生け花について(その2)
生け花っていうと「難しい」って思われるけど、実際はそうじゃないです。基本的な生け方さえ覚えてしまえば、あとはその応用になります。
私が習っている嵯峨御流には、大きく分けて次のような生け方があります。
(1)生花<せいか>竹筒や陶器の筒などにいれます。場合によっては複数の筒を組み合わせて生けることも。
お正月に若松を生けているのを見かけたことがあると思いますが、それがこの生け方の1つです。
(2)盛花<もりばな>
水盤や小さいコンポートなどを使って生けます。
嵯峨御流では剣山は使わず、七宝といわれる穴の空いた花留めを使います。
この入れ方の応用で、景色生けといわれる7つの生け方があります。
水盤を川や池に見立てて、桜や紅葉を使ったり、槙などの木を使って生けていきます。
(3)瓶花<へいか>読んで字のごとく、壷に生けていきます。他の流派では「投げ入れ」といわれることも。
お稽古の時は背の高い壷を使うことが多いです。
(4)荘厳華<しょうごんか>仏前に供するための花です。
実は、まだお稽古をつけていただいたことがないので、どんなものかはよくわかりません。(^^;)
(5)心粧華<しんしょうか>
自由花です。才の花・祈り花・想い花の3つのかたちがあります。