Linuxでもテレビが見たい(設定編)

作成
2008-11-08
更新
2008-11-08
執筆
任那伽耶
分類
,,

前回(「Linuxでもテレビが見たい(ハードウェア編)」)に引き続き。今回は主に、トラブルシューティングというか、本当に覚え書きの世界。

RCA端子経由で録音した際に音が割れる。
結論からいうと、modprobeでSAA7134ドライバを指定する際のミスでした。各所の解説ではmodprobe saa7134 card=65(あるいはこれに加えてtuner=54)とだけ書いてあるケースが多いのですが、mencoderでalsa経由にする場合は、alsa=1と書いてやるほうが無難なようです。
RCA端子経由で録画した時に映像がモアレっぽくなる。
RCA端子は映像信号をYC混合(コンポジット)で伝送するため、当方のキャプチャカードではうまく分離できなくなる時があるようです。一番良いのはS端子で情報を直接取得することですが、コンポジット入力機器しかない場合は、適当なS端子・RCA端子の変換ケーブルを使うと改善できることがあるようです。当然、画質は本来のS端子のそれとは雲泥の差でしたが……。
ダブル録画したい。
少なくとも、玄人志向KRTV-7131/L及びKRTV-7131/Vについては単純に2枚差しで利用可能です(おそらく同じドライバを使うボードの2枚差しは比較的容易なのではないかと)。 ただし、modprobeにオプションをつけている場合は2枚分の説明を書く必要がある模様。うちの場合だとmodprobe saa7134 card=65,65 alsa=1,1としています。
デバイスの指定がわからない。
とりあえずオーディオについては、/proc/asound配下に色々ファイルがあるのでcatでもしてみると色々情報が取得できます。一番重要そうなのは刺さってるカードの一覧が確認できる/proc/asound/cards。あと、/proc/asound配下にはカードの状態(利用中かどうか)を確認できるところがあったりと、かなり便利。スクリプトと組み合わせればかなり効率良く、安全に録画可能ではないでしょうか。
ビデオ周りについてはdmesgでログを見てやるとそれらしい情報が見つかるかと思います。(多分これが一番手っ取り早い。)

その他、関連するコンテンツは以下のとおり。

前の記事
次の記事
目次
任那伽耶の徒然日記 in 2008年

当ページにリンクを貼ったりブックマークする時は以下のURIにすると便利です。

パーマリンク
http://www1.kcn.ne.jp/~solomon/kaja/diary/2008/1108194004

Copyright(c) 2008 Wandaring Visionary some rights reserved. See detail.