<<ボールパイソン飼育方法>>
H、19、7、19〜、更新:
ボールパイソンについては、まだまだ経験不足なので自分で
飼育方法を詳しく説明できません。
よって、手抜きとなりますが下記のサイト様がとても参考に
なりますので訪問いただければ、と思います。
1、★★★Bp・Supply★★★
2007年国産イエローゴースト、アルビノラベンダー、スーパーモハベ、モハベ、シナモン、スーパーパステル、
パステル等のハッチ実績を持ちボールパイソン情報の豊富な素敵なサイトです。
飼育方法のページは、こちら
2、★★★Hebidas ヘビダス★★★<リンク切れ修正!>
ボールパイソンの洋書の翻訳を丁寧に紹介しておられるサイトです。
飼育方法の翻訳ページ@(ボールパイソン大全)は、こちら<リンク切れ修正!>
飼育方法の翻訳ページA(ボールパイソン大百科)は、こちら<リンク切れ修正!>
※BRヘラクレスは、2008年、2009年と「ボールパイソン大百科」を基本にまた「ボールパイソン大全」、
、「Bp・Supplyさんのケアシート」を参考にブリーディングを進めています。おかげさまでそこそこの
結果を残すことができています。ナミヘビと比べると繁殖方法がかなり違うので最初は、とまどい
ましたが2年間経験してなんとなく解かって来たような気がします。何度も何度も飼育方法のページ
を読み返して基本を頭にたたきこむようにしてください。
と言っても初心者(僕もそうですが)の方には、なかなか理解しにくく説明を読んでも戸惑うことも
多いと思いますのでボールパイソン大百科を基本にしてまだまだ経験不足ですが僕なりに繁殖
の部分を中心に出来るだけ解かりやすくおおまかに説明をアップして行こうと思います。
なかなか時間がないので少しずつのアップになります。ご了承ください。m(_ _)m
繁殖方法の説明に入る前に一番大事なことを一つ
メスの大きさ、体重です。
★バランス良く(肥満ではなく)まずは、1500gまで成長させること!★
理想は、1800g以上です。
メスが小さいと交尾の成功率が低くなるように思うからです。
餌を食べる時は、しっかりと餌を与えて約2年かけてしっかりとメスを成長させてください。
オスは、早い子は、500gを越えたあたりで繁殖可能になります。
理想は、800g以上くらいでしょうか。
■<繁殖方法>■
流れ
基準となる4回の脱皮後に以下のサイクルに入ります。
1、卵胞成長準備期
この段階で♂♀の出会い(ペアリング)が必要
兆候1:♀が餌を食べなくなる
兆候2:♀が♂と交尾する
2、卵胞成長期
この時期にもペアリング可能
交尾を数回しているのを確認できれば、生殖サイクルの主要任務は無地終了
3、排卵期
メスの脱皮が終わった後、脱皮前の時期にカップルが交尾をしていたことを
確認するために1週間ほど入れておく。
脱皮から2週間後、餌やり中断、もしくは、量を減らす。そして夜間12時間ほど
ヒーターを入れ(30〜32℃)の部分を作る。暖かい部分以外に27℃程度の温度
の低い部分を必ずもうける。メスが暖かい部分、涼しい部分を行き来できるよう
にスペースを確保すること。
4、産卵
脱皮後25日〜40日で産卵します。最長50日を超える場合も有り。ただ50日を越えても
産卵しない場合は、そろそろ卵詰まりを考えなければいけないです。大抵は、30日前後で
産卵に至ります。
ここまで書いて大きな問題が一つ。アダルトメスで1年におおよそ4〜6回程度脱皮しますが、
上記の基準となる1番目の脱皮がいつかがいまだ僕には、どの脱皮なのか良く解かりません。
産卵があって始めて産卵前脱皮が解かり、その前が排卵前脱皮になるわけです。このあたりは、
何年かブリードを経験することによっておおよその見当がつくってことなんでしょうね。全てのメス
がそろって同じタイミングで脱皮をする訳ではないのであくまでもおおよそです。あまり神経質に
ならずなんとなくこの子は、今この段階なんだろうな位でいいんじゃないでしょうか。
<<2008〜2009年の♀の脱皮記録>>
お客様から♀の脱皮データの公表をして欲しいと言う依頼が合ったので少ないデータですが
管理ラベルより脱皮の記録を拾ってみました。
あくまでも家の♀個体の脱皮データです。
管理状況、餌の量、給餌間隔、メスの大きさ、年齢によってサイクルは、また変わると思います。
ただ表にしてみるとなんとなく流れが読み取れます。
一番多いのは、年明け1回目の脱皮が排卵前脱皮で2回目が産卵前脱皮。
2番目は、年末に排卵前脱皮、年明け1回目が産卵前脱皮となっています。
記録をつけていると自分の飼育環境でいつ産卵するのかおおまかな予想が
