ヒラリキャップの馬券師日記

わたしゾウのりんちゃんです♪

初めてお寄りの方は是非8月分からお読みくださいね!

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2006年2月28日(火)
刀剣類とは
3月の上旬に設備警備の資格試験があり勉強しないといけないのだが、なかなか勉強がはかどらない。
昨晩も休憩時間にテキストを読もうとするのだがストーブにあたりながら本を読んでいるとウトウトしてしまい、全く先に進まない。
20日ぶりの休日だった土曜日に競馬に行く為、早起きしたのでここ1ヶ月くらいたっぷり昼すぎまで寝ていないのだ。
バイクで居眠り運転しないのが不思議なくらいでとても仕事の合間に勉強できるような体調ではない。

他の資格試験と違って警備業の資格試験というのは講習会を受けないといけなく、その定員数が決まっている。
その為、個人単位では申し込めなく会社から指示がないと受験すらできないのだ。
私に受験指示がきたのが申込み締め切りの5日前だった。
何が言いたいかというともっと早く受験者を決めて本人に知らせて欲しかったのだ。
そうすればのんびりパチンコでもしながら受験勉強ができていたのだが。

今日は24時間後の夜勤明けというのにパチンコも打たずに漫画喫茶に行って受験勉強をすることにした。
仕事が朝7時に終わったのでまずは朝食を取る為に行きつけの喫茶店に。
人間の体というのはうまくできてるもので体調が悪いとサインを出して本人に知らせてくれる。
私の場合は睡眠不足で体力が落ちてくると口内炎ができる。
口内炎ができると自分で疲れていると自覚できるのだ。
今は舌の横に口内炎が出来かかっていて体調が黄色信号だ。
体調を治す前に口内炎を治そうとハチミツをとる為にこの喫茶店に来たのである。
ここの喫茶店には「フレンチハニートースト」があるのだ。
店員に注文する時に「フレンチハニートースト!ハニー多めで!」と言いたいところをグッとこらえて普通に注文する。
どうも私の年代は「ハニー!」というとハチミツの意味ではなく「彼女」のことを呼んでるみたいで照れるのだ。

久しぶりフレンチハニートーストを食べたがやっぱり美味しい。
たっぷり染みこんだハチミツを舌に塗るようにしてあっという間に平らげてしまった。
その後はコンビニでチョコラBBを買って飲み、これで口内炎対策は万全だ。
喫茶店を出ると今度は最近できた漫画喫茶に行く。つくづく私は喫茶好きである。
いつものようにスポーツ新聞を読み、ネットサーフィンをしてからテキストを開いた。
警備の資格試験には法律の知識が必要だが私は法律というものが苦手でなかなか馴染めない。
銃砲刀剣類所持等取締法について説明がしてある。
一般市民なら全く縁のない法律で私もこの仕事をしていなければ目にすることもなかっただろう。
そもそも刀剣類とは何ぞやということが書いてあるのだが、こんな感じだ。

「刀剣類とは刃渡15センチメートル以上の刀、剣、やり及びなぎなた並びにあいくち及び45度以上に自動的に開刃する装置を有する飛び出しナイフ(刃渡り5.5センチメートル以下の飛び出しナイフで開刃した刃体をさやと直線に固定させる装置を有せず、刃先が直線にあってみねの先端部に丸みを帯、かつ、みねの上における切先から直線で1センチメートルの点と切先を結ぶ線が刃先の線に対して60度以上の角度で交わるものを除く)をいう。」

誰か私にわかりやすく教えてください!
2006年2月25日(土)
ムカフーン打法
20日ぶりの休みだというのに何故か朝の7:00に起床。
私が仕事以外で早起きするということは今日は競馬場に行く日である。
カード予約をしていて指定席は確保しているのだから別にゆっくり昼から出かけてもいいのだが、どうも貧乏症のせいか第1レースから12レース全部見ないと指定席代がもったいないと思ってしまう。
競馬場に行く時は前の会社の競馬仲間数人と行くのだが私の記憶では午前中は景気のいい話を聞いたことなく、誰かが片目を開けていればいい方である。
それでもみんな懲りずにいつもの時間に集合し1Rの前には阪神競馬場に乗り込んだ。

阪神競馬場は今日が開幕週で昔は開幕週といえば混雑していたものだが、今日もガラガラに空いている。
でも私が競馬を始めた頃はもっと競馬場は空いていたし、競馬ブームの頃が異常だったのだろう。
まあ人混みが苦手な私にはこれくらいがちょうどいい。

予想通り朝から景気のいい話は出ない。とにかく固いレースが多く配当がガチガチなのだ。
競馬場に来た時はHPで公開していないレースも遊びで買うが今日私が最初に当てた配当は3連複で230円である。
馬連よりも安い配当でもちろん取り負け。
そこから先は全く当たらずムカムカしていた。
しかしこれも私の作戦である。私が競馬場で勝って帰る時というのはとにかく朝から負け続け、終盤に逆転するというパターンが多い。
これは偶然ではなく私は意識して朝から負け続けているのだ。
私が尊敬する片山まさゆき氏の麻雀漫画「スーパーヅガン」に出てくるムカフーン打法を競馬に使っているのだ。

麻雀をしない人にはわかりにくいと思うがムカフーン打法というのは悪い牌をツモル度に”ムカムカ”と怒りを蓄積していき、それが臨界点を突破した瞬間に「フ〜ン」とトランス状態(怒りを超越して一種の悟りを啓いたような状態)になって、以降いい牌をツモり続けててしまう打法のことである。
私はこれを競馬に応用しているのだ。
だから決して指定席代がもったいないからではなく「ムカ」を蓄積する為に朝の1レースから競馬場に行く必要があるわけだ。
今日は勝負レースの10レースになってついにムカの臨界点を突破し「フーン」と単勝27倍を200円でゲットした。
以降「フーン」「フーン」と言いながらいい馬券をツモリ続け久しぶりに1万円以上の黒字で競馬を終えることができた。

