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■ V:tM(その2)
Date / 2003年01月25日(土)
翌日は黒光さんも加え、V:tMのセッションです。

H「あ、言い忘れてたんですが。今回はキャラクターを作ってこなくても大丈夫だったんですよ」
い「そういうことは先に言って下さい(笑)」
H「あと、プレロールドっていうわけでもないんですけどね
か「なんか凄いドキドキしてきました」

 つづく。
■ V:tM(その3)
Date / 2003年01月26日(日)
システム  :Vampire: The Masquerade
StoryTeller:HARD-WIRED
シナリオ名 :Amnesia
プレイヤー :いずみの
       からす
       黒光

・導入・

い「キャラメイクをしなくても良かった、って、どういう意味なんですか? HWさん」
H「キャラメイクはセッション開始前に、その場でやってもらうワケでして。まぁ、このシナリオ限定の縛りみたいなのがつくんですが」
い「……全然予想つきませんね(笑)」
か「ええ(笑)」
H「では始めましょうか。いきますよ、まずは名前を決めて下さい。他はまだですよ。……名前が決まったら次に氏族も決めていいです。決まりました? では次に能力値や徳を割り振って下さい。訓えも取っていいですが、背景と技能は取らないで下さい。なので、世代も取れないですね」
一同「……はい。はい」
H「自由割り振り点を増やしたい人はこの時点で短所を取って構いません。前から言ってましたけど、長所は無しで」
一同「……はい、取りました」
H「ではここからが重要なんですが、『技能に割り振るポイントの組み合わせ(13点と9点と7点の組み合わせの事)』を決めておいて下さい。そのポイントは今割り振っちゃダメです」
一同「あー。はあ」
H「で、ここで自由割り振り点を使用してオッケーです。技能・背景・長所以外なら好きなところを伸ばしてください。あと、なるべく技能用のポイントを残しておいた方がいいんですが」
一同「ええと。はい」
H「では各人、このホワイトカードに名前と氏族、訓えを書いてSTに渡してください」
い「あ、キャラ管理用ですか。……はい、これで」
H「キャラメイクはこれで終了です
一同「そうなんですか(笑)」
H「そうなんです。すみません(笑)。ではシナリオのオープング映像が始まって、タイトルが浮かび上がります。そのタイトルは『Amnesia』」
い「あっ。あー! はい! いや! なんか解ってきたような気がします(笑)」
H「(嬉しそうに)最初に断っておきますが、皆さんは最初からチームを組んでいるわけではないことを自覚しておいてください。場合によってはPC間コンフリクト上等という覚悟でヒトツ。さて、一人ずつ状況説明をしていきましょう。みなさんは、一人一人別の場所で、目の前が真っ暗な部屋の中に居るように感じます。そして、この部屋に入るまでの経緯がまるで思い出せない。それ以前に、自分が誰なのかが思い出せません
一同「あー、来た!(笑)」

・セッション内容・

 ご察しのように、「記憶喪失RPG」である。
 とある、「密室状態の研究所」を舞台に3人のPCが隔離され、自分の記憶と、他2人の正体を探っていく中で、ストーリーの中心へと接近していく。
 ゲーム的には「それっぽいロールプレイをする」ことで過去体験のフラッシュバックを誘発させ、技能を修得(=回想)することが可能(例:戦闘の演出をする→格闘を修得、等)。また、余った自由割り振り点を使うことで、技能を強制的に修得したり、4ドット以上に伸ばしたりすることもできる。
 これは言い換えれば、自由割り振り点と同じ回数だけ「実はその技能を持っていました」と言えるわけで、メタ・ゲームの視点では、プレイヤーに慎重な適用を要求されるファクターだった。いつどこでどの技能が必要になるのか、を先読みする楽しみがある。
 自分のキャラクターが、目の前で、シナリオに参加しながら形成されていく(完成していく)様子は、普通のセッションにはない感覚だろう。
 そこに、(シナリオのイベントフラグを立てることによって)STから与えられる「PCの記憶」が追加される。
 その中には、当然「隣にいるPCに関する記憶(それもポジティブな内容ではない!)」も含まれているわけで、緊張感ある人間関係が否応なく発生する。
 プレイヤーのぼくとしては、なるべくPC同士を団結させたいわけで、薄氷を渡るような展開の中で、仲間割れしないよう仲間割れしないようにロールプレイするのに必死であった。
 更に「記憶喪失」そのものをトリックにした二重トリックも隠されており、こちらもロールプレイのソースとして面白いものだった。
 最近のプレイスタイル──D&D等のダンジョンアタック系は除いて──は「先が読めない」という状況をネガティブな要素として捉え、スポイルしていく傾向にあると思う。その流れに逆らい、「先が読めない楽しみ」を純化させたセッションだったと言えよう。特に起承転結の「承」の辺りが際だってドキドキしていた。

・キャラクター・

 最後に、記念っぽくPCの名前と氏族だけを掲載しておこう。

からすさん
名前:カート・ドナルド・コバーン
氏族:ブルハー
#男性、アメリカ人

黒光さん
名前:フリッツ
氏族:トレアドール
#男性、ドイツ人

いずみの
名前:吾妻薙糸(ルビ:ないと)
氏族:ヴェントルー
#男性、日本人




 V:tMの後は、からすさんと「HWさんにN◎VAの SSSを書いてもらい隊」を結成してHWさんをせっついたりしました。
 赤いハンドルは既にあるんですし(罵倒)、もう、ぜひぜひ。
 ところで……後でふと思いついた系なんですけど。

“加速する”に「ハード・ワイアード」とルビを振ったり、

“結線”に「アクセラレーター」ってルビを振ったりすると、

激しく西尾維新っぽいですよね(両方からヤな顔をされそうなネタ)。

 ああ、ぼくも何かハンドルが欲しいのですけど。何かないでしょうか。それともただの自傷行為なんですか? これって。
 ちなみに朝佳さんの場合、自分のハンドルを呼んだ者は、例外なくブチ殺しているそうです。
 ……そういえば朝佳さん、普段から眼鏡をかけたりはずしたりしてるしな……(アホっ面になりつつ)。
 お、俺もブチ殺されてえ。みんなもハンドルを呼んで、ブチ殺されよう!
■ トーキョーN◎VA-RR
Date / 2003年1月6日(土)
システム  :トーキョーN◎VA-RR
ルーラー  :いずみの
使用シナリオ:SSSバサラ「Promised Land」「黄昏の瞳」
プレイヤー :HARD-WIRED
       MORiTA
       大槻牧場

 推奨枠は

・カタナ(フリーの荒事屋)
・バサラ(真教退魔局の退魔師)
・フェイト(探偵)

で、カタナにはクグツ枠のコネ(要するに千早雅之の依頼)も取ってもらうことにした。

 ぼくのGM初めである。
 ところで、「宇宙に13人存在するというB−メンバーズ」。
 二人目は大槻さんだということが判明。つまり“B-大槻”(以下B)。

B「先月はずっと『それ散る』ばっかやってたんで、実は『空の境界』読んでません」
い「そんなにやりこんでたんですか(薦めたのは俺だけど)」

い「大槻さん、スタイル決まりました?」
B「結局カタナ=カタナ=カタナで行こうかと……」
い「(倒れそうになりながら)なんでキャストが3人しかいないのにカタナ3枚なんですか!」
B「いやほら、3枚にしとくと読まなきゃいけない特技が1ページで済むから楽じゃないですか」

M「せやけど、大槻くんは滅多に男キャラせえへんよね」
B「いやほら、女性キャラの方がプレイしやすいじゃないですか」
M「それは同意求めるとこちゃうと思うけどな」

 ……などなど。
 当然、本人はBであることを否定してました

 そんな中でのキャラメイクだが、MORiTAさんを除いた二人は「データは出来ているが設定が思い付かない状態」で詰まっていた。
 大槻さんはトゥルーカタナの二天一流生命体。
 HWさんはバサラとカブトワリだけ確定の、“BM”対ウォーカーライフル(※業物)持ち。
 そこから先が本当に決まらないので、プレイヤー全員にRLも加わってキャラ設定を詰めるという展開になった。
 様々なキャラ案が錯綜するなか、ターニング・ポイントとなったのは MORiTAさんの一言だった。

M「大槻くん大槻くん、(『どろろ』の)百鬼丸ナオンとかどお?」
H「そ、それだ! すごい萌えませんか」
大「じゃあ、ハンドルは“百鬼丸”として、名前が要りますよね」

 これも様々な意見(ピノコとか奇子とか)が錯綜したのだが、結局

い「『手塚治美』とか」
H「すげえ強そうだ(笑)」
い「まぁ、デミ・ゴッドですから。カタナの神様なんですよ(適当)」

 という案が決定打になった。


“百季丸”手塚治未(♀)──大槻さん
カタナ=カタナ=カタナ◎●/カタナ・クグツ枠
 父親の歪んだ権力欲の犠牲となり身体の48ヶ所をアヤカシに捧げられ、全身のいたる箇所が(サイバーウェア相当の)「ギミック(摩陀羅語)」で出来た人間。サイバー可していない部分も、「フレーバーでギミック」。失ったパーツを取り戻すため、自分の体を奪ったアヤカシ達を狩っている(※注:ここまで『どろろ』まんまの設定です)。
 サロン・ドルファンに間借りし、ギミックの維持は千早重工が行っている。無風の憧れの対象
 外見はブーツ巫女服ポン刀糸目系ナオンだそう。
(参考文献・手塚治虫『どろろ』)


