ホオノキ
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モクレン科

環境: 山地、林、落葉樹。

根・茎: 幹直立、まばらに分枝。

葉: 互生、葉柄2−4cm、葉大きい、葉卵長形、あるいは葉楕円長形、葉枝先に集まる、葉裏毛あり、葉裏白緑、若葉紅淡色、
   托葉膜質早く落ちる、全縁。

花: 春、5−6月頃、花黄白、枝先に短い柄のある大きい花(15cm位)をつける、花香気あり、花片9弁位卵長倒形長6cm位、
  がく片3緑淡紅帯びる、おしべ多数、めしべ多数、花糸は紅鮮色。

果: 花托伸びて肥厚し大きい果楕円長形(15cm位)となり、袋果開くと白糸で種子赤2個ずつを下垂、果紫紅色。

参考: 朴、樹皮は健胃、消化、整腸剤、材は版木、建材、器具、木炭に利用、葉は食物を包むのに利用、ホウノキ、ホオ、ホオガシワ、
    ホオバノキともいう、「朴の花」は季語夏。 枝の皮は枝本体から抜きやすい。
    万葉集「わが夫子(せこ)が捧げて持てる厚朴(ほほがしわ)あたかも似るか青き盃(さかずき)僧恵行(巻19−4204)。

遊び方: 小刀、風車、お面。 下記参照。
 

全長: 400- 2000 cm
葉長: 20- 40 cm
花径: 10- 18 cm
 

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遊び方: 

1.小刀  @ なるべく滑らかで、太さ1cm以下、長さ20cm位の枝を切り取る。
            A 太い方の端から5cmの所で、カッターなどで、枝の周りに浅く切れこみを入れる。
         (枝の固い部分に刃先がつく程度)
      B 太い方の端をもち、細い方の皮を引き抜くと、刀になる。
         抜いた白い枝先を丸く尖らすと、小刀になる。 
         引き抜いた皮は鞘として刀を挿し込める。

2.風車  @ 葉のついた枝をとり、葉を5−6枚残して、他の葉を切り落とす。
          A 葉の付け根の枝の先1cm位の所に、爪で枝のまわりにくるりと傷をつける。
          B 芽を切り取り、枝から葉をスポッと抜く。
          C 葉を羽根状に切る(先端と、葉の半分を(主脈をのこし)切取る)
          D 葉を裏返して、抜いた枝に再び挿しこむ、と完成。

3.お面  @ 大きな葉を1枚と、葉の柄10cm位を2本用意する。
            A 葉の上部(先の方)に、V形に3−5cm程の切れ込みを入れる。
            B 葉の基部にY形の切れこみをれる。そのとき、Yの縦棒部分は主脈に沿わせ、主脈は取去る。
        C 葉を面に見立てて、目の部分に穴を開ける。葉の基部は左部を後右へ、右部は後左へ折り込む。
            D 葉の柄(長さ10cm位)を1本ずつ、牙のように、葉下部の切れ目から
        (左下から後右へ、右したから後左へ)挿し込む。
          E その内側に出た柄をくわえて面をかぶる。