2000年1月5日、ついに自転車用のヘルメットを買いました。OGKのW-2Rというモデルです。色は「シルバー ガンメタ」。グリーン系の色のものが欲しかったのですが、その店では赤とシルバーしか置いていなかったのです。年齢を考え、いうまでもなく、渋いシルバーに決めました。
買うときに気がついたのですが、自転車用のヘルメットって、発泡スチロールで作られたクッション部分(ライナーというそうです)をプラスチックの外皮(シェルというそうです)をかぶせたものなのですね。軽くて装着感はとてもいいのですが、こんなので頭をぶつけた日にゃ、頭も一緒につぶれてしまうのではないかと思うほどです。
でも、嫁さんの話によると、MTBをやっておられる知人のWさんは、ある日MTBに乗って走っていたら車と衝突し、体は宙を舞って道路にたたきつけられたけれど、奇跡的に助かったそうです。そのときしていたヘルメットは、ぺちゃんこにつぶれていたとのこと。発泡スチロールでできていても、案外信頼できるもののようですね。
私が初日に用水路に転落して怪我をして以来、MTBでの事故を常に心配している嫁さんは、その話を聞いてから、私にヘルメットをかぶるようしつこく迫りました。私はちょっと形が特殊な自転車用ヘルメットなど目立って格好悪いし、それに買うには値段もけっこうするし、購入を渋っていました。そんな私にゴウを煮やしたのか、嫁さんは、私の誕生日のプレゼントにヘルメットを買ってあげるというのです。そこまでいうならと、いくつか自転車店を見て回りましたが、なかなか気に入ったのが見つかりませんでした。誕生日も過ぎ、正月休みに行ってみた奈良市新大宮のスポーツ自転車店で、上記のヘルメットを見つけ、嫁さんにプレゼントしてもらったというわけです。
購入後、早速かぶってみました。装着感はいいのですが、何となく恥ずかしく感じました。私がヘルメットをかぶった姿を見て、子供たちは案の定笑い転げました。「お父さんの頭、キノコみたい!」と言うのです。「コンニャロ」と思いましたが、鏡に映った自分の頭は、確かに「キノコ」でした。それにしても、自転車用のヘルメットって、なぜあのような変な形をしているのでしょうか。
しかし、万一を考え、人に笑われようとも、ヘルメットをかぶって野山に出かけています。