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「ミスマーメイドは、 7番の水島由香さんです!」 |
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その土井根が発表した優勝者の名前(即ち自分)を聞いた由香さんの 驚きは尋常のものではありません(中央の絵)。何しろ13ページ目で 審査委員長のホラヱ門氏から直接「失格や」と言われ、由香さん自身 も土井根に頼まれて頭数合わせの為に出てあげただけのこのコンテ スト、『むしろ失格になった方が、今後も楽』と安心していた矢先に 「自分が優勝だ」と告げられた訳ですから、当然由香さんの心には 喜びはまったく有りません。 『今後も色々と面倒な事がいっぱい有るかも?』とか『他の出場者の 方々に申し訳ない』とかネガティブな考えばかり湧き上がってきます。 準優勝なのでステージ前方中央に立っているトコちゃんを除く5人の 美女達は由香さんの所にやって来て口々に「おめでとう」と祝福の 言葉を贈っています。 『彼女達に申し訳ない』と思っている由香さんは笑うに笑えず、されど 仏頂面もできずなんとも複雑な笑みを浮べて彼女達にお礼の言葉を 返しています。裏事情を知らない5人の美女達には、由香さんが優勝 した感動の涙を堪えているように見えています。 A 由香さんが優勝(ミスマーメイド)との発表に、当然の如く観客席も 大きく湧き上がりました。勿論彼らはこの7人の美女のうち誰が選ばれ ても湧き上がってくれるのでしょうけど、やはり(ロングヘアーフェチが 多数を占めている)この観客達にとって、最も長〜〜〜く、最も豊〜〜 〜富なこの上なく美しい黒髪を持ち、しかも最も壮絶なのっぺらぼーを 拝ませてくれて、更には笑わせてもくれた(^_^ )由香さんの優勝を1番 願っている人が多かったことも事実です。 では、その観客席にいる☆☆★郎とV作君は今どういう心境なのでし ょう? ☆☆『えっ、由香さんが!....まあそりゃあ優勝しても不思議や ないけど....えーーっこれからいったいどうなるんやろ? もしかしてもう僕の手の届かん所へ行ってしまうんやない やろか?』 V作 『えっ、なんでや!?....さっきアイツ(ホラヱ門氏)「失格や」 言うてたやんけ....えっ、しやけどお姉ちゃんがあの姿に なるんか....うわぁーーー楽しみやなぁ....』 先程の由香さんとホラヱ門氏のやりとりを聞いていたV作君の驚きは 由香さんと同じ内容のものですが、でも何やら含みを持っています ねぇ。片や☆☆はここまで “由香さんにも優勝の可能性がある” とは 想像していなかったようです。まあこの△△ビーチに午前09時46分に 到着して以来4時間あまりの間、あまりにも慌しく事が運び過ぎた為に それを考える余裕が無かったという事でしょうか。でも2人に共通して いるのは、『由香さんが自分と遠い存在になるのでは?』の危機感で、 由香さんと同様、今は喜びなど殆ど湧き上がって来ないのです。
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B
土井根「それでは、水島由香さん、前に出てきてくれますか」 由香(小さな声で)「はい」 由香さんは『果たして表彰を受けて良いのだろうか?....もし 表彰を受けたらもう後戻りできなくなるのでは』と躊躇いながらも、 表彰式の進行を妨げてはいけないとの思いから、渋々ながらも ステージ前方中央に歩み出ました。 そこには優勝の賞金・賞品目録を手にした審査委員長のホラヱ門氏 が立っていました。ホラヱ門氏は目録を由香さんに手渡して、 ホラヱ門「おめでとうございます」 由香(また小さな声で)「ありがとうございます」 この時、由香さんと目が合ったホラヱ門氏はなんとも複雑な引き つった様な笑みを浮べていましたが、今の彼の心境はいかなるもの なのでしょう?....先ほど由香さんに向かって「失格」と言ったのは 単にあの時の一瞬の感情に過ぎなかったのか? あるいは、審査 委員長の権限だけでは由香さんを失格に出来なかったのか? それとも 今何か気になる事でもあるのか?(例えば選挙に出ようか出るまいかとか ^_^ ) ....このあたりの真相は神のみぞ知るですね。 続けて土井根が「ミスマーメイド」と書かれた襷(たすき)を由香さん に掛けました。思えば4ページ目でこの土井根正和にスカウトされ てしまったことが、ここまでの(由香さんにとっての)一連のドタバタ 劇の始まりでした。 襷を掛けられた由香さんの長〜〜〜い髪を後ろから相木本が襷の 外に出してあげました。