《特車二課・ハンガー内 20:30》




「おらーーー!!!レイバーキャリアのチェック抜かるんじゃねえぞ!
 もたもたしてる奴はライアットガンの餌食にしてやるぞ!!!」


「ひぃ、お、おやっさんライアットガンじゃ犯罪っすよ〜!!!」


「つべこべ言ってんじゃねぇ!!!死にたくなきゃ仕事しろ! おい、ケンスケ!23番ライン、圧がこねぇぞ!さっさと通せ!!」


「は、はいっ!!」



現在・・・本当ならば新しい二課の面々を歓迎と称しお酒を飲んだり飯を食ったりしているはずだったが

19:45に冬月とリツコが新型レイバーとともに帰社

レイバーが来たことにより歓迎会は繰上げとなったのである。




PATLAYBOR -New Laybor《EVA》

File Name/男泣き・女泣き







《同時刻 2課レイバーEVA221内》


「久しぶりだね、初号機・・・こんな所で会えると思わなかったよ。これからよろしくね。」


シンジは先ほど到着したレイバーの立ち上げのためにレイバーに乗り込み起動手順をマニュアルのとおりに

進めようと思いマニュアルを手にしてページをぱらぱらとめくったら一通の手紙が出てきた。

手紙を拾ってあて先を見てみるとシンジ宛てで差出人はシンジの両親であり碇重工の重鎮である

碇ゲンドウ・ユイ夫婦からであった。

手紙の内容を読んでみると

この221号機はシンジが昔テストパイロットをしていた時に乗っていた初号機のフレームをベースに再構築された機体であること、

OSもシンジが使っていた頃のまま(バージョンアップはしているが)に入れてあること、

たまには嫁さんを連れて自宅を訪れなさい・・・ということだった。






すべてのセットアップ項目がクリアーになっているため基礎チェックのみでシンジの仕事は終わってしまった。

そのごしばらくスペックチェックと指揮車との通信チェックだけして作業は終了した。

シンジがレイバーを降りるとまだ冬月が怒鳴っていた。


「ケンスケ!23番がまた落ちてるじゃねぇか!さっさと13番から22番まで組み直せ!!!」

「す、スイマセン」


(冬月おじさん・・・昔から仕事中は性格が反転していたけどなんかさらにひどくなっているような・・・??)


碇重工にいた頃から仕事にきびしく冬月自身が職人気質なためか作業中ともなると

若手にゲキを飛ばしたりしていたものだが

元特車2課の整備班長に引き抜かれてさらに現特車3課の整備班長の元にしばらくいて厳しさが増したようである。

(触らぬ神にたたりなし・・・作業中の冬月おじさんには近づかないようにしなくちゃ・・・)


アスカが近寄ってくるのを見ながらそんなことを考えていた。




《21:20 2課レイバーEVA222内》


「なんでワイのレイバーは頭が空っぽなんや〜!!!」


222号機のセットアップをしようとしていたトウジだが300ページ近くあるマニュアルを見て嘆いていた・・・
シンジも同じ状態だからシンジよりは早く立ち上げようと思った矢先に
レイバーから降りてしまったので少なからずショックを受けていた。

現在ハンガーにいるのは数人の整備班やヒカリ、トウジといった面々だけであった。

アスカ、シンジ、マナは食堂で自分達の歓迎会の準備をしている。

レイは、買い出しに行っている、遅くなった歓迎会は22:00より開始となったようである。


「全然進まん・・・・このMAGIっちゅうOSなんて使うの初めてやからダメや〜!!!」


MAGI・・・碇重工オリジナルOSで性能は未知数、第12世代プロセッサとも言われていて演算処理はお手の物らしいが
トウジにとってはただの”小難しいソフト”のようである。


<鈴原・・・聞こえてる?>


指揮車のほうから通信が入ってくる。


「なんや、洞木?」


<今、どこまで進んでるの?>


「MAGIのインストールが終わった所や、今からメンテナンスモードをやろうと思ってマニュアルを読んでるところや、
 それにしてもこのMAGIってOS、無茶苦茶たいへんやのぉ」


