母さん
さて、今回は前回の続きでお引越しのお話ですが、始め母さんは電車で行こうと思っていたんだけど問題は小雪さんをどうするかということ。(父さんはこの時茨城県にいたので車は荷物と一緒に運んでもらうつもりだったの。)
引越屋さんに聞いたら「飛行機で運べる事は運べるけれど、結構スゴイ音がするので怖がって神経症のようになってしまう犬が多いですよ」とのことで、それでは小雪さんが可哀相ということになって急遽父さんが迎えに来て3人(?)で車で移動しようということになったのよ。
でも今回は長旅なので大丈夫かなってちょっと心配だったの。
だって今の家から茨城県まで途中休憩を入れながら走ったら(小雪さんがいるので当然ゆっくり)10時間以上かかりそうだったから。(結局途中仮眠をしたりして14時間かかりました。)
小 雪
ウヘ〜、14時間は結構きついよね。
母さん
でしょ。それで動物病院の先生に相談したら「酔い止め(精神安定剤?または睡眠薬?かな)」を出して下さったんで全部は怖かったので半分だけ飲ませてご近所の皆さんに見送ってもらっていざ出発!
薬のせいで小雪さんはずっとウトウトしてたから14時間って言ってもピンっとこないでしょ。
小 雪
うん。あんまりよく覚えてない。
母さん
そうだよね。「こゆ、着いたよ」って起こしてもまだ少しボーッとしてたもんね。
小 雪
そう。なんだかうつらうつらしている間に着いちゃったって感じ。
母さん
でしょうね。ちょっと可哀相な気もしたけど母さん達はとっても助かったよ。
でも小雪さんがあんまりグッタリしてるんで、お隣の方や手伝いに来てくれた会社の人達から「ワンちゃん病気なの?」って聞かれて困ったけどね。
まぁ、あの当時小雪さんはちょっと痩せてて本当に病気みたいにも見えたんだけれどね。
これは最近聞いた話だけれど母さん達が引っ越していった後、今のお家の方じゃ小雪さんは2度とこのお家には帰れないだろうって言われてたみたいよ。
小雪さんの事をあまり知らない人達も「白い犬がいる家」っていったら小雪さんの事だって知ってて「可哀相にね」って言ってくれてたみたい。
だから今の家に帰った時元気な小雪さんを見て2代目の小雪さんだと思った人もいたみたい。(笑)
小 雪
へぇ〜、そんなに私って元気なかったんですか?自分じゃなんとも思わなかったけど……。
母さん
そうね。特に着いた当時は薬を飲んでたって事もあったしね。
長旅だったしちょっと心配したけど1〜2日休んだら元気になったのでホッとしたのよ。
それからご近所へ引越の挨拶に行ったら「随分大きな犬を大阪からよく連れてきたね」って感心(あきれられる?)されちゃった。
でもあの当時、母さん始めての土地で知り合いもいないし父さんは仕事で忙しいしでちょっと心細かったんだけれど小雪さんがいてくれたおかげで本当に助かったわ。
小雪さんがいてくれたからいろいろ歩き回る事も出来てご近所の様子もなんとなく判ったしね。
それに返事はしてくれないけど、いろいろ話し掛けたり庭で遊んだりして随分気が紛れたしね。(知らない方がみたらちょっとアブナイ人に見えたかも……。)
ほんとにありがとうね!
小 雪
いえいえ、どういたしまして。私を家族として茨城まで連れて行ってくれたんだもの。そんなの当たり前ですよ。
それに飼い主を慰めるのは「飼い犬の務め!」ですからね。エヘン!
母さん
へぇ〜、「飼い犬の務め!」ですか。スゴイ!小雪さんも成長したのね。母さんうれしい!
と、一人で感激している母さんを「困った母さんだ。やっぱり私がいなきゃ駄目ね!」としみじみ見つめてしまう小雪さんなのでした。