ThinkPad

ThinkPad X61

2008年7月 7台目のThinkPadを購入。
これまではIBM製でしたが,今は中国のLenovo製になってしまいました。

さて,これをどのように料理しましょうか...
 

項目 詳細 写真
購入品一式
購入時の仕様

●製品名 ThinkPad X61
●モデル名 7673-66J
●CPU インテル Core 2 Duo プロセッサー T7300(2GHz)
●標準メモリ 1GB(PC2-5300 DDR2 SDRAM)
●HDD容量 80GB(SATA 5400rpm)
●OS Windows XP Professional SP2
●Bluetooth/指紋センサ無し
●8セル大容量バッテリ搭載

同時購入品 ●1GBメモリ トランセンド TS1GIB7734 (PC2-5300 DDR2 SDRAM)
●200GB HDD HGST HTS722020K9SA300 (SATA2 7200rpm)
●4セル拡張容量バッテリ
●IBMロゴシール(大)
追加購入品

●IBMロゴシール(小)
●320GB HDD HGST HTS543232L9A300 (SATA2 5400rpm)
●ウルトラベースX6 ウルトラベイDVDドライブキット(41N4124)
●USキーボード(42T3531)
●Willcom AX530S(データ通信カードの機種変更)

 
追加購入品
(その2)

●Transcend SODIMM DDR2 PC2-5300 2GB x 2本組
 (2009年9月 メインPC用メモリ増設と同時に購入)

 
追加購入品
(その3)

●512GB SSD SuperTalent FTM12DX25T
 (2009年12月 アルコールの勢い?で購入)

 
追加購入品
(その4)

●mini PCI無線LANカード Intel 4965AGN
●12.1型 SXGA+ H-IPS液晶パネル HV121P01-101(改造失敗もあり合計2枚購入...)
●X300/X301用 USキーボード(42T3600)
●液晶ベゼル,トップカバー(3本のLANアンテナ付き,ジャンク)
●Bluetoothドータカード BDC-2(39T0497)
 (以上,ヤフオク等で2010年12月に購入)

 
追加購入品
(その5)

●Windows7 Ultimate 64bit DSP
●CORSAIR SODIMM DDR2 PC2-5300 4GB x 2本組
 (2011年2月に購入)

 
追加購入品
(その6)

●Crucial M500 960GB SSD (CT960M500SSD1.PK01)
 (2013年7月に購入)

 
追加購入品
(その7)

●指紋センサ付きパームレスト
 (2013年9月に購入)

 
購入後のセットアップ(という名のお遊び)は以下の通り...
メモリ増設 開封後,最初に実施したのはメモリ増設。
本体を裏返して,ネジを2カ所外すだけで簡単に増設できます。
今回は標準の1GB+増設1GBで合計2GBになりました。

その後,メインPCのメモリ増設と同時に,本機も2GB+2GBの4MBにしました。
(2009年9月)


HDD換装準備 メモリを増設してから,電源を投入。とりあえず初期設定だけを済ませます。
(後で再度初期化してしまうので設定は適当でOK)
一通りの動作を確認したら,HDDコピーツールをインストール。
今回使用したのはLBコピーワークス10です。
次に別途購入したHDDをSATA-USB変換アダプタ経由で接続して,内蔵HDDの中身を全てコピー。
HDD全コピーが終わったらシャットダウン。
HDD換装 裏面の1カ所のネジを外すとカバーが外れて,内蔵HDDを引き出すことが出来ます。
内蔵HDDにはゴム製のクッションが両側に装着されているので,これを外して新しいHDDに付け替えます。
あとは逆の手順で組み立て直すだけ。
電源を投入して,交換前と同じように起動できればとりあえずは成功!
エクスプローラ等でHDD容量が増えていることを確認して悦に入ります(笑)

初期化! HDD換装できた段階で,リカバリーして初期状態に戻してしまいます。
この時に,プリインストールソフトを選択できるので,絶対に使わないようなモノはこの段階でインストールしないようにしておきます。
初期状態に戻った後で,パーティション操作ソフト(パーティションコマンダー)でCとDにパーティションを切り分け。
 
色々インストール 各種ソフトのインストール。
●あらかじめダウンロードしておいたXP SP3を最初にインストール。
●Officeインストール。
●自宅ルータに本機のMACアドレスを登録。
●無線LAN設定。
●MSアップデート実施。
●Norton Internet Securityインストール。
  ネット経由のアクティブ化で失敗。
  旧PC(X30)ではアンインストール済みであることをサポートに連絡。
  (翌日に再アクティブ化して成功)
●ThinkVantage System Update実施。
●ATOK2008インストール。
●メイリオフォントインストール。
●Royaleテーマインストール。
●デスクトップを徹底的にメイリオに入れ替えるレジストリ変更実施。

この後に,山のようなアプリケーションのインストールが待っています...

