クサソテツ
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オシダ科

環境: 山地、野原、林、落葉性、多年草、群生、シダ類。

根・茎: 根茎塊状直立、長い地中枝を出し横にはい、先に新しい下部を作る、根茎に古い葉柄残る。

葉: 根生葉束生、ほぼ直立、春出る栄養葉と秋出る胞子葉あり、葉柄短い、葉柄基部広がり断面三角広形、基部の葉柄鱗片皮針形全縁まばら、栄養葉草質無毛、栄養葉羽状複葉1回(複葉)、全体の葉皮針倒形、あるいは葉卵長形先急に尖る、小葉互生30−40対、小葉三角長形、あるいは小葉線形先尖る、小葉浅裂羽状あるいは小葉鋸歯円い、小葉無柄無毛、小葉最基部の裂片長く鎌状で中軸を覆う、羽片下部の小葉小形でさらに耳状に縮小、胞子葉は栄養葉の中心から出る、胞子葉高さ60cm位で低い、胞子葉卵長形小さい、胞子葉羽状複葉2回、小葉線形、小葉軸(羽軸)に球形の小羽片を多く並べる、小羽片裏側に巻き胞子のう群を包む。

花: 胞子のう群、胞子葉小葉裏中脈の両側に(巻き込んだ羽片内に)2−3列に並ぶ。

果: 胞子のう群胞子葉の球形羽片に包まれる。

参考: 草蘇鉄、茎や葉が蘇鉄に似るのでこの名、若葉をコゴミ、あるいはコゴメとよび食用、若葉が巻いてかがんでいるように見えるのでコゴミ、葉柄基部を雁の足に見立ててガンソクともいう。


全長: 50- 100 cm
葉長: 30- 90 cm
花径: .05- .2 cm



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