おしおきの為にも今日は朝ごはんを抜き、昼は100円のキャベツ焼きとおにぎりで済ます。キャベツ焼き屋の店員に顔を覚えられないか心配だ。常連にはなりたくない。
木曜深夜のTV番組「銭形金太郎」の貧乏人の料理を見ていると100円キャベツ焼きがすごく豪華に見える。
先日も貧乏な女性がアイスクリームだと言って氷にハチミツをたらして食べていた。
またある女性はハンバーガーのハンバーグとパンを別にしてハンバーグとご飯でハンバーグ定食だと言って食べていた。これはけっこういけそうなのだが試食人によるとすごくマズイらしい。
この番組はとても生きる勇気が沸いてくる番組なので、見たことがない人は是非見て欲しい。
さて今日は漫画喫茶で先日買った「らくらく合格うかるぞ日商簿記3級」を読むことにする(しかしこの歳で読むには恥ずかしいタイトルだ・・・)。
簿記とは何ぞやという序章からなかなか難しい。
サラリーマン時代に仕事がら情報処理関係の本を何冊か買ったことがあるが、どの本も最初の導入部分はまるで小学生に説明してるかのようにアホほどわかりやすく書いてあるが、本編に入ると突然難しくなる。この本は序章から難しいではないか。
どうりでこの私が大学で単位を落としたはずだ。(全く授業に出てなかったのだが・・・)
しかし本を読み進めると、仕分けでは左が借方、右が貸方で右が原因、左が結果という風に考えるとわかりやすようだ。
この本を読んでいてわかったのだが簿記3級レベルの知識は一般の会社員として知っておくべき知識らしい。
これくらいの知識があると自分が勤めている会社の分析ができるようである。
本の厚さから見て1週間くらいで読めそうだ。
漫画喫茶ではインターネットができるので早速、日商簿記3級の試験日を調べた。
今度は11月にあり、その次は2月まで試験がない。
今年中にできれば日商簿記2級を取りたい為、いきなり11月に2級を受けようと思う。
簿記に限らず3級というのは資格としてあまり有効ではないし、就職の武器にもならない。
実際ハローワークでも求人情報の応募資格に日商簿記2級というのはあっても3級はなかった。
これで明日から競馬のない平日が忙しくなりそうだ。何よりパチンコに行く回数が減るのが何よりである。ほんと助かるのである。
帰りにいつものように大スポを読んでいると先日落馬負傷した常石騎手が意識不明の重体らしい。私が競馬を始めてから何人も騎手が死亡している。
競馬場で実際に競走馬が駆けているところを見た人ならわかると思うが、レース中は凄いスピードでかつ鞍上はかなり高い。しかもF1のドライバーのようなヘルメットをかぶっているわけでもなく、騎手というのはほんと命懸けの仕事である。
常石騎手は何年も前にも一度落馬して1週間意識不明の重体に陥り、奇跡のカムバックを果たした騎手である。何故、神はこれほどまでに彼に試練を与えるのか・・・
私にできることは命だけは助かって欲しいと願うことだけである。
頑張れ常石騎手!
2004年8月31日(火)
服装で気を使うこと
しかし昨晩の風には驚いた。今度の台風は近畿には上陸しないので安心していたのだが、ちょうど寝ようかという頃からもの凄い強風になってきた。
我家は築35年を超える為、台風や地震が来ると本当に怖い。
昨日も部屋のサッシのガラスが風で反っているのがわかり、急いで寝ながら足の裏で押さえていた。寝てる私にできる精一杯の対応だ。
昔、玄関の戸がガラス木戸だった時は悲惨だった。
大きい台風が来た時、家の畳を外して家族全員で反り返るガラス戸が割れないように押さえていたのである。日本中探してもこんなことをしてる家族が他にいるだろうか。
昨晩は久しぶりにこの忌まわしい記憶が蘇った。
もしこのままサッシのガラスが割れたら砕けたガラス片が強風に乗って私の体めがけて一斉に飛んでくるだろう。
いくら運動神経のいい私でもかすり傷ぐらいは負うかもしれない。
こんなアホなことを考えながら2時過ぎには眠りについた。
朝、目を覚ますと昨晩がうそのような快晴。
久しぶりに雨除けの御守りをカバンから出して家を出た。今日はカバンが軽い♪
今日、昼ごはんを食べていると、上下ビシッと決めた黒服の3人組を見かけた。
夜のお店の店員だろうか。仕事とはいえこの暑さの中、大変だ。
服装に気を使う人は毎朝大変だと思う。
上下の組み合わせだけでなく、重ね着をするからどう組み合わせるかにも悩むことだろう。
だが自分が気にしてる程、他人は人の服装をあまり気にしていないと思う。
毎日多くの人に会うが誰がどんな服を着ていたかほとんど覚えていない。
よっぽどおかしな服装でなければいいのではないだろうか。
私は食には贅沢?だが着るものにはほとんどお金をかけない。
大学時代は上下全てマルトミの服で固め、Mr.マルトミと呼ばれていた。
当時ユニクロがあったら私のファッションも少しは変わっていたかも知れないが。
私は着てる服は安いが、下着はもちろん、上に着るシャツは冬でも毎日変えるようにしている。ボロを着てるのだからせめて清潔にしようと思うのだ。
着ていく服もローテーションが決まってるので朝もほとんど洋服選びに時間をかけることはない。
しかし、こんな私でも服装を着る時に気をつけていることがある。
下着のシャツを前後逆に着ないようにすることだ。

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