私のこのムカフーン打法に気づいた人がいるようで朝から負け続けていた後輩が終盤に「フーン!」と言って万馬券を300円も獲っていた。
ただこのムカフーン打法はかなり危険を伴う技である。
何故ならほとんどの場合ムカの臨界点に達する前に12レースが終わってしまうのだ。
2006年2月24日(金)
まずい!
日本選手が実力を発揮できずに終わってしまった競技が多かったオリンピックだったが女子フィギアは3選手とも本当に素晴らしかったと思う。
金メダルの荒川は素人目で見てもスケーティングに華があったし、村主もノーミスでビールマンスピンこそなかったが最後のスピンは凄く速くて新鮮だった。
安藤は今の体調や調子を考えると実力通りの結果だと思うし大舞台で4回転に挑んで本人が満足できていればそれでいいのではと思う。

警備室で初めて流れる国歌を皆で聞いていたが、上司が「何で日本の国歌はこんなに陰気臭いねやろな」と言い出した。
「確かにアメリカとかイギリスの国歌て勇ましくて明るいですもんね。」と私が答える。
別の上司が「ほんで歌詞にしても意味わからへんやん。君が代の歌詞の意味わかってる日本人て何人おんねん」と言い出した。
「そうですよねー。だいたい♪むーうーすーうーまーああでー♪て歌うから子供なんか意味わかるはずないですよ」と私が答えてと、今日も警備室は朝から活気付くのであった。

明日は20日ぶりの休日で有意義に過ごす為に阪神競馬場に出かける。
その為にも24時間明けの今日は軍資金を稼がないといけないのだが資格試験の勉強もしないといけない為、最近発掘した難波の漫画喫茶に行く。
千日前通りにある漫画喫茶でシャワールームがあるし、上本町よりキレイなのでここを本拠地にしようかとも考えている。
シャワーを浴びてスポーツ新聞を読み、ネットサーフィンをしてさあこれから勉強しようと思ってらドアをノックされた。
振り返ると店員が立っている。
何の用事かと思ったらとんでもない話をされた。
「先日この席で盗難事件がありまして警察が調べたいということですので15分無料にしますんで他の席に移ってもらえませんでしょうか」。
何じゃそりゃ!何でよりによってそんなツカン席に私は座ってるのだ。
いやそれよりもこの店は泥棒が出入りしてるのかと考えると恐ろしくなり店を出ることにした。
せっかく今から試験勉強をしようと思ったのに出鼻をくじかれた私は結局明日の資金稼ぎをすることになり成果が上がらず家に帰ることになった。

それにしても何百席もある席の中から盗難にあった席に座り、かつ座っている時間に警察が来る確率とはどんなものなのだろうか。
やはり私は神の子ではないかと思わずにはいられない。
いやそんな感慨に浸っている場合ではない。
私が座った席を警察が調べているのだ。
まずい!指紋採られるやん!
2006年2月22日(水)
思わず興奮!すべてを見せる
冬のオリンピックも終盤を迎えたが日本とは時差があるうえに、自分自身が朝やら昼やら夜やらわからない生活をしている為、オリンピックの映像を見ても生なのか録画なのかわからず画面に食い入っては「これ見たやつやん」と嘆くことが多い。
特にジャンプ競技とかは予選でも2回飛べるものがあり1回目なのか2回目なのかわかりにくくてしょうがない。
今朝も仕事前の休憩室で女子フィギアの映像を見ていると隊長が出勤してきて警備服に着替えて出て行こうとした時に画面に気づき「荒川やん。これ見てから行こう」と言って画面を見出した。
しばらくして「これ家で見たやつやん」と言って出て行った。
どうやら朝、家でショートプログラムの映像を見てきたのに、今度はフリー演技が始まったと思ったみたいだ。

見る側が混乱するのはテレビ局にも責任がある。
前にも書いたがK1の放送でメインイベントの試合があたかもCMのすぐ後に始まるようなテロップを流す。
「間もなくゴング」、「いよいよゴング」とか言葉巧みに視聴者を騙して平気で30分くらい後にメインイベントを放送したりする。
今回のオリンピックも同じでいかにもすぐに日本の選手が出てきそうなフリをして深夜だというのに視聴者の睡眠不足を増そうとする。

今朝休憩室で日本の3選手のショートプログラムのVTRを見た後、そのニュース番組は「いよいよ夜5:50分から日本の3選手が・・・・」というテロップを流した為、てっきり今日の夕方からフリーの演技があるのだと思って日勤だった私は急いで帰ってきたのだがどこのチャンネルを回しても一度見たショートプログラムを流している。
何のことはない早朝に見れなかった人の為にショートプログラムを放送するというものだったのだ。
それならそれで”いよいよ”という言葉はおかしいではないか。
”いよいよ”はこれから何かが始まる時に使う言葉でもう既に終わったもののVTR放送を告知するのに使うのは卑怯である。

私が思春期の頃には「11PM」という世の全ての男性がTVにかじりついた番組があったが、その番組のタイトルには必ず「思わず興奮!すべてを見せる」という言葉がついていた。
実際は思わず興奮するような内容ではなく毎回騙されるのであるが、それでもひょっとしたら今回はと思ってよく見たものである。
こういう騙しはこちらも薄々わかっていながら見ているので騙されても心地よいものがあった。
今のテレビ番組も視聴者を騙すなら騙された方が「そんなわけないか」と苦笑いするような騙し方をして欲しいものである。
2006年2月21日(火)
自分の会社でお茶を飲む
山本KID徳郁ではないが私は時々自分が神の子ではないかと思うことがある。
先日神社内のある部屋に入りドアを締めた瞬間に柱に掛けてあった掛け時計が落ちてきた。
私が知る限り掛け時計というものは戸を閉めた反動で落ちたりしないもので原因は時計をかけた人の掛け方が悪いことにある。
戸の開け閉めの度に少しずつ釘からずれて行き、7人いる警備員の中でよりによって私が閉めた時に落ちてきたのである。
何ヶ月か前には休憩室のカギがねじれて曲がっていてそのうち折れるだろうと警備員の間で話していたら案の定、ある日私がカギを締めようとした時にちぎれてしまった。
開ける時でなく締める時にちぎれるのが私の悪運の強いところで開ける時にちぎれてたら中に入れず明けの者が帰れなくなるところだった。
それでも私がカギを折ったことにされ今回の時計も私が落としたことにされ、私が次に何を壊すかとみんな楽しみにしてるようだ。

