ON THE ROAD 2011

2011-10-30 さいたまスーパーアリーナ

とうとうON THE ROAD 2011もファイナルを迎えました。
4月の静岡から約半年。
コンサートのことも,自分自身のことも,いろいろなことが思い出されます...

いつもの通り,MC等はうろおぼえ。
省吾の言葉そのままではありません。
...というか,興奮しすぎてほとんど思い出せません。
セットリスト等,ネット情報でカンニングしながら思い出して書いています(笑)
これまでのレポートをベースに追記修正しながら書いているので内容は徐々に充実していってると思うのですが,それと同時に記憶がごちゃ混ぜに...
間違い等があればご指摘ください。m(_ _)m

さいたまスーパーアリーナ さいたまスーパーアリーナ
今回のグッズ売り場はアリーナ内。
そこにツアートラックも!
グッズ売り場
これで見納め?
ツアートラック@さいたま

ローアングル,広角レンズで大袈裟なパースをつけた写真が好みなのですが,今回は側面図のような写真も撮ってみました。

ツアートラックツアートラックツアートラック
No. 曲名

開演はほぼ定刻。
16:30頃にいつもの開演前BGM "IN MY LIFE" (The Beatles)で会場が盛り上がりはじめる。

そしていよいよ開演(16:33頃)

ステージ前にはLEDスクリーンが降りている。
スクリーンには黒地に
"SHOGO HAMADA ON THE ROAD 2011"
"The Lastweekend"
右側に省吾のシルエット。


画像は記憶に基づくイメージです。
チケット画像等を加工して作成しました。

ゴ〜〜ン,ゴ〜〜ンと鐘の音が鳴り響き,この文字が徐々に大きくなりながら...


画像は...上と同じく記憶に基づくイメージです。


J.BOYのリミックスバージョンでスタート。
ウォーーウォウォー!
この時のワクワク感は尋常ではない!!
映像はうまく説明できないけど,CGっぽい都市の風景やこれまでのアルバムタイトルが描かれたコンテナなどがめまぐるしく動き回る。

最後の方で,最後の方で,今回のツアーロゴが描かれたトレーラー(浜田島グッズのような)が右から左へ何台も走り去っていき...

そして,アメリカっぽい荒野の一本道になって...
スクリーンが上がり,

1 ON THE ROAD

イェ〜〜〜〜〜〜〜ィ!!

2 この夜に乾杯!

省吾が客席に背を向けて,客席をバックに歌いまくる生映像がかっこいい。
この映像で会場のボルテージが一気に上がる。

(MC)
サキソフォン,古村敏比古!

3 HELLO ROCK & ROLL CITY

Jump!Jump!と客席を煽る。
省吾もぴょんぴょん飛び跳ねて元気いっぱい。

(MC)
Hello さいたま!今夜気分はどうだい!!

4 独立記念日

"High School Jail♪"のところでは,町支さんと見つめ合うように(?)コーラス。
2コーラス目では長田さんと肩を寄せて"High School Jail♪"

(MC)
今日はコンサートに来てくれてありがとう!
いい夜にしたいと思います。最後までどうかよろしく!
ドラムス!小田原豊!!

ウォ〜イェ〜〜〜!ウォ〜イェ〜〜〜!ウォ〜イェ〜〜〜!
ここでホーンセクションを紹介します。大きな拍手を!
 トロンボーン,清岡太郎
 トランペット,佐々木史郎
 サキソフォン,Uko!

5 反抗期

スクリーンにはON THE ROAD '83で赤いシャツを着て反抗期を演奏する映像。

(MC)
今日は2011年10月30日の日曜日。
去年の今頃は,今年のコンサートの準備をしていました。
その時は,35年目の節目のツアーになるんだと思っていましたが,3.11をもって全く意味の違うツアーになりました。
今日は皆さんに元気になってもらえるように,リフレッシュしてもらえるように,スタッフ,ミュージシャン,ベストを尽くして良いステージにしたいと思います。
最後までどうかよろしく。

6 光と影の季節
7 Thank you

最後のギターソロで,
ギター!長田進!
そして,そのギターソロを引き継ぐように
ギター!町支寛二!

