July 26, 2004

珍しく本屋へ行きそびれた


- ビジネス・エコノミクス / 伊藤元重

経済学のキーワードを豊富な、とくに日本の事例で紹介。復習になった。


- 頭がいい人、悪い人の話し方 / 樋口裕一

頭がいい人の話はほとんど出てこない。いろんなタイプの「バカ」のカタログである。それぞれについて説明の後に[周囲の人の対策」と「自覚するためのワンポイント」がコメントされている。自分の周囲の人間を思い浮かべながらにんまりとしながら読んでいると、時折、自分の過去の言動を思い出してギクリとさせられる。タイプとしてはありがちでも具体例がすぐに思いつかないようなタイプもかなりあったが、それにしても、こんなに「頭の悪い人」が周囲に揃っている著者には同情したくなるし、こういう本を書く気になったのも分かるような気がする。自分がそれほど困ってないのは、著者の奨める「受け流す」とか「かかわりにならないほうがよい」というような対策を自然ととっているからだろうか。

- 文筆生活の現場−−ライフワークとしてのノンフィクション / 石井政之編著

「食うこと」と「書きたいことを書くこと」は直交しているんだと改めて認識させられた。雑誌記者や編集者からキャリアを始めたひとの例がほとんどだったが、異なったバックグラウンドからノンフィクションライターに転身した事例も読みたかった。

- アマゾンで得するショッピング生活−−Amazon.co.jpをもっともっと使いこなそう!
/ 田口和裕

1年前にこのような本があったら、もっと早く「アマゾン生活」を始められていただろう。すでにamazon.co.jpのかなりの部分を使いこなすようになっているだけにすでに知っていることが大半だったが、なんとなくamazon.co.jpあるいはamazon.comに興味があって、これから使ってみようという人にはこれ以上親切な本はない。しかし、amazonのサイトも完成されたものではなく進化を続けている最中だけに、個人的にはウェブサービスやA9の掘り下げた紹介とかamazonのインサイダーのインタビューなど、amazonの今後の方向性についての内容が読みたかった。やはり今後もamazonウォッチは継続していかねばなるまい。

Posted by meta-o at July 26, 2004 12:59 AM | TrackBack
Comments
Post a comment









Remember personal info?