こんな些細なことで私は自分を神の子と言ってるのではない。
昨晩、本社から電話がかかってきて3月に行われる設備警備2級の試験を受けてくれと言われた。
警備員の資格試験というのは受けたい人が誰でも受けれるのではなく定員がある為、会社から指示がないと受けられない。
資格は取りたいと思ってたので大変ありがたい話なのだが、何と私が受ける3月から試験制度が変わり、非常に通りにくくなるという。
前までは100点満点で80点が合格だったのに3月からは90点になるらしい。
しかも今までは事前に発売される問題集からほとんど出題されてたのに3月からは1問も同じ問題は出ないという。
何でよりによって私が受ける回から制度が変わるのだ。

それでも指示が出れば受けないわけにはいかず、24時間明けだというのに今日は本社に受験資料を提出にしに行った。
仕事先から本社に行くのは初めてで地下鉄中央線に乗ったのだが来た電車を見るとコスモスクエア行きと書いてある。
これは寝過ごすとどこへ連れていかれるかわからないと座らずに立って行くことにした。
谷町4丁目にある本社につくと総務の女の子が私が社員だとわからず「こちらにお掛けになってお待ち下さいませ」と言われてしまった。
素直な私は椅子に座って待ってるとさっきの女の子が何とお茶を持ってきた。
私は本当にここの社員なのだろうかと思いながらも律儀な私はお茶を頂くのであった。
しばらくすると受験の担当者が来て今回から試験が厳しいので事前に社内でも研修をするという。
もちろん研修は24時間明けに行われるわけでますますツカン方向に事態は進んでいる。

手続きを済ますと今日一番のお楽しみの昼ごはんを食べに谷町6丁目へ移動。
知人のブログで800円で美味しいウニ丼がたらふく食べれる店を見つけて早速行ってみることにしたのだ。
店の名前は「一味禅」でテレビにも紹介されている有名な店で開店前に着いたのに既に数人の女性客が並んでいた。
店に入りメニューからお目当てのウニ丼を探すと何と900円になってるではないか。
思わず「ツカン」と叫んでしまった。
知人のブログで紹介されていたのが16日でこの5日間の間に100円値上げしたことになる。
いや私は神の子だ絶対に昨日まで800円だったに違いない。
まーブログの写真では900円でも十分安すぎるほどのウニ丼だったので気にせず注文。
ウニが木箱一面に敷き詰められてやってきた。
私くらいのウニ通になるとウニの色を見ただけで美味しいかどうかわかるが間違いなく美味しいウニの色だ。
のりが敷き詰められた丼に木箱のウニを一つ残らず乗せ、レモンを絞り、わさびを店特性のたまり醤油でとかしてかける。
食べてみるとウニはもちろんたまり醤油の味もよくほんとこの値段でおなかいっぱい美味しいウニが食べれて幸せであった。
ウニ丼以外にも天丼と海鮮丼も美味しそうでこれらを食してからグルメページで紹介したいと思う。

店を出てウニの余韻に浸りながら帰る為、谷町九丁目に向かった。
よく考えると短時間に谷町4丁目、6丁目、9丁目で下車することになる。
今日一日この3駅全てで下車した人はひょっとしたら私だけではないだろうか。
”これは伝説達成か”とアホなことを考えながら帰るのであった。
2006年2月19日(日)
ここのおでんは食わん
今日は今年初のG1を家で馬券を買って観戦してるはずだったのだが、昨日出社すると隊長からいつもの一言が。
「XXXちゃん出勤表見た?明日日勤入ったから」
「入ったから」という言葉は基本的に断る余地を与えない言葉である。
普通は前日に「入れてもいい?」と打診があるのが正しい姿だと思うのだが。
それでもJRA特警なら断ろうと思ったが神社の特警で15:00までということで引き受けることした。
今度のG1はシーキングザダイヤと心中するつもりで単勝を500円も買おうと思ってたのに勝負できずに残念だ。

仕事自体は非常に楽で予定通り15:00で仕事を終えると休憩室で着替えた後、レースを見て帰ることにした。
メイショウボーラーが予想以上の逃げを打ち大波乱かと思ったが私のダイヤチャンが直線で難なく交わし、やはり買わなかったら当たるんやと嘆いていたところ武のカネヒキリがあっという間に交わして行った。
東京の1600は合わないとか芝で実績がない馬は来ないとか言ってた評論家が多くいたが今日は圧勝という感じだった。
今年の競馬が当たりにくいのは1番人気、2番人気が1,2着に来てるのにもかかわらず3着にとっくに旬をすぎたユートピアが来るからだ。
馬連や馬単はガチガチで3連複、3連単はトンデモない馬が3着に来て、これでは儲かるはずがない。
私は予想する時に旬を過ぎた馬は無条件に消してしまう為、今日も相手候補には入れてなかった。
仕事が入ってなかったら今日もボウズとなっていたところだった。