できそうですね。
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9月頃からヒーターをオフにして温度を下げる
9月終わり頃から(〜翌年2月?)ペアリング開始
最低、3〜4回ペアリング、交尾を確認
基本、♂のケージに♀を入れる。(逆でも可能)
最低温度を25℃キープ
排卵を確認したらヒーターを夜間のみオン
翌年、1月〜2月ごろ?から24時間ヒーターオン
4月頃から産卵開始
6月頃からハッチ開始
■<アダルトボールのクーリング(一例)>■
★2月中旬
夕方5時〜翌朝9時
16時間ヒーター(遠赤ナラベルト)ON
(ONにする時間は、適宜12時前後で調整)
室温:23℃〜25℃
ヒータのある部分のケージ内温度:29℃前後
★4月初旬
夕方3時〜翌朝11時
20時間ヒーターON
(ONにする時間は、適宜16時間前後で調整)
室温:25℃〜27℃
ヒータのある部分のケージ内温度:30℃前後
★4月中旬
24時間ヒーターON
室温:26℃〜28℃
ヒータのある部分のケージ内温度:31℃前後
★7月下旬
24時間ヒーターON
室温:29℃〜32℃
ヒータのある部分のケージ内温度:34℃前後
★7月末〜8月末
ヒーター、一気に全部オフ
室温:29℃〜30℃
ヒーターオフ状態
★12月〜翌年2月中旬頃
室温:23℃〜25℃
ヒータオフ状態
ざっとこんな流れでしょうか。
必ずこのような設定にしないといけないと言うことではなく、
あくまでも1例です。ヒーターの入れる時間帯を夜間ではなく
昼間にされている方も多いと思います。その時々の室温の
調整も人それぞれで違うでしょう。当方も個体の状態等を見
ながら適宜ヒーターを入れる時間、時期を微調整しています。
ご自身の環境で一番最適な条件を探りながらボールの飼育を
楽しみましょう。
■<ハッチ後初回脱皮後のベビーへの強制給餌について>■
みなさん悩みを持つことの一つである初回脱皮後に餌を食べてくれない
ベビーにいつからアシスト、強制給餌を始めたら良いかについて少し触れたいと思います。
僕もいまだに強制は、あまり好きでは無いし、得意でもありません。
でも餌を食べずに少しずつやせていく姿を見ているのは、辛いですから仕方なく
アシスト給餌(マウスを少し口にくわえさせる)または、強制給餌(マウスを1/2〜3/4
〜全部、口に押し込む)を行います。
痩せすぎてしまうとやはり強制をしても体重がすぐに元に戻りにくくなるからです。
強制をしなくてもある日突然解凍マウスに飛びつくとか置き餌を食べだす
とかいう個体もいるでしょう。
その日がいつかわからないと不安になるのは、当然だと思います。
ヘビの生態から行くと生きた餌を食べる方が本来の姿ですから
ある意味冷凍マウスを与えるという方がおかしい?のかもしれません。
解凍マウスは、擬似活きマウスと言ったところですね。
沢山の個体と付き合いながらこの個体には、どうしてあげたら良いか
を真剣に考えていると明かりが見えてくると思います。
僕自身食べない子に対する特別な手段は、今のところ持っていません。
我慢強くアシスト、強制、(活きマウス)、置き餌を繰り返すことでしょうか。
初回脱皮から強制給餌を実行するまでどのくらいの日数待つかですが
この辺は、飼育者の判断次第なので答えは、沢山あると思います。
僕の場合は、3週間〜1ヶ月を目安にしています。
でも小さ目(40グラム?以下)なら早めの強制が良いようにも思います。
個体が小さいほど早めにアシストもしくは、強制給餌に入ります。
置き餌で食べない場合でもアシストで食べてくれれば、食べた分成長もし
消化サイクルが出来上がっていきます。
自分で餌をくわえる→飲み込む→消化する→排泄(うんち)する→少し成長する、
を体で覚えさせます。
とにかく少しでも食べてもらわないと大きくならないし大きくならないと
食欲も増してきません。小さい餌でも食べていれば体も少しずつ大きくなり
食欲も増大して冷凍を食べてくれる可能性が出てくるように思います。
2、3度強制給餌したら置き餌、また強制をしたら少し間隔をあけて置き餌、
(+活きマウス)を繰り返しているとかなりの確立で餌付けに成功すると思います。
活餌を使わずに餌付けを成功させるには、「忍耐、根気」が重要です。
この時、飼育温度をやや高め(30℃以上)にキープすると
代謝が高まり成功率も上がると思います。
解凍も活餌も食べてくれない子もやり方は、同じになるでしょう。
個体により、数ヶ月で成功するかもしれないし、1年以上かかるかもしれません。
それを理解したうえでボールと向き合えば、いつか自分で食べてくれると思います。