H「くそ、設定力で負けてる気がします(笑)。勝たなきゃ。“BM”の弾丸相当のダーツ──違う。“BM”相当の大弓──違う。“BM”相当の重力子放射線射出装置を持ったセーフガード──違う。そうだ! ピルグリム・イェーガー生命体にします。いや! 来た! むしろ、三つ目が通る生命体にします!!
い「赤いコンドルですか(笑)」
H「“BM”自体の外見が和弓で、専用弾の外見が赤いコンドルです。何故か3本ありますが(※“BM”に付属する専用弾は3発)」
い「いやいや。きっと、代々の赤いコンドル継承者が増やしたんですよ(適当2)」
H「ではそれで。キャラ出来ました」


“三ツ目”の和登真狼(♂)──HWさん
バサラ◎カブトワリ=カブトワリ●/バサラ枠
 本名は「しんろう」、通称「マーロウ」。
 昭和日本の魔人、写楽保介の子孫にして、赤いコンドルの継承者である。<元力:火炎(正)>レベル8。三ツ目は自分で制御可能で、平時は閉じている。
 系統的には神道系の術師だが、真教の退魔局に所属している。
(参考文献・手塚治虫『三つ目が通る』)


 この2人のスタイルを見れば一目瞭然なのだが、守り神業がゼロなのであった。この SSSに必要な守り神業は2個なのであった。しかし大槻さんもHWさんもスタイルを変えようとする素振りすら見せないのであった。ぼくはフェイト枠の MORiTAさんに頭を下げるしかなかった。お願いしますからカブトを入れて下さい。
 了解してくれた MORiTAさんは本当にいいプレイヤーであった。数量換算すると2 EXPぶんのいいひとなのであった。


“ぴあにか”北大路くらら(♀)──MORiTAさん
カブキ◎フェイト●カブト/フェイト枠
 ジャンプ星雲の河下水希星からやってきた女子校生探偵。河下水希系巨乳(らしい)。
カブキ成分:最高位のピアニカ奏者である
フェイト成分:学園探偵である
カブト成分:ピアニカ相当のクリスタル・ウォールシールド所有
 アクト進行を助けるために、無理していいひと演じるプレイヤーが涙を誘いました。
(参考文献・河下水希『いちご100%』


 以下、通例に従い、シナリオと関係無い部分だけ引用し、プレイレポートに代わるものとする。



「ここがどのような場所か、どのようなモノ達に囲まれているか、解っているのですか、退魔局?」
「やめろ、俺に敵意はないぞ。信じられないというなら武器もいらん」
 がらん、と無造作な音を響かせ、三本の赤い『矢』を投げ捨てた。
 それだけで、室内に漂う攻撃的な空気が、恐怖、驚愕、畏敬の混じったそれへと瞬時に転化する。
「あ、あれは」
「まさか、なぜここに」
「“赤いコンドル”だ」
「“三ツ目”」
「伝説の」
「存在するはずが」
「写楽一族は、災厄前に絶えたと思っていましたが……」
「俺も良く知らないが、ずっと昔のじいさんが和登家に婿入りしたらしくてな」


 戦いが終わった時、治未は○○○(敵ゲスト)の“目”に刀を突き入れ、抉り潰す。
 治未の義眼が、ぼろ、と内側から押し出されるように落ちる。生まれた時から喪くしていたパーツを、今、相手を殺すことで奪い返したのだ。
 肉体の再生時には必ず伴われる、この世のものでない激痛。地面を這い転がり、治未はそれに耐える。


 『弓』を引き絞り、赤く灼けた『矢』をつがえる。
 第三の眼が開かれる。ザ・サード・アイ・オープン──!


 治未の命を奪うかに思えた一撃は、くららの投げたピアニカの鍵盤によってその軌道を断たれた。ピアニカからは当然チューブが延び、チューブの先にはマウスピースが、くららの唇へと繋がっていた。
 当然、敵の攻撃によって打鍵された楽器からは音が鳴る。


 真狼が≪とどめの一撃≫を放った際に、本来の本数を超え現れた『四本目の赤いコンドル』。
 彼は知る。かつて傑出した継承者達が、同じようにして自分の体内から『新しい赤いコンドル』を生み出していたことを。自分がその三人目に列せられた魔人だということを。
 その瞬間から真狼は、ただの“三ツ目”ではなく、正式な継承者の名──“赤いコンドル”を名乗る資格を得たのだ。


 “百季丸”手塚治未の疵は、未だ治ることなく。


 事件の後も、アヤカシ狩りの任務は続いた。
 群がる雑魚吸血鬼を薙ぎ開き、無理矢理に空間を作る。背中合わせで一息をつく治未と真狼。
「この数を相手に、見事なものだ。死ぬ前に名乗りくらいは聞いてやろうか」
 四本の赤いコンドルを交差させ、十字に構える真狼。闇のなかで第三の眼が輝く。
「──我は真教教会・聖母殿退魔局第13課が退魔師、“赤いコンドル”──和登真狼。Amen」






 このレポートを読んで「なにを小説風に後付け脚色してるんだ。恥ずかしい」と思う方が居るかもしれませんが……違うんだ! そういうリプレイ重視派ゲーマー特有の恥ずかしさじゃないんだ! 何が恥ずかしいかっていうと、これが脚色抜きの、かなり「口で喋ったことそのまま」ってのが一番問題だと思います。冗談抜きで誇張無いですよこれ。
 アホだな、俺ら。

追記('03-04-14):MORiTAさんに限って言えばアホではないそうです。
■ トーキョーN◎VA-RR
Date / 2003年・元旦
 元旦はコヤマ(Hellbaby)さんとセッションする約束をしていたので、それを果たさねばなりません。

「行かなきゃ。コヤマさんが、俺のことを待ってる」


システム    :トーキョーN◎VA-RR
ルーラー    :マンチ◎イケダ
アクト・タイトル:ノーメン・クラツーラ(高級幹部)
プレイヤー   :Hellbaby
         緋
         朝佳
         いずみの

 セッション会場であるマンチハウスに一番乗りしたのは、結局ぼくで。
 次に到着したのが Hellbabyその人なのだが、彼は開口一番こう言う。

h「緋は遅刻か。もう! いいかげんヤツは“緋(アカ)”という名前から“バカ”に改名すべきだ!!
い「ひどいなあ(笑)。でもどうせなら、ビー・ハイフン・アカ。“B-緋”と書いてバカって読んだ方が、ニューロタングっぽいですよね
全員「そ、それだー!(笑)」
h「よし、これから緋のことはそう呼ぼう。略してB」
い「宇宙に13人存在するというB−メンバーズ。その一人目が緋さんです」
イ「え、じゃあ、俺達もバカなことしたら名前のアタマにBが付くんだ(笑)。ビケダとか(笑)」
い「朝佳さんはバサカさん。俺はビズミノとか。バコヤマとか(笑)」
緋「遅れてすみませーん。あけましておめでとうございます」
全員「あ、来た来た。(あけおめも言わずに)よう、B
緋「はい? 今なんって言いました?」
h「お前は今日からBだ」
緋「え?」
い「まぁまぁコヤマさん。最初から説明してあげましょうよ。Bが困ってますよ」
h「そうだな。まぁ座りなよ、B」

 ……。
 ……………。
 …………………………。

h「……とまぁ、こういうわけだ。分かったかな、B?(嬉しそうに)」
緋「俺をその名で呼ぶな」




 この緋さんと一緒にプレイヤーをしたのはこれが初めてだったんですが、噂の「小動物系リアクション」を堪能でき、良い思い出になりました。
 ……次はもっとデリケートに接しようと思います。
 なんでかというと、まぁ、ぼくが全力で厨房ロールプレイに徹していたからなんですが。厨房ロールプレイの悪い方面が良く解りましたよ。
(東京では手垢のついたプレイスタイルだとしても、関西のプレイ環境で「厨房ロールプレイ」は「全然新しいブーム」であり、やりたくてしょうがなかったのだ、東京のプレイスタイルが近代だとすれば、関西でのそれはルネッサンス程度なのだ、という言い訳ををしつつ)

 ちなみに、卓全体の厨房度が高かった理由の60%くらいは、

セッション前に『月姫』と『空の境界』と『るろうに剣心』のMAD鑑賞会をしちゃったから

だったりします。
 俺も悪一文字とか背負いたい。モノを殺すっていうことを教えられたい
■ トーキョーN◎VA-RR
Date / 2002年11月上旬
 最近はN◎VAのシステムに慣れることがテーマなので、こないだルーラーやってみましたよ。
 こんな風に。




■11月某日、4人の厨房(おとこ)達が集結する

キャスト紹介
“カール”紀村 薫(♂)──フイムくん
カブト◎カブキ●クグツ(カブト枠)
 まずは、あのフイムくんの男性キャラ、しかも、地に足の着いた「非超人系」キャストで。
 武器は降魔刀だが<護身術>以外の攻撃手段を持たず、≪完全偽装≫使用時にも「ナイトワーデンは依頼者のアフターケアも万全です」とか言う辺り、会社のクリーンなイメージを演出してるっぽい。でもそれ、カブキがキーじゃないだろう。PC1的ストーリーをシナリオに約束されているが、↓のエド・ケイスにメインを奪われがち。