 
IBM化
(その1)
ここまで使用していて,何か違和感が...

ThinkPadはIBMから中国のLenovoに移管されたので,もうIBM製品ではないのですが,それでもRGB3色のIBMロゴが無いと締らない。
実は本体と同時にIBMロゴシールも購入していたのですが,これは残念ながらサイズが合いませんでした。
Tシリーズ等の大型機種用だったのです。
そこで,ネットで検索してみると,ヤフオクで色々なロゴシールを発見。
Xシリーズ用というものが見つかったので,すぐに購入して貼り替え!

やっぱりThinkPadはこうでないと。
くだらないと言われても,これが趣味ですから。



IBM化
(その2)
起動時のPOST画面からもIBMのロゴが消えていました。
BIOSを最新版に更新する際に,画像データも入れ替え実施しました。
画像入れ替えは裏技ではなく,BIOSアップデータの標準機能で,添付のREADMEファイルに方法が記載されています。

でも,lenovoロゴ(とintelロゴ)は別データを重ねて表示しているので消えません...

繰り返しになりますが,くだらないと言われても,これが趣味ですから。


IBM化
(その3)
ついでにこんなところもIBM化。
システムのプロパティで表示されるロゴをlenovoからIBMに。
(X30からロゴファイル"oemlogo.bmp"を拝借)
壁紙はIBM時代の世界地図(グレー版),スクリーンセイバーはThinkPad5**の頃の"目-蜂-M"(Eye-Bee-M)にしてみました。

またまた繰り返しになりますが,くだらないと言われても,これが趣味ですから。



キーボード換装 ThinkPadシリーズはキーボードにこだわった設計で,X61でもその良さは踏襲されているのですが,モバイルサイズのPCということもあり,一部キーの横幅が小さくなってしまっています。
キーが日本語より少なくて済む英語キーボードではほぼ全てが同一サイズのキーとなっており,より打ちやすいものになったいることから,交換にトライしてみました。

キーボードを外すには,本体の裏面のネジを数本外すだけ。
メモリやHDDの時も同様ですが,ネジ穴の横には記号が印字されており,どこを外せばよいか一目瞭然となっています。

ネジを外すとキーボードを跳ね上げられるようになります。
真ん中あたりにあるフレキケーブルのコネクタを外すとキーボードが本体から切り離されます。

あとは逆の手順で新しいキーボードに交換するだけ。
誰でも出来る簡単な作業でした。

 

 

その後,結局英語キーボードには馴染めず,元に戻してしまいました...





モバイル通信 以前からWillcomのCFサイズの通信カードを使っていたのですが,より通信速度の速くなったカードに機種変更しました。
今回はCFからPCカードサイズへと一回り大きくなっているのですが,カードからのはみ出しが無くなったので,完全にカードスロットに納まり,まるで最初から内蔵されているかのようです。
使用するときだけアンテナを伸ばします。
色もブラックでThinkPadのために存在するような????

 

 

その後,Willcomは解約しました。(2010年9月)
モバイル通信は,ケータイ(N-04B)のWi-Fiルータ機能を使っています。



SSD化

アルコールの勢いでネット通販で「ポチッ」としてしまいました。
512GBのSSDです。
Intelと並んで信頼性の高いと言われている東芝製SSDのOEM品です。
価格は...聞かないで(笑)
一部品にそんな金出して...と呆れれるような価格です。

でも,効果は絶大!
ベンチマークはもちろん,使用感も大幅UP。
上段が換装前(HDD),下段が乾燥後(SSD)です。
ランダムR/Wが圧倒的に速いのが特徴。
これが体感速度を大幅UPさせている理由かと。

「費用」対効果といわれると何とも言えませんが...



Wi-Fi

自宅の無線ルータを更新したのに合わせて,X61の無線LANカードも交換しました。
(4695ABG→4695AGNに交換)
これで最大54Mbpsから300Mbpsまで大幅に速度アップしました。
このカードにはアンテナ端子が3つ付いているのですが,私のX61にはアンテナが2本しかありません。
とりあえず,2本でも300Mbpsでリンクするようになったので問題無いのかもしれませんが,いずれは3本目を追加するつもりです。

液晶交換!