今日の仕事は神社の周りを歩いてぐるぐる巡回するというものだったが、歩いていると、おでんのいい匂いがしてたまらない。
参道の店頭でぐつぐつ煮えるおでんは本当に美味しそうで、仕事明けに食べて帰ってやろうかといつも思うのだが、あることが気になって躊躇している。
夜勤の時に境内をホウキで掃くことがあるのだが砂ぼこりがもの凄いのだ。
昼間の参道もあれだけの人が歩けば目に見えないが凄いホコリが舞ってるはずで、フタもせず店頭で炊いてるおでんはホコリだらけで底なんか砂でジャリジャリになってるのではないかと思うのだ。
まーそんなこと気にしていたら祭りの屋台の食べ物なんかどれもホコリだらけだし、気にせず今度食べてみようと思っていた。
しかし今日私は衝撃的な現場は目にしてしまった。
店頭でおでんをかきまぜていた店のおばあちゃんが鍋の上で思いっきり鼻水まじりのクシャミをしたのだ。
ここのおでんだけは食わん!
2006年2月17日(金)
誤った敬語
前に書いたかもしれないが警備員というのは法律で一年に決められた時間の研修を受けないといけない。
今日は入社以来2回目となる現任研修があり久しぶりに本社に出勤した。
私を含め8人の社員が各警備隊から来ていたが初対面の人ばかりである。
警備会社が他の会社と違う点は社員全員が集まることがないということだ。
普通の会社なら納会や初出の日は全員が揃うものだが警備員は「明日は会社行事がありますので」とか言って休むことはもちろん、「午後から来ます」なんてこともできない。
各配置場所では契約の時間は必ず契約の人数が稼動していなければならない。
勤務先のビルに休館日があっても警備員には休みはない。
だから他の警備隊の人と顔を合わす機会が少なく、研修の時も会ったことがない人ばかりになるわけだ。
会ったことがないのでお互い相手の歳もわからず全員が敬語で話すのも中途採用の私には居心地がいい。
警備会社というのは中途入社にはもってこいなのかもしれないと思う。

研修は毎回同じようにマナー、実技、英会話、護身術と盛りだくさんだが3ヶ月に一回しかない為、前にやったことはほとんど忘れている。
敬礼や回れ右、右向け右等の基本動作は実は勤務地ではほとんどやる機会がなく年に何回か基本動作を思い出させてくれるこの研修は絶対に必要だと今回も実感した。
研修の中でも私が気に入ってるのはマナーの研修で特に敬語の使い方は勉強になる。
今日のマナー研修中に病院の警備をしている人から出た質問はなかなか興味深かった。

病院というのは患者さん以外にも、患者の身内、付き添いの方、見舞いの方、と様々な人が出入りする。
一体何者なのかわからないこれら患者さん以外の人を呼ぶ時に何と声をかければいいのかがわからないという質問だった。
確かに「お客様」というのは店ではないので何か変だ。
かといって何者かわからないのに「付き添いの方」とか決め付ける訳にもいかない。
こういう時に日本語には便利な敬語が用意されている。
”こちら”と”あちら”だ。
マナーの先生の回答は直接話しする相手に対しては「恐れ入ります」等、の相手を指さない言葉で話かけ、その相手と一緒にいる人には”こちらの方”、離れた場所にいる人には”あちらの方”と言えば無難だということだった。

他にも勉強になったことがあった。
電話でよく「XXさんおられますか」と言う人がいるが”おられる”という敬語はないそうだ。
そもそも”おります”というのは自分の動作を言う謙譲語である。
「XXさんいらっしゃいますか」というのが正しい言葉である。
実は私は前の会社で顧客の担当者に電話する時に何の疑いもなく「おられますか」という言葉を頻繁に使っていた。
客先に電話をする場面がない今の仕事になって初めて間違いに気づくというのも皮肉な話である。

まあ敬語というものは言葉が間違ってても尊敬の念が現れていたら(敬語を使おうとしている意志が感じられれば)OKだと私は思う。
そう言えば昔、クラブの猛練習後に大学の後輩に私の同期を見かけなかったかと聞いたところ、その後輩はこう答えた。
「XX先輩ならバテて死んではりましたけど」。
敬語を使おうとする意志は感じとれるのだが・・・
2006年2月16日(木)
気になる言葉
今週末に今年初となるG1フェブラリーSが行われるが、案の定あちこちの競馬予想会社から”フェブラリーSの極秘情報を公開”という迷惑メールが来ている。
まあ毎日頻繁に来る逆援助交際の迷惑メールよりはマシなのだが、競馬関係だけにすぐにゴミ箱に捨てる訳に行かず、一応目を通さずにはおれないのでこちらの方が迷惑である。
今日来たメールは「貴方に厳正なる抽選の結果、1等XXX賞が当選しました」となっており、指定のURLをクリックして下さいというものだ。
大体応募もしていないのに何故抽選されてるのか訳がわからないのだが一応URLをクリックしてみた。
何と1等の商品は1万円を払えば、5万円分のフェブラリーSの情報がもらえるというものだった。
何で抽選会で一等を引いたものが1万円を払わないといけないのだ。
こういうのを笑止千万というのだろう。

レース当日の日曜日は24時間明けで何とか馬券を購入することが出来、その費用捻出の為、雨の中、昨日も24時間働いてきた。
猛暑を乗り切り、極寒の冬も何とか和らいできてこれで警備員として一年乗りきれそうだと思っていたが、まだ梅雨を経験していないことを昨日実感した。
雨が降ると雨がっぱを着ないといけないのだが、巡回と監視を繰り返す為、着たり脱いだりしないといけなく鬱陶しいのだ。
しかもバイクで走る為、少しの雨でもドシャ降りのように感じるし、靴の中に水が入ってきて靴下を乾かさないといけないし、雨の勤務は晴れの日の1.5倍は疲れる。
梅雨ともなるとこんな日が毎日続くと思うと今から鬱陶しい気分だ。

私はこの仕事を始めるまで雨がっぱを着たことがなかった。
大体雨が降れば傘をさすのが普通で傘もささずに雨の中過ごす必要がなかったからだ。
雨がっぱを着用するようになって気づいたのだが警備室にある雨がっぱが異常に汚いのだ。
特にズボンの汚れがひどく足元なんか泥だらけである。
キレイなのも何枚かあるのだが神事用の為、普段の巡回では着用できない。
汚れに敏感な私は昨日も雨がっぱの山からより汚れがマシなものを選ぼうと真剣に物色していた。
私があまり真剣に物色していたので上司が「どうせ汚れんねんからどれでもいいやん」と言ったので、仕方なく汚れのヒドイ雨がっぱを着て巡回に出かけた。