“ニューロマンサー”エド・ケイス(♂)──HARD-WIREDさん
ニューロ=ニューロ=ニューロ◎●(ニューロ枠)
 「スタンド名じゃなくてキャラ名がアーティスト名」な、ジョジョ第一〜三部ルール出身の波紋使い。トゥルーニューロの癖に職業がヒットマンで、「“S.Q.U.I.D.”の量子波」相当の「電磁波紋」の使い手(厨房設定1)。
 必殺技は<SPAM><フリップ・フロップ><パワーサージ>(ダメ押しに<カタトニー>)による波紋疾走「モナリザ・オーヴァードライブ」(厨房設定2)。
 同様にトロンそのものを焼き尽くす「バーニング・クローム」、達成値21オーバーのトロン戦闘に<アスレチック>を組み合わせる超瞬間接近「カウント・ゼロ」などがある

“TP”時町 計(♀)──大槻さん
イヌ◎カブキ●マネキン(イヌ枠)
 未来から、歴史を保障するためにやってきた時間警察(概念設定1)。ブレカナで言うと、一人ではっちゃけるタイプのPC5的立ち位置……なのだが、今回ルーラーが「悪いキャストの悪い設定をうっかり拾ってしまう悪いルーラー」だったため、敵ゲストのボスは「歴史の可能性を歪めることのできる時間破壊者」という設定を付加されて登場。N◎VAが大変なことに。つうか! もはや別のアニメかなんかだ。
 必殺技は<交渉><誘惑><カース><フリーズ>(ダメ押しに<悪魔の囁き>)により、相手の「時間の可能性を止める」(概念設定2)。
 あと、13歳の女の子に服を貸せるくらいちっちゃいらしい。多分、ひぐちアサ漫画のヒロイン並の小ささ(小さい!)。

セッション
 シナリオはRR付属の「暗黒資金」「クライシス・ゲーム」を使用。
 PC3人制による戦力不足はあまり気にしてなかったのだが、「暗黒資金」はストーリー的にエグゼクの枠が必要なので、エドにはニューロ枠とエグゼク枠の両方を進んでもらった。
 公式シナリオなので通例通り詳細はカット。厨房ロールプレイのハイライトを抜粋。スタート。

「(エドのコネをハートで取りつつ)『ご先祖様』」
 
「粛、という(以下略)」

「私の『マイノリティ・リポート』にその事実は記述されていません。歴史を修整します(≪チャイ≫演出)」

「この敵ゲストは『時間破壊者』です。時町が修整した歴史を、更に『革命』します(≪ファイト!≫演出)」

「モナリザの微笑みを脳神経に焼き付けながら、敵ゲスト死亡」

「指を鳴らすと、いつの間にか時間警察のトループが雪崩れ込んできます。敵ゲストを未来に連行(≪制裁≫演出)」

「またPC1が、ヒロインを別のPCに奪われている。NTR(寝取られ)属性──!」

「(ジョーカーを出しながら)空間を歪ませながら一瞬で接敵します。『それで距離を取ったつもりか。これで、カウント・ゼロだ』」
「カブキのキー効果で、私も空間を歪ませながら一瞬で精神戦します」
「ぼくもキー効果で、空間を歪ませながら一瞬で攻撃します」
「カウント・ゼロの世界に『入門』」

「──彼こそ、“ニューロマンサー”と呼ぶに相応しいゲーマーだよ」
「ニューロ! ニューロ! ニューロ!」




 セッション時間はどちらも3時間程度ということで、以前(「+ 激しく FEARゲー(その1) +」)に比べれば格段に早く、やっぱり3人じゃないと初心者ルーラーには難しいか……と実感しました。
 それでも、東京の人達は5人相手にサクサクと終わらせられるわけで……、コツ以外の独特なメソッドが存在するんだろうなと思います。まぁ、キャストが5人だとリサーチ(=ストーリー展開)が早くなる、ってのが代表的な理由だと想像できますけどね。
 それは置いといて、次はプレイヤーがやりたいです。誰かやらせてください。
■ ブレイド・オブ・アルカナ 2nd
Date / 2002年8月31日(土)
 今回はお楽しみ、フイムくんとゲームゲームゲーム。
 お題はブレカナ2ndです。

 セッション当日の朝、その前に古同人誌を売るため日本橋へ。要らない本をどかっと売りに行く(同人的な観察眼の無かった頃に買った遺物のようなもので、まぁ要は殆どゴミだ。免許を取って以来、「売り」側の経験が少ないので、後学のためにも山ほど持っていく)。
 案の定、売れたのは三冊ぽっち。でも1,000円にはなった。売れ残りは捨てよう……。

 日本橋でフイムくんとばったり遭遇。ゲーマーズフィールドとコロナSSSを買うそうな。
 今日のシナリオ、そのコロナSSS!

 フイムくーん、それはDoなのよ。

 今回のSSS追加データは、軍象(価格が30Cするので通常買えない)を≪伝家の宝刀≫で取得する「伝家の軍象」がアツいですね。かっこいい。
 などとセッションから気を逸らしても、セッション開始は2時間後なのであった。

 会場である黒光さんちに到着すると、くららさん遅刻との報告があり、しばらくまったりしてしまう(ロスタイムにシナリオを読むフイムくん)。
 が、遅刻といっても結構遅れはるそうなので、先に1本目をやって2本目で合流しようという流れに。
 では恒例のキャラ紹介。オフィシャルシナリオなのでこれだけに留めておきます。

■黒光さん
レヴィ・ワイマール(♂)
アクシス=アングルス=ステラ
 亡国の王子フラグの立った、なんちゃってコロナ、15歳。
 シナリオ1では戦場でポテチをポリポリ食うようなおデブちゃんだったが、シナリオ2の展開上、過酷なダイエットに成功し、スリムなグッドフェイスに変身した(カレカノの十波っぽい視覚現象)。
 共振反応は誂えられたかのように「飢餓感を感じる」だったりする(プリングルズの缶を物惜しそうに投げ捨てつつ)。

■大槻牧場さん
“ホルハイム委員長”レイチェル・シュピーゲル(♀)
デクストラ=アダマス=エルス
 別名を「ハイデルランドの風紀の監視者」と呼ばれ…………えーとだ。その。まぁ。後は何も語るまい……というわけにもいかないので説明ー!
 外見は「ラブやんのあの人(あの人だよ)」で、「プレートメイル相当のブレザー」を着ている。ブレザーはデータ上において金属鎧だから、電気を通すぞ。当然だ。
 「ホルハイム・ハイスクール(お館さまが校長)」というバカ設定も生まれ、うっかり委員長と過去因縁を結んじゃったキャラは、この学校の元生徒か元教師になってしまうので注意だ!
 ……といった、今回筆頭の悪いファンタジー発散キャラ。
 まぁ、たぶん、このホルハイム・ハイスクールの校舎も守護神エルスなんですよきっと(言いっぱ)。
 戦闘では<騎乗>≪突撃≫≪馬術≫≪騎士の誉れ≫≪ファミリア・ライド≫≪ファミリア・ストーム≫で、「槍っぽい形をしたファミリアの≪角≫」を用いた「槍攻撃」をします、と主張するあたりも悪いファンタジーを発散している。

■くららさん
セネカ(♀)
ウェントス=イグニス=フルキフェル
 シナリオ2から途中参加された、森人(エルフ)のアーチャー。今回筆頭の常識人だが、因縁がほとんど「主人」で埋められてるのはどうなのか。
 受け身に偏った奇跡しかないパーティ(攻撃的なのは∵爆破∵くらい)に殺し奇跡を提供し、大変ありがたがられました(∵活性化∵されたり∵模造∵されたりで、合計3発飛ぶ∵天の火∵)。
 ありがとう、セネカさん。

■俺
“雷雲の”ムアコック・ライヒェナウ(♀)
マーテル=コロナ=ステラ
 持ちキャラの、「雷雲」を「所有」した13鬼衆。まぁ、13鬼衆のままだとシナリオに入りにくいので、13鬼衆に所属する以前の話、という設定で。
 うっかりプレイヤーが(つまり俺が)「他のPCのキャライラストを描くマシーン」になってしまい、前半の出番が少ないキャラクターになってしまった。
 今回も共振反応で、「私は聖痕者だから、あなたの為に泣くことはできない。だから代わりに、私の『雷の指輪』が泣く……!」とか言って、また戦場を水浸しにしていました。
 ……ごめん、世界(死)。
 あと、後で確認したら≪防護≫の使い方を間違って まし た(死2)。
■ ブーツヒル
Date / 2002年8月11日
 えーと、コミケ後の東京では、色々と時間を潰しつつ、ゲームばかりしていました。
 たしか遊んだのは、

・サタスペ(DDは河嶋さん)
・D&Dクラシック ダンジョンモジュールB4 失われた都市(DMは鴻さん)
・N◎VA-RR SSS13(RLは朝佳さん)

