1999年3月25日~3月26日(於八王子大学セミーハウス)第1回研究発表会
3月25日
1)藁谷都美: Von Goddelau zur Weltbühne―ビューヒナー協会1999年度例会報告
2)谷口廣治: ヴォイツェクの人体実験―U.Roth氏の論文(『ビューヒナー年鑑』9号)紹介
3月26日
1)花本美恵: ビューヒナーの『レンツ』について―朝の散歩をめぐる考察
1999年5月23日(於早稲田大学)協会設立総会:発起人: 池田紘一、谷口廣治、森光昭
2000年6月11日(於東京都立大学)第2回総会・研究発表会
テーマ: レクラム新版による『ヴォイツェク』の新注釈
1)加藤智也: ティークとの関連について
2)谷口廣治: シュモリング鑑定書について
3)藁谷都美: レンツ『兵士たち』との関連について
4)荒川宗晴: シェークスピアとの関連について
5)池田紘一: ゲーテ『ファウスト』第Ⅰ部との関連について
2001年6月10日(於東京外国語大学)第3回総会・研究発表会
1)エーバーハルト・シャイフェレ: リベラル派のビューヒナー受容―ヴィリバルト・アレクシス(Willbald
Alexis)の場合を中心に
2)谷口廣治: マールブルク版『ダントンの死』について
3)藁谷都美: ビューヒナーの『Woyzeck』の受容史―マンフレート・グルリット『Woyzeck』について
2002年6月2日(於獨協大学)第4回総会・研究発表会
1)河原俊雄: ベルリン・シャウビューネでの『ダントンの死』の上演(2002年3月、新演出による初演は
2001年3月)について
2)「子午線」創刊号合評: 問題提起者: 荒川宗晴
3)谷口廣治: Gaston Salvatoreの戯曲"Büchners Tod"(1972, Suhrkamp)について
2003年6月1日(於武蔵大学)第5回総会・研究発表会
1)『子午線』第2号掲載論文合評
花本美恵: レンツは山頂で二度座るのか? - 『レンツ』の一文の解釈をめぐって(コメンテータ:
中村采女)
真田健司: 圧縮された世界劇場 -ゲオルク・ビューヒナー-『レオーンスとレーナ』にみる空間の
問題 (コメンテーター: 岡田恒雄)
2) 谷口廣治: マールブルク版『レンツ』をどう読むか?
3) 山本孝郎:: ゲオルク・ビューヒナーと『ヘッセンの急使』事件
2004年6月6日(於日本大学)第6回総会・研究発表会
1)大塚 直: 観劇報告:ベティ・ナンセン劇場『ヴォイツェク』(演出: ロバート・ウイルソン、音楽: トム・
ウェイツ)
2)谷口廣治: 国際シンポジウム参加報告: International symposium on the reception of Georg
Büchner. Vanderbilt University, 4/15-18
3)「子午線」第3号掲載論文合評:谷口廣治: 失われた夢の墓標―『レオーンスとレーナ』小論。
コメンテーター: 荒川宗晴
2005年5月4日(於早稲田大学)第7回総会・研究発表会
『子午線』第4号掲載論文合評:
1)松村朋彦: 『2003年ビューヒナ賞受賞者アレクサンダー・クルーゲについて』
2)高坂純子: 『ハンス・エーリッヒ・ノサック「ヘッセンの急使」について』
3)荒川宗晴(コメンテーター): 『高坂会員翻訳のノサック「ヘッセンの急使」について』
4)岡田恒雄(コメンテーター): 『大塚会員の「ヴォイツェク」劇評について』
2005年10月10日(於同志社大学)臨時研究発表会
1)岡山祐子: フランス革命と自然の法則
2)橋爪由紀: 『レンツ』における狂気についての一考察
3)加藤智也:ビューヒナーの理想主義批判と演劇観に関して
4)堺 雅志: うずめ劇場の『レオーンスとレーナ』
2006年6月4日(於学習院大学)第8回総会・研究発表会
1)谷口廣治/竹内拓史: マールブルク版『ヴォイツェク』テクスト・クリティーク
2)兼田博: ビューヒナーとハイネ
3)Eberhard Scheiffele: Kommentar zu Takanori Teraokas: Spuren der Gotterdemokratie.