Money makes the world Crazy!
8 MONEY
「次の朝バッグを♪」でマイクを客席に向けて,
会場全体で「かかえて出て行く〜♪」
「奴は自分の夢 俺に背負わせて♪」でマイクを客席に向けて,
会場全体で「心ごまかしているのさ〜♪」
「あの時彼女やこう喘ぎ続ける♪」
"Hey,Ladies"
男女問わず会場全体(?)で「愛してる,愛してる,もっともぉっと〜〜♪」
省吾は腕組みしてそれを聴きながらウンウンとうなずく仕草。
「だけど夕べどこかの金持ちの男と♪」でマイクを客席に向けて,
会場全体で「町を出て行った〜♪」
爆破したい〜の後のシャウトは会場全体でウォ〜〜〜〜!
最後に
Money makes me, Money makes this Country, Money makes the world Crazy!
そして,一回,ジャン!
省吾はじっとしている。
暫くためて,ギターを大きく振り下ろして,ジャン,ジャ〜ン。
ウォ〜イェ〜〜〜3連発。
(MC)
さいたまスーパーアリーナ,6年ぶりです。
そして今日はファイナルです!
そして映像の録画も入っています!
皆さんの熱気を記録できるよう,楽しんでもらえたらと思います。

ここではじめて演ったのは,ON THE ROAD 2001,SAVE OUR SHIPのアルバムが出たときでした。
その次の2005年がMY FIRST LOVE。
そして今回は...オリジナルアルバムはありません。
ということは,選曲が自由です。
今日は古い曲をたくさん演ろうと思います。

次は1979年,「君が人生の時・・・」というアルバムから,1曲目!

9 風を感じて
(MC)
今日も長いコンサートになります。
そろそろ腰掛けられてはいかがでしょうか。

このスーパーアリーナの空間に流れている素晴らしいシンセサイザーを弾いているのは,福田裕彦。

ここからはスローなバラードを何曲か演奏します。

10 片想い
11 もうひとつの土曜日
(MC)
ありがとう。
ピアノ,小島良喜。

(ここでのBGMは小島さんが弾くジャズっぽいピアノ)

今回は22人の日本を代表するすばらしいミュージシャンに集まっていただきました!
いろんな音楽がありますが,今回はせっかく全国のアリーナを回るので,素晴らしいミュージシャンの奏でる楽器の音を聞いてもらうというコンセプトで集まってもらいました。

ここでストリングスミュージシャンを一人一人紹介します。
大きな拍手を。

(ステージ向かって左側)
バイオリン,コンサートマスター,今野均
バイオリン,漆原直美
バイオリン,藤堂昌彦
バイオリン,納富彩歌
バイオリン,徳永友美
バイオリン,河村舞子
バイオリン,岡部磨知

(ステージ向かって右側)
ビオラ,渡部安見子
ビオラ,島岡智子
ビオラ,岡さおり
チェロ,笠原あやの
チェロ,結城貴弘

笠原あやのさんのところで,
小島さんのピアノが,タラララッタラー,ジャン
(ドラえもん?競馬?ジャイアンツ?)

どうしてあやのさんだけタラララッタラーなの?

何故か会場全体で
タラララッタラー,イェーイ!
タラララッタラー,イェーイ!

ロマッンチックなムードをどうしてくれるの(笑)
これからお呼びする人のムードを作ってよ。

小島さんの演奏は重厚な厳かな雰囲気に...

そして,ロック,ジャズ,クラシック等の音を一つにまとめてくれました。音楽監督,星勝!

星さんがステージに登場し,省吾とがっちり握手。

さて,ここから3曲,星さんと一緒に演奏します。

つい先日,東北の知人と電話で話したんですが,
"物は手に入るようになって,瓦礫とかはだいぶ片付いたけど,まだ全然復興できていません。でも,ニュース等では福島の原発の方の話ばかりになってきて,それはそれで大事なことなんだけど,私たちの方には取材も来なくなった。気持ちが離れていくようでさびしい。"
と話していました。

3.11の震災で被災された方たち,そしてこの国自身に哀悼の気持ちを込めて演奏したいと思います。

星氏の指揮で,

12 PAIN
スクリーン,というか背景には静かな街(住宅街)の夜のシルエット。曲の前の「哀悼」という言葉と重なって涙が出てきます。
13 BLOODLINE - フェンスの向こうの星条旗(Instrumental)
バンドメンバーとホーン隊,ストリング隊のコラボレーション。

スクリーンには青空の中に原爆や戦闘機等の兵器のシルエット。これがアメリカと旧ソ連の国旗に変わっていく。
国会議事堂やパルテノン神殿?等のシルエットも。
最後には扉が開いて省吾?のシルエット。

14 我が心のマリア (Instrumental)
バンドメンバーとホーン隊は一時退場。
ストリングスのみの演奏。

スクリーンには冬の海辺?を歩く省吾。
緑ががかったモノクロっぽい映像。

静かなインストルメンタルの後に,ヘリの爆音がバリバリバリ.....
そこに救急車のサイレンやクラクションのような音が重なって,

15 MY HOMETOWN

スクリーンには,遠くに見える都市のビル群に向けられた銀色の巨大な筒状の物体が...
そう,アルバム"Promised Land 〜約束の地"のジャケットで省吾の背後にあるアレ(核弾頭のイメージ)です。

16 裸の王達

スクリーンには燃やされる森,煙を吐く工場,東京のきらびやかな夜景と対比するように干からびた大地,等...

