しまなみ海道原付2種ツーリング
本州と四国の間には3本の本四道があるけど淡路道と瀬戸大橋は何回も走ったが
尾道・今治ルートの「しまなみ海道」は走ったことがない。
7つの橋があって島づたいに渡るのだが、景色はサイコーで、3本のうち
ここだけが125cc以下のバイクや自転車でも走行可能になる。
http://www.jb-honshi.co.jp/use/zihodo.html
7つの橋全部渡っても料金は格安の510円。
アドレスV100というスズキの原付2種のスクーターがあるから
生まれて始めて、スクーターによる長距離ツーリングに行った。
4月21日21時出発
21時45分南港着。 オレンジフェリー東予港行の二等寝台6500円とバイク125cc以下は
3000円だから合計9500円を払って乗船した。
四国88箇所ツーでも乗ったことがあるけど、ハーレーは751cc以上で6000円必要。
本日の走行24.1km
22時30分出航。
船内でビールを買って飲んで就寝。
22日5時起床。
用意したパンを食べて06時10分東予港着、下船した。
ここから今治まですぐだが、時間があるから、四国88箇所の最大の難所の
44番札所大宝寺に行って、次に松山で道後温泉に入ってから「しまなみ海道」に行こう。
大宝寺とは、ハーレーで行った時のレポートで
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道の舗装がなくなり、とても狭い道の
急勾配のヘアピンカーブになった。乗用車でも1回では通過出来ないから切り返しが必要なヘアピンで、
しかも砂利がごろごろの未舗装の急な上り坂である。
ここに停めて歩いて本堂に行こうかとも思ったが、そうすれば帰りは向きを変えられないからバックで下る
ことになるし、乗用車1台がやっとの場所にハーレーを停めるのも出来ないからワシは転倒覚悟で
ヘアピンカーブに差し掛かった。
やはりダメだ、Uターンするよりも小さい回転半径を、急勾配の未舗装路では通過出来ない。
ワシは車体を垂直に保って、両足で支えながらゆっくりとバックして切り返していたら乗用車が1台きて
迷惑そうに停まって待っていてくれた。
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と書いてある。
この時はR33三坂峠で行ったが、今回はバイクが小さいので県道210号で久万高原を通って行こう。
このほうが道は狭いが、距離は短い。
標高が上がってくると寒いので防寒着の代わりにレインウエアを着る。
道は狭く、20kmも走っているのに対向車は1台も無い。
最高地点は標高1050mもある、かなり狭い急勾配の道である。
いきなり舗装が無くなり、砂利というよりも岩みたいな大きな石がころがる、とんでもないダートになった。
激しく揺れて速度が出せないし、オフロードバイクでも大変な道をスクーターで走った。
乗用車も難しい、おそらく4駆でないと不可能だし、オフなのに急勾配でハーレーなら転倒してしまう。
そのオフは4kmも続いて、ナビにも道は表示されないし、道案内の標識も無く、携帯も圏外である。
ガケの側にはガードレールも無いし、ここで遭難したら助けも呼べずに死んでしまいそうである。
4km走行するのに30分もかかってしまった。
舗装が現れた時は、舗装路がこんなにいいものかと思った。
08時10分
東予港から63.9kmを2時間かけて走って44番札所大宝寺に到着した。
ハーレーで大変だった未舗装の急勾配ヘアピンはアドレスなら何ともない。
さっきの久万高原のダートに比べれば。
写真では分かり難いが、乗用車でも1回では転回不能な場所で、勾配は1速で無いと登れない。
でもダートが4kmも続くことはなく、たったの100mだわ。
44番札所大宝寺の標高は650mくらいだから、さっきのダートから400mも下っている。
燃費は最低になるだろう。
賽銭を100円あげて、旅の安全を祈願して、08時30分に出発した。
R33三坂峠を走行して松山を目指す。
愛媛県に来たら、やはり道後温泉に入らねば。
09時30分
44番札所大宝寺から36.1km走行して道後温泉に到着した。
天然温泉の源泉かけ流しに400円で入れる。
10時15分出発
ガス補給したら区間燃費が20.1km/lしか出ていない、2サイクル100ccなのにハーレーみたいだ。
あの久万高原のガタガタのオフロードで峠越えをしたのがまずかった。
11時20分
コンビニで買ったおにぎりで昼食にした。
尾道―今治ルートが今回の「しまなみ海道」ツーリングのメインである。
3本の本四道うち原付が走行可能なのはここだけだが、景色は3本のうちサイコーである。
11時40分
松山から46.6km走行して最初の橋である来島海峡大橋に到着した。
この橋を渡って大島に渡るのだが、原付道(125cc以下)と自転車歩行者道は別になっていて、
狭い道で対向車の原付が来るから注意が必要である。
7つの橋全部で510円必要だが、料金箱に投入する方式だから領収書もつり銭も出ない。
無料走行も可能だが、やはりここは料金を払おう。200円を払った。
大島に渡れば、全部の島が有人島だし、道の駅や観光スポットもあるので、島内に昔からある道を走行して
次の橋まで走行する。
12時20分
2番目の橋である大島大橋に到着した。
この橋を渡って伯方島に渡る、料金は50円。
12時30分
3番目の橋である大三島橋に到着した。
この橋を渡って島に大三島渡る、料金は50円。
13時00分
4番目の橋である多田羅大橋に到着した。
この橋を渡って生口島に渡る、料金は100円。
13時30分
5番目の橋である生口橋に到着した。
この橋を渡って因島に渡る、料金は50円
14時00分
6番目の橋である因島大橋に到着した。
この橋を渡って向島に渡る、料金は50円
この橋は二階建構造で本四道の下に原付道と自転車歩行者道が並んでいる。
14時30分
7番目の橋である尾道大橋を渡って本州は広島県尾道市に到着した。
1番目の橋の四国今治市から約3時間で74.7km走行したが、途中の島で
観光や写真撮影もしている。
本四道の高速道路である西瀬戸道の今治北IC―西瀬戸尾道ICは57kmで30分kらいで
通過できるが、「しまなみ海道」は国道317号という一般道路である。
なお尾道大橋は昔からあり普通車も走行可能であり、有人料金所があるので無料走行は不可。
126cc以上は50円だが、125cc以下は10円である。
自転車と歩行者は通行出来ないので無料フェリーを使用する。
写真は本州側からみた尾道大橋(左の旧橋)と本四道の新尾道大橋(右の新橋)である。
ここから自宅まで300キロ近いのだが、高速を走れないアドレスV100は国道2号線を走るしかない。
福山でガス給油したら区間燃費は30km/を超えているようだ。
岡山のR2バイパスは125cc以下も走行可能だが、姫路のバイパスは無料なのに125ccは通行不可である。
しかたなく旧R2を行くが、かなり渋滞している。
19時頃に姫路で夕食にした。
21時50分、自宅近くのGSに到着してガス補給。
尾道から282.5km走行している。今日は朝の6時過ぎから503.8kmも一般道路を走行していて、運転時間は
12時間以上である。こんなに長く原付2種のスクーターを運転したのは始めてだが、かなり疲れている。
22時00分
自宅着。
しまなみ海道原付2種ツーリングは終わった。
全走行527.9km ガソリン19.17リットル 平均燃費 27.54km/l