純白に スピカ輝き 乙女娘よ
おとめ ご
おとめ座のα星スピカは5月の午後8時ごろに南の空の中天に輝く青白い1等星です。

清らかな白い光を放っている為福井県地方では「真珠星」と呼ばれています。

中国ではスピカの事を「角(かく)」と呼んでいます。
それは夏のさそり座を巨大な竜とみて、竜の2本の角のうち1本の先はうしかい座のアルクツルスに、もう一本の先はおとめ座のスピカに届いていると見たからです。
アルクツルスの方は「大角(だいかく)」と呼ばれています。
純白に輝くスピカは女性的ですが分光器で調べると絶対光度マイナス2等と0.3等の連星で周期がわずか4日という猛烈なスピードでおたがいの周りをお互いをまわりあっており、両方の星からガスが吹き飛び、共にぺちゃんこになっていると考えられています。

この星座にはいろいろの神話が伝えられていますが、乙女や女神にまつわるものが多いのはスピカの澄みきった美しい白光の為だと言われています。

スピカのやや南寄りにメシエ番号M104という銀河系外の小宇宙があります。これはメキシコ人がかぶる縁の広い帽子ソンブレロに似ている事から「ソンブレロ星雲」と呼ばれています。

またおとめ座の北、かみのけ座との境界あたりには系外星雲が数多くあり、イギリスの天文学者フレデリック・ウイリアム・ハーシェルは、ここに322個の銀河を数えたと言うことです。