1999年晩秋 ハンガリー・ウィーン紀行

その5『ペーチで私も考えた‥‥後編』
 

終演後、ペーチの交響楽団の責任者スクラダニさん(何か日本語ぽいでしょ)が事務所でシャンパンをごちそうしてくれるとのことでしたので、あつかましくも私も他の出演者の方々と一緒に、ミニ打ち上げ会に参加させてもらいました。

指揮者のマンフレッドさんを始め出演者のみなさん、私が日本から来たというと、一斉に驚き、喜んでくれました。特にスクラダニおじさんは喜んで下さって、私に西洋式の挨拶(ホッペにチュッチュッとやるやつです^^;)をしてくれました‥‥。生まれて初めての経験でしたのでビックリしました。そうかそうか・・西洋人は普段からこんな濃厚な挨拶をしているのか。(何を納得してるんだか^^;)

おいしいシャンパン(ホントおいしかった!ハンガリーってシャンパンも美味しいのね!)とコンサートが成功したおかげで、宴は最高に盛り上がりました。スクラダニおじさんは皆に話す時はドイツ語で、私に話しかける時は英語でしゃべって下さいました。

ホテルのフロントの好青年なお兄さん(笑)もそうでしたが、ハンガリーの人ってハンガリー語・ドイツ語・英語の最低3か国語がしゃべれるよう教育されているみたいです。ハンガリー語というのは、ハンガリーでしか通用しないからだそうですが、その条件は日本人も同じ!!な〜んで日本人は、英語だけでも学校教育でマスター出来ないんでしょうねえ〜(泣)。

本当スクラダニさんはいい人で、「今日お客さんが少なかったのは悪かった」と落ち込んだりして、それを指揮者のマンフレッドさんがなぐさめていて、微笑ましかったです。私にも、「日本人とハンガリー人は同じウラル・アルタイ語族なので、共通するものがたくさんある、ハンガリー人の子供にも蒙古斑が出るんだ」など、興味深いお話を一杯して下さいました(確かに興味深い!お塩を『ショー』とも発音するらしいし‥‥)。

メフィスト役のイエンツ君や、フランツ役のマルティン君も、役から離れるとすごくいいあんちゃんたちだったし‥‥。ブルガリアからの留学生テミー嬢も大きな目でよくしゃべってくれました。もちろん英語で。(ちょっとホレそうになるほどかわいい女性でした/爆)

宴の最後に、スクラダニおじさんはペーチ交響楽団のCDを皆に下さいました。‥‥‥別れ難かったです。このおじさんに会いにいくべく来年もペーチに来ようかしら‥‥。

結局その晩はKちゃんは私の部屋(ツインルームだったので)に泊まりに来て、プリングルス(パプリカ味!)と私が関空で買ってきたFran(笑)をポリポリ食しながら2時頃まで積もる話をして、寝ました。今日はお互い本当にお疲れ様でした!!

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