マコモ
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イネ科

環境: 沼地、湿地、多年草、群生。

根・茎: 根茎泥の中、根茎太く短い、根茎多肉質の枝を出し横にはう、茎束生、茎叢生、茎滑らか、茎直立、茎円柱形太い、茎中空。

葉: 葉束生、葉叢生、基部鞘多胞質、蒲の葉鞘に似る、葉線形巾2−3cm次第に尖る、葉縁ざらつく、葉平行脈。

花: 夏、秋、花黄緑淡色(雌花)、花紫色帯びる(雄花)、茎先に長さ30−60cm位の単一の円錐花序を直立、やや密に分枝し、多くの単性の小穂をつける、上部の小穂は1個の雌花からなり、小穂線状皮針形黄淡緑色、護頴と内頴の2片からなり、先は芒となる、下部小穂は雄花で、小穂皮針長形長0.6cm紫を帯びる、護頴、内頴およびおしべ6、芒なし、雌雄穂共に脱落しやすい。

果:

参考: 真菰、葉はむしろ、種子と若芽は食用、ハナガツミ、かつみ、かすみぐさ、こもともいう。季語夏、「真菰の花」は季語秋、コモヅノは一種の菌におかされた茎芽で台湾、沖縄、中国などで食用にする。古名「コモ」。万葉集「飼飯(けひ)の海の庭好くあらし刈薦(かりこも)の乱れ出づ見ゆ海人の釣船」柿本人麻呂(巻3−256)。


全長: 100- 200 cm
葉長: 30- 120 cm
花径: .2- .6 cm



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