先程(8ページ目)髪の長さを測った時に 軽く触れましたが、今初めて由香さんの髪に本格的に触れた相木本 の印象は、 相木本『うわっ、すごいつやつや!....うわっ、すごい重い!』 実は相木本は由香さんとトコちゃんと同じ24歳で、内心は他の5人 の10代少女たちよりも自分と同じ歳の2人が選ばれて嬉しいのです。 C 続いて土井根の所に、ボランティアでこのコンテストに協力してくれて いる学生が、先程トコちゃんに被せられたものよりも数段ゴージャス な(?)王冠を持って来まして、土井根はその王冠を由香さんに被せました。 そして更に続けて学生が今度は白いギターを持って来まして、 そして土井根が由香さんにそのギターを抱えさせました(右端の絵)。 どうやらこの白いギターがトロフィー代わりのようです。 でもこれを見ている外国人の方々は『なんでギターを抱えてるんや?』 と訝しく思っているかもしれませんねぇ....と言うか、日本人でも 若い人は分らないカナ?(年配の人は勿論、このギターの意味は お分かりいただけますヨネ?? ^_^ ) それにしても、この王冠を被ってギターを抱えている姿って、なんと なくあの直訳ロックの “王様” の様にも見えますし、あるいは、後ろに トコちゃんが立っていて2人組と言うことでなんとなく “ぴんから兄弟” にも似ているような感じも....って、これも若い人には分んないか(^_^ ) 土井根「どうですか、今の心境は?」 土井根は襷を掛けられ王冠を被せられ白いギターを抱えさせられ ている由香さんにマイクを向けました。 由香「あっ....あの....信じられないです」 それがもう今の由香さんの偽らざる本心でしょう。 土井根「ネ、僕が今日ビーチでスカウトして、本当にトントン拍子 でここまで来ちゃったもんね」 土井根は何やら自分の功績と言わんばかりに誇らしげで、由香 さんの困惑など想像もつかないようです。 |
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土井根「それでは、準ミスマーメイドに選ばれた山田登志子さんと ミスマーメードに選ばれた水島由香さんのお二人に、もう1度盛大な 拍手をお贈りください」 観客達は盛大な拍手を2人に贈りました。勿論☆☆とV作君の2人も複雑な心境ながらも取りあえず 祝福とそして労いの気持ちで、他の観客達よりも大きな拍手を由香さんとトコちゃんに贈っています。 由香さんとトコちゃんはその拍手に応えて、頭に被った王冠が落ちないように、ほんの少し軽く 観客席に向かってお辞儀しました。 土井根「ではこれにて、20XX年度△△ビーチ・ミスマーメイドコンテスト を閉幕します。(1段階大きな声で)長時間のご清聴本当にありがとうございました!」 この土井根の言葉は私(SNAKEHEART)から(ここまで長々と御覧くださいました)読者の皆さんに 贈りたい言葉でもございます。でももう1ページ有りますので、もうちょっとお付き合いしてネ(^_^ )。 土井根の閉幕の掛け声と共に、ステージ上にファンファーレの様な賑やかな音楽が流れ、観客達 は終了を惜しみながらもとても楽しかったこのコンテストへの感謝の気持ちを込めて、再び盛大な 拍手をこれはステージ上に並ぶ7人の髪長美女達へ贈りまして、とてもホノボノとした明るく楽しい 雰囲気の中、 こうして『ミスマーメイドコンテスト』は終了しました。 E 土井根「それでは....(時計を見て)今2時14分ですので、3時より、ミスマーメイド・準ミス マーメイドのお披露目・撮影会を行います。 観客の皆さんは今しばらくその場でお待ちください。 それでは、出場者の皆さんは退場してください」 コンテスト自体は一応終了しましたが、これから撮影会があったんですね。それで本日の日程は すべて終了となるようです(後日まだちょっとした行事がありますが)。 ミスと準ミスに選ばれた由香さんとトコちゃん、そして残念ながら選ばれなかった5人の美女達は ステージ左端の控え室に退場して行きました。 ☆☆「へぇーー撮影会って....由香さん、また水着にでもなるんかなぁ?」 この『ミスマーメードコンテスト』をまだ完全には熟知していない☆☆はポツっと呟きました。それを 隣で聞いていたV作君は、 V作 「えっ、お兄ちゃん、知らんの....?」 ☆☆「えっ、何が?」 V作 「水着や思てんの?」 ☆☆「えっ、ちゃうんか?」 V作 「へへーーん、それは見てのお楽しみやな」 何か気になるV作君の言葉ですね。 F 7人の美女達が退場して殺風景になったステージ上に、ボランティアの学生が4mX3m程の巨大な プロジェクターを運んで来ました。