雨の中バイクを走らせながら私はずっとあることが気がかりでしょうがなかった。
先ほどの上司の言葉である。
物色に時間をかけ過ぎた為に怒られたことが気がかりなのではない。
私は難聴ではないが普段から聞き間違いをすることが多く、先ほどの言葉が聞き間違いではないかと気になってしょうがないのだ。

「どうせ汚れんねんからどれでもいいやん」(誤)
「どうせヨゴレやねんからどれでもいいやん」(正)
2006年2月14日(火)
怪しい店
今日はバレンタインデーであるが今の職場は全員が男(しかもおっさん)、しかも勤めている場所は神社ということでバレンタインデーとは無縁のはずなのだが、「警備員さんで召し上がって下さい」とチョコを授与して下さる御心の広い巫女さまが何人かおられ神社の警備冥利につきる思いであった。
前の飲み会でもらったチョコも今日まで食べずに残しておいたし、今晩はコーヒーを片手にチョコの宴といきたいところだ。

私だけでなく最近、我家の食べ物運が急上昇している。
家の近所に怪しい自然食品の店ができたからだ。
その店は3ヶ月間、毎日100円である特売品を販売するのだがその商品が豪華すぎるのだ。
例を挙げると
大豆酵母を使ったクロワッサンが20個入りが100円。
抹茶味の三笠饅頭8個入りが100円。
味付け海苔30袋入りの瓶が2瓶で100円。
天然酵母の食パン3斤で100円。
煎餅2枚入り10袋が100円。
糸こんにゃく、刺身こんにゃく等こんにゃく5袋セットが100円。
どれもタダ同然の値段で毎日先着200名に配られる。
安かろう悪かろうという商品ではなく全てが健康に気を使った材料で作られている。
オープン以来毎日、がめつい両親が並んでるらしく我家には大量の健康食品が集まり出してきたのだ。
最近はクロワッサンを朝食にしてるので朝食代が浮き私も嬉しい悲鳴をあげている。
しかもこのクロワッサンはイタリアの酵母を使ってるので3ヶ月ももつというから驚きだ。

しかしこんなことを3ヶ月も続けてこの店は潰れないのかがどうしても不思議である。
毎回並ぶごとにカードにスタンプを押してもらうそうなのだが、これがどうも怪しい。
スタンプがいっぱいになると別室に連れて行かれ高価な商品を買えとか脅してくるのではないかと心配してる。
商売なのだからこのまま3ヶ月間100円で商品を渡して終わるはずがない。
私の予想では最終日に高価な商品を出してきて今までいい思いさせてきたんだから買ってもらわんと困るみたいに脅してきて、これに店側が用意したサクラがいっせいに購入を始めて、一般の人も購入せざるを得ない状況に持っていくのではないかと思う。
いったい最後にどうなるのかは3ヶ月後にこの日記で報告するとして、もし私の予想が当たっても私のオカンならおそらく脅しに屈せず涼しい顔で帰ってくることだろう。
何せあの姉の親なのだから。
2006年2月12日(日)
オリンピック開幕
私が愛して止まないマッキーこと牧原騎手が結婚するようだ。
相手は増沢調教師の息子だそうでこれからも競走馬と関われるようなのはよかったと思う。
しかしもう彼女の応援馬券が買えないと思うと寂しい限りである。
その記事を読んだからではないが、今日の東京のメインはマッキーマックスで固いと確信していた。
単勝で勝負しようと思っていたがサイン読みの人が買っているのか予想以上に人気していて欲に目がくらみ3連単と3連複を買ってしまった。
結果は押さえで買った単勝200円だけが当たり見事な取り負け、それでも久しぶりに本命馬が勝って次週のG1にハズミがつきそうである。

とうとうオリンピックが開幕したが実際のところどうも冬のオリンピックというのはあまり興味がない。
女子の競技がなければ恐らくテレビをつけることすらしないだろう。

スポーツ番組というのはやはり自分がやったことがあるスポーツや自分でもできそうなものだと親近感が沸くのだが、冬のオリンピック競技というのは自分が生まれ変わってもこの競技だけは絶対にできんというのが多いのだ。
ジャンプ競技はもちろんのことモーグルとかスケルトンとか、とにかく怖そうなのだ。
唯一怖そうでない競技がカーリングだが生まれ変わったらカーリングをやってみたいとはどうにも思えない。

冬のオリンピックに備えて警備室に携帯の小型テレビが設置された。
上司の人がパチスロで獲ってきたという品物で別売りの室内アンテナを接続すると非常にキレイに映る。
パチスロの景品とは思えないくらい多機能なテレビで上下反転や左右反転機能までついている。
上司に「左右反転機能て何の為にあるんですか?」と聞くと、「化粧する時に鏡越しに見る時に使うんやろ」と答えた。
「じゃーこの上下反転機能て何の為にあるんですかと聞くと、「逆立ちしながら見る時に使うんやろ」と答えられた。
私はバカにされてるのだろうか。

