マキ科
環境: 関東以西、暖地、山地、林、自生、常緑樹、雌雄異株。
根・茎: 幹直立分枝、幹径30−60cm、ときに200cmにもなる、枝多い、樹皮灰白色、あるいは樹皮灰褐色、浅く縦裂し薄片となって脱落。
葉: 互生多い、葉緑深色、葉裏緑淡色、中脈隆起、葉革質厚い、葉線形巾0.8−1.2cmあるいは葉被針形、全縁。
花: 初夏、5月頃、花黄白(雄花)、花緑(雌花果托)、小枝側方の葉腋に短い柄の雄花序3−5本つける、雄花花序円柱形、包りんにはやく2縦裂、花粉黄色、雌花も葉腋に単生、
果: 果托卵倒形、小柄あり、果托緑色、熟すと果托赤紫暗色(緑と赤紫の球連なる形となる)、その上に種子球形緑色、果食べられる。
参考: 犬槙、材は耐久性、耐虫性あり、器具、桶などに利用、クサマキ、マキ、羅漢松ともいう。マキは千葉県木。
遊び方: 手裏剣、 ちょうちん(提灯)。 下記参照。
全長: 200- 2500 cm
葉長: 10- 15 cm
花径: .2- .5 cm
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遊び方: ラカンマキ も同様。
1.手裏剣 葉を4枚用意し、それぞれ主脈に直角に2つに折る。
この4枚の葉(折葉)を、井桁に組み合わせる。
井桁の作り方 (右図参照)
@ 1枚の折葉を折口を右にして、水平に置く。
A 2枚目の折葉を折口を下(手前)にして、1枚目の葉の折口から2cm位の所で、その葉を直角に挟む。
B 3枚目の折葉を、折口を左にして水平にし、2枚目の葉の中央部を挟む。
C 4枚目の折葉を折口を上(向う)にして、3枚目の葉を挟み、4枚目の先部(2枚)を、
1枚目の折葉の中(折った内側)に通す。
変形した井桁(つまり、井桁の突き出る2本のうち1本がない)ができる。
井桁の中央部の隙間が小さくなるように折葉を引き整える。
この1つの葉を持って水平に投げると手裏剣のように回転して飛ぶ。
2.ちょうちん @ 葉を12枚用意し、4枚ずつで井桁を2つ作る。(井桁の作り方は上記参照)
井桁の中心部は、タンポポの茎が通るくらいのすきまを残す。
A 2つの井桁を、ちょうちんの上下(天井と底板)にする。
B 上下の板をつなぐため、別の1枚の葉の両端を、上下の井桁の折葉のすきまに挿し込む。
これを4回繰返し、4枚の葉で上下の井桁の間の支柱とする。
C タンポポを2枚の井桁の間におき、タンポポの茎を上の井桁の中央の隙間から挿し込むと完成。