シラカシ
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ブナ科

環境: 福島、新潟以西、山地、自生、中部・関東では人家の周囲に植える、常緑樹。

根・茎: 幹直立分枝、樹皮黒色あるいは黒褐色、雌雄同株。

葉: 互生、葉柄あり(長さ約1cm)、葉薄い革質、葉面滑らか、葉裏白灰色、葉卵長形先尖る、葉上半部鋸歯波状。

花: 春、4月頃、花黄褐色(雄花)、前年の枝腋に尾状花序下垂、雄花を密生、雄花花片4−5(がく片)、おしべ4−5、新枝葉腋から雌花穂状花序を直立、小花を数個つける、雌花総包に包まれる、がく4−5裂、花柱3。

果: 堅果卵円形(どんぐり)、果殻斗(いが)椀形浅い、いがに横縞6−8あり、果長1.5cm。

参考: 白樫、材が白いのでこの名、幹が黒いのでクロガシともいう、カシ(樫、橿)は総称。材は堅く重く弾力に富む、器具・薪材などに利用、防風、防火、生垣用、樹皮は染料。万葉集「静まりし浦浪さわく吾か背子がい立たせりけむ厳橿(いつかし)が本(もと)」額田大王(巻1−9)「あしひきの山道(やまじ)も知らず白橿(しらかし)の枝もとををに雪の降れれば」柿本人麻呂(巻10−2315)。

遊び方: こま、笛、人形など。 アカガシのページ 参照。   また葉を草笛にする。葉を両手で持って下唇にあてて吹く。
 

全長: 400- 2000 cm
葉長: 4- 13 cm
花径: .3- .6 cm


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