カキツバタ
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アヤメ科

環境: 水辺、湿地、庭、観賞用、栽培、多年草。

根・茎: 茎直立、茎円柱形、茎緑色、茎上部に1葉。

葉: 束生、葉2列、葉扇形に直上、茎上部に1葉、葉剣形あるいは葉線広形数枚、葉基部鞘となり茎を抱く、葉平行脈隆起しない、葉巾2−3cm、葉は花茎をこえるものあり、全縁。

花: 初夏、5−6月、花紫濃、花白、茎先に直立した2包葉の間に蕾を3個位出し、花を順に開く、花片6、外花被片3楕円形下垂し長さ6−7cm、中央に1本の黄白線、内花被片被針倒形直立、おしべ3、やく白色、花柱3裂さらに2裂、子房下位。

果: さく果やや3稜楕円長形先尖らない、果長5cm、熟すと果3裂開、種子(半円形褐色光沢)を出す。

参考: 書き付け花の意味、花汁で布をこすり付け染めた昔の行事に由来する、花白の種をシロカキツバタ、紫斑の種をワシノオという、カオヨグサ(貎佳草)ともいう、杜若、燕子花、季語夏。 愛知県花。危急種(急減種)。誕生花5・11、花言葉「幸福がくる」。伊勢物語「唐衣着つつなれにし妻しあれば、はるばる来ぬる旅をしぞ思う」は有名。万葉集「常ならぬ人国山の秋津野の杜若(かきつばた)をし夢(いめ)に見るかも」(巻7−1345)。


全長: 50- 70 cm
葉長: 52- 80 cm
花径: 10- 15 cm



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