生け花について(その3)
 
私は今年1月に、無事(?)師範となりました。
今回は師範授与式のことを中心に書いていきますね。
 
嵯峨御流では、免状の種類は次のようになっています。
入 門
初 伝
中 伝
奥 伝
準皆伝
師範代
皆 伝
師 範
準華範
華 範
正教授
 
このうち、準皆伝と師範代、皆伝と師範は同時に申請するようです。(私の場合はそうでした。)で、皆伝の免状は先生からいただいたのですが、師範の免状については、所属している司所(嵯峨御流では支部ではなく、司所と言っています。ちなみに、私の所属司所は飛鳥−あすか−司所です。)の新年会で司所長から直接いただくと言われて、びっくりしました。
その頃は、まだ私も会社勤めをしていたため、先生からは「仕事だったらしかたがないけれど、できたら出席してほしい」と言われました。ちょうど昨年いっぱいで会社勤めをやめたので、無事に出席することができました。
本当は、昨年師範をいただけるはずでした。先生からもずい分すすめられましたが、一昨年は仕事が忙しく、あまりお稽古にも行けなかったため「もう少し勉強したい」と言って、先に延ばしていました。
昨年、再度すすめられた時も「まだまだ勉強不足」だからと思っていたのですが、「師範になってから、勉強していけばいい」という先生の言葉に、思い切っていただくことにしたのです。
今思えば、一昨年のお稽古は生花が多かったような気がします。それは師範を申請する(かもしれない)私に、実力をつけさせようとする先生の意向だったんですね。
で、その師範授与式なんですけど、1人ずつ名前を呼ばれて、前に出て許状をいただくんです。私の名前が流派としては珍しい漢字を使っているため、司所長もこっそり確認されました。(^^;)
普通、名前は「名前の一部+甫」です。しかし、私は大学時代についていた先生のところで中伝まで免許を取得していたため、その先生の名前(妙鳳)の鳳の字が使われているんですよね。
でもそのおかげで、今の先生の所へ行きだしてから、免状を申請するときに前の先生の所属司所がわかったんですから、かえってよかったんですけどね。
その時の写真が、下の2枚です。すごく緊張してます。
授与されている私(1)

授与されている私(2)
その後、大きな板と本を2冊いただきました。持ち帰るのが、大変だったことを覚えています。
嵯峨御流では、中伝の時に名前を、準皆伝の時に斎号をいただくんですけど、斎号もやっぱり先生から1字いただきます。私の斎号は「春奏斎(しゅんそうさい)」といいます。偶然、全ての文字が左右対称なのでびっくりしました。文字の並び、読み方、ともに気に入っています。
今はまだ、ひとつひとつお稽古を積みあげている最中ですが、ゆくゆくは教えることができるようになりたいな、と思ってます。
そのためには、いろんな本を見たり、華展に足を運んで生け方を見たりして、感性を養っていかないといけませんね。(^^;)
師範授与式
師範授与式後の写真です。新師範とその親先生が写っています。
後列右から5番目が私。その左が教えていただいている、栄嶋享甫先生。 
 
 
 
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