太陽の塔
〜さか屋 太郎さん風呂 [撮影:2003.12.19]〜

岡本太郎 さか屋 ●奥伊豆天城温泉郷吉奈温泉
 さか屋さんに行ってきました。
 偶然webで見つけたんですが、岡本太郎デザインの“太郎さん風呂”ってのがあるのです。 岡本太郎から譲り受けたリトグラフ・絵画などの作品ギャラリーがあったりもして、 なんだか不思議な温泉宿です。
 “温泉”と“岡本太郎”の組合せに非常に魅力を感じ、「いつか行って湯船に浸かってみたい」と抱いていた夢がついに実現しました。

 写真はさか屋さんの入り口。
創業四百余年 子宝の湯 御宿 さか屋

●太郎さん風呂
 手書きの館内案内にはこう説明されています。
『「太郎さん」とは誰のことでしょう? 実はこのお風呂、世界的に有名な芸術家 岡本太郎先生のデザインなのです。 さか屋は50年に渡り、岡本先生の常宿でした。 女性が座ったおしりの跡をかたどったといわれる湯船もまた一つの“芸術”なのです。』

岡本太郎 さか屋
岡本太郎 太郎さん風呂 ●太郎さん風呂システム

岡本太郎デザイン 太郎さん風呂
昼11:00〜深夜1:00 殿方タイム
深夜1:00〜昼11:00 ご婦人タイム

 さか屋さんのお風呂はいくつかあるのですが、 なかでも太郎さん風呂は“大浴場”で、基本的には時間帯で男女を分けています。 入浴者のいない時間に限って、希望すれば「貸切」も可で、家族や友人で混浴ってのもアリみたいです。。  


岡本太郎 さか屋 ●さか屋外観(写真:左)
 太郎さん風呂のある建物を外から撮影。赤い矢印のフロアが太郎さん風呂です。

●風呂入り口(写真:下)
 エレベータを出るとすぐ、太郎さん風呂入り口があります。のれんも太郎さん。
岡本太郎 太郎さん風呂 岡本太郎 太郎さん風呂

岡本太郎 太郎さん風呂 ●脱衣場から(写真:左)
 お風呂全景。湯気でくもっちゃってます。中央の白っぽいゾウリムシ形のところが湯船です。

●椅子(写真:下左)
 湯船の脇には坐ることを拒む椅子。酔っ払いに割られてしまったそうで、、痛々しく裂けており、補修されていました。

●上流(写真:下)
 太郎さん風呂上流の8角形の浴槽。ここに熱めの湯が入り、下流の太郎さん風呂で適温になっているようです。 この浴槽は太郎さん風呂とミスマッチなような気がしますが、、、
岡本太郎 太郎さん風呂 岡本太郎 太郎さん風呂
岡本太郎 太郎さん風呂 ●太郎さん風呂
 10人ぐらいは入れそうな大きさ。小人数のほうがいろんな体勢で浸かることができてよさそうです。
 写真が観難いのは、大量の湯気と天気がとてもよかったため。
●太郎さん風呂
 小さな(15mm□ぐらい?)タイル張り。
 女性が座ったおしりの跡がモチーフになっていて、上からみると“∞”な形。
 もともと底部は“ω”の形をしていたそうですが、滑りやすく危ないということで、今はフラットな底になっちゃっています。“ω”に戻そう、という計画もあるそうです。
岡本太郎 太郎さん風呂
岡本太郎 太郎さん風呂 岡本太郎 太郎さん風呂

岡本太郎 太郎さん風呂 ●お風呂の説明
 幸運の湯“太郎さん風呂”
 昔からさか屋の湯は『子宝の湯』として親しまれてきました。 戦国の武将・今川義元一族が吉奈の湯を『霊泉・子宝の湯』として男子誕生・子孫繁栄のたろに慶賀珍重し、 すすんで子女をこの湯に通わせたことからその名が興ったといわれています。 しかし、昭和51年、さか屋の増改築計画を機に、もっと広く深く、老若男女を問わずお客さま全部に幸運をもたらす源泉として生まれ変わるべく『幸運の湯』と改称されました。 昔、子宝の湯。今、幸運の湯−でございます。さか屋名物のお万さん風呂、太郎さん風呂、野天風呂等々で、ゆっくりと身を伸ばし古来からの天然の湯の恵を満喫なさり、すばらしい幸運をあなたのものになさってください。 この湯のぬくもりから、あなたの運のもりあがりが始まるのです。
岡本太郎 太郎さん風呂 ●入浴
 お湯は無色透明、温度は私にとってはややぬるめ、40℃ないぐらいでしょうか。
 写真のように非常にリラックスした姿勢で浸かることができます。 縁の高さとカーブがちょうど良い具合に首と肩とを支えてくれます。


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