X61で不満,というかちょっと物足らないところが液晶解像度がXGA(1024*768)だということ。
これを解消するのがSXGA+(1400*1050)パネルへの交換。
IPSパネルなので色再現性,視野角もUPします。

この改造に必要な物はこの3つ。
●12.1型 SXGA+ H-IPS液晶パネル HV121P01-101
●変換ケーブル
●改変BIOS(51NB SXGA 1.60)
これらはまとめてヤフオクで入手。

交換作業でむずかしいのはパネルの耳(ねじ穴)の削り落とし。
ニッパー,やすり,金鋸!等を駆使して慎重に仕上げました。
→実は...
一度目の加工時に失敗して液晶にクラックを入れてしまいました。
液晶パネルを再度購入(!!!!)して2回目で成功したのでした(笑)

その後いろいろ検索していると,金属フレームは外してしまって,樹脂フレームのみにしてカプトンテープで固定してしまう方法がこの改造の主流のようです。

念のため,再組み立ての前に,バラック状態で動作確認します。
それ以外は保守マニュアルに従ってばらして再組み立てするだけですが,分解組立て時にうっかり割ったりするといけないので,予備として中古(ジャンク)ベゼル,トップカバーも入手しておきました。
今回入手したベゼルには3本のアンテナがついており,さらにLEDアイコン表示部にはBluetooth表示がついていました。
アンテナはもちろん有効活用。Bluetoothにはそれほど興味ありませんでしたが,この際ついでということで,Bluetoothドータカードも購入してしまいました。

SXGA+パネルを認識させるために,BIOSを改変版に入れ替える必要があるのですが,今回入れた改変BIOSは,SATA2のリミッタ(1.5Gbps制限)も解除されるものなので,同時にSSDもさらに高速化されました(SATA3Gbps化)。

※SATA3Gbps化はウルトラベース使用時に弊害があるという情報もあり,様子見中です。

→その後(2011年1月)
ウルトラベースにDVDドライブや2nd HDDを載せて動作させてみましたが,特に異常動作はありませんでした。これで問題無いとはいいきれませんが...

ちょっと残念なのはこのBIOS入れ替えで起動時のロゴが元に戻ってしまったこと...
正規の手順でのBIOS更新ではないため,ロゴだけ入れ替えることができませんでした。

→その後(2011年1月)...
SXGA+対応改変BIOS(51NB SXGA 1.60)により,起動時ロゴが標準に戻ってしまっていたのですが,別のところで公開されている改変BIOS(Ver2.21-1.03ベースの最新版)でロゴの入れ替えができました。
最初に使った改変BIOSはWinPhlash.EXEでBIOSイメージを丸々書き換えてしまうものだったので,ロゴの置き換えが出来ませんでしたが,今回のものは,正規版と同じWINUPTP.EXEによる方法となっているため,このページの上の方で書いているように起動ロゴの置き換えが容易にできます。
IBMロゴに戻って,お気に入り度がさらにUP!
くだらないことですが(笑)

→その後(2011年7月)...
改変BIOSを最新版に更新しました(Ver.2.22-1.03)

赤ライン

これまでロゴ等の(意味のない...笑)外観にこだわってきましたが,ずっと気になっていたのが真っ黒で味気ないクリックボタン。
ThinkPadといえば,伝統の赤ラインが欲しいところ。
そんななか,ネットで見つけたのがこの情報。
「X300とX61のボタンサイズが同じらしい」
というわけで,後先考えずにX300のキーボードを購入。
単純にボタンだけ交換,というわけにはいかず,土台ごと切り貼りが必要でしたが,写真の通り見事生まれ変わりました。
土台はカプトンテープで固定しています。
こんなくだらないこと一つで所有欲が満たされるのでした...(笑)

※その後の情報
X61のキーボードはNMB(ミネベア)製,Chicony製があるのですが,NMB製ではボタンだけ交換できるようです。(少しは削ったりする必要があるそうですが)


Windows7

まだまだ様子見と思っていたWindows7ですが,メインPCで 調子が良いことから,本機にもインストールしました。
Ultimate 64bit DSP版ですが,64bitということで,限界までメモリ増設することにしました。
インストールは特に問題無く終わり,あっけなく完了。
但し,OSインストール後のアプリインストールやカスタマイズは1日では終わりませんでした。
例によって,意味の無いIBM化も実施しています。
Windows7でIBM ThinkPadって有り得ないんですが(笑)

またまた繰り返しになりますが,くだらないと言われても,これが趣味ですから。

SSD更新

512GBのSSDが手狭になってきたため,またまたアルコールの勢いでネット通販で「ポチッ」としてしまいました。
960GBのSSDです。

SSDやHDDの入替えはこれまで幾度となくやってきており,特に難しいことではないはずなのですが,今回はちょっと嵌まってしまいました。

USB2.0接続で約9時間かけてクローン完了。
ドライブを入替えて起動してみるとなんかおかしい。
IE10でダウンロードしようとしても反応しない。
WindowsUpdateが「サービスが開始されていない」云々で動作しない。
ググってみると,AFT(Advanced Format Technology)がらみの不具合のよう。
非AFTドライブからAFTドライブにクローンしたとき,OS(ドライバ