まあ訳のわからない機能は使わないことにして昨晩は上村愛子を応援する為に女子モーグルを警備室での休憩中に見ていた。
日本ではメダルメダルと騒がれているが冷静に分析すると実力的には上位者が失敗しないとメダルには手が届かないのが現状だと上司に教えてもらった。
巡回中に上村愛子の競技が終わってしまったがVTRで見ると3Dもキレイに決まってたしノーミスだったように見えた。
私が見た時点では2位だったのだが後には予選上位者が残っておりまさに上位の失敗待ちといったところだ。
予選上位者の滑りが始まったがとにかく速い。素人目で見ても上村愛子より数段速く感じられた。
モーグルというのは滑降競技なんだ、見た目の派手さでなく速くないといけないのだと実感させられた。
結果は5位だったが実力は出していたと思うしよく頑張ったと拍手を送りたい。
そして競技が男子のジャンプに変わるともちろんテレビを切るのであった。
2006年2月11日(土)
懺悔 床屋さん開店
今日は気の合う仲間との新年会がある。
今年初めて生ビールが飲めるしあまりに待ち遠しい為、24時間明けで家に帰らず新年会のある夜8時までパチンコを打つことにしたが案の定飲み代にまで手がかかってしまい途中で漫画喫茶に逃げ込んだ。
久しぶりに仲間と会うのにこれ以上負けるとやつれてしまい今の仕事がよほどキツイのかと思われてしまう。

漫画喫茶で今日の飲み会の場所を確認することにした。
店は「つるとんたん」というウドンが美味しいことで有名な店だ。
ただ場所が北新地である為、店まで辿りつけるか心配だ。
そもそも”新地”という場所は貧乏人の私には別世界である。
そんな貧乏で方向音痴の私の為に別の場所で待ち合わせして行くことになった。

待ち合わせの場所はJR北新地駅の東改札口。
駅の改札口なら私でも行けそうだ。
ヤフーの路線案内で難波からJR北新地駅までの路線図を見ると梅田から徒歩10分と書いてある。
これはマズイ。私の場合梅田から徒歩10分の場所は人に聞かないといけないレベルだ。
結局待ち合わせ時間の30分も前に西梅田に到着し、途中駅員に聞きながら何とか待ち合わせ場所までたどり着けた。
メンバーは前の会社の同僚で約2年振りに会う人もいたが以前と変わらず楽しい時間を過ごすことが出来た。
うどんは評判通り美味しかったし、久しぶりの生ビールもの味も格別だったが、明日も仕事で朝からバイクに乗る為、3杯で我慢した。
明日が休みであればグデングデンになるまで飲んでもいいのだが私は学生時代に飲みすぎてハメを外したことがあり、それ以来飲み過ぎには注意してるのだ。

当時、大学4回生だった私達はクラブの飲み会で飲み過ぎたせいか、後輩にヒドイことをしてしまったのだ。
上級生に酒を飲まされ気分が悪くなった下級生がトイレに入ってくると、「イラッシャイマセー」と言って上級生数人で洗面所まで拉致し頭を水洗いして「ありがとうございましたー」と言ってトイレから放り出していたのだ。
トイレの中で床屋さんが開店してるとは知らない下級生が次々と入ってきて床屋さんは大繁盛だったのだ。
2006年2月8日(水)
上戸彩登場
試用期間が終わり今月からやっと会社の社会保険に加入できる。
24時間明けで家に帰ると会社から保険証が届いていた。
前の会社の保険証も国民健康保険証もミニ手帳くらいの大きさだったが今度のは免許証より小さいカードになっており、これならサイフに入るし便利である。
失業したことがない人には実感できないかもしれないが会社が保険料を半額負担してくれるというのは実に助かるのである。
しかも給料から天引きされるのは来月からなので今月は健康保険分のお金が浮くわけでちょっと贅沢ができそうだ。

今月の国民健康保険を払わなくて済むように新しい保険証を持って市役所に向かったが自転車で家から15分もかかる。
今日に限ってやけに風が強いし、ハローワークといい市役所といい何で市民が利用する施設を駅から遠い場所に建てるのかとぼやきながら自転車をこぎ続けたがこれもお金儲けの為だ。
国民健康保険は1年分を7月から2月までの8ヶ月間で8分割して払う。
つまり私は先月までに8分の7を払っており今月で国民健康保険を脱会すれば払いすぎたお金が返ってくると思っていたのだ。
しかし担当者に聞くと昨年の4月から今年の3月までを8分割で払う為、ほとんど対象期間が終わっており1500円しか戻ってこなかった。
そもそも会社の試用期間は3ヶ月で12月から社会保険に加入できると思ってたのに12月の給料を見ても引かれておらず会社に問い合わせると自己申請して稟議書を出さないといけないと言われた。

どうも会社の負担を減らす為に気がつかない人にはずっと全額負担でいってもらおうという会社の恐ろしい方針らしい。
百歩譲ってそれには目をつぶったとしても何で社会保険に加入するのに稟議が必要なのだ。
失業当初は起業も目指していたし、簿記も勉強していたが社員の社会保険を負担できないのなら会社を起こすなと言いたい。
結局、稟議書を提出したり審査にかけられてる間にどんどん加入が遅れて今月になってしまった。

まあ色々あったが来月から健康保険と年金の負担が減るし、厚生年金に復活できる。
6ヶ月働けば失業保険の権利も得る。
あとは入院保険に入らないといけないのだがアリコにしようかアメリカンホームダイレクトにしようかと迷っているがどちらも2ちゃんねるを見る限り、かなり叩かれている。
やたらTVのCMが流れてるのだが出てくるタレントがいかにもという怪しさを漂わせてるのだ。
あれだけCMの本数を流すのであれば一日一本にして松島奈々子レベルを起用すれば効果絶大だと思うのだが。
まあ松島奈々子はギャラがキツイと思うのでCM好感度が高い上戸彩でもいいと思う。

そうそう上戸彩と言えば先日夢の中に上戸彩が出てきた。
夢の中にアイドルが出てくることなんか一年に一回もあればいい方で実に幸せなことなのだが夢の内容が何ともいえないものだった。
デートの夢ならいいのだが上戸彩が出てくるなりアーパマンショップを連続で食らわされ続けていたのだ。
2006年2月6日(月)
悪魔に魅入られる
今朝起きると予想外に雪が降っている。
昨日から雪が降るとわかっていれば外出を諦め昼までぐっすりと眠っていたのに天気予報では全くそんな話がなかった為、パチンコに間に合うように8時半に起きてしまったではないか。
だいたいこんな雪の降る日にわざわざ難波までパチンコを打ちに行けば80%の確率で家に居れば良かったと思うことになるのである。

