アズサ
カバノキ科
環境: 山地、落葉樹。
根・茎: 幹直立分枝、樹皮灰赤黒色、樹皮臭気(サロメチールの)あり、新枝には腺点あり、雌雄同株。
葉: 互生、葉柄あり、葉短い枝に2葉ずつ束生、葉卵広形尖る、葉やや三角状、あるいは葉楕円卵状、鋸歯二重不規則で刺状、支脈平行10−15対、葉裏脈毛あり。
花: 晩春、5月、花黄褐色(雄花)、花緑(雌花)、小枝先から円柱状の尾状花序(7−9cm)を下垂、雄花を棒状に密生、雄花包鱗内、雄花おしべ2、雌花穂は雄花穂の下の短い枝先に1個卵状に上向きにつける、雌花包鱗内2個、子房1、花柱2。
果: 果穂楕円形、果穂松かさ状直立、果穂長2−3cm、やや粘りあり、果鱗片3裂矛状、小堅果楕円形左右に狭い翼あり。
参考: 梓、材は器具用、古来梓弓はこの木で作った、樹皮臭いのでヨグソミネバリ、オオバミネバリ、ミズメともいう。万葉集「梓弓引かばまにまに寄らめども後の心を知りかてぬかも」石川郎女(巻2−98)。
全長: 400- 2000 cm
葉長: 5- 10 cm
花径: .2- .5 cm
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