《7》うめ(ウメ)

            ウメは中国が原産で、古代は一重咲きの
白梅や野梅(野生の梅)が主流だったが、
今は多種多様。早春、葉の出る前に五弁の
花を開く。    −撮影場所・自宅の庭ー
       わが園に 梅の花散る ひさかたの
  天(あめ)より雪の 流れくるかも
                 大伴旅人
           −万葉集・822−

(王可所乃二 う免能花遅流 久方農
   天与り雪能奈可連 くる可裳)

〈あれ、雪かな?ああ、梅の花びらか。
 まるで空から雪が降ってくるようで、
            きれいだなあ
 現代はお花見といえば桜ですが、万葉
 時代は 中国から渡ってきた梅に人気が
 あった。万葉集の桜は42首に対し、
  梅は129首もある。〉

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