ヘッドライトHID化
フォグランプをHIDに換えた時の衝撃がすごかったのですが、明るすぎて機能的に問題だったため、ヘッドライトをHID化することにしました。

プラドのヘッドらいとは、H4バルブ、Hi/Lo切替えが必要になります。
新品は高いので、やはりオークションにすがってみました。

フォグが88ハウスのLOUDですから、同じメーカーで探してみました。新品価格が安い分、中古でもあまり差がなく新品でも良いかと思いましたが、ネット検索してみると「1年で壊れた」だの故障が多いようです。
今回はヘッドランプですので”安心”と”信用”が欲しいところです。

そんなとき「サン自動車 HID 片側バルブ不点灯それ以外は動作確認」なる商品が・・・・
サン自動車は三菱自動車の純正オプションに設定されているメーカーであり、ベロフやFETと中身は同じ感じ。
三菱自体はいろいろ問題はありましたが、とりあえず”純正採用”のレッテルが貼られている以上、中途半端な商品ではないだろうと、いうことでゲットしました。

■ 確認 ■
○商品確認
到着した商品。この他、HL4D-Dバルブが2灯。バルブは1灯不点灯となっています。
点灯実験の結果は・・・

商品は、値段の割にはかなり綺麗で、良いのではないでしょうか。
配線の確認をしていると1カ所、HiLowコントローラーとリレーとの接続をしている4口コネクターが片側ギボシ端子に変えられており、線色も微妙に違っています。
4本の内、2本の接続がわかりません。
電源2本と信号2本で両方共に赤線があります。
間違えたらもったいないので、配線を追いかけました。
コントローラー内です。(理由はどうあれ、内部も見たかった)
リレーが4ヶ。LoとHi各2灯分でしょうか。

配線確認完了!
純正コネクターはそう簡単には打ってませんので、汎用4口コネクターを購入して接続。

配線接続して、点灯実験・・・・やはり、1灯不点灯でした

■ ちょっと休憩 ■
片側不点灯のまま取付けてみようかとも思いましたが、やはり両方点かないと何となく”不良品”な感じがしてやめました。
ここで、ちょっと休憩し、バルブをどうするか検討です。
不点灯バルブの行方は・・・・コチラをどうぞ。


■ 取り付け ■
○ハロゲン点灯
今のところ、ハロゲン最後の点灯式。
○グリル取り外し
中央上部、プラスねじを取れば、後は四隅のツメを外せば簡単に取れます。
乗用車ならバンパーも取り外しての作業になりますが、スペースがあるので多分グリルだけで大丈夫。
○バラスト、イグナイター取り付け
バッテリーを外し、運転席側のバラストはバッテリーのフェンダー側の隙間に
ビス1本と両面テープで固定。
イグナイターはライト付近にビス留めしました。
助手席側は、寒冷地仕様ならバッテリーを付けるであろう場所が空いてましたので、スペースはあります。その辺りに設置。
○バルブの取り付け
まず、台座の部分を取付けて、固定クリップを留めます。
台座の厚みはHIDの方が厚くなっていますが、引っかかりに問題なかったので無加工で取付け出来ました。
○防水キャップ取り付け
防水キャップは再利用が可能。
少し、バルブの方が太くキャップ孔が小さいですが、油を引いて入る程度ですから加工するほどでは、ありませんでした。
○バルブ取り付け
○取り付け完了
後部スペースは、バルブとバッテリー間4cm程度あいてますので、まったく問題ありません。
(写真上側がバッテリー)
○点灯
点きました。この瞬間は、どの作業でもいい感じです。
ハイ、ローの切り替え・・・・できません。
問題発生
ローからハイに戻りません。ライトを切って再度点灯するとローに戻って点灯。
パッシングしてもローに戻りません。
原因究明・・・・
Hi・Lowコントローラー内部の、切り替え時のリレーの動きを見ました。
点灯時、リレーが動きます。
ハイ切り替え時、リレーは動作します。
ローに戻したときリレーが動きません。
ハイ切り替え時に、4個のリレーがすべて動きます。
再点灯時、ローに4個同時に戻ります。

以前、同じような現象がありました。
昔、ハイワッテージバルブ(ハロゲン)を付けた時、ハイビームの時にロービームが消えずに困った。
その時のリレーもこんな感じだったような。
「同時点灯防止装置」が必要なのでしょうか。

○同時点灯防止装置
メーカーはFET。
原因はコレでした。バッチリ切り替わりました。

トヨタ車は、信号を継続出力してHiにして、信号を切ることでLowに戻るようです。
なのでハロゲンの場合には、Hi信号を出すとLowに追加してHiが点きます。これを防止するための装置で、Hi、Low切り替え時に内部のリレーで信号を切り替えます。

■ 点灯 ■
○夜間点灯(ヘッドランプ)
ヘッドランプはこんな感じです。
色合いは、カメラの性能が悪く、実際はもっと白いです。
カットラインが不鮮明で、拡散光があります。


○夜間点灯(フォグとヘッドランプ)
ヘッドランプのみの点灯に比べて、横への広がりが増しました。
片側、純正バルブを移植修理したモノで色温度の違いが気になってましたが、違いはまったくわかりませんでした。

[追加]
後日、カットラインの不鮮明の原因を究明。
バルブと遮光板の位置関係が問題でした。
調整すると、かなり鮮明になりました。

■ インプレッション ■
ハロゲンに比べたら断然明るいので、大満足です。
これでフォグをハロゲンに戻して、本来の性能を発揮できます。

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