イネ科
環境: 寒地以外の各地、栽植、自生、多年生竹、群生、竹薮をつくる、中国原産。
根・茎: 根茎太く長く地中を横にはう、茎(稈)直立、茎円筒形径3−13cm無毛滑らか、茎中空、茎緑鮮色あるいは茎黄緑色、節に2輪の環状隆起、 節間25−45cm位、各茎節から2主枝分枝。
葉: 互生、葉枝先に5−6枚掌状につく、葉無毛、葉黄緑色、葉裏白緑色、葉厚い、葉下部鞘、葉鞘縁にひげ毛あり、葉楕円長形状被針形、葉先尖屡、葉基部丸い、葉柄短い、葉平行脈。
花: 夏、まれに開花して花序をつける、花黄緑色(?)、枝腋、枝先に長さ4−10cmの円柱形の花穂束生、鞘包から小穂を出す、鞘包は仏焔包状で10枚位重なり、その先に小葉卵形あり、小穂1花、護頴と内頴細長い、鱗片3、おしべ3、花糸白長糸状、花柱3、花の時は全体に葉が少ない。
果: 夏筍、皮暗色斑点あり、皮脱落する。
参考: 真竹、 茎、竹の皮は種々の用途あり、筍は食用、呉竹、苦竹、クチクともいう。
万葉集「梅の花散らまく惜しみ吾が苑の竹の林に鶯鳴くも」阿氏奥島(あじのおきしま)(巻5−824)。
遊び方: 傘を作る。 下記参照。
全長: 500- 2400 cm
葉長: 6- 15 cm
花径: .5- 1.5 cm
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遊び方: モウソウチク も同様。
傘を作る @ 筍の皮の裾(すそ)のぎざぎざを取除くため、裾の部分を切取る。
A 皮を、表側を手前に、上下逆に(裾の方を上に)持つ。
B 上から15cm位の所を、水平に手前に折る。(下図左端参照)
C さらに折った部分の中部(上から7cm位)を水平に手前に折る。
(上部は4重になる)(下図右図参照)
D 最後に折った部分(2重の部分)を、下から巾0.5cm位の間隔で、縦に数ヶ所
裂いて、切れ目を入れる(折線まで)。(下図右端参照)
E 下部を皮の表側が、表になるように縦にまるめると、上部が傘状に広がる。
F 傘上部の白い部分を指で上下させると、傘が開閉する。