 か。MBCさんや黒野さんと始めてゲームしたことに。

 帰宅後、そのまま京都のあ〜ぴかに参加。大槻さんのブーツヒル卓にまわされる。
 プレイヤーがぼくとHARD-WIREDさんだけなので、コンベンションなのに「いつものメンツ」感ひとしお。
 今回は、世界観が現代の「学園ブーツヒル」ということで。はぁ、また高厨房度推奨ですか。はぁ(分かったような顔)。
 ぼくが自分のキャラ名で悩んでいた所、HWさんのキャラの名前が

   照門徹甲弾(♂)

だったので、「やられた!」と思ったぼくも尻馬に乗り、

   照門ロングバレル(♀)

という名前にする。伝説の転校生「照門姉弟」の双子は、敵対する組織「照星一族」との戦いを、行く先々の学校で繰り広げているのだ(アホ設定)。

 詳しいストーリーは恥ずかしくなるので書かない(人に見せられない恥ずかしさ)。
■ トーキョーN◎VA-RR
Date / 2002年8月11日
 コミケ三日目。今日は二日間のしわ寄せがきて辛いだろうなあ、と沈痛な気持ちでいたものの、また楽だった。むう。
 割と無駄のない一日。

 コミケ後、からすさんのオリジナルアクトでNOVA-RR。
 良く楽しませていただきました。
 今回の(俺的)テーマは「ぼくの考えた後方処理課3班」トカナントカ。
 片脚眼帯のエニグマ使い少女などを投擲。評判も良くて嬉しかったです。

 一応全員紹介しておくと、

・“クロックワーク・アップル”MAC-008(朝佳さん)
 女性型Mac。速水さんの漫画のキャラの「プラウダ」を知っているなら、アレの姉妹機種を想像すると良い。トーキー枠だが、私怨的にテラウェア大嫌い。マック機種を偏愛し、「マックはまだ死んでない」とか言うジョブスの亡霊。そして火星生まれ。

・蜘蛛の糸(イケダさん)
 ウィザード級ニューロ、兼、悪魔の一族の人。「あんたはまるで悪魔だ」とか他のプレイヤーに言われがち。

・大崎貫治(さん)
 戦闘系枠の渋いヤクザ。凶暴だがいい人。マガツボシ装備。強い。

・“データバンク”月見里真琴(Arashiさん)
 フェイト枠。<社会>+<運命の輪>のコンボで、リサーチの何から何まで「実は知っていた」と言い張ってやまない人。

・ホロウポイント(俺)
 クグツ枠のエニグマ使い。常に「大熊猫相当の柱椅子」で移動している片脚眼帯少女。精神攻撃の演出で「ホロウポイントは『心に穴を空ける』」とか言いだすジョジョ語生命体。

と、こんな面々でした。
■ ブレイド・オブ・アルカナ 2nd
Date / 2002年7月7日(日)
 HARD-WIREDさんちでぐにゃぐにゃ遊ぶ。
 コミコミで手に入れたブツを見せたり鑑定してもらったり。
 GoFとEFZでひたすら戦ったり。
 EFZの方は、幼馴染ナオンが設置系キャラで、なかなか夢の広がる動きが。
 あと、先輩がパワーキャラとしてキャラが立ちまくってて格好良過ぎです。……惚れる(倒れそうになりつつ)。
 原作でもこんなキャラだったら良かったのに(アホさ加速)。

 夜にくららさんと合流、翌日、大槻さんも呼んで『ブレカナ2』を始める。
 本当は未プレイだった「人形の城(ルールブック付属シナリオ2)」をやりたかったものの。HWさんがホッホドルフ未体験だったのと、時間的問題を考慮して「処刑都市(シナリオ1)」を始めることに。
 GMはぼくです。定番のシナリオなので、今回はキャラ紹介で留めますよ。

■HWさん
“フェイスレス”ミギリ・ヴェルフェット(♂)
フルキフェル=フィニス=クレアータ
 初ホッホドルフなので主人公枠に。R特技を使いまくる、片腕にして純粋なる血統の獣人(ウルフェン)。
 えー。どうも前回のムアコックあたりから、共振演出の無茶さのストッパーがはずれてる気がするのですが、そんな彼の共振反応は「顔が見えるようになる」。
 つまり普段は顔が透明で見えない(と言い張るプレイヤー)。
 普段は仮面を被って生活しており、クライマックス戦闘に於いてのみ、その素顔が見れるのだ。
 でも1ラウンド目に≪獣化≫≪攻性化≫してしまうので素顔が見えるのは一瞬だったりする。
 で、聖痕位置が「額にある装甲」「胸にある装甲」「右手の甲にある装甲」。片腕なので、変身時のポーズは二等辺三角形を書くように腕を横に伸ばして、ギーン、と。こう(ポーズ)。

                     ○ ←額
        右手→ □────┤
                     ▽ ←胸

 こうだっ(記号絵による丁寧な説明)。

■くららさん
セネカ(♀)
ウェントス=イグニス=フルキフェル
 ホッホドルフは2度目のくららさん。
 結局ルールブックは購入されたようで、森人(エルフ)のアーチャーなどをお作りになられた。
 ≪硬運≫≪貫通射撃≫≪森人弓2Lv≫痛い痛い。
 で、セッション中のキャラ立ちが、ミギリとコンビ打ちっぽくやや卑怯。マイペースな男と、それに振り回される女パートナーという関係は風情があって良いですな。
 キャンペーンの終わりまで、翅が落ちそうで落ちない演出が繰り返されるに違いない(ブレカナのエルフは、「結婚を覚悟」すると背中の翅が落ちる設定らしい)。
 あと、出会うNPCに悉く恋人と誤解されたりして、二人とも全力で否定したりするね、と力説。

■大槻牧場さん
“Who Inside”カタリーナ・クライテリオン(♀)
アングルス=アクシス=ファンタスマ
 やはりホッホドルフ2度目の大槻さん。
 前回の継続キャラ。スピンオフ・ストーリーっぽく、ムアコック(前回の同行者PC)とはぐれて単独行動してたら、別のマローダー事件に巻き込まれ……、ってな趣で。
 ホッホドルフを救った後は、

「今までどこ行ってたの?」
「ちょっとね」

などと言ってサラっと締めたりしたい。

■セッション内容
 ミギリがHPやDPのリソースを削りながら行動回数を増やし大暴れ。まるで赤単デッキのよう。
 セネカはキャラの立ち位置を確かなものにし。
 そして締めた。
■ ブレイド・オブ・アルカナ 2nd
Date / 2002年7月上旬
 今回はフイムくんの初ブレカナGMですよ!
 それだけでもお祭り状態に。おにぎりモナーも大乱舞です。
 大槻牧場さんもお呼びして、フイムくんと初顔合わせ。あとのプレイヤーは黒光さんとくららさん。

 えーまぁ、前回のブレカナレポートを最後まで終わらせてないのに次を書くってのはアレなんですが。前回の分は、そのうち一つのコンテンツに整理しようかと思います。えらいすいません。
 あと相変わらずゲームしない人はおいてけぼりなんですが。すいませんすいません。

 では、マーテルSSSのアクトに参加したプレイヤーとPCの紹介。

■大槻牧場さん
“Who
Inside”カタリーナ・クライテリオン(♀)
アングルス=アクシス=ファンタスマ
 某『日本一売れている同人ゲーム』と、『小説でしかないエロゲー』を連続でプレイし、恐ろしい速度で厨房力を高めている大槻さん。
 子供。でも天慧院のエリート院生。社会見学的に旅行しているだけなので、他人を見下しがちな天才系眼鏡っ子で。当然ホグワーツっぽい制服とコートを着ている。
 共振反応は「嘔吐」──嘔吐感の方じゃなく。
 脳内のブレカナウォッチングスレで「吐くのはどうよ」「漏れはアリ」などの議論が交わされたと い う(アホっ面)。
 あと、職人によるカタリーナたん支援イラストが投下されたとか。まぁ経験点目当ての俺なんですけど。
 支援イラスト投下後、再びスレで嘔吐に対する議論が(略)
 ……。ところで、

「『俺脳内エロゲー誌』で、『俺キャラがギャルゲーっぽいキャプション付きで紹介』されている」

というキャラ描写には新しいファンタジーを感じましたが、みんなはどうか。

■黒光さん
キルドール・ウォズニアック(♂)
フィニス=アルドール=ディアボルス
 ホッホドルフを3回救ったことのあるフィニス。「原哲夫がイメージする強いキャラ」ばりに体が大きい。セッションを通して子供に優しい巨漢キャラっぷりを発揮し、好感度を高める。プロレスラーが普段見せるイメージとかに近いよねとか。

■くららさん
ザーセス(♂)
フルキフェル=アダマス=グラディウス
 ホッホドルフを1回救ったことのある聖桿騎士さま。パーティの打ち消し奇跡の不足から、急遽コロナからフルキフェル(樹人)にアルカナチェンジ。
 正体は聖桿騎士→エステルランド神聖騎士団→黒章騎士団→実は聖グラディウシア騎士団だった……と、肩書きがコロコロ変わる人。
 一人ルールブックを持ってなかったくららさんは、セッション後「このキャラ、作り直さないと生きていけない!」という顔に。帰る前にホビットに寄ってルールブック買います、って言ってましたけど、閉店には間に合ったんでしょうか(笑)。

