2001年11月のある日曜日。久しぶりの気持ちの良い、快晴の朝を迎えました。朝食もそこそこに、早速愛車Muddy Foxにまたがってペダルをこぎだしたのは、言うまでもありません。
この日の朝は、いつになく冷え込んでいました。住宅地を離れて田んぼのあるところにやってくると、晩秋の朝のやわらかな陽の光があたりを包みこみ、いつもの見慣れた風景が一変していました。空気がものすごく澄んでいます。見るものすべてが、朝の光の中で輝いていました。
久々の早朝サイクリングでした。自宅から2キロと離れていないのに、このような風景に触れることができるなんて、とても幸せなことです。心の中にまで朝日が差し込んで来て、満ち足りた気分になれる朝のサイクリング。お勧めですよ。
晩秋の山里の、静かな朝の風景です。 | |
手前の草の上が白く輝いているのは、霜です。 その霜が朝の光に照らされて、きらきらと輝いています。 霜は徐々に溶け、あたりには白い蒸気も立ちのぼっています。 | |
何か別世界のような気がしますよね。でも、ここはいつも見慣れている、ありふれた田んぼです。 光の魔術がかかったのでしょう。 | |
何となく牛がいるように見えませんか。 子供の頃は、牛が田んぼで働いていました。 頑張っている牛の姿は、子供心にも、働くことの大切さを教えてくれたように思います。 | |
山でも、冬支度が始まっていました。 植物たちは、太陽の光の恵みを一身に浴びていました。 | |
青い空を背景に、複雑に曲がりくねった柿の木の枝。そのコントラストが面白いでしょ? 枝の先には一つだけ柿の実が残されています。守柿です。鳥につつかれて半分以上なくなっていました。 でも、来年もきっと、たくさんの実をつけることでしょう。 |