チガヤ
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イネ科

環境: 原野、山地、土手、多年草、叢生、群生。

根・茎: 根茎細長く地中を横にはう、根茎白色節あり、茎節毛白毛あり、茎束生。

葉: 互生、葉硬い、葉下部鞘となり茎を包む、葉線形巾1cm位先尖る、葉平行脈。

花: 晩春、花白(毛の色)、葉の出る前に茎先に円柱状の穂状花序、これをツバナ(茅花)といい、多くの小花を集める、後に葉と共に基部が長く伸びる、花序は1−2回分枝、各分枝上の節に小穂2個ずつつける、小穂楕円長形長0.25cm、小穂基部の総包毛と包頴2個の毛白く長さ1.5cm位、護頴、内頴小さく芒なし、柱頭2裂黒紫色の羽毛状。

果:

参考: 穂をツバナ、チバナといい、強壮薬、また古くは成熟した穂で火口を作った、茎葉は屋根を葺くのに用いた、チ、フシゲチガヤともいう、茎に白毛のない種をケナシチガヤという。万葉集「浅茅原つばらつばらにもの思(も)へば故(ふ)りにし郷(さと)し思ほゆるかも」大伴旅人(巻3−333)。


全長: 30- 60 cm
葉長: 10- 20 cm
花径: .2- .3 cm



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