■いずみの
“雷雲の”ムアコック・ライヒェナウ(♀)
マーテル=コロナ=エフェクトス
 ≪親衛隊≫使い。13鬼衆の末席にして、「雷の指輪」の所有者。
 「雷の指輪」の真の外見は、相当品ルールの悪用によって

「環状の雲」

の形にされた。常に所有者の頭上で滞空している。
 更に共振反応は、「シーン全体に雨が降る」でして。(*はた迷惑系演出)
 共振の定番ゼリフは、

「『雷の指輪』が、泣いている……ッ」

 そして、地面に貯まった雨水が人化して指揮下のトループになるワケでして。
 本人は雨でパーティのHPを癒したり(≪河の声≫+≪薬草知識≫)、味方の武器に≪元力:波≫や≪元力:雷≫をエンチャントしたり。
 ちなみに≪財力2Lv≫を所持しているが、手に入った金貨は全てトループの人数に還元される。
 導入シーンで水貯まりに金貨をぼちゃぼちゃ投げ捨てます。

■マーテルSSS-1
 カーペンター映画 ぽ い(偏見)。
 あと、シナリオ作成者の「僕の考えたマローダー」度が高いすね。このマローダーを思い付いたからこういう話なんじゃねえか……ってかんじ。
 ルールの穴を突いたマローダーといい、実は後味悪い系話だったりと、変化球なのはいいけども。これ単発だとカタルシスが弱いかも。
 なので2本目と連続でプレイするのが前提なんでしょね。

 俺的ハイライトシーンは、「組体操のピラミッドを組んで、上空のマローダーに攻撃するトループ」……といったところでしょうか。少林サッカーっぽい。
 あ、あと、やたら逆位置の鎖ばっかり入って「村人殺すのって、楽しいかも!」とか言いつつDP削ってたザーセスさんが印象的でしたね(笑)。

■マーテルSSS-2
 カタルシスを求めて2本目に挑戦するプレイヤー達。
 その前にムアコックはアルカナチェンジ。守り奇跡不足から脱出するため、エフェクトスをステラに。
 あと、前回はキャラのロールプレイ部分が弱かったので。急遽「実は気弱」属性を追加。
 見た目よりも気弱なので、[悪徳]や[異形]を見た時に自分の肩をぎゅっと抱きしめたりするぜ(視聴者に媚びる行為強化運動)。

 で、本編はと言えば。フイムくんが「エンディングシーンは自分たちで作れ!」と投げっぱなしていたのが印象深い。
 「……じゃあ、とりあえずマスターシーンのエンディングからお願いします」と牽制しあったり。

 キルドールは子供達のために施設でも建てるんじゃないかというくらいの優しさっぷり。
 カタリーナは周囲のプレイヤーから「口は悪いけど実は素直になれない」属性が追加され、スレの住人に対する萌えを強化しつつ。
 ムアコックはカタリーナとお互い「未来:道連れ」「未来:主人」の因縁を持っていたので、出来レース気味のロールプレイで因縁を現在へ。
 スタッフロールで流れる絵は、きっとアレですな。
 曇り空の村を遠景に撮って。ムアコック達が去って行くにつれて雲(雷の指輪)が移動していく感じのラスト。

 というわけでまぁ、フイムくんのGMは今後が楽しみです。
■ アステロイド
Date / 2002年6月9日(日)
 HARD-WIREDさん、大槻牧場さんを誘って観ました『少林サッカー』。
 素晴らしい映画ですね。
 シンチーいい男だし。まぁ、MVPは鎧の肌のヒトなんですがね。
 観賞後、やっぱり「少林サッカーはブレカナ」「オープニングタイトルで回転してるアレは聖痕」「出会いシーン」「共振反応:カンフーの型(あのポーズ)」「最後のアレは、敵の∵●●●∵(奇跡名)を∵○○∵して、更に∵○○○∵で増やした∵○○○○∵を乗せた」という話で大盛り上がりに。
 ……ワガンナイ、か(悲しみのポーズ)。

 その翌日はあ〜ぴか
 くららさん所蔵のアステロイドをもっさり遊んで満足先生。
 基本的に「プレイヤー側の全員勝利」か「コンピューター側の勝利」しか無く、むしろ担当キャラクターのロールプレイが楽しい、という変わったボードゲーム。

セリフ:
「それでは、この探索隊の呼び名を決めておこう。そうだな、(人数を数えて)“アステロイド11”はどうだ」
「(犬を抱きつつ)違うよ、“11”じゃなくて“12”だよ!」
「すまない、そうだったなサーシャ」

 MVPは、「愛犬サーシャ」を殺された怒りから、2体の警備ロボットを相討ちで屠った「力持ちマスル」と、警備ロボットの白兵攻撃をいなし続け、コブシで粉砕した「宝石泥棒アレックス」へ送られるでしょう。

セリフ:
「この戦いで尊い命が喪われた。マスル。デモン。そして列びに、サーシャの霊魂に対してッ、敬礼ッ!」

 バッ(敬礼音)。
■ ブレイド・オブ・アルカナ 2nd(その1)
Date / 2002年5月上旬
 ジョジョ話をした次の日は、大槻さんたっての希望でブレカナ2。
 最近は「カジュアルなプレイ環境における、ストーリー/ロールプレイ先行のRPG」に飢えているらしい大槻さん。
 そもそもウチのザムエルレポートを読んでハァハァしてしまったのがウチに遊びに来はった理由だそうで。
 それでも「2人プレイヤーはなあ」という顔をしているぼくとHWさんを説得し、大槻さんGMでプレイに踏み切ることに。結果から言うと大成功で面白かったです。あ、ブレカナって2人でもゲームになるんだ、という感じ。
 大槻さん持ち味のアドリブセッションが良く回転して皆満足。

 そういうわけで、「リプレイを依頼された」わけだし、レポートするぜ。まずはキャラ紹介からだ。


 とりあえず、ぼくは
「共振と聖痕位置はROCを使わない」
「2人打ちなので、PC間設定を色濃くする」
「クリミナルをやる」
「レジェンダリ・クリーチャー化を目指す」
「厨房度の高いフリをする」
等を自分縛りにしてキャラメイク。

■“全身魔器(トータル・アーティファクト)”爆蘭(はぜらん)
アクア=ディアボルス=グラディウス

 ハイデルランドに名を轟かす暗殺一家「楽園(アルカディア)」。その中でも「爆蘭」の称号を与えられた伝説的暗殺者である。しかし仲間の裏切りに遭い、10年以上、某国の獄中深く閉じ篭められている。
 外界への希望は既に失せたが、皮肉にも10年の歳月はその拳術を更に研ぎ澄ませていた。


 「素手」を魔器指定し、更に素手魔器を≪主我≫にした暗殺拳士。
 殺人者としての「素手魔器(PC)」と、良心を残した「エキストラ(素手魔器を所有している本体)」が内的葛藤をモノローグしたり(左拳を右手で抑え付けつつ)。プレイヤー数が2人だからできる自己演出君だなぁ。
 共振すると全身に魔器の本性が浮かび輝く。
 で。聖痕位置は順番に、「暗転時エフェクト」「ガードエフェクト」「ヒットエフェクト(相手の出血)」、です。ハァハァ(お前バカなんじゃないかと思いつつ)。
 貫き手で突いたりクリティカル受けする度に、GGX臭いエフェクトがピカピカする生命体。いや、むしろ全身魔器(トータル・アーティファクト)

 ライカに対する因縁は「喪失」。過去に出逢ったことはあるが、相手が成長しているので再会してもそれと気付かない。
 因果律は、「好運のお守り」と「鳳の指輪」。お守りの外見は、かつてライカを庇った時に刻まれた、背中の痕である。


 HWさんは「オービスを使いたい!」「ルナのイラスト好きだ!」とか言いつつキャラメイク。

■“潜む影”ライカ・エーベンシュタイン
イグニス=ルナ=オービス

 9歳まで名家の息子として育ったが、爆蘭と「楽園」の一件に巻き込まれ、両親を喪い没落。スラム生活からブルーダーシャフトに拾われ、盗賊として成長する。

 爆蘭に対する因縁は「恩義」。過去、両親を喪うと同時に命を救われたことがある。実は両親を手に掛けたのが爆蘭なのだが……という。


 最後に、ストーリー加速用のNPC聖痕者。GMが作成。

■フレイメン・イェッヘンバッハ
アングルス=マーテル=ステラ

 ライカの幼馴染。司教位に就く立場であると同時に、某国の王位継承者でもある。
 かつて爆蘭のターゲットだったが、その時爆蘭はライカと一緒に彼女の命も救ってしまう。


 まぁ、ゲーム的には奇跡倉庫なんだが。「幼馴染のライカを子供扱いする」無愛想ナオンを発揮してファンタジーに貢献。セッション中フレイメンたんと呼ばれることに。
■ ブレイド・オブ・アルカナ 2nd(その2)
Date / 2002年5月上旬



■ ブレイド・オブ・アルカナ 2nd(その3)
Date / 2002年5月上旬
 


■ ブレイド・オブ・アルカナ 2nd(その4)
Date / 2002年5月上旬



■ ブレイド・オブ・アルカナ 2nd(その5)
Date / 2002年5月上旬

■ ジョジョ:ザ・ビザールアドベンチャー
Date / 2002年5月上旬
 またウチで遊んでいく人達が居ました。
 メンツはHARD-WIREDさんと大槻牧場さん。
 まずは一時的に、「ドーター・オブ・なんか不思議なシステムに対してチコチコするの氏族」に変身。
 まぁ面白かったんですけど。

