みんなの受験体験談

このページには、読者の方の受験体験談を掲載します。
自分の勉強法や、時間の作り方、スランプ脱出法等を投稿して下さい。
平成7年以後の新制度電験3種の合格者の方は、是非投稿して下さい。
投稿する方は、体験談投稿フォームで送信するか、私にメールを送って下さい。


平成13年度電験第3種合格   M.Oさん

私の3種受験体験談

私が、この年になって電験3種の受験を思い立ったのは、
会社へ電気技術協会より、講習会の案内が来たことからです。
以前より幾度も思い立っては勉強を始めはしたのですが意志が弱くてつい、
長続きせずこの歳になりました。

試験も昔と違い3年間合格科目の保留制度に成ったことで、精神的にも
随分楽に思え講習会を受講しました。講習会を受講したときは分かり易く
範囲もぐっと絞っての説明で、この程度で有ればと高をくくって受験したの
ですが、結果は悲惨なもので、機械だけはかろうじて通過はしたものの、
電力・法規は40点台 理論に於いては30点台とプライドをずたずたに
傷つけられてしまいました。

そこで、2年目は万全を期して4月から勉強を始めたのですが、
元来の意志の弱さが仇になり結局1ヶ月位で勉強を止めて取得は諦めて
しまいました。しかし、試験直前になると色気が出てきて、もしかしたら
今からでも頑張れば何とかなるのではと思い直し、結局勉強を始めたのは
試験の2週間前でした。

その時の勉強法は基礎から勉強するには時間が足りないので、問題集を
主体に勉強を切換えた事と、科目を理論と法規に絞りテキスト選びに神経を
使ったことです。
そして、私は「電験第3種データーブック」電気書院が構成として
巧くまとめてあり、この本に賭けて勉強を開始しました。
この本の良い所は過去問題を 項目別 にしかも 難易度順 に並べてあるため
自分のレベルに合った問題からスタートでき、徐々にレベルアップ出来ると
言うところです。ただ、中には問題が難しくて理解不能の箇所があり、
そこの所は別に参考書を購入して理解力を深めました。

また、計算問題はできるだけ図を書いて解いて行き、与えられる数値や条件が
変わっても応用が利くように考えながら勉強しました。
法規の勉強で文書問題は問題に出て来た技術基準の条文を全てコピ−にとり、
これを過去問題と同じようにポイントの所をマーカーペンで消して全文を
覚えるのでなくポイントの箇所だけ覚えれるように常時携帯し、
特に勘違いしやすい所を正確に覚えていきました。
その結果 勉強した 法規は93点 理論は86点の高点数で通過する事が出来ました。

そして、今年は最後の3年目 絶対合格せねばと思っていた折も折、
インターネットで谷井先生の受験講座を知り6月末早速申し込みました。
谷井先生の指導法は毎日3問ずつと無理のない勉強法で、3種の内容が万遍無く
出題されしかも、不明な所は分かり易い解説で能率もアップ、次第に実力も蓄積され、
不安だった試験勉強も昨年程の苦労もなく安心して望むことが出来ました。
しかも、今年も93点と言う高得点で合格の栄冠得ることが出来ました。

次に、この3年間を通しての回想は、勉強法で長年電験シリーズ本を
勉強してきましたが、この方法より、私のような短期集中型の人間は、
過去問題主体の勉強法が効率が良い事に気付く。
また、テキスト選び(自分のレベルに合った本)も重要である。
特にテキストで私の良かったと感じた本は、「電験第3種データーブック」
電気書院ですが、これは過去問題を 項目別 にしかも 難易度順 に並べて
あるため自分のレベルに合った問題からスタートでき、徐々にレベルアップ出き
「科目合格のためのデーターベースマスターブック電験3種」電気書院の
シリーズ本で補いました。

それから、科目別で初めから勉強したい時は
「演習電験3種マスター絵とき○○演習」オーム社が分かり易いでしょう。
最後に、行動力と計画性のない人は毎日無理のない問題数と不明な所を詳細に
解説してもらえる、谷井先生の電験講座を受講するのも良いでしょう。

ただ、必ず解答して提出できるやる気の有る人でないと駄目。
以上無責任な事ばかり羅列しましたが、後は皆さんの努力と継続力です。
頑張ってください。

M.O(55歳)


平成13年度電験第3種合格   うにさん

tsuyoshi_i52@hotmail.com

私は現在26歳です。これまでの取得資格は高校3年の
時に取った第二種電気工事士のみでした。高校は電気科です。
高校を卒業後、専門学校で制御工学を勉強していました。

使用した教科書等
これだけシリーズ理論、電力、法規(電気書院)
よくわかる電験指南 機械(日刊工業新聞社)
2001年度 電験三種完全回答(オーム社)
新電気3月号〜8月号

勉強は3月から始め、一日に2時間くらい。休日は3時間くらい
こつこつやりました。
勉強順は理論→電力→機械→法規でした。
途中、6月はやる気がまったく無くなってしまい、丸々休みました。
ですが、新電気の付録「合格ブック」をやり始めてから急に問題が解ける
様になり、またやる気が復活。以前にもまして集中して勉強しました。
最後は過去問や新電気の予想問題を解きまくり、問題になれる努力を
しました。

結果
理論:64 電力:79 機械:72 法規:93
法規は試験前3週間くらいからひたすら過去問を解きまくった結果、
一番勉強してないにもかかわらず、一番良い点数でした。
法規はB問題がパターン化されているので、絶対に落とさないよう
にした方がよいと思います。

合格の方法?
基本がわかってしまえば、あとは問題を解く量だと思います。
あとは本番で解いたことの無い問題に当たっても諦めないで答えを式に
全部入れてみるとか、ネバる事が大事だと思います。