<MAGIのインストール?何でそんなことしたの?
セットアップパスワードを入力すれば後は音声入力で40分もすれば全ての作業が終わるはずよ>


「は?・・・・ホンマか?」


<・・・・・・最初から説明書読んだ?>


「・・・・・・・・・・」


<・・・・・・・・・>

トウジの額にじわりといやな汗が浮かんでいる
ヒカリの額にも同様にだが・・・


それから40分後・・・222号機の全てのチェックは問題無く終了した。







《食堂》





レイバーのセットアップに時間のかかったトウジとそれに必然的に付き合うことになってしまった
ヒカリが歓迎会の会場となる食堂へと入って来た。


「ふぃ〜、なんとか間に合ったで〜」


「・・・ほんと、私まで鈴原のせいで歓迎会の食事(夕飯)が食べれなくなる所だったわ」


「ホンマかんにんしてな、あれはワシが悪かった」


ほとほと呆れたヒカリにトウジが謝っている
ハンガーからずっと行われている作業である。

機から見ればデートに遅れてきた彼が
一生懸命謝っている図にも見えなくは無い・・・


「2人ともお疲れ様〜♪ずいぶん遅かったじゃないの?」


「あ、アスカ〜聞いてよ!鈴原ったらね・・・」


入り口を入ってすぐの所でアスカが二人に近寄ってきてそのままヒカリと二人で他の場所へ移動してしまった。

トウジが周りを見渡すとマナとシンジ、ケンスケがせっせとテーブルにお酒やジュースを並べたりしている


「なんで歓迎される連中が中心になって準備しとるんや?それに綾波隊長もおらんし・・・・何で酒まで?」


「私はここにいるわよ・・・それにお酒は(仕事を)あがった人の分よ」


「お、をぉおおう!!」

いきなり後ろからボソッと声を掛けられたのでトウジもびっくりしたようである。
後ろを振り向くと買い物から帰ったレイが食料を沢山抱え込んでいる。


「隊長、おつかれさんです、また、ずいぶん買うて来ましたね」

レイが持っていた袋を変わりに持ってあげ、中身を見ながらいう。
中にはパーティー用の惣菜とかが入っていた。

「・・・これでも足りないわよ・・・餌に飢えた住人達がだまってないもの・・・・」


そういいながら、トウジが抱えた食料品を見ているものが数名・・・
夜もいい時間になったので腹をすかせた住人(整備班)達が

(((飯はまだかーーーー)))

(((酒はまだかーーーー)))

(((泣く子はいねぇーかーーー)))?

と、見ているようである。

整備班達の飢えた目を見たトウジは
自分よりも飯に関してやばいやつは沢山いるもんやと
思ったとか思わなかったとか・・・

「後は、お寿司とか頼んであるからそれが到着したら歓迎会の開始ね・・・」

「ほ〜、豪勢ですね」

「まぁね・・・これくらいやらないと仕返しにならないから・・・」

「へっ!?」

トウジは隣でブツブツいいながらニヤリとしているレイを見て
”見なかったことにしよう”と心に誓いその場をやりすごした。

そして、延期になりながらも22:10に宴が始まった。


















《お偉い人(遊馬)の挨拶》





(省略)



「おい!」










《自己紹介》






(省略)



「なんでヒロインの挨拶を省略するのよ!!!」

「まぁまぁ・・・(^^;」

ヒロインってだれ?


ドゲシ!


「このアスカ様に決まってるでしょ!!」

「あ、アスカ・・・誰に蹴りを入れてるの?」











《乾杯の挨拶(冬月)》



「乾杯」



「「「「「かんぱーーーーーーーい!!!!」」」」」
















パーティー開始から数分後


少しのお酒と大量の食べ物の中
第1小隊以外の面々が歓談を続けている。

リツコ達は夕方に現場に向かい現在帰社途中で
あと、30分もすれば帰ってくるだろう。

食堂は立食パーティーの形式を取っていて
椅子は部屋の隅々においてある。


マナは皆への挨拶を終えシンジの隣へと来て話をしていた。
もちろんシンジの反対隣にはアスカが座っていて
3人で当り障りの無い話をしている・・・・表向きは・・・


片方はチャンスをうかがい
もう片方は隙を見せないように話をしている
真ん中の男性は二人の話にちょっと口をはさむだけで
あとは”のほほーん”と食事をしている。


とりあえずは和んだ時間をすごしていたようだが

チャンスを伺っていたマナがシンジの食事が一休みすると同時に話を切り出した。

「そうだ!シンジ、私との約束覚えてる?」

アスカはマナとシンジの会っていた頃を知らないので
とりあえず黙って聞いている。



シンジはマナの顔を見ながらいきなり言われたことについて考えている
マナと会ったのはアスカに会う前のこと


(いろいろ約束させられたような気もするけど・・・
 ほとんど実行したはず・・・なにか残ってたかな?)