しかし起きてしまったものはしょうがない。傘を差して難波まで出かけてしまった。
そもそも今日はCR大冒険島を打つのが目的で楽しめれば別に負けてもいいのだ。
空いている一番隅の台に座り打ち始めると最初のスタート入賞でいきなり大噴火リーチになり当たってしまった。
これが俗に言う”お座り一発”というやつだろうか。
この台は少し変わった仕様で当たりは全て確変になり確変が終わるのは時短当たりを引いた時だ。
この時短当たりは100回の時短が始まるだけで出玉がない。
つまり普通は確変で当たれば次の当たり出玉が保証されるがこの台は時短当たりを引くと確変の意味がなくなってしまう。
その分大当たり確率が310分の1程度の高確率になっているが、もちろん時短当たりも当たりに入るので決して甘いスペックではない。
何が言いたいかというとどんな仕様の台であれ店が損するような台は作らないということだ。

最初の大当たり後、確変を引き続け5箱積んだところで時短を引いてしまった。
今日の目的は楽しむことなのでもちろん持ち玉で打ち続ける。
パチンコは人生そのものだと言われるが2箱飲まれたところで私の人生設計が変わってしまった。
5箱飲まれても500円で十分楽しめたことになるのに持ち玉が5箱から3箱に減ると途端にもったいなくなってしまった。
このまま5箱飲まれたら周りの出てない人から「ざまあみろ」と思われてしまう。
結局、器の小さい私は店を出ることにした。
今の時点で13000円程の利益でこのまま漫画喫茶にでも行ってのんびり過ごせば有意義な休日となるはずだった。

ところが昼ごはんを食べに中華料理屋に入った時に私は悪魔に魅入られてしまった。
昼ごはんを食べる店も決めておらず難波をぶらぶらした挙句、体にいいものをということで野菜が多い中華料理を選択したのだが、この時点では漫画喫茶に行っておとなしく帰るつもりだった。
席に着くと注文を取りに来たのだがその店員がどう見ても50代のおばちゃんなのだ。
店のある通りは難波でも有名な若者が行き交う通りで、てっきり20代の若い店員が来ると思っていた。
まあ別に店員に「アーン」と言って食べさせてもらうわけでもないしおばちゃんでもいいかと料理を注文した。
ふと店内を見渡すと店で働いてるウエイトレスが全て4,50代のおばちゃんなのだ。
店はオシャレな感じだし何で若い店員を雇わないのか不思議だ。
おそらく経費節減なのだろうか。
料理自体は美味しかったのだが店を出る頃にはすっかり若さを吸い取られた気がして悪魔に魅入られるように私の足はパチンコ屋へと向かった。
安田美沙子の”ホワイトエンジェル”を打たずにはおれなくなったのだ。
そこから先は安田美沙子にいい様にもてあそばれ、エライ目に合ってしまった。
あの店で昼食さえとらなければ・・・今日も漫画のような一日であった。
2006年2月5日(日)
賽銭をケチると
超寒気団か爆弾低気圧か何か知らないのが来てるらしくここへきて又寒さが厳しくなった。
その為、最近警備室に登場した電気ストーブの前から離れられなくなった。
900Wだけあって側にいるとかなり暖かいのだ。
上司が3900円で買ってきたのだが首振りもするし、何とマイナスイオンまで発生させてくれる。
暖まるだけでなく健康にもいいとはいいことずくめではないか。
ただこういうマイナスイオンが発生するとかアピールしてる器具は間違いなくそれ以上のプラスイオンを発生してるに違いないのだが。

まあそんな細かいことは気にしてないし文系の私はマイナスイオンがどう体にいいのかもよく知らないし、とにかく今はこの電気ストーブがないと寒くてやってられないのだ。
そして身を丸くしてストーブにあたりながら耳を澄まし、神社の人の足音が聞こえたらサッとストーブから離れ姿勢を正すのが夜勤の基本姿勢である。

そんな寒い夜勤明けの今日は競馬をする為、最近パチンコで御利益を発揮している馬の神様にお参りした。
先日は賽銭を100円にしたのだが今日はどうしようかと悩む。
この先、何回この賽銭箱にお金を入れることになるかも知れず、さすがに1回100円というのは多いのではと思い結局10円を入れて拝んで帰った。
今日は東西で重賞があるが東京の共同通信杯は固いながらも自信があった。
固いといっても本命馬は4番人気なので1着になれば3連単は万馬券が期待できる。
相手には4頭を選んで押さえに3連複も購入した。
あとは賽銭をケチッたのが吉と出るか凶と出るかだ。

レースが始まりゲートが開くと一頭出遅れた。
何のことはない私の本命馬である。
まあ競馬を長くやっていれば自分の本命馬が出遅れるのなんて珍しいことでもないし、障害レースで自分が買っている馬が次々に落馬していくのに比べればまだ騎手が乗って走ってるだけマシである。
ただ有力所に差し馬が多くこの出遅れは非常にまずい。
ショウナンタキオンやアドマイヤムーンよりは前でレースを運んで欲しかったのだ。
途中番手を上げて行くも直線ではやはり後方。
最後猛追し、ショウナンタキオンを交し3着に来ただけに出遅れが本当に残念だ。
3連複は当たったものの配当が450円とガチガチで完全に取り負けてしまった。
着順掲示板を見ると私が買った5頭が1着から5着までに入っており5連複なら1点で当たっていた。
賽銭をケチったばっかりに配当までケチっぽくなってしまった。
競馬にタラレバはないと言うが人生にはタラレバがある。
やはり賽銭額は100円にするべきだった。
来週も日曜が24明けで朝帰りなので絶対に100円入れて拝んで帰ろうと思う。

