
第三十夜 大西ユカリオフ@バナナホール
とうとう大西ユカリと新世界のライブ当日がやってきました。11月30日12月1日と2日間、バナナホールで行われますが、われわれが行ったのは12月1日です。
物事はすべからく、ひょんなことから始まります。わたしが夏のある日、「ありがとう浜村淳」を聞いていると、ゲストに大西ユカリさんが出ておりました。短い時間でしたが、その歌としゃべりで、これはただものではないと思い、ひそかに注目しておりました。
その後、野球が終わり、ユカリさんのラジオが始まり、ライブスケジュールが判るにつれて、こらいっぺん見とかなあかんなぁと思うようになりました。
で、まぁ、ライブのことをちょこっと日記に書いたら、どーしても行きたい、ぜひ見たい、お願い連れっててと言うことになりまして、見に行く事になった次第であります。
とりあえず、北で待ち合わせというと、恒例の紀伊国屋前BIGMANの前でまちあわせです。ちなみに師匠はわたしの妹が紀伊国屋に勤めてると勘違いしてますが、正しくは旭屋です。
まぁ、そんな事はどうでもいいですが、ここはいつもなにかイベントをやっておりまして、本日はあおぞら銀行が抽選会&ゲームをアオゾーラというキャラクターの大きな象を出してやってました。
当然わたしが一番乗りです。と、電話が
「やまぞうです。いまどこですか」
「紀伊国屋の前です。あおぞら銀行がアオゾーラいう大きな象出してるとこです」
ほどなく、どーしても行きたいといっていたやまぞう到着。
ヨドバシカメラは混んでますわとかなんとか言ってると電話が
「いのQです。いまどこですか」
「紀伊国屋の前です。あおぞら銀行がアオゾーラいう大きな象出してるとこです」
ほどなく、ぜひ見たいといっていた、いのQ到着。
Qちゃんがわたしのためにもらってきてくれた携帯のカタログをみていると電話が
「toshieです。いまどこですか」
「紀伊国屋の前です。あおぞら銀行がアオゾーラいう大きな象出してるとこです」
「えっ?なに?どう?あおどーら?」
「象やちゅうねん。あおぞら銀行のな・・・」
「エレファントかいな。携帯の音悪いから和歌山風になってたわ」
ほどなくお願いつれってってと言っていたtoshieはん到着。
ワカジは少し遅れるということで、3人には先に行って並んでもらうことに。ワカジの到着を待ってバナナホールに向う。途中、角を曲ってきていきなり缶ビールをぷしゅと開けて飲みながら歩くハゲのおっさんとすれ違う。
優歌団の木村だ。どっから見てもただのおっさんである。
バナナホールの前につくとtoshieはんがロング缶を持ってひとりで飲んでいる。Qちゃんに聞くと、入場のシステムが変わって、整理番号を呼ぶので、前に並ばないでくれと言われたということだ。
よく考えたら、わたしもけっこうな年になておりまして、最後にバナナホールにいってから、十と四年ほどたっておりました。そら、システムもかわるわなぁ。
ということで、30分もなんもせんで待たれへんというtoshie姉御は、ビールでも飲まなあかんとひとり自動販売機で買ってきたそうです。しかもロング缶。う〜ん、木村より上や。どっからみても・・・・
バナナホールの前に人が集まってきたので、入り口に集まる事になった。ここで重大事件が発生。バナナホールで買ったチケットの整理番号が優先で、ぴあチケットはその後という事が判明した。すかさず「そんなバナナ」と言うほどまだベタではありませんので、グッとこらえて待つことに。
ほどなく、「バナナホールの券をお持ちの1番から5番のお客様」とバナナホールの件の客から入場が始まる。
「バナナホールの券て、何枚くらいあんねんやろ」
「そのうち、バナナホールの券をお持ちの3685番のお客様とか言うたらどないする。」
「あの〜、もう2時間半ほど待ってるんですが、言うてな」
「ぎゃははははは」
「裏口から客出て、また表にきてぐるぐるまわるドッキリやったらどうする」
「バナナホールの券をお持ちの3256891番のお客様言うて終わらへんがな」
「ぎゃはははは」
と時間潰しておりました。
そこでわたしが考えた作戦。ぴあチケットを出して
「あのー、これはぴあのチケットですのでバナナホールのチケットの後でお呼びします」
「ほんなら何かい、これはバナナホールで見れるチケットちゃうんかい」
「いえ、そうですが」
「ほんならこれがバナナホールのチケットやろ」
「いや、それはぴあのチケットですので・・・」
「ほんならこれはバナナホールで見られへんのか」
「いや、それは」
というグッドアイデアだったんですが、ヤカラやと却下されました。
入ってみると、客席は前半分がスタンドで後にイス・テーブルがありました。とりあえず、テーブルとイスを確保して、ビールなんぞを飲みながらしばし歓談。
toshieはんはビールと小さいボトルに入ったオレンジ色の分けの判らん酒を買ってきています。おみやげやというてはりました。 飲んだり、なんやかんやしてるうちに師匠到着。これで本日のメンバー6人がそろいました。
いよいよ大西ユカリ嬢の登場です。最初はオルガンのマンボ松本と二人です。いきなりのMCというか関西系ではほとんどネタです。つかみいうやつですな。
これでわれわれ全員は一気に大西ユカリワールドに引きこまれました。
さすがの歌唱力というか、実力も抜群です。toshieはんは当然のごとく全開モードです。
師匠は両サイドで踊ってるゴーキャッツの二人の踊りがいたくお気に入りで、振りマネをしております。
木下組のブーキャッツも踊っております。
遠めに見ると、よしみんに似てるとみんなが言うのですが、わたしはゴーキャッツの左側、チョセちゃんがよしみんに似ていると思いました。師匠とも意見が合い、踊ってても不思議はないなぁという結論に。
途中で、おみやげやと言うて買ってあったオレンジの酒も飲み干してtosiheはんはさらに遠くに・・・
一部が終わってビールを買いに戻ってみると、今度はワインを飲んでいるtoshieはんであった。
衣装替えあり、曲挽きありともりだくさん。最後はトンガリメガネとそろばん持って、言わずと知れたトニー谷。
ああ、DOIさんに見せたかった。
大西ユカリがオリジナル以外で歌う曲は、世代的には、ほとんどリアルタイムで聞いていた曲が多いので、おじさんとしては染み入ることが多かったです。
特に、本牧メルヘンやアイ・ラブ・ユー・OKをソウルフルなアレンジでシャウトする姿にビリビリきました。このへんは、曲に付随する記憶がよみがえってきます。
ライブの中身に関しては、なかなか伝える事ができませんが、みんな堪能して帰ったと思います。帰りに、わたしの希望で、長い間、外で食べてなかったお好み焼きを食べに行くという、最後まで浪花風味な一晩でした。
ぜひとも、一度行って見ることをお勧めしますわ。はい、損は絶対ありません。
第三十一夜