マナと会っていた期間は約1ヶ月・・・
あることで知り合って転勤するまで・・・その間の休みは
マナにすべて占領されてしまったのを覚えている・・・
当時はいろいろと振り回されて大変だったことを覚えているが
いやな思いででは無い。

ちょっと思考が横道にそれながらもシンジは考えている。
マナは考えているシンジを見ながらにこにこしている
真剣に思い出そうとしている表情が見て取れるのでうれしいのだろう。

そんなやり取りを見て一人蚊帳の外に置かれた気分になっているアスカ
ただでさえ先ほど嫁を目の前にしてシンジに抱きついてキスを迫ったやつだ
ただならぬ約束をしたに違いないと女の直感が告げていた。

(シンジはアタシを選んだんだもん、ちょっかい出さないでよっ!)

そう思いながらよりいっそうシンジに腕を絡める。

マナはアスカがシンジに強く腕を絡めるのを見ると少しムッとしたが
すぐにニコニコしながらシンジの方に体を寄せて

「シンジ、覚えてないかな?自衛官辞めて警官になったらデートしてくれるって約束したじゃない!」

そう話しながらシンジに腕を絡め自分のほうに引っ張る。
シンジは急に引っ張られたためそのままマナのほうへ・・・


「なっ、デートですってーーーーっ!?」

"デート"の言葉に反応するアスカ瞬間湯沸し気のごとく顔を真っ赤にしながら
”ふんがーーーーーっ”と擬音のつきそうな勢いで立ち上がり
シンジを引っ張り(取り)返している。


「あ、アスカ・・・恥ずかしいから座ってよ」

今取り返したばかりのシンジが小声で話し掛けてくる。
少しばかり我に帰って周りを見るとみんながアスカ達を見ている・・・

いわゆる注目の的

アスカはまた違う意味で顔を真っ赤にしちょっとお辞儀をしてから椅子に座った。
椅子に座ったあと改めて”シンジは自分のものだ!”といわんばかりに腕を絡めた。


そして極めて冷静をつとめて・・・

「ちょっとマナ!シンジはもう結婚してるのよっ!そんな昔の約束なんて無効よっ!無効っ!!!」

・・・声が小さくなっただけで冷静じゃないような気もするが・・・

「結婚なんて関係ないもの・・・私とシンジの約束なんだから・・・」


ぐいっ!

マナも負けじと言い返す。
ちゃんとシンジも引っ張り(取り)返している。


「だからウチの旦那にちょっかいかけないでよ!」

ぐいっ!

「ちょっかいなんか出してないです!アスカこそ私とシンジの関係を邪魔しないでよ!」

ぐいっ!

「なにバカなこと言ってんのよ!・・・・・・」

ぐいっ!

「シンジはそんなこと無いよね?・・・・・・」

ぐいっ!

「こら!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

ぐいっ!

「そんなこと・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

ぐいっ!

ぐいっ!

ぐいっ!













お互いがシンジを引っ張り合いながら数分・・・
だんだんお互いもヒートアップし声もだいぶ大きくなってきている。
部屋にいた皆からまたまた注目の的になっていた。

シンジはぐいぐい引っ張られて頭を振られて半酔っ払い状態・・・
先ほどからは引っ張られるたびに
「あうっ」としか発していない。



引っ張り合いも長期化の様子を見せてきた頃・・・

「あなたたち・・・いいかげんにしなさい・・・」

レイが二人に割って入った。

その声でやっと二人は二人の世界から抜け出し
周りを見渡す。


注目の的・・・


二人とも顔を真っ赤にし黙り込む



レイは二人が黙り込んだのを見ると今度はギャラリーの方を見つめる
言外に”終わったわ・・・続きをどうぞ”といっている。


ギャラリーはアスカ達のことを気にしながらもまた自分たちなりの歓談に戻った。



「二人とも・・・・なんでシンちゃんを引っ張り合っていたの?あれじゃシンちゃんがかわいそうじゃない・・・」



レイは二人のやりとりを途中で見てすぐにとめたのである。
本来ならパーティーが始まってすぐにシンジの隣を確保しようと思っていたのだが
紹介が終わったあとにお寿司が届いたりお酒の追加注文が届いたりと
支払いのために席をはずしていたのである。

レイがお金を払わないと今回のパーティーは成り立たないためしかたが無いが
お金を払ってすぐに戻ってきたら小娘どもが愛しのシンちゃんを取り合っていたのであった。
見てすぐに止めようとも思ったのだが
「あうっ」と言いながら引っ張られるシンジが可愛すぎて見とれていたのはお約束。


