7.避妊手術


母さん
小雪さんが6ヶ月位になった時、母さんとっても悩んだ事があるんだよ。
小 雪
えぇ〜、なになに?
母さん
あのね、小雪さんに赤ちゃんを生ませるかどうかって事。
前にも言ったように母さん達としては本当は小雪さんに赤ちゃんを産んでほしいなぁって思ってたの。
ご近所の方も小雪さんの赤ちゃんなら欲しいって人が結構いたし、母さん達も小雪さんの赤ちゃんを1人手元に置いておきたかったし……。小雪さんのお母さんぶりも見たかったしね。
だけど、その頃結構住宅内に放し飼いの犬が多くってね。
聞いた話では、避妊手術をしていない雌犬を飼っているお家が雄犬に集まられて結構困っているとか、散歩の時も後ろから付いてきて恐かったとか、または庭で飼っていたら知らないうちに赤ちゃんが出来ちゃっていて困ったとかいう話を聞いてね、母さんとしてもとっても悩んじゃったんだ。
それでいろいろ悩んだ末に結局小雪さんには可哀相だったけれど避妊手術することにしたの。ごめんね。
小 雪
う〜ん、いろいろ事情があったんですね。
でも、正直言って私子供生んだことないから本当の所はわかんない。だからあんまり気にしないでね。
母さん
うっ、優しいのね。母さん泣けちゃうよぅ。
小 雪
やだな、母さんたら大袈裟なんだから。
母さん
ところで(ケロリ!)話は変わっちゃうけど、花ちゃんもちょうど同じ時期に避妊手術を同じ病院でしてもらったんだけれど、先生が言ってたよ。
花ちゃんは麻酔が切れる直前まで尻尾を振ってたけど小雪さんは始めから終わりまで一回も尻尾を振ってくれなかったって。
母さんが病院へ迎えに行った時小雪さんが尻尾を振ったので(でも、わずかですよ。ブンブンではなくてパタパタって感じ)先生が思わず「あっ、小雪ちゃんも飼い主さんにはやっぱり尻尾振るんだ!」って言ったので母さん恥ずかしいやら可笑しいやらでどんな顔したらいいかわかんなかったわよ。
小 雪
だって初めて一人で病院に泊まってとっても恐かったし、それに好きじゃない人に尻尾ふれないんだもの。仕方ないじゃない!
私達にとって尻尾は人間の言葉と同じでとっても大事な会話の手段なの。
その上人間と違って私達はうそはつかないからね。自然に尻尾に感情が出ちゃうの。
だから、私達の気持ちをわかろうと思ったら尻尾を見てね。もちろん尻尾だけじゃなく耳も目も体全体をだけど……。
どう?一目で分かるから結構私達と仲良くなるのって簡単でしょ。
ちょっと時間をかけてくれれば大概の犬とは仲良くなれるよ。きっと。
人間と犬ってコミニュケーションの違いはあるけど、感情的には良く似てるから(お互いに群れ社会だし)もっと分かり合えると思うんだけど……。
母さん
おっ、なんだかむずかしい話になっちゃったね。
でもほんとだよね。犬はもちろん、他のいろいろな生き物とも仲良くしていきたいよね。
だって同じ地球に住む仲間なんだもん。
小 雪
さすが!母さんいい事言う。
母さん
ということで、今回のお話はお互いの誉めあいで終わるのでした。(何のこっちゃ!)



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