明日は休日だが昔よく打った冒険島をリニューアルした大冒険島を打ちに難波にでも出かけようと思う。
どうもこの先、24日まで休みがなさそうで明日リフレッシュしておかないと当分できそうにない。
2月は28日しかなくしかも上司が一人別の警備隊に移るそうで勤務スケジュールが厳しいのだ。
昔、情報処理の仕事をしていた時も2月というのは厄介な月で、人月で仕事の契約がされる為、作業期間に2月が入ってると普通に2日分スケジュールがきつくなるのだ。
まあ2日少なくても同じ月給をもらってるのだから文句は言えないかも知れないが、今の仕事は時給制なので給料も安くなる。
体は寒いし、懐は寒いし、忙しいし、何か一年で2月が一番嫌いになりそうだ。
2006年2月3日(金)
ついに神頼み
今日は節分で私が勤めてる神社でも豆まきがあり恐ろしいほどの人が押し寄せる。
競馬場でもエリザベス女王杯や、秋華賞といったレディースデイには先着でプレゼントがもらえるので何故かおばちゃんがドッと競馬場にやってくる。
そして不思議なことにレースが始まる頃にはその姿がない。
プレゼントだけもらってすぐに帰ってるに違いないのだ。
入場料も無料だしプレゼントをもらい馬券さえ買わなければ間違いなく勝ち逃げである。
おばちゃん恐るべしだ。
今日の豆まきにもおそらく参拝に来たこともない近所のおばちゃんがドっと押し寄せることだろう。
豆と一緒に御餅がまかれるのだが、その中に商品券が入ってる御餅があり、それがおばちゃん心をくすぐるのだ。
レディースデイにしてもどっから情報を仕入れるのか不思議だがおばちゃんの口コミほど強力なネットワークはないだろう。

こんな日は警備も大忙しなのだが幸い今日は夜勤の為、家でのんびりしていたが退屈しのぎにさっき靴を買ってきた。
私が学生の頃はリーガルのシューズを履くのが夢だったが結局この歳になるまで一万円以上する靴を買ったことがなく、警備の仕事についてしまいこの先もザ・シューズ以外で靴を買うことはないだろう。
よく本当にオシャレな人は足元に気を使うというが毎日仕事で歩き回る為、靴の消耗が激しく、高い靴なんかもったいなくて買ってられない。
何せ入社時に買った高い靴が1ヶ月でつぶれたのだ。
そもそも同僚でさえ誰が今日どんな靴を履いてたかなんて全然覚えてないし、ましてや他人の靴なんかよほど奇抜な靴でも履いてない限り印象に残らない。
だから今日もとにかく安い靴をと1980円の革靴と夜勤用のシューズを購入した。
靴は黒しかダメなのだが1980円のシューズはロゴの部分が白色なのでマジックでせっせと塗り潰さないといけない。
マジックでキュッツキュッと塗りながら貧乏だなーと実感する。

貧乏から脱出するには本業?の競馬で頑張るしかないのだが明るい兆しが見えた。
昨日、帰る前に神社内の馬の神様に初めて賽銭を入れて拝んで帰ったところパチンコで大勝できたのだ。
賽銭は10円だったのだが凄い御利益だった。
今週は日曜の朝帰りなので賽銭を入れて拝み倒して昼からの競馬に臨みたいと思う。
今のところ賽銭の額を100円にするつもりである。
この100円を捻出する為にザ・シューズまで靴を買いに行きマジックでキュッツキュッと励んだのだ。
2006年2月2日(木)
定番のオチ
最近どうも鼻水が出て困っている。
他の風邪の症状はないのだがバイクで巡回に行くと鼻水が出て、熱いものを食べても鼻水が出る。
一番困るのは帰りの電車で、上本町から30分近く座って帰るのだが暖房が効いてるせいで油断をすると鼻水が出てしまい熟睡できないのだ。
風邪はひいてないと思うし、花粉症でもないので原因がよくわからないのだが体調が良くないのは確かなのだろう。

帰りに鼻水がたれるのはいいとしても仕事中にたらすわけにはいかない。
警備員というものは身だしなみが非常に大事なのである。
鼻水をたらして人に注意してもバカにされて聞いてくれないからだ。
仕事中に人前に出る時は鼻をすすって鼻水を見せないようにしているのだが、昨日は一日中雨でその中をバイクで走るものだから顔がずぶ濡れになる。
警備本部に帰った時は鼻水と雨が入り乱れ我ながら情けない顔で「異常ありませんでした。」と報告するのだ。
恐らく上司は私の顔を見てとても異常がなかったようには思ってなかっただろう。

鼻水が止まらないからといって自殺しようとは思わないが昨晩警備室では何故か自殺の方法で盛り上がっていた。
発端はライブドアの自殺した人の死に方の壮絶さが話題になったことからだ。
噂では手首を切ったあと割腹までしたそうで上司の一人が「どうせ死ぬんやったらもっと楽な死に方選んだらいいのに」と言い、そこからどの死に方が一番楽かというテーマになった。
「やっぱり練炭やで」とか「凍死やったら眠るように死ねるで」とか「筋弛緩剤打ったらすーっと死ねるで」とか言い出して議論が白熱してきた。
その後も「飛び降り自殺は途中で気を失うから思ったほど痛くないで」とか(飛んだ人から聞いたんか!)次から次へと意見が出てきた。
話が盛り上がるのはいいのだが次は私が巡回の番で時間がきたら私は遅れることなく巡回に行かなければならない。
こんなこともあろうかと私は普段からあらゆる話のオチを用意していて何とかこの話題にケリをつけるべく機会を覗っていた。
話の方向が一瞬に死ねるのが一番楽だという方向に進み、一人の上司が「それやったら火山の噴火口に飛び込んだら一発やで」と言った。
私は待ってましたとばかりにこうオチをつけて巡回に出て行った。
「そんなん噴火口までたどり着くまでメチャクチャ熱いですやん。こんな熱いんやったら死んだ方がマシやと思いますよ」

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