コウゾ
クワ科
環境: 山地、自生、栽培、落葉樹、雌雄同株。
根・茎: 枝分枝長い、枝皮褐色。
葉: 互生、葉柄1−2cm、葉薄い、葉毛両面にあり、葉卵形あるいは葉掌形2―5中裂クワ葉に似る、鋸歯。
花: 春、初夏、花黄緑淡、葉と共に開花、雄花序は若い枝の基部に腋性、雌花序は上部葉腋にでる、共に柄あり、小花を集めてつける、雄花花片4(がく)、おしべ4、雌花がく筒状2−4裂、子房1、花柱1糸状。
果: 果球形、6月頃熟すと果赤、果径1cm位、小果円形核硬い、果イチゴに似て甘い。
参考: 樹皮は和紙の原料、楮、かぞ、かんず、カウソともいう、古くは樹皮から織布を織り、タク、タヘ、ユウと呼んだ。万葉集「栲(コウゾ)縄(たくなわ)の永き命を欲(ほ)りしくは絶えずて人を見まく欲(ほ)れこそ」巫部麻蘇(かむなぎへのまそ)娘子(おとめ)(巻4−704)。
全長: 200- 500 cm
葉長: 7- 20 cm
花径: .5- 1 cm
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