17 詩人の鐘

スクリーンには歌詞の英訳,中文訳等がめまぐるしく動き回る。
省吾は着ていたコートを歌いながら脱いで振り回す。
ステージサイド付近で,脱いだコートを使ってSaxの古村さんと闘牛のようなやりとりも。
あと,前半戦では間奏のメロディに合わせてウォ〜ウォ〜ウォ〜〜♪とシャウトしていましたが,長野以降の後半戦からは,メロディにのせずに,ウォ〜〜〜〜〜と叫ぶようになりました。

18 Theme of Father's Son - 遙かなる我が家
19 RISING SUN - 風の勲章

RISING SUNは,最新DVDのバージョン(Acoustic Version 2010)と元のバージョンを組み合わせた感じ。
イントロ部分はさらにストリングスを強調した感じ?
バックの映像(手書き風アニメーション)が印象的。
うまく説明できませんが,戦後復興からの実写映像と合わせて,復興,成長,そして世代を繋いでいく,という感じでしょうか。

(MC)
1986年,今から25年前,俺は33歳,この歌を作りました。
(スクリーンにはJ.BOYの文字とレコードジャケットの写真)
戦後40年,80年代はJapan as No.1なんておだてられ,アメリカを抜いて世界一の経済大国になろうとしていた鼻息の荒い時代でした。
でも,その頃俺は,日本人の良いところ,慎ましさ,謙虚さ,勤勉さ等もがわれていると感じていました。
そして90年代に入り,バブルは崩壊し,あっというまに10年が失われました。
21世紀になり,明るい未来を期待していたら,今度は9.11のテロ,世界同時金融危機でさらに10年が失われました。
そして今年3.11...
おそらく戦後,俺たちが暮らしてきた中でもっとも困難な時期にこの国はあると思います。
これを教訓にして次の世代に良い未来を残せるのか,それはまさに俺たちに問われていることだと思う。
25年前に問いかけたあの言葉は,より深い意味になって自分に返ってきました。

ウォーーウォウォー!ウォーーウォウォー!ウォーーウォウォー!
ウォーーウォウォー!ウォーーウォウォー!ウォーーウォウォー!
(客席との掛け合い)

その言葉は,Show me your way, J.BOY.

20 J.BOY
21 僕と彼女と週末に
22 愛の世代の前に
ここでいったんメンバーは退場。

拍手やアンコールコールがしばらく続いたあと,外国語のラジオニュースみたいなものが流れる。
英語,スペイン語,日本語も。
そして,スクリーンにはカウントダウンが
3,2,1....
映像のタイトルは"SHOGO HAMADA ON THE ROAD TIME MACHINE"
スクリーンに省吾登場。
「俺は生まれたところをかなり遠く離れたところにいます。今日は2010年9月○○日。今俺がいるところはかなり寒いんですが,東京は今でも35℃だそうで。今年の夏はパキスタンの洪水とかロシアの乾燥による森林火災とか,地球温暖化をリアルに感じる夏でした。
...って俺は話しますが,君たちは2011年10月30日,さいたまスーパーアリーナにいるんだよね。俺はそれより1年前の世界にいるんだけど,一つだけ確かなことは,俺は2011年10月30日まで元気にロックをやってて,これからセンターステージで盛り上がる。ピース!」

そして,ステージにメンバー登場。
メインステージの下からスルスルと伸びてきた花道を通ってセンターステージへ。
移動中のBGMはホーン隊3人による生演奏で「雨上がりのぶるーす

バンドメンバーをセンターステージを見送りながら,雨上がりのブルースを半分ぐらいアドリブで歌って,省吾もセンターステージへ。

君たちも歌える?

センターステージに到着して,

帰ってきました!!6年ぶり!!叫んでみるか!

ウォ〜イェ〜〜〜!ウォ〜イェ〜〜〜!ウォ〜イェ〜〜〜!ウォ〜イェ〜〜〜!
レッツゴー!

23 モノクロームの虹
24 終わりなき疾走
25 君がいるところがMy sweet home

ここで会場全体でウェーブ!

(MC)
じゃぁ,ウェーブをやるよ。
右回りでウォ〜〜〜〜ってやるんだよ!
ネクタイのあなたから,よろしくお願いします。
(サラリーマンのような挨拶)

省吾もウェーブを追いかけながらセンターステージをぐるぐる走り回る。

ウェーブの後に,
ウォ〜イェ〜〜〜!ウォ〜イェ〜〜〜!ウォ〜イェ〜〜〜!

