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●金魚が病気になる前にまず予防
治療方法を覚える前に、何事もまずは予防でしょ!
予防さえしておけば、病気になりにくいから治療方法も覚えなくていいもんね♪
金魚はほかの動物(犬や猫など)に比べると病気の治療がしにくいです…
だからこその予防!!
これから書くことすべてを実施することは難しいと思うんだけど、思いつく限りの予防方法を書こうと思います。
これをすべてやらなくてもいくつか実施する・また他の項目もちょっと気をつけてみる程度で、病気になる確率がだいぶ下がると思います♪
●酸素不足にならないように!
金魚にとって酸素はとても重要です。
酸素不足が続くと体力がなくなって、病気に冒されやすくなります…
病気よりも先に、酸欠で窒息しなどということにもなりかねません。
酸素が少なくなると、金魚は鼻上げをはじめます。
鼻上げとは、水面に鼻先を出して口をぱくぱくさせる行動のことです。
そうなったら、なるべく早く酸素を供給しましょう。
エアレーションをしているのに鼻上げをするときは、水質悪化による酸欠が考えられます。
フンなどが多いと、酸素を大量に使う分解が水中でも盛んに行われるようになり、酸欠状態になってしまいます。
●水温に注意!
金魚は変温動物なので、水温の急激な変化に対応するのが苦手で、健康をそこねて病気にかかりやすくなることもあります。
・水槽を夏場冷房のきいた部屋に置いておいて、夜、冷房を切り急激に温度が上がる。
・水槽を冬場暖房のきいた部屋に置いておいて、夜、暖房を切り急激に温度が下がる。
・夏場、直射日光の当たるところに置いてしまう。
などなど…
あと、気を付けなければいけないのが、水換えの時。
温度差のある新しい水に急に入れられると、金魚はびっくりしてしまいます。
しばらく同じ環境に置いておいて水温が同じくらいになってから金魚を入れて上げましょう♪
●飼育数は少な目に…
水槽の大きさでも書きましたが、その水槽や池の限度量よりも飼う数をできるだけ少な目にすることも病気予防には大事です。
数が多すぎると水質悪化・酸素不足などがおきやすくなり病気にかかりやすくなります…
●エサの量は正しく!
一番多い失敗が、エサの与えすぎです。
金魚はエサがある限り少しずつ食べ続けます。
金魚は胃がなく、食べた物は直接腸に送られていくため、次から次に詰め込むと腸が消化不良を起こしてしまうんです。
とくに、古くなった人工飼料はよくないので、新しい物を少しずつ何回かに分けて与えるようにしましょう。
食べる量は、大きくて元気な金魚ほど多くなります。
また、水温が20〜25度のときに金魚の食欲はさかんになり、30度を超えたり10度以下に下がるとだんだんエサを耐えなくなります。
1回に与える量は、水槽にいる金魚の数や大きさ、季節や健康状態によって違うけど、ひとつまみを目安として下さい。
それが5〜6分でなくなるようなら適量、残るようなら与えすぎです。
5〜6分たって残っているエサは、必ずネットですくい取って下さい。
ふやけて底に沈むと水を汚してしまいます。
エサを与える回数は季節によっても異なります。
エサをよく食べる夏場は朝・昼・夕方の3回を目安とします。
もっとも、エサを与える回数が多いほど金魚は早く大きくなるので、あまり成長させたくない場合は、1日1,2回にしても問題ありません。
それよりも、きちんと時間を決めて、規則正しく食事させることの方が大切です。
●水草は消毒してから!
水草は、昼間は水と光と二酸化炭素で光合成を行って、水中に酸素を供給します。
食べかすやフンなどの分解物も栄養分として根から吸い上げてくれます。
水をきれいにしてくれる水草は金魚にとってはありがたい存在です。
また、夏は水温が急上昇するのも防ぎ、金魚髪を隠す物陰や遊び場ともなります。
ただ、水草にはときに害虫の卵や病原菌がついていることがあります。
水槽に入れる前には薄い食塩水で消毒したり、しばらくほかの容器で育ててから水槽へ植え替えるくらいの気づかいも大事です。
あと、水草を大量に入れすぎるのもダメです。
光がある昼のうちは光合成を行い酸素を出すのですが、夜になると水草も酸素を消費します。
水草を大量に植えると、熱帯魚と違って酸素をたくさん消費する金魚は酸素不足で窒息してしまいます。
●扱いは丁寧に♪
水槽の掃除や水換えで金魚を別の容器に移すときも、慣れるまでは直接網ですくい上げないで、小さな容器を用意し、そこに追い込んですくいとるようにしたほうが金魚を傷つけずいいです。
やむをえず手を使うときは、金魚の下から手のひらで腹部を包み込むようにすくい上げましょう。
●ショックを与えない!
ドアの近くに水槽を置いて、ひんぱんにドアを開け閉めすることは金魚にショックを与えてしまいます。
また、少しなら良いんですが、水槽を外から面白半分にたたいたりするのも金魚にはショックなのです。
重なると運動不足、食欲不振に繋がります。
あと、明るすぎる光や、ひんぱんな光の点滅も要注意です。
●新しい仲間は消毒してから
新しい金魚をすでに飼育中のものと一緒にするときは、寄生虫や細菌など病気の原因になる物がついていることもあるので、事前に薬浴させることをおすすめします。
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