《管理人の映画に対するスタンス》
『映画無段』は、『ポンコツ映画愛護協会』や『妄想映画大王』といった映画関連のコンテンツを中心としています。が、純粋な映画ファンからしてみれば、「こんな映画をバカにしたようなコンテンツを作る管理人は、映画ファンとは呼べない」と思うかもしれません。
その通りです。私はおそらく、マトモな映画ファンとは言えません。ハッキリ言って、インチキな映画野郎です。
管理人は、かなり偏った思考回路に基づいて映画を観賞しています。基本的には、「自分ならこうするだろう」という、監督にでもなったかのような偉そうな態度で観賞しています。最初から粗探しを考えているような観賞方法は、とても映画ファンとは言えないでしょう。
そんなインチキ野郎が作っているのですから、『ポンコツ映画愛護協会』で書いている映画の雑感は、かなり適当なシロモノだと思ってもらって結構ですし、マトモに取る必要は全くありません。『妄想映画大王』でデッチ上げている作品については、「バカだなあ」と笑ってやってください。
『ポンコツ映画愛護協会』で扱う作品の選考基準としては、次のポイントが挙げられます。
- ゴールデン・ラズベリー賞(ラジー賞)の受賞作品&ノミネート作品
- スティンカーズ最悪映画賞の受賞作品&ノミネート作品
- “映画100年、駄作100選”のエントリー作品
- ゴールデン・ターキー賞の受賞作品&ノミネート作品
- 様々な映画批評サイトや専門誌で評価の低い作品
- 管理人の独断的評価
ゴールデン・ラズベリー賞(Golden Raspberry Award)は、アメリカでサイテー映画に送られる賞のことで、いわば逆アカデミー賞といった感じの賞です。
その中でも作品自体の評価に大きな影響を与えると考えられる部門賞(作品・監督・脚本・主演・リメイク&続編)の受賞&ノミネート作品は、カテゴリーを設けて掲載しています。スティンカーズ最悪映画賞(Stinkers Bad Movie Awards)は、アメリカでサイテー映画に送られていた賞のことで、いわば逆ゴールデン・グローブ賞といった感じの賞です。
“映画100年、駄作100選(100 Years, 100 Stinkers)”は、映画誕生100年を記念してアメリカ映画協会(AFI)が選定した“名作映画100本”のパロディーとして選定された駄作映画100本のことです。
ゴールデン・ターキー賞(The Golden Turkey Awards)は、1978年にアメリカで出版された本のタイトルです。ゴールデン・ラズベリー賞やスティンカーズ最悪映画賞に先駆けて、サイテー映画を表彰している本です。
スティンカーズ最悪映画賞や“映画100年、駄作100選”、ゴールデン・ターキー賞に選ばれた作品については、「ハリボテ映画」というカテゴリーで掲載しています(ラジー賞の主要部門受賞&ノミネート作品は除く)。ただし、バカ映画として評価できる映画や別の意味で面白いと思える映画など、「ハリボテ映画」とは言えないような作品は、「トンデモ映画」のカテゴリーで紹介しています。
「管理人の独断的評価」で選出する作品は、多額の製作費を投入して興行的に惨敗した映画、低予算で作られたキテレツな映画、有名スターがヤバいことになっている映画、大物監督がトチ狂ってしまった怪作など、かなり広範囲に渡っています。
「ポンコツ映画」と謳っていますが、その定義は、ものすごくアバウトです。
ケチョンケチョンに酷評している作品もあれば、「おバカだけど面白い」と高評価している作品もあります。
ちなみに、コンテンツの性格上、作品の粗筋どころか、オチまで書いてしまっている場合があります。作品の内容を知りたくないという人は、読まない方が賢明です。ゴールデン・ラズベリー賞の受賞&候補作(者)の全リストについては、
『ゴールデン・ラズベリー賞:受賞&候補リスト』
のコンテンツを御覧下さい。スティンカーズ最悪映画賞の受賞&候補作(者)の全リストについては、
『スティンカーズ最悪映画賞:受賞&候補リスト』
のコンテンツを御覧下さい。“映画100年、100本の駄作”にエントリーされた作品の全タイトルについては、
『映画100年、駄作100選』
のコンテンツを御覧下さい。
《ジャンル別・個人的ベスト映画5選(2010年10月8日時点)》
管理人はインチキな映画野郎ですが、世の中にある全ての作品にケチを付けているわけではありません。面白いと思う作品は、当然のことながら存在します。それほど膨大な数の作品を見ているわけではありませんが、個人的に評価している作品を挙げておきます。
5つのジャンルに分けて、私が好きな5作品を挙げてみました。ただし、順位を付けるのは困難なので、50音順に並べています。あくまでも、2010年10月8日の時点でのベスト5です。
ですから、時が経つことで、変化する可能性はかなり高いです。例えば、かなり以前に見て印象の薄れている作品などもありますから、そういった作品を再び鑑賞した場合、このリストに入ってくる可能性はあるでしょう。新しく見た作品によっても、リストの内容は変わってくるでしょう。
<ハートフルの5作>
ここでは感涙した作品を5つ挙げてみました。どの作品も、何度見ても泣いてしまいます。『ニッキーとジーノ』は、同じような内容の『レインマン』よりも上だと思います。『素晴らしき哉、人生!』は、今まで見た映画の中でベスト5に入るほどの作品です。
<コメディーの5作>
コメディー部門は、社会風刺などを強く打ち出すものではなく、単純に「バカだなあ」と思える作品を集めてみました。『Mr.BOO!』は、広川太一郎氏の吹き替え版に限定して評価します。日本の吹き替え文化の素晴らしさを強く示してくれる作品です。
<ミステリーの5作>
ミステリー部門は、「伏線があってオチがある」という作品を集めています。『サイコ』はスリラー映画とも言えると思いますが、前述の条件に合っているので入れました。『ユージュアル・サスペクツ』は、ある意味では卑怯な映画ですが、練り込んだ脚本が素晴らしいと思います。
<アクションの5作>
『セブン・チャンス』はコメディー映画なのですが、バスター・キートンの“アクション”が素晴らしいのでここに入れました。ジャッキー・チェン作品は幾つか候補がありましたが、1つだけに絞りました。アクション部門が、5作への絞り込みが最も難しいかもしれませんね。
<邦画の5作>
邦画に関しては、「もし自分が映画監督なら、こんなテイストを持った作品を作ってみたい」という基準で選びました。単純に“傑作”ということで選ぶなら、『ゴジラ』(もちろん第1作)や『七人の侍』などが思い浮かびますし、そういう基準で選べば5作全てが入れ替わるかもしれません。