平成13年度電験第3種合格   岩釜零式さん

 tukamoto@fancy.ocn.ne.jp

 どうも、こんにちわ。
自分は今、専門学生の1年生です。電験の存在は、3年前に知りました。その時、
工業高校電気科にいました。ただ「就職が有利になるから」という理由で始めました。
やはり始めの頃は、何を勉強すればいいか全く分かりませんでした。

一回目の受験は、全科目不合格でした。一回目の受験で、これではいけないと思い
勉強をコツコツとやり始めました。高校で貰った、オーム社の「90日マスターブック」を
一日1ページしてました。試験がせまってくると、夏休みを潰してまで勉強していました。
とにかく過去問を中心にやりました。

そして、二回目の受験は、理論57、電力32、機械64、法規71でした。
機械を合格できたのは、来年(13年)も受けるヤル気が出てきました。
そして今年、専門学校に進学。4月ごろに残り2科目を勉強し始めました。
ある5月頃に、専門学校の担任から電験の授業に呼ばれました。
この授業は、2年生と定時制の人たちが受けていました。
その頃1年生は、まだ電験の授業はありませんでした。
2年生と定時制の中、1年生は自分だけで勉強してました。

自分は、2科目だけなので、機械と法規の授業があるときは、図書室で勉強していました。
図書室では、昔の電験の参考書やオーム社の「新電気」があったりしたので参考になりました。
そして、8月の夏休みは、自宅自習の形で勉強してました。やはり主に過去問を勉強しました。
遂に、三回目の試験は、理論64、電力78でした。10月25日に、全科目合格を確認しました。
こんな専門学校で18歳でも、3種は合格できますので、電験3種を受験される方、
是非頑張って合格を目指してください。
では、また。


平成13年度電験第3種合格   shi-bouさん

shi-bou@juno.dti.ne.jp

1.受験の動機

 私は工業高校の電子科の卒業です。
昭和57年に20歳の時、当時は旧制度でしたが一度受験しました。
当時は歯が立たず不合格でした。その当時の勉強方法は参考書の要
点をノートにまとめてから、問題集をやるという非効率きわまりな
いものでしたので当然です。
 それ以後電験のことはいつも頭の片隅にありましたが相当勉強をし
ないと合格できないと思っていましたので、受験することはありませ
んでした。
 今回の受験の動機は、職場で自己研鑽のため何か資格に挑戦をしな
ければならなくなり、上司の勧めもあり電験3種を受験することにし
ました。(しかし受験料は自分持ちです。)18年目のリベンジです。

2.自分の勉強法

 受験を決意したのが平成13年5月連休明けでした。あまり時間が
ありませんでした。過去問題を中心に勉強するのが効果的だと言われ
ていたので、過去問題を中心に演習しました。最初はなかなか問題が
解けず、機械は特に難しく感じました。問題の解答を見ても意味がわ
からずただノートに写していたこともあります。時間がないので1つ
のわからない問題に拘泥せず、違う問題に進みました。そのうち何回
もやるうちに、意味がわからなくとも、問題が解けるようになりました。
また恥ずかしい話ですが、工業高校の頃から問題を解くのに、電卓を
使っていましたので、その影響で2桁以上のわり算が手計算で出来な
くなっていました。問題の式を正確にたてることが出来ても、手計算を
すると回答と違う数値が出てきます。手計算の練習の必要を感じ、
小学4年生の算数の問題集を買い、電験の勉強と平行してやりました。
公式を完全に理解するという時間もやる気も無かったので、とにかく
問題を解けるようになって、各科目とも60%出来ればいいと思って
やりました。そのうち、何度か演習して解けるようになった問題はパ
スし、何回やっても解けない問題及び間違える問題のみをやるように
なりました。

使用したテキスト

(1)絵とき 電験3種完全マスター 理論〜法規まで4巻オーム社
ほとんど使ってません。わからないところを調べるのに使っただけです。

(2)平成13年版 電験第3種模範回答集  電気書院
過去問題集で、これが最高のテキストだと思います。これを繰り返し
繰り返しやりました。

(3)2001年版電験3種 合格BOOK集大成 オーム社
内容は少し難しいと思います。実際の試験問題に出題されないと思う
傾向の問題もありますが、苦手分野の克服用として使いました。

(4)雑誌 新電気、電気計算の問題

3.勉強時間及び学習意欲の継続

 平日は朝会社に早く出社し30分。昼休みに20分〜30分。帰宅
してから1時間〜2時間。休日は3時間位です。いつも問題集を持ち
歩き、仕事の待ち合わせの時間等すきまの時間を見つけては勉強しま
した。仕事があまり忙しくなくなっていたので時間は割合とれました。
私の場合本当に集中できるのはせいぜい2時間位です。暑い夏にかけ
てのことですので、たまに缶ビールを飲みながら勉強しました。私は
非常に飽きっぽいのですが、よく学習意欲が継続したものだと自分で
も思います。それは20歳のとき受験して歯が立たず不合格となり、
再度受験しても合格しないのでないかという思いが頭の片隅にいつも
あり、この思いに決着をつけたかったからです。受験を決意してから
今まで頭の中は電験一色だったと思います。

4.試験場にて
 
 4科目とも時間一杯粘りました。終了の鐘が鳴ってから急いで訂正
した問題もあります。途中眠くなるのではないかと思いましたが、必
死に解答していましたのでそれどころではありませんでした。解答の
チェックをする時間もあまりとれませんでした。ただ電卓が使えたら
手計算の不得意な私としては計算問題はもっと楽だったと思います。
 自己採点では理論86点 電力92点 機械64点 法規72点で
した。


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