あれから6年,DVDでも約束したとおり,避けては通れない時間が来ました。
このコンサートも映像化されると思うので,そこだけ比べてみるのもいいかも(笑)

10歳未満...
増えたね〜。
かわいいね〜,2〜3匹もってかえろうかな。

この子達が大きくなったとき,世界がどうなっているかは俺たちにかかってます。
でも,この子達が大人になったとき,俺はもういません(笑)

10代...
浜田省吾のコンサートに来る10代はかわいい,ハンサム...親に似ず(笑)
まずい,政治家なら失言で辞任かも。

月曜日学校に戻ったら,みんな知らないと思うけど,「浜田省吾のコンサート良かったぜ」っていうんだよ。
世代的に校長先生ぐらいしか知らないかもしれないけど。
そして今度こそ次回は32人のクラスメイトを連れてくるように。
少子化で今はそんなにいないかもしれないけど。
でも,次回やるときは君たち卒業してたりして。

20代...
今20代が一番辛い時期だからね。
体は大人なのに経験が少ないし,先も長くて将来も不安で。
でも,すぐに楽になるからね。
あとはダラダラ過ぎていくだけだから(笑)

30代...
おっ,最終日30代多い!でもかなり減ってるけど。
30代は人生の華です。
頭脳も心も大人だけど,体はまだ若い。
今のうちにやりたいことをやって下さい。

それでは!恐ろしいことになってるかもしれませんが,
40代...
会場ほぼ全体でウォ〜〜〜〜!
10歳未満,10代の人達の未来はあなた達にかかっています。
って無茶苦茶責任を振ってますが。
それぞれが自分の出来ることをそれぞれの場所で頑張って下さい。よろしく!

50代...
まだまだ現役バリバリです。
これまでに得たスキルを次の世代に繋げていきながら自分自身良い仕事を続けていく,それが50代の役目です。
60代以上の方...
年上の方々が元気で頑張ってくれていることは俺たち「若い」世代にとって本当に励みになります。

次の曲は10歳未満も,60歳以上の方も,心を一つにして歌いたいと思います。
シングルマザーの方はI am a motherと歌って下さい。

26 I am a father

(MC)
さて,1976年にソロデビューして今年で35年目なんです。
音楽を通じて,いろんな時間を共有できて,応援してくれたことに感謝しています。どうもありがとう。

センターステージの真上にミラーボールが降りてきて...

27 路地裏の少年

バンドメンバーをひとりづつ紹介。

ドラムス,バンドの心臓,鼓動です。小田原豊
ベース,宝物です。美久月千春
シンセサイザー,プロフェッサー,福田裕彦
ギター,Mr.ロック野郎!長田進
サキソフォン,もう30年一緒にやっております。古村敏比古
そして,ギター,素晴らしいボーカリストでもあります。ソングライターでもあります。町支寛二

紹介されたメンバーは花道を通ってメインステージに戻っていく。

小田原君がバンドの心臓の鼓動なら,彼はバンドのハートです。ピアノ,小島良喜
そのままセンターステージで小島氏のピアノの演奏がはじまるが,ピアノの調子が悪い?
省吾の生ギターでフォローするように...

28 家路

少しづつピアノ以外の音色も聞こえてくる,と思ったら,メンバーはメインステージで演奏を始めていた。

途中からメインステージに戻ってバンドメンバー全員での演奏。

ここでメンバー全員退場。

アンコール。

省吾を呼ぶ拍手は,自然発生的に会場全体での省吾コールに!

メンバー全員ステージ前に一列になって一礼。
そしてそれぞれのポジションに戻って...

29 日はまた昇る

メンバー全員退場するが,アンコールの拍手は鳴り止まず...

ステージが明るくなってバンドメンバー再登場!
そして省吾が登場し,省吾自身が指揮棒を振り下ろして...

30 君が人生の時...

(終演 20:17頃)

終演のBGM"桜 (Instrumental)"&アナウンス。
「本日の公演は全て終了しました」

それでも拍手と省吾コールは延々と続く。

終演のアナウンスは4回ぐらい繰り返していました。
最後のほうはアナウンスのお姉さんちょっとキレ気味?
声が大きくなっていたような。
それでも,その声をかき消すような省吾コール!

"桜(Instrumental)"が終了して,スクリーンも消える。
すると会場は
ウォーーウォウォー!ウォーーウォウォー!
ウォーーウォウォー!ウォーーウォウォー!
ウォーーウォウォー!ウォーーウォウォー!
大合唱でファイナルを飾りました。

ファイナルレポート(追補)に続く...

チケット

上段:入場引換チケット
下段:当日発券される座席券

チケット座席券

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このページの更新日 : 2011/11/06