アンティーク時計


腕時計が大好きです。特にアンティークの時計に目が無くて、外国を旅行する時(特にイギリス)はアンティーク屋さんをのぞくのが最大の楽しみのひとつです。古い物はちゃんと動くかどうかの不安も多く、高価な物を買う時は勇気もいりますが、古い時計の、決して現行の時計には持てない魅力についつい負けてしまいます。と言っても大した数を持っているわけではありませんが。



最近、ベルトを赤のスウェードに替えました。

私の最初のアンティーク時計はこの上の写 真の物。母親から譲り受けた物で、10年ほど前から愛用しています。これは国産、シチズンの1950年代の物です。18金で、母が結婚前にがんばって買った物だそうです。この小ささと細さがなんともいえず可愛くて今もお気に入り。これからもずっと大事に使おうと思っています。



左はハミルトン、右がロレックス。共に'50年代の物。

自分でアンティーク時計を買おうと思った時、最初はミーハーにも「やっぱりロレックスよね」と思っていました。古いロレックスは可愛いデザインの物がいろいろあって確かに魅力的なのですが、なんといっても値段が高くてつらい! 今では、ロレックスに限らず魅力的な時計ならなんでも好き。安価な物でもちゃんと動いて素敵な物がたくさん見つけられます。

これもハミルトン。ロスで買いました。さすがにアメリカ製だけあってロスにはハミルトンのアンティークがたくさんありました。値段も手頃で嬉しい。こののんきそうなフェイスが好きです。 

  





ちゃんとした物だけでなく、チープなおもちゃ感覚の時計にも、意外に可愛い物が見つかるのが、アジアのおみやげ屋さん兼アンティーク屋さんのようなところ。本物かというのはもちろんまったくあてになりませんが、ちゃんと動くし、ちゃんと古い(笑)ので、結構風情があったりするのです。上の写 真左の物はベトナムで、値切るのを楽しみつつ買った物ですが、お店のお姉さんによると、文字盤に使われているのはルビーとダイヤだそうです(笑)日本円にして2千円ほどでした。



素敵な時計を手に入れると、それに見合った入れ物も欲しくなります(^^;)ロンドンで購入したロレックスのレディスウォッチを入れるのにぴったりな箱を同じ旅行中に見つけて幸せでした(笑)螺鈿細工がきれいな小箱です。

今までは、海外に旅行した時しかアンティーク時計を買おうという気は無かったのですが(国内ではアフターケアもしっかりしていて安心できるのですが、やはり割高感があって手が出ません)、去年末禁断の世界(!?)に足を踏み入れてしまいました(^^;)
ふと思い付いて、ネット上にアンティーク時計を通販できるお店はどれくらいあるんだろう・・と検索してみました。すると出るわ出るわ、古い時計を扱っている店が続々とヒットして、すっかりハマってしまいました。そして前々から欲しかったムーンフェイズの時計をついに! 購入してしまいました・・。実物を見ずにしかも外国からオンラインで買うというのはかなりの冒険(暴挙!?)でもありましたが、結果 はとても満足しています。でも、あまりに簡単に購入できてしまって危険なので、もうネット上のアンティーク時計ショップには近寄らないようにします(予定・・・)。


これがその時計。アンティークといってもNOS(ニュー・オールドストック)と呼ばれる物で、'50年代の新品です。半世紀も前の物と思えないほどきれい。