そしてそのプロジェクターには、本日先程までこのステージ上で 繰り広げられていた『ミスマーメイドコンテスト』を記録していたビデオがダイジェストで流されました。 この『ミスマーメイドコンテスト・ダイジェスト版』ビデオを見て、3時までの退屈しのぎをしてもらおう という心づかいです。 その巨大プロジェクターに映し出されるここまでのコンテストの名シーンの数々−−水着審査に 始まり、トコちゃんの脳天ポニーテールと由香さんがホラヱ門氏をどついたのっぺらスイカ割り競争、 そして由香さんとトコちゃんがピンクレディに扮し壮絶なのっぺらぼーを披露したカラオケコンテスト 等々−−に観客達はまた大いに盛り上がり、笑い楽しみ、改めてこのコンテストの密度の高さと 優勝と準優勝の由香さんとトコちゃんの大活躍ぶりが印象付けられました。 このダイジェスト版ビデオもどうやら、ボランティアの学生が撮影し編集していたようですね。 勿論、☆☆とV作君も観客達に混じって、このダイジェスト版ビデオを楽しんで(でも少し複雑な 心境で)見ています。 G そのステージ上のプロジェクターに映し出されていた『ミスマーメイドコンテスト・ダイジェスト版』の ビデオは2時56分に終了しました。その終了と同時にまたもや土井根正和がステージに上がりました。 土井根「それではお待たせしました。どうやら準備も整ったようですので、これより ミスマーメイド・準ミスマーメイドお披露目・撮影会を行います。 それでは、後ろのガイドの方々について移動してください」 観客席の後ろの方には、「案内係」と書かれた腕章を着けたボランティアの学生が3人立ってい ました。約1000人の観客達はこれからこの3人の案内係の学生に導かれて、ミスマーメイド・準ミス マーメイドのお披露目・撮影会の場に連れて行かれる訳です。そして観客達はこの案内係の後ろに ついてゾロゾロとまるで渡り鳥の大群か軍隊アリの様に行列を作って海岸の方に向かって移動して 行きました。勿論、☆☆とV作君もその約1000人の行列の中に入っています。 H そしてその大群は300m程歩いて行ったでしょうか....その時、彼らの目の前には広々〜〜と 無限に青々と広がる大海原とその上にポッカリ浮かんでいる小さな浮島が見えましたが.... その浮島の上にはまさに目を疑うような美しい光景が繰り広げられていたのです。 果たして、その光景とは....? |
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漫画・イラストコーナーに於ける作品解説や4ページ目の制作ウラ話で、今回の作品がこれだけ大きな規模になってしまった理由を、
「途中で区切ることが出来なかったから・・・もし区切れるならば、
4ページ目だけだった」と申しました理由がお分かり頂けたかと思います。 つまり5ページ目で、「ミスマーメイドコンテスト」などを催しまして、 その後7ページ目で全出場者が出揃った時点でもう、 “由香さんが優勝、トコちゃんが準優勝” というこの16ページ目のオチが 殆どの人は予測できますもんね(笑)....ですから、今回一気に このページまで持って行かなければいけなかった訳なのです。 それと、一旦こういうコンテストを開いてしまうと、あまりチャチに 終らせてしまう訳には行きませんからね。それなりに盛り沢山な内容の コンテストにしないといけないですから....と言うことで、 今回作成分は必然的に大容量になってしまった訳なのです。 この16ページ目はまあ言うなれば、発表・表彰式を1枚絵にまとめた 訳ですが、ここにも「髪長美女大会」と「ワイワイサタデー・ロングヘアー美女コンテスト」の 両方の要素が入ってますよね。 左から(順を追って)見ていきますと、サット・キヨミ・ヨコミチさんが着ている フラダンス風(?)の衣装は1991年12月放送の「ワイワイサタデー・体の柔らかい美人コンテスト」 で出場者が着ていた衣装を真似ております(&楳図かずお氏の漫画の中にこういう 衣装があったので、それも加味して)。 トコちゃんが被っている王冠も「ワイワイサタデー」の優勝者が被る王冠を 参考にしていますし、由香さんが被っているゴージャスな(?)王冠も これまた「ワイワイサタデー」のこれはグランドチャンピオンが被っていた王冠を 参考にしています。 そして由香さんが抱えている白いギターは....これは言うまでもなく 「TVジョッキー」で出場者に送られるものでしたヨネ。 さて、ここまで長々〜〜と続いてきました今回の作品「由香さんの髪長海水浴 ビーチ編」 ですが、残す所ついにあともう1ページだけとなりました。 どうか頑張って、もう1ページだけお付き合いくださいまし。 |