スギ
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スギ科

環境: 山地、自生、植林、常緑樹、雌雄同株、日本特産、針葉樹。

根・茎: 幹直立分枝、幹径200cmにもなる、樹皮褐色(縦繊維状) 樹皮繊維質で強い、枝密につく。

葉: 葉棒状に密生(小枝に)、葉線形鎌形先尖る、あるいは葉針状鎌形、葉らせん状につく、葉硬い、葉緑色。

花: 早春、花黄褐色(雄花)、花緑(雌花)、枝端に雄花群生、雄花米粒大、雄花楕円形長0.6−0.9cm、雄花径0.3cm位、小枝先に雌花球形、径1−3cm。

果: 果卵形球形長2−3cm、果木質、果黄褐色、包鱗と種鱗中部まで融合、包鱗先三角形反り返る、種鱗先4−6個の牙状、種鱗の基部に種子2−5個直生、種子翼あり。

参考: 杉、材は黄白色を帯びる、材は木理まっすぐで柔らかく脂気あり、建材、パルプ原料、桶、樽、曲物などに利用、樹皮は屋根を葺くのに利用、葉は線香に利用、古くは神事に用いた、吉野杉、秋田杉、屋久杉など有名。花粉は花粉症の原因のひとつ。変種にヤワラスギ、ムレスギ(幹が根元で分枝)、ヨレスギ、エンコウスギ、オウゴンスギなどの品種あり。古名まき、倭木ともいう。誕生花2・29、花言葉「雄大」。スギは奈良県木、やなせスギは高知県木、秋田スギは秋田県木、神宮スギは三重県木、北山スギは京都県木、立山スギは富山県木。万葉集「三諸(みもろ)の神の神(かむ)杉夢(いめ)にだに見むとすれど寝(い)ねぬ夜ぞ多き」高市皇子(巻2−156)。


全長: 500- 5000 cm
葉長: .5- 1.5 cm
花径: .3- 3 cm



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