「マナが昔の約束を持ち出してシンジとデートするって言い出したもんだから・・・・つい」

アスカがちょっと下を向きながら答える
親に怒られた子供のようである。


「シンジと約束してたのに・・・・」

マナも下を向いている。



「わかったわ・・・」

そう言ってレイは少し考える。


(私もシンちゃんとデートしたーーーーーいっ!!!!!!
 でも・・・私には約束した覚えが無いわ・・・シンちゃんに”どうしたいの?”って聞いたらアスカに睨まれて
 「ごめん、やっぱり昔の約束だし・・・」とか言われたら一環の終わりね・・・どうしよう・・・・・そうだわ!)


「わかったわ・・・」


もう一度同じセリフを繰り返すレイ

ただ先ほどとはニュアンスが違うのを三人ともわかったのか
三人そろってレイの顔をみた。


「霧島さんは、シンちゃんとデートしたいのね。・・・で、アスカはさせたくないと・・・
 シンちゃんは昔から約束を破る子じゃないから返事をできないのね・・・」

そういいながら三人の顔を次々に眺めて行く、三人は自分のことを言われてコクコクと
うなずいている。


「と、言うことはこのまま話し合っても誰かが引かない限り結論はでないわ・・・
 そこで、これで勝敗を決めてみるってのわどうかしら?」

話しながらレイの後ろのテーブルにあったワインを1本を見せる。


「これで勝負して、最後まで残った人がシンちゃんを1日好きにできるってのはどう?
 もちろんシンちゃんと同じ日の休暇も認めるわ」

アスカとマナはレイの提案を考慮してお互いの顔を見る。

((ワインなら勝てる!!))

お互いとも視線を外してレイのほうを見て
コクコクと頷く。商談成立。


「なら決まりね」

「ちょ、ちょっと待ってよ!今は勤務中だよアルコールはだめだよ」

シンジがレイにそう言うがレイは聞く耳を持たない。

「(わたしがシンちゃんとデートするためだったら仕事なんて)問題無いわ。
 隊長のわたしが許可しているのよ・・・それに出勤命令なんて
 レイバーの機動が終わってさえすれば後は自由よ」

「わかりました。・・・二人とも無理しないでね」

シンジはもう口をはさむつもりも無いのかアスカにすぐ戻ってくることを伝えると
新しい食事を求めて席を立った。

アスカとマナは勝負をするべく
近くのテーブルからグラスを取ると椅子に座る。


次にグラスを持ったレイが席についた。


「何で綾波さんもグラスを持ってるんですか?」

マナがしごくもっともな質問をする。
アスカはなんでレイが勝負話をしたのかうすうす感づいていたようで余裕の顔をしている。


「もちろん・・・・わたしもシンちゃんとデートしたいから・・・」

頬を赤く染めながら話すレイ・・・もう、勝った後のことに想像を膨らませているようである。


「負けないわよ!レイ義姉さん・・・いや、レイ!」

「綾波さんって・・・重度のブラコンなのね・・・・わかったわ私も負けません!!!」


あるものは瞳に

あるものは体全体に

あるものは心のうちに

それぞれの炎を宿らせ勝負が始まる。


(シンジとの未来の栄光をつかむために!)
(シンちゃんと真の愛をはぐくむために!)
(このバカ共からシンジを守るために!)


「「「かんぱい」」」

冷静な乾杯をかわし飲み始める三人・・・

シンジは食事を持ち帰り
三人のギスギスした雰囲気をみながらも食事をしている。

自分のために取り合いをしているのに固唾を飲んで勝敗を見るわけでもなく
飯をくってるなんて・・・神経が図太いのか、ただたんに何にも感じていないのか・・・
たぶん、のほほんと食事をしている限り後者のほうだろう。



(くぅーーー、二人とも強い・・・シンジ!アタシを勝利に導いて!)



