我が国には全国津々浦々に至るまで、氏神様のいない所はございません。天神地衹11百万の神々が御鎮座まほし、氏子崇敬者の方々は必ずそれぞれの神社にお詣りになります。我々日本人はこの神々様の子孫にあたり、すなわち血のつながりがあります。
遠い遠い祖先達はこの国を神の国と信じ、この国に住む人達の子々孫々栄え行く道を日常生活の中に見出し、神の道を興し立てこれを宗教的に把握したものがすなわち神社であり神道であります。それ故神社は我々の魂のふるさとであり、また生活の根源でもあります。他の宗教に見る様な教祖様と称するものもなく、教義も経典もありません。ただ日常生活の中に祖先を神と仰いで明るく、浄く、正しく、直く生活していよいよ栄えていく様にと自らが神を祀ったものであります。すなわち神道では誠を説き、誠の道を神の道と心得て浄く、明るく、正しく、直き生活を送ろうと念願するところに神社神道の本義があると存じます。
終わりに、皆々様の御多幸をお祈源し、いつまでも達者で参拝くださいます様、お待ちしております
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