 ジョジョRPGの話で大盛り上がり。同類の話は泥酔さんや河嶋さんとしたことがあるのに飽きないなあお前(俺なんですが)というかんじ。

 今回はキャンペーン越しで、連続して参加しているプレイヤーを大予想。
 以下、「俺だけが知ってるジョジョリプレイの内情」をお教えしよう(目が変)。

■第一部
 基本的に第一部は1on1キャンペーン、もしくはPC2人でスタートして、キャラが立ちまくってしまったディオをNPCに召し上げてるの。

 ところで、スピードワゴンのプレイヤーは世界観的にストーリーテラー(ST)のフォローをしたり、ゲームデザインを手伝ったりするほどの優秀なゲーマーだったんだけど。どうも第二部が始まる前に就職するか引っ越ししたんじゃないかな。ひょっとするとSTが務めてるのとは別のゲーム会社に入社したり、小説家になったのかもしれないな。とにかく、今でもネットで連絡は取ってるけどオフでは滅多に会えない、みたいな関係になったんだ。
 で、キャンペーン卒業する記念にスピードワゴンの「その後の設定」をがーっと書いて、自由にシナリオで使えるような資料をSTに渡したんだと思う。そう、SPW財団だ。

■第二部
 二部はちゃんと通して読んでないので、はっきりした予想はできないんだけど。
 でもリサリサ先生とか、波紋の師匠系はNPCっぽいね。

 で、第一部はゴシックなホラーアクションをやりたかったST、第二部は更にやりたいコトイッパイで。モンスターに俺カッコイイ特殊能力を付けるのが楽しくてしょうがない。
 でもどう見てもジョジョの
2ndってPCとモンスターのフォーマットが別だよね。
 特殊能力も、思い付いたルールを後から付け足してるだけなんで、それはドゥーよってコトで。STはキャンペーンを進めつつ、大幅なルール改定(PCと敵データのフォーマット統合、特殊能力の再定義)を施した「第三版」のシステムをデザインしてたんじゃないかな。
 じゃあいっそPCも特殊能力を使えるようにしようぜ、って要望があって、そこで「スタンド」のフォーマットが出来たんだね。で、第三版の構想を知ってるプレイヤー達は次のキャンペーンを始めたくてしょうがない。
 後半カーズの投げやりな無敵っぷりや、あの「いやぁ、ノールールでごめんねぇ」と言いたげな倒し方は、そのためなんだろうね。リプレイでも、クライマックスだけ「ト書き」じゃなくて小説形式だったしなぁ。

■第三部
 ジョセフのプレイヤーは多分続投で。全然プレイスタイルが違って見えるのは、それだけロールプレイの幅がある人と見た!
 承太郎は新規プレイヤー。主役に抜擢されるだけあって、ロードオブザリングで言うとアラゴルン相当の上手いプレイヤーだね。STと同じくらい洋楽が好きで、いつもアーティスト名のNPCが居るのもこの人にウケるからなんだろうね。
 アブドゥルのプレイヤーは一見クレバーに見えて、美しく死んだりかっこよく復活したりするのが大好き。登場する度に、ハァハァする演出ができないか考えてばかり。第三世代ゲーマーの原形みたいな人だね。洋楽は聴かないみたいだけど、「スタープラチナ」とか「クロスファイヤーハリケーン」とか、名前を考えるのは好きだね。
 ポルナレフはあんまりスタンドの強さにこだわらない演技派。キャラ背景を考えるのが得意で、俺設定をGMのシナリオに反映してもらうのが好き。
 イギーのプレイヤーはどう見てもマンチキンだよなあ。外見を犬にしてロールプレイしなくていい様にしてるのもマンチ臭い。でも普段はいい人で、他の参加者から嫌われないタイプ。イギーがかっこいいシーンは、大抵まわりが調子に乗って演出してるんじゃないかな。
 イギーに対して、花京院のプレイヤーは技のマンチ。メタ張るのが得意そうだから、GMからは嫌われてそうだね。

 第三部のプレイヤーは、ほとんど学生やフリーター。バカみたいな勢いでセッションこなしてそうだね。
 キャンペーンも終わりに近付くと、ちょっと就職活動なんかで集まりが悪くなって、だからラストは承太郎との1on1になっているみたい。

■第四部
 仗助は、元気はあるんだけど周囲に押されがちな、新規プレイヤー。SNEで言うと小川直人さんみたいなイメージだね。洋楽も大好き。スタンド名がアルバム名縛りになったのはこいつと承太郎のプレイヤーのせい。名台詞は「ザ・ハンドはきっとザ・バンドのモジりなんっすよ!」
 承太郎のプレイヤーはGMの信頼度が高いから、あえて康一くんみたいなスペックの低いキャラを担当。GMから康一くんにだけ秘密情報を与えられたりするし、担当プレイヤーが同じだから、承太郎をゲスト出演させられたりする。
 億泰は一見バカに見えるけど、実はアブドゥルのプレイヤー。「最近はバカな行動を取るキャラが好きなんですよ」とかハァハァしつつ、大事な局面になるほど「じゃあ冷静な行動を取れるかチェックします! 失敗!」とか言いがち。今度も相変わらず、死んで復活する演出でハァハァできて大満足。あと、仗助のプレイヤーと仲良くなる。
 しげちーは、イギーのプレイヤー意外に思い浮かばないほどのマンチ。GMから新しいスタンドルールを手渡されたら、「いや、物を集めるだけの群体スタンドなんですけどね。このくらいのポイントで作成していいですよね? 個体の数はそうですね、えーと、500体」とか言って、実際のセッションでは見ての通りの大暴れ。さすがにGMの怒りを買い、ラスボスの手で粛正。他のプレイヤーの涙を誘った。
 途中参加の岸辺露伴のプレイヤーは、STの個人的な友達。お互いに会う機会が非常に多くて、ファミレスとかでも頻繁に1on1するんだ、こいつら。信頼度が高いから、ノールールが許せる関係なんだね。
 あと、山岸由花子は男性プレイヤーなんだろうなあ(笑)。

 第四部の特徴は、仕事を持ったプレイヤーが増えたからメンツの集まりが悪くなった所。そこはSTもよく考えたらしくて、2人パーティでも遊べるようなシナリオを沢山ストックしてある辺り、うまいなあって感じですね。さすが。
 ジョセフのプレイヤーは仕事が忙しくて参加しない予定だったんだけど、仗助のプレイヤーの中ではちょっとした伝説扱い。たまたま時間が空いた時にイレギュラー参加した時なんかはもう大喝采。
「あ、まだ第四版のキャラシーにコンバートしてないんだけど、いい?」
「いやまあ、第四版は波紋のルール無いからなぁ(笑)。データ無しでもいいっすよ」
 とかそんなやりとりがあったに違いない! ……ってそこまで書くとまるで俺の妄想みたいだよな。ごめんごめん。 

■第五部
 どうも、第五部と第六部はSTが交代したんじゃないかな、という兆しが。
 どちらも導入に承太郎や康一くんが使われている辺り、承太郎のプレイヤーっていう説が濃厚かな。

 ジョルノのあのマンチっぷりは、しげちーの香りがプンプンするね。まぁ、プレイヤーもマイキャラを死なせて学ぶ所があったのか、ロールプレイもちゃんとするようになった(でも、主人公=死ねないキャラに名乗り出たのは保身行動っぽいよな)。STも今回はスタンド同士のガチンコバトルがコンセプトだったので、マンチ上等って感じ。
 ブチャラティのプレイヤーは、STが交代していなけりゃ承太郎が第一候補なんだけど。STが承太郎だとすると(プレイヤーとしてのレベルが上がった)仗助かもね。
 アバッキオのプレイヤーはポルナレフの流れ。相変わらずスタンドの強さには興味が無くて、かっこいいキャラ設定に凝ったり。ムーディブルースも、シナリオに必要だからって理由でSTに頼まれたから担当したんじゃないかな。んで、余ったキャラポイントで無駄に本体の格闘能力を上げたり。
 ミスタのプレイヤーも俺設定や自己演出に凝るタイプ。でもセンスもいいし、岸部露伴はこいつかも。スタンド6体分の演技を1人でしても、止めないST。仲いいなあ。
 ナランチャのプレイヤーは……またアブドゥルでしょ。死にフラグを立てまくって死ねたから再び大満足。ちょっと他の参加者の顰蹙を買う。
 フーゴのプレイヤーは、うーん。ジョジョRPGに憧れはあるんだけど、いまいちプレイスタイルに入り込めない新規プレイヤー。キャラプレイ派だから、気にくわないことがあるとズケズケ文句を言うし、演技も直球。そして極めつけは使い所の無いスタンド能力。自分も楽しめなかったもんだから、結局キャンペーン辞退しちゃう。まぁ、キャンペーンにはそういうこともあるよね。
 途中参加したトリッシュのプレイヤーは初の女性! 一同、美人だ美人だと中学生ッ面で大騒ぎ。まったくのRPG初心者で、ジョジョがRPG初体験だったりする。ノトーリアスB.I.Gの回なんかはまさに「スタンド入門シナリオ」。最初にスパイスガールが話しかけるシーンはSTが喋ってて、それが自分のスタンドだと知って二度びっくりという。

