カヤツリグサ
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カヤツリグサ科

環境: 畑、荒地、草地、道端、1年草、まばらに叢生。

根・茎: 根ひげ根紫色、茎直立緑色、茎1株に数本、茎3稜あり滑らか、全体香気。

葉: 根生葉束生、根生葉線形細長い、葉平行脈。

花: 夏、7−8月頃、花黄褐色、茎先に3−5個の総包葉を放射状に伸ばし、中心に4−9本の柄を散形に出し、各柄先に1−6個の穂状花序(やや頭状)、花序には小穂(線形長1−1.5cm、20個位の花を2列につける)を5−9個位つける、鱗片楕円形舟形褐色中脈緑色先尖る。

果: 果楕円長形卵倒形黒褐色3稜あり、花柱3裂。

参考: 蚊帳釣草、子供が茎を裂いて蚊帳を吊る形にするのでこの名、マスクサ(升草)ともいう、季語夏。

遊び方: かんざし、蚊帳、占い。 下記参照。
 

全長: 20- 40 cm
葉長: 5- 20 cm
花径: .1- .3 cm
 
 

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遊び方:

1.かんざし   穂のついた茎をとり、穂の元の葉を取去ると、かわいい「かんざし」になる。

2.蚊帳(かや) 茎を20cm位以上の長さに切り取り、茎の両側から裂いて4角形を作る。(右図参照)
                4本の茎を正方形の4隅になるよう地面に立て、この4角形を載せる。
                寝室に張った蚊帳のような形になるので、昔を思い出すのも面白い。

3.占い         茎を20cm位以上の長さに切り取り、茎の両側に爪で切れ込みを入れる。
                2人で両端を持ち、両方の切れ込みから、同時にゆっくり茎を裂いていく。(右図参照)
                うまく4角形ができたら大吉あるいは2人は両思い、途中で裂けたら凶あるいは片思い。