2002年の年が明けてから、パソコンが故障したり、仕事が忙しかったり、車が故障して買い換えを余儀なくされたりなど、結構いろいろ続いて、MTBに乗る機会がほとんどない日々が続きました。3月17日、やっとMTBに乗れて、一歩山の中に入ったら、あたりもうすっかり春。梅の花はもちろんのこと、桜の花も3分咲きほどになっていました。うれしい季節がまた巡ってきました。
そうそう、2002年3月13日放送の「グレートジャーニー最終回」(フジテレビ系)をご覧になりましたか。医師であり冒険家の関野吉晴さんが、10年前に南米最南端のパタゴニアを出発して、南米を北上し、北米を通り抜けベーリング海峡を渡ってユーラシア大陸に踏み入れ、チベット、中近東を経て東アフリカの人類発祥の地タンザニアのラエトリまでの、53,000kmという気の遠くなるような長い旅の記録の最終回でした。移動には動力は一切使わず、自転車やカヌー、駱駝などを使っての旅は、実に大変だったと想像します。 私もこの「グレートジャーニー」の大ファンで、第1回から見ていたのですが(途中1回見逃しているのが残念!)、最後の人類発祥の地にたどり着くところは大変感動的でした。
また、ついにゴールを果たしたときの彼の言葉が良かったです。関野さん曰く、あの長く苦しかった長旅を終えてわかったことは、「当たり前のことが一番大事」ということだったとのこと。たとえば、空気だったり、大地だったり、家族、仲間、地域社会だったり、自由に移動できることだったり。中でも家族はもっとも大切な存在だったことが、画面に映る関野さんの表情を通じてよくわかりました。
それから更に収穫だったのは、彼の自転車のペダルをこぐ様子でした。何万kmもMTBで走って来た彼の走りはかなり洗練されていて、見ていてとても参考になりました。
それにしても、ああ、私もあと10年若ければ。。。 とは言っても、関野さんの100分の一も走れないのはわかっていますが… (^^;