 これでRPGにハマった彼女は、それからめきめきプレイヤーレベルを上げて、自分のジョジョキャンペーンを友達相手に運営してるらしいね。バイタリティあるなあ。

■第六部
 もう承太郎STは確定だね。しかし、今回は監獄モノという設定を参加者に伝えたのはいいんだけど、プレイヤーがナオンばっか作ってきたもんだから慌てて女子監に設定しなおしたり。

 で、その除倫のプレイヤーは絶対男性。自分の性的ファンタジーを遺憾なく発揮するのがブーム。多分仗助のプレイヤーかな。
 エルメェスのプレイヤーも男性じゃよね。とにかく性的ファンタジーを投擲した方が勝ち、な今風のプレイスタイルに変化しているわけだ(最初は第二世代RPGを目指したキャンペーンだったのにねえ)。まぁエルメェスはキャラ設定に凝ってるあたり、ポルナレフ→アバッキオの流れっぽいね。
 そうくるとFFのプレイヤーは逆に女性っぽいね。すると、もはやジョジョマローダーと化したトリッシュのプレイヤーが、流線型のマンチキャラを投入したに違いない。でも割とフシギ動物系をロールプレイするのが大好きなトリッシュは、「精神性別は?」と質問されて「いや、男じゃないですか? むしろ新生命」などとアングルスっ面で口走り、激しく周囲からバッシング。仕方なく、少しずつナオンロールプレイを強要されるハメに。
 ウェザーリポートは、これまたしげちー系のマンチ臭さを感じさせるキャラ。「気象現象を操れるスタンドなんですよ。能力範囲はこれくらい(地図に丸を描きつつ)」という甘言でSTを説得し、再び大暴れ。しかし。だとすると「しげちー→ジョルノ→ウェザー」なんですよねッ(ジョジョ厨房ッ面)。
 アナスイのプレイヤーは、ジョジョを勉強しなおしてきたフーゴ。でも相変わらずロールプレイが空回りしがち。周囲のプレイヤーも「ほら、彼はフーゴだし」とか言って容認してるっぽいね、どーも。特に、せっかく俺カッコイイ死にフラグが演出できたと思った直後、FFに思いっきり「キャラ食われ」された時なんかが情けない。

 エンポリオ少年は秘密情報をたくさん知ってるからNPCね。非戦闘員だし。
 しっかし、第六部のセッションはロールプレイも今風になったというか。言霊的な言いっぱなし台詞が目につきますな。
 「愛=理解!」とか、「これも、グロリアの分だぁ!」とか、「エンポリオに報いを!」とか、どうなのか。内輪のチャットで普通に発言してそうだ。
■ + 激しく FEARゲー(その1) +
Date / 2002年4月27日(土)
 6人で遊ぶ場所が必要ということで、セッションは自宅(奈良)で行うことになった。ウチでゲームするのは、実は初めて。

 確約通り、N◎VA-RRの添付シナリオをやる。添付を2本ともこなすつもりだったのだが、結果から言うと1本しかプレイできず。
 まぁキャラメイクに時間を食ったのかな。

「N◎VAはですね、システム的に自分のファンタジーを遠慮なく投擲できるんですよ」
「ああ、じゃあ『月姫』とかもアリなんですねぇ」
「そうですね、月姫はとてもN◎VA向きのモチーフですね。で、どんなキャラがいいですか?」

 などと牽制球を投げ合うものの、「うーん、どんなキャラがいいんですかねえ」と思案顔。
 その割に、みんな『月姫』の話ばかりで盛り上がってるのはなんでだよ。
 俺の部屋は月姫厨の巣窟じゃ ね え。
 などと思ったが我慢し、

「あ、くららさんはどんなキャラなんですか?」

とボールを投げてみる。返球が

「秋葉です」

 直球だ。やにわ騒然とする一同。
 かくして、奈良上空に燦然と月姫の紋章が浮かび上がったという(手記風)。

■まぁセッション自体はおおむね好評
 でもN◎VAは初心者相手に負荷のかかるシステムだなあと再認識。本当はやることが少ない、おおらかなゲームなんだけど、その「やること」をスピーディに展開しないと停滞しがちなのだな(その「やること」以外をサポートするルールがないから)。
 あと、「手札に合うスートがないから」という理由で沈黙がちだったプレイヤーがいたりして、(ぼくがフォローできなかったのは反省点だけど)ほほえましい気分に。最初はそうなるよなあ。

 データを脳内にローディングすればするほど面白くなるゲームだと思うんで、これを機会にもっと遊んでほしいですね。>参加者
 N◎VAを遊ぶモチベーションはM:tGに似ている説。
 あと、データやスタイルの意味なんかは、キャラプレイに利用するもんであって、縛るもんじゃないとか、そういう発想が自然になって欲しいところ。

 しかし、5人相手のマスターなんて2年ぶりじゃなかろうか。これは疲れる。

 これが1日目。
 くららさんともう1人のプレイヤーは帰宅され、翌日居残り組の3人(黒光さん、雨戸さん、フイム君)を相手に、「ブレカナ2」の「ザムエル2本立て」を遊ぶことにする。
■ + 激しく FEARゲー(その2) +
Date / 2002年4月28日(日)
 東京の一部で遊ばれまくっている「ザムエル2本立て」。
 フォロワー的に我々も遊ばねばなるまい、という企画。
 ぼくは1本目を2回GMしてるんで気分的にも楽だ。

■キャラメイク
 黒光さんは前回生き残ったキャラクターをカスタマイズ。
 因果律で手に入れた盾型の剣(*名剣リンケ)と普通の盾を両腕に装備し、更に「異種族の親」で獣化もできるようになった魔剣使い。
 ヴィジュアル的には群を抜いてファンタジックなイキモノで、「モビルスーツ」だとか「ベルセルクのゾッド」などと呼ばれがち。声は内海賢二さんね。ほら、こう(ポーズ)。

 雨戸さんはアングルス=ステラ=ファンタスマな支援生命体。
 なんというか奇跡優先のデザインですな。マジックで言えば青白。でも自分の∵天真∵は∵活性化∵できない、と後で知って嘆く罠。
 あと、唖っ娘という設定に黒光さんと俺がハァハァ(するな)。

 フイムたんは。なあ。
 いくら「役に立たない主人公」が君のファンタジーって言われても。さあ。
 本当にデータ的にも役に立たないってのは、ドゥなの? Do Youコト?
 後方キャラのマーテルっていうのはいいとして、技能を<格闘>と<軽武器>に割り振って、特技が≪手刀≫で、武器がメイスっていうのは、噛み合って、ねえ(笑)。

「いや、システム知っててやってますよ?」

 とか、言うな(笑)。なんでそんな不思議なイキモノなんだアンタは。
 などとフイムたんウォッチングスレを立てつつ。
 チャットで東京の吉井さんにリアルタイムダメ出しを出して貰いつつ。注意したり。
 最終的に技能は<軽武器>に集中、≪手刀≫は≪気功≫になりましたとさ。
■ + 激しく FEARゲー(その3) +
Date / 2002年4月28日(日)
■んで。

 + 激しくセッション +

 + 激しく経験値獲得 +

 + 激しくキャラ成長 +

 + 激しくセッション +

 + 激しく経験値獲得 +

 所要時間5時間弱というプレイアビリティは素晴らしいなあ。
 プレイ後、黒光さんが

「うわ、もう一本ブレカナやりてえッ。(フイム君に向かって)お前、SSSの用意をしろッ」

と言ってたあたり、面白かったんでしょうな。
 まぁ、時間が微妙だったので流石にもうワンセッションはナシで、ぼくの要望から「ラー」を遊ぶ流れに。

 でも、それが。
 ……勝つ気に反比例して、「ラー」のセオリーを全然忘れていてねえ(暗い顔)。勝ったのは雨戸さんだったのだけど。
 そのぅ、「役」がいっこも作れなくッて。
 最終得点が4点、で……、あぁあ(思い出し悲哀)。
 神失格だね、俺。
 英語で言うと「負け犬」。

「最低だ! 死のう! 明日になったら!」

 という気分に。
 で、この「ラー」の惨敗がやたら脳内に沈殿していたらしく。
 その夜の夢の中のゲームですら、惨めな負け方をしてしまいがっくり来る。
 具体的に言うと「メイジナイトでNightWitch がうっかりクローズドコンバットされ、投了負けする」という夢だったの。
 う、うう(部屋の奥で嗚咽)。
■ サタスペREmix
Date / 2002年4月7日(日)
■サタスペREmix in あ〜ぴか
 やってきました。とりあえずプレイ後の雑感だけにしときます。今は眠くて眠くて。

 まずサタスペ自体と関係ないことから書きます。
 今回「関西三大マンチの一人」と卓を囲む機会に恵まれたのですが、セッション後に話を訊いて、結構面白かったです。
 自分と全然違う考え方をする人の意見は刺激だなあ、と。
 知的好奇心と知識欲が満たされるわ。
 とりあえず、自分のなかで「マンチキン」というタームと「パワープレイヤー」というタームは明確に分離。
 どうも「パワープレイ」とは、理論と理屈で勝負を決める、思考ゲームのようなものを意味するようで(ニュアンスは誤差があるでしょうが)。
 ぼくは今までなんとなく、「能力値的バックボーンを盾にしてモンスターを薙ぎ倒すようなプレイスタイル」を「パワープレイ」だと思ってたんですね。
 powerというのはきっと、『武力』の powerじゃなくて、『権能』の powerなんだろうなあ、と解釈してみる。