10杯経過




(う、まだまだ・・・シンジとデート・・・それでシンジと・・・えへへ)

パタン


マナ18杯目で夢の中へ・・・・


リタイア








20杯経過













「シンちゃん・・・勝ったわ!勝ったわよーーーーーっ!・・・・・」





















《宿直室》




先ほどの敗者たちが布団に寝させられている。

勝敗が決まったあとにシンジとトウジで運んできた。
その後ヒカリとトウジは明朝の出勤を遊馬に言い渡され帰った。




二人とも顔を青くして今にも吐きそうな状態・・・でもなく
顔を赤くしたままなぜか気持ちよさそうに寝ている。

「なにが、『勝ったわよーーーーーっ!』なんだか・・・気持ちよさそうに寝ちゃって
 このアタシに勝てるわけ無いじゃない」

全然酔っ払っていないかのようなアスカがシンジとともに宿直室にあるテレビを見ながら答えた。
レイは勝利宣言をした後にそのまま椅子にもたれ掛かって寝てしまった。
アスカがトイレへと席を外したのをアスカが酔っ払って倒れたものだと勘違いしたらしい。

結果、トイレか帰ってきたアスカが悠々とワインを飲み干しアスカの勝利が決まった。
翌日、負けたことを知った二人はさめざめと泣いていた。


だが、シンジとのデートをあきらめた訳でもなかった。




「ねえねえシンジ、今度二人で休み揃えて良いみたいだしさちゃんとデートしよ」

隣に座っているシンジにもたれ掛かりながらお伺いを立てるアスカ
べったりと張り付いているのは勝者の特権


「うん、デートかぁ・・・結婚してから1回したきりだもんね。
 じゃぁ、前回は僕がコースを決めたから今回はアスカが決めてくれるかな?」


言いながらシンジもアスカにもたれ掛かる。
やはり新婚さんだろう二人とも四六時中スキンシップをしていたい時期なのだろう。
後ろで寝ている二人を尻目に出勤初日の夜はふけていった。




















《後日・・・某宅》




「ご、誤解だ!」


「なにが誤解だぁ!!!ここに証拠があるじゃないか!」


「ち、違う!これは綾波の陰謀だ!」


「あ、綾波だぁ?レイとなの!?よくもかわいい後輩をたぶらかしてくれたわね!!!」


「何を考えとる!綾波君の新小隊の歓迎会をやっただけだって!」


「だったらなんで領収書がすべて”交際費”で金額が15万もあるのよ〜!!!!!」


「し、知らん、俺は知らんぞーーーーっ!!!!」


「問答無用ーーーーーっ!アルフォンスで踏み潰してやる!!」


「そ、それだけは勘弁してくれーーーっ!」









この2時間後土下座して泣きながら何かを訴える夫と

電話口で浮気相手と思われる女性に連絡を取る妻とともに

周辺一帯まで響いた篠原遊馬浮気騒動は終焉を迎える。



























合掌















「問題ないわ」( ̄ー ̄)

シンジ争奪戦には敗れたが
遊馬にはしっかり仕返しをして
その日の幸せ度を4:6の比率で過ごしたレイさんでした。



は〜るが過ぎ 夏が来て♪
私の心は秋模様♪

もう1年ですね♪やっぱり私に連載向いてません♪
書きなおしの第4話・・・やっと終わりました。
読んでいただいてる方には申し訳無い限りです(^^;
これでさわりの部分は終わりです。あとはOVAシリーズのように
1話完結をしばらくやって行ければと思います。
遅くなりましたがPSのレイバーやりこみました♪
「外したら分かってるよね?」とか
「まぁかせてください!!!」 ダン ダン ダン ダン ダン ダン 
などなどセリフを笑いながら聞いてました。
やっぱりフルネルソンからAVDコマンダーで太田さんにお任せか
後藤さんに説得してもらうのが良いでしょう(笑)

現在はサクラとロボットで精一杯です。
だからSS進まないんやね。

ではではまたそのうちに〜(^^;



まじーーーーーーー○ ごー?















ミサトさん?( ̄ー ̄)ニヤリ





《某悪の科学要塞》

「ぎぃやぁぁぁあああああああああ!!!!!!!アルフの奴覚えてなさいよーーーー!!!!!」

「活きの良すぎる実験体ね・・・マヤもうちょっと電圧上げて」

「はい♪」

「▼★☆*%●◎$∴♂♀÷▲※〒⇔♭♯☆←★!!!!!」がくっ

「やりすぎたかしら・・・それにしても子供相談室に手紙が来るとわね・・・・この子のために早く回答をしないと」

「はい♪」

そこには一通の手紙


 美しいお姉様方始めまして。
私は
美しいお姉様方の大ファンです。
美しいお姉様方
に質問です。
葛城ミサトさんはどーしてビールをあんなに飲んでも平気なんですか?

科学的に解析して教えてください。

よろしくお願いします。                 あなた方の奴隷A 』


「待っててねA、美しいお姉様達がこの謎を解明してあげるわ。さて、次は何をしようかしら♪」




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