2003-東京モーター
2002-ジュネーブ
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【スーパーカーカタログ探検隊】 |
高橋:装丁だけでなく、内容も凄い。昨年の「オートカー・ジャパン」9月号にこのM1カタログのことが紹介されていたので、その記述を引用させてもらうと、「自慢のビッグシックス、それを単体で撮るところまでなら分かる。しかしBMWは、ヘッドを外し、そのブロック側の面とヘッド側の燃焼室を撮り、それでも飽き足らず、オイルパンを外してクランクシャフトとそれをごついベアリング・キャップが押さえ込んでいる絵まで撮っているのだ・・・」さらに「ジャンパオロ・ダラーラが決定したパッケージに基づいて、イタリアはモデナの専門会社が組み上げた鋼管フレームが、図面とランニングシャシーの状態のカットと、多重露光を駆使した透視写真で表現されている。」と、BMWがこのM1に賭ける熱意が溢れるように伝わってくるカタログの内容となっています。 |
滝本:だけどこのクルマは、月産30台程度のほとんど手作りで作られたため、日本では正規輸入されることもなかった。 |
高橋:このクルマの性格からいって、それでいいんです。まずこのクルマを買おうという人は、エンジンの構造がどうの、シャシーの構造がどうのなんて気にする人はいない。 |