2008.3 NEWS page-1 2 3                TOP
【新着海外カタログ紹介】
●「XFはジャガーを救うか!?」ジャガーXF
 
  伝統的とかクラシックなイメージを断ち切るがごとく発表された、ジャガーXF。オールドファンには賛否両論あろうが、今のところこのニューモデルは世界中で好意的に受け取られているようだ。実際、クーペのごとく流麗なボディの4ドアサルーンで、走りはスポーティ。さらにジャガーの伝統を受け継いだ上質感と快適性があるとすれば、懐疑的になる必要は無いだろう。CLSや6シリーズクーペに1千万円もの金を投じるなら、私なら650万円から買えるXFを選ぶ。カタログも過去から決別したように、グラフィックやフォント(書体)は現代的だ。186mmx300mm40ページ。日本語版。ところで、昨年の東京モーターショー会場でのXFの豪華版プレスキット事件(?)は未だに忘れられない。
●「ルパンもニュー500!?」フィアット500
     
 
 
昨年7月の発表から、約8ヵ月、ようやく新500がこの3月15日から日本でも発売される。
日本に導入されるのは、1.2 8Vラウンジ225万円と1.2 8VラウンジSS(特別限定ローンチモデル・200台限定)233万円の2種のみ。紹介するカタログは、本国版の本カタログで、リングバインダー式185mmx205mm約70ページ。ボディカラーの紹介では、クルマの形にくり抜いたトムソン型、透明アクリルに印刷したデカールをクルマの写真の上に合わせて見せるデカールデザインのページなど、どのページも楽しさと趣向がいっぱい。まるでおもちゃ箱のようなカタログだ。凝りまくって、制作コストもずいぶんかかっただろうと思う。しかし、このアイデアは実はパクリで、新ミニ登場の最初期に作られた本国版カタログにそっくりなのだ。日本版では、こんな豪華なカタログは無いと思うヨ。
●「販売てこ入れ限定車登場」ボルボC30・S40・V50
 
 
 
1971年登場のボルボ1800ESの現代版リメイクともいえるC30。スタイリッシュなフォルム、特徴的なリアハッチなど共通点は多い。すでに日本でも販売中で、さっそく私も試乗してみたところ、このクルマには致命的な欠点があることが分かった。それは、太古の遺物ともいえるB5244型5気筒2.4リッターユニットを未だに使い続けていることである。おしゃれなデザインのエクステリアに対し、音もうるさくデリカシーに欠け、燃費も悪い旧型エンジンはあまりにも似合わない。また、インテリアの質感もチープで、日本の軽の方がまだ上質だ。そんな声が届いたのかどうか、早くも2種類の限定車が登場した。ひとつはR-DESIGNという、よりスポーティな限定モデル。外観にはエアロキットやリア・スポイラーなどが与えられ、インテリアには専用の2トーンシート、専用本革巻/アルミニウムステアリングとシフトノブ他によって、ようやく安物には見えないレベルに達した。カタログはA4サイズ横型14ページ。もうひとつは、VOLVO with iPodという、いわばAppleとのコラボモデル。こちらはiPodミュージックインターフェイス、プレミアム・サウンドシステム、専用インテリアなどの装備が加わり、音楽にこだわる若者をターゲットとしたモデルだ。カタログは215mmx215mm10ページ。共にC30、S40、V50の3種がベースとなる。
●「もともとはP1800」ボルボ1800ES
 
この際、ついでにC30の元祖、ボルボ1800ESのカタログもご紹介しよう。1800ESのプロフィールは、1960年にデビューしたボルボ初のスポーツカー、P1800が10年を経て古くなったため、クーペボディのリア部分をワゴン的に再設計したもの。カタログは1973年日本語版、ヤナセの物でA4サイズ8ページ。どの位日本に入ってきたのか不明だが、少なくとも私は目撃した覚えが無い。
●「クルマを買ってから、遊びを考えよう!」
フォード・エクスプローラー・スポーツトラック
 
  これぞアメリカン!ハマーもいいが、もっと目立ちたいなら、このスポーツトラックだ!値段も398万円(V6 4リッター)と、ハマーH2の半値という安さ。重量あたりの値段も、国産・輸入車含めても最も安い(!?)この手のクルマの購入者は、サーフィンやスノーボード、自転車などアウトドアスポーツ等をしている人が選択するものだと思うが、実際の購入者はクルマを買ってから、何をしてよいか分からないという人もいるそうだ。今後は、セールスマンもクルマを売るだけでなく、ライフスタイルの提案までしなければならないのかも。カタログはA4サイズ16ページ。
2008.3 NEWS page-1 2 3                 TOP