 そういう意味だと、パワープレイヤーが「サイコロを振ったら負けだ」と口ずさむのは理解もできる。知能ゲームなのだから。
 それに対置する形で、「ノールールに依存しすぎることは美しくない」、と考えるのがマンチキンである、という認識も生まれたのだけど、これはどうなんでしょうね。
 特にマンチキンの定義は人それぞれなんで、断定しにくいところでしょうけどね。

 個人的なセッションの感想としては、えげつないプレイ風景でしたが、面白かったという余韻があります。
 GM経験値が鍛えられた、という意味でぼくが一番満足できたプレイヤーなんじゃないかなあという気もする。
 それ自体は卓の責任者としては良くないことですが。
■ トーキョーN◎VA-R
Date / 2002年03月03日 (日)
■普段N◎VAとかやらないのだが
 N◎VA-Rのマヤカシというキャラクタースタイルに、「エニグマ」という能力がある。26あるスタイルから一つを選んで、その能力を持った、自分の守護霊を持てる、というような特技の一種である(らしい)。

 システム側からワガりやすく「いいから、お前はスタンドをやれ」と支援されているシステムで、世のN◎VA星人は当然のような顔をしつつ、自分のエニグマに好きなアーティスト(アルバム)名を付けたりして、しかもそのエニグマ名を、アクト中の俺カッコイイ演出時に呼び叫んだりして、イイ気になっていると思う。てゆーかエニグマっていう名称の時点でナニでアレ。

 しかし『ジョジョ』本編のスタンドの命名法はアーティスト名シリーズだけではない。タロットシリーズとエジプトの神々シリーズがあり、N◎VAにはタロット相当のニューロデッキ、ひいては各スタイル名があるのだが、これをもじったエニグマ名というのは、考えた人、居るのかしら。

 ちなみに本編の色合わせで変換すると、こうなる(マイナスナンバーは割愛)。

0.  カブキ   『ジ・アーティスト(歌舞伎)』

1.  バサラ   『アデプトズレッド(婆娑羅の赤)』

2.  タタラ   『スミス(踏鞴)』

3.  ミストレス 『ミストレス(舞貴人)』

4.  カブト   『ヘルム(兜)』

5.  カリスマ  『カリスマ・グリーン(狩魔の緑)』

6.  マネキン  『マネキン(真似衿)』

7.  カゼ    『シルバー・ウィンド(銀色の風)』

8.  フェイト  『フェイト(平威徒)』

9.  クロマク  『フィクサー・パープル(黒幕の紫)』

10. エグゼク  『エグゼク(益世狗)』

11. カタナ   『ソード(刀)』

12. クグツ   『パペット(傀儡)』

13. カゲ    『シャドウ・サーティーン(影13)』

14. チャクラ  『イエローチャクラ(黄の車鞍)』

15. レッガー  『エボニーレッガー』

16. カブトワリ 『スカルブレイカー・オブ・グレー(灰の兜割)』

17. ハイランダー『ハイランダープラチナ(拝乱打の白金)』

18. マヤカシ  『ダークブルーイリュージョン(暗青の摩耶蠍)』

19. トーキー  『トーキー(投喜居)』

20. イヌ    『ハウンド(犬)』

21. ニューロ  『ザ・ニューロ(新生路)』

 ──意外と「色」の付いてないスタンド名って多いのよな。
 実際はユニークな色と組み合わせた方が面白いと思うが、この中だと、カブトワリ、ハイランダー、ニューロあたりが素でカッコイイですね。
 あと シルバーウィンド・レクイエム が(どう再現するんだ)。
■ ブレイド・オブ・アルカナ 2nd
Date / 2002年2月16日(土)〜17日(日)
■「処刑都市」 in
黒光さん宅
 ブレカナ1stを一度やった程度の経験者は二人だけ。
 ぼくもGMが初めてなのでルールブック付属の簡単なシナリオでプレイ。超一本道の。いわば、1話分でラスボスが登場し、やっつけられて終わる『北斗の拳』といった具合。
 今回集まった英雄は、

  • リムリア(♀ グラディウス=アルドール=アダマス)──フイムくん
     率先して主人公していたが、<重武器>と<軽武器>の二股でキャラメイクが散漫気味だった女剣士。お亡くなりに。
     プレイヤーのシステム理解度は高くて、よくGMをフォローしてくれてました。


  • ザーセス(♂ コロナ=アダマス=グラディウス)──
    kularaさん
     ミドルな聖桿騎士。昏倒までいったが戦闘後に<手当>されて辛くも生還組に。


  • スイ(♀ グラディウス=アングルス=エフェクトス)──雨戸さん
     グラディウス3枚目だ。12歳の加護避け生命体。少女薄命。お亡くなりに2。


  • ギルドール・ウォズニアック(♂ フィニス=アルドール=ディアボルス)──黒光さん
     言動が痴呆じみているフィニス。スイの保護者で魔槍持ち。生還組入り。
 ……と、死亡率50%をマーク。

 アフターセッションにザップゼラップを遊ーぶ。
 俺の勝ちだッ(念力上昇)!
 負けたッ(念力低下)。
 まぁ、そんなゲーム。

■「処刑都市」 inあ〜ぴか
 あ〜ぴかでGM立候補。前日のセッションがGM的に不完全燃焼だったので「処刑都市」をもう一度やることにする。
 プレイヤーに名乗り出たのが大槻さん、(CHA)^3*Nさん、MORiTAさんと参加者にも恵まれ(?)、まぁ満足できたかんじ。
 PCも流石あ〜ぴかの空気というか、奇人変人っぷりがエラいです。

  • “三人目の”エヴァ(♀ フィニス=アダマス=アクア)──大槻牧場さん
     「因果律:背徳を狩る者」入りの片腕不自由な包帯ナオン。
     (CHA)^3*Nさんから、「この因果律強いで」
    と薦められてサクっと片腕を見捨てるあたり、前日「片腕になると強いよ」「イヤです(えー」
    「≪義肢≫強いよ」「イヤです(えー」とキャライメージにかたくなだったフイムくんと対照的。三頭の馬をHPプールにしつつ馬上から蹴る。


  • “名無しの”ハーモニー(♂ ウェントス=デクストラ=イグニス)── (CHA)^3*Nさん
     武器を持たなくてもいい
    MORiTAさんのPCと結託しつつ、本来購入できない「バリスタ」を2台携帯し、さらにロングボウを抱えた物々しい錬金術師。
     ふたつ名の理由はアクト終盤まで名前・年齢・性別も未定のままプレイしていたから。決定が下るまで「名無しくん、、、好きです。。。」とか適当言ってたような。


  • “白き死の使い手”ミルキー(♀ フルキフェル=アングルス=ステラ)──
    MORiTAさん
     人間年齢で、12歳程度の白猫っこ。抱くとDPが回復するくらい気持ちよく、撫でると性的な興奮すらが。「因果律:夜の夢の王」を持ち、“白き死の使い手”の名を受け継いでいる。
 今回のMVPは、なんといっても「戦場から200m(バリスタの射程距離)以内に、塔みたいな高い建物はありますか?」と質問してきたハーモニーでしょう。
 なんで「ブーツヒル」になるんだよッ。
 結局マトモに戦ってくれるのはエヴァだけで、他の二人は教会の鐘台からチクチクと援護、というラスト戦闘に。せつない。

 GM側の戦果:殺戮者の死に際、エヴァの愛馬一頭に22D10+20点のダメージを叩き込んで終わり

 あー面白かった。
■ Mage Knight
Date / 2002年1月下旬
・ブレカナ2とRoG2を買って持ちキャラを最適化
・黒光さんのトーグをやった
・メイジナイトのフィギュア(Skelton Archer)にカッターを入れて瞬接で改造
・メイジナイトのフィギュア(Zombie)にツマヨウジで作ったトンファーを装着
・メイジナイトのアーミィに名前と設定をつけた(以下参照)

■屍学開発研究所アンブレラ
Nightwitch(T) 開発主任
Werbear(S) 被験体B-40
Skelton(S) 保安室長
Skelton(W) 素体生産官
Skelton Archer(W) 保安員E(Elf)-07
Zombie(S) 保安員0012
Zombie(W) 所員0011
Zombie Hound(T) C(Cerberos)-22 “クリムズン”
Zombie Hound(S) C-20 “ペイル”
Zombie Hound(W) C-19 “サルファ”
■ Mage Knight
Date / 2002年1月中旬
 「ワーベアーを掘り返し隊」改め、ネクロポリスセクトアーミィ・アンブレラ

 メイジナイトやったりメイジナイトダンジョンをやったり、塗ったり(↑写真)。
 MKダンジョンはプレイヤーの持ちフィギュアが一体で、トルネコの冒険二人対戦版というかんじ。
 つまり持ちキャラが死んだら即ジ・エンドという救いの無さ。
 うわ、ワンダリングモンスターが(死)。
■ テスト
Date / 2003-04-14 (Mon)
テスト
 
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