飲むならやっぱり
ワインだねぇ・・・

 

一口でワインといってもいろいろ・・・

どのワインを飲もうか、そんなときの手助けになればいいな・・・と思います。

 

ワインについてもっとよく知るために・・・ばるたんのワインについていろいろ・・・。

1  格付け

国によっては法律により等級が決められているところもあります。
フランス、イタリア、ドイツ、スペイン、ポルトガル、アメリカ合衆国、オーストラリアが代表的。
日本をはじめ、とくに格付けされていない国もあります。
格付けはラベルに書いてあり、そのワインの価格や味わいの判断基準にする場合も。
ワイン選びのテクニックとして知っておいて損はない・・・と思う。

フランス   

AOC(原産地統制呼称ワイン)
細かい規定をクリアし、土地の個性を生かした高品質ワインのこと。
ラベルには原産地名が必ず入り、その産地も
地方より地区、地区より村、村より畑、、、、
と狭くなればなるほど書くが高いとされる。

VDQS(地域指定上級ワイン)
このクラスのものは、AOCに格上げされるものが多く、いずれ廃止される・・・らしい。

Vdp(地酒)
気軽なブレンドワイン。
少し土地の個性が出ていて、ラベルにも地方名が表示されている。

VdT(テーブルワイン)
いろんな産地のいろんなぶどうをブレンドして作られたもの。
家庭の日常の食卓で飲まれているワイン。

 

イタリア    

DOCG(原産地統制保証呼称ワイン)
基本的にフランスのAOCと同じで、政府の保証つき。
現在14銘柄のみ認められていて、キャップシールの部分に紫色のシールがついてる。

DOC(原産地統制呼称ワイン)
政府の保証はないけど、、、イタリアならではの品種と土地の個性を重視したワイン。

VdT IGT(典型的地理的表示つきテーブルワイン)
フランスのVdpと同じ「地酒」のようなワイン。
ただ、その土地の品種を使っているとは限らないし、
手ごろなものから高級なものまでさまざま・・・。さすがイタリア(^_^;)

VdT(テーブルワイン)
日常よく飲まれるブレンドワイン。
これも手頃なものから高級なものまでさまざま。

ドイツ   

QmP(肩書き付き上級ワイン)
よく熟した良質のワインを選び、天然の甘味のみで造られた高級ワイン。
辛口から極甘口まで6つの肩書きが付けられている。

QbA(地域指定上級ワイン)
指定された高級ワイン産地から造られたワイン。

LW(地酒)
土地の個性が少し活かされたブレンドワインの地酒。

TW(テーブルワイン)
日常消費用のブレンドワイン。輸入品種も多く使われている。

スペイン・ポルトガル

DOC(原産地統制呼称ワイン)
土地の個性をいかした高品質ワイン。

VM(テーブルワイン)
日常消費用のブレンドワイン。

アメリカ合衆国・オーストラリア

Varietal Wine(ブドウ品種名表示ワイン)
使われたブドウの品種名がラベルに書かれている上級ワイン。
ただ、ラベルにVarietalの表記はない。

Generic Wine(テーブルワイン)
品種の規定のない気軽なブレンドワイン。これにもラベルにGenericの表記はない。
RedやWhiteといった色の名前か、ShablisやRheinなどのヨーロッパのワイン産地の名前があれば、
このカテゴリーのワインということになる・・・。

Proprietary Wine
ブレンドワイン。メーカー独自の商標名を付けている。


2  ワインの温度

よく白は冷やして赤は冷やさないで、、、と言われます。
でも、一概にそうとは言えないようです。
たとえば、樽を使って熟成させたようなコクたっぷりの白ワインならあまり冷やさないほうがその芳醇さを楽しめる。
反対にぶどうの風味いっぱいで渋みの少ないフレッシュな赤ワインは、
冷やして飲んだほうがだんぜんおいしいです。
基本的には、甘さが強ければ強いほど冷やしたほうがおいしく、
渋みが強ければ強いほど冷やさないほうがおいしい・・・ように思います。
あとはお好みで決めていってください。


3  ワインの種類

ワインは、ぶどうを原料とした醸造酒です。
ぶどう以外から造られたものは「フルーツワイン」といわれ、厳密には「ワイン」と区別されます。
フルーツワインも含めてワインを分類すると、大きく5つに分類されます。
赤、白、ロゼ、発泡酒、その他、です。
赤ワインは、巨峰のような色をした黒ぶどうを使い、
白ワインは、マスカットのような色をした白ぶどうを使います。
ロゼは、黒ぶどうを使い、色淡く仕上げたものです。
これらは基本的にはスティル(静かな)ワインと言われ、泡はありません。
発泡酒は、泡のあるワイン、スパークリングワインのことです。
フランスのシャンパン、イタリアのスプマンテ、スペインのカヴァ、ドイツのゼクトなど、
産地でさまざまな呼び名やタイプがあります。
その他のワインとは、酒精強化ワイン(フォーティファイドワイン)と香味付けワイン(アロマタイズドワイン)になります。
酒精強化ワインとは、醸造途中でブランデーなどの酒を添加してアルコールを高めたワインのことで、
スペインのシェリー酒やポルトガルのポートワインなどがあります。
香味付けワインとは果物や薬草・香草などで味と香りを付け加えたワインで、
スペインのサングリアやイタリアのヴェルモットなどがあります。
その他の中には、ぶどうではない果物(りんごやピーチなど)から
ワインと同じ製法で造られたフルーツワインも含まれています。

つづく・・・


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