Georg Büch-
ners Revolutionsdrama
Danton's Tod im Umfeld von Heines Sensualismus
. Aisthesis Verlag, Biele-
feld 2006.
2007年6月10日(於東京大学)第9回総会・研究発表会
1)谷口廣治: 『ヴォイツェク』訳出上の諸問題 - マールブルク版をふまえて
2)竹内拓史: 「クラールスの鑑定書」と「シュモリング鑑定書」について-訳出上の問題点を中心に-
3)本田陽太郎: 事実と "Der Hessische Landbote"と翻訳
4)兼田 博: ビューヒナー宛て書簡翻訳の問題点 - 旧訳との比較を中心に
5)花本美恵: 尾崎宏次訳『ビューヒナーの最後を写したカロリーネ・シュルツの日記抄』の問題点
2007年10月8日(於大阪市立大学)臨時研究発表会
1)竹内拓史: Debatten um den Woyzeck-Prozess - クラールス鑑定書の解題との関係で
2)谷口廣治: 『レンツ』の解題について
3)加藤智也: 『四〇〇のプフォルツハイム人の英雄的戦死』、『自殺について』の翻訳上の問題点に
ついて
4)藁谷都美: 書簡、手記、回想録等にみる問題点について
5)真田健司: 試験講義『脳神経について』翻訳上の問題点
2008年6月15日(於立教大学)第10回総会・研究発表会
1)浅野英雄: 『鉄面皮デュ・ティールとブッツバッハの指物師クラウス』の翻訳について
2)荒川宗晴: ビューヒナーの書簡 -河出訳と新訳を比較して-
3)武藤奈緒美: カト-論翻訳上の問題点
4)谷口廣治: 『レオーンスとレーナ』翻訳上の諸問題
2009年5月31日(於明治大学)第11回総会・研究発表会
1) 中村采女: ルイーゼ・ビューヒナーLuise Büchnerの未完の小説
„Ein Dichter"「ある詩人」について
2)加藤
智也:武藤奈緒美氏の論文「『カトー演説』についての試論 タイトルをめぐって
(「「子午線」7号 2009年)への問題提起
2010年5月30日(於慶應義塾大学日吉校舎)第12回総会・研究発表会
〔総会〕
2013年のビューヒナー生誕
200周年に合わせて当協会でもシンポジウムを開く予定であるが(開催時
期については未定),その具体的な内容について谷口新編集長より提案があった。主なテーマとして
は以下の四つが挙げられた。またそれぞれのテーマについて中心となる会員を定め、今後精力的に
取り組んでいくことが確認された。
①ルイーゼ・ビューヒナー ②ヴァイディヒ ③レンツ ④マールブルク版ビューヒナー全集の総括
〔研究発表会〕
『子午線』第八号合評会
1)今村武: 八亀徳也著『レンツの道』について
2)本吉瑞枝: 中村采女著『ルイーゼ・ビューヒナー ゲオルクの妹とその未完の小説につい
て』について
2011年10月10日(於金沢大学角間キャンパス)第13回総会・研究発表会
〔総会〕1)谷口廣治編集委員長が辞任し後任を兼田博とする。2)2012年発行『子午線』
は2013年号との合併号とする。3)『子午線』執筆要領の明文化。4)常勤を持たない会員が
発表する際交通費を補助する。
〔研究発表会〕
1)「分裂するケストナー像―ビューヒナー賞記念講演におけるケストナー観、ドイツ批判、
その矛盾」
2)『子午線』第9号合評会:「ヴァイディヒ研究 非合法紙『蜀台』の考察」(加藤智也)
コメンテーター:兼田博
2012年5月20日(於上智大学四谷キャンパス)第14回総会・研究発表会
〔総会〕1)役員改選。会長:中村采女(再任)、編集長:兼田 博(再任)、事務局長:
竹内拓史(再任)2)ビューヒナー生誕200周年にあわせシンポジウムを開催し日本における
ビューヒナー研究書誌を作成する。
2)『子午線』の執筆要領を明文化する。
〔研究発表会〕『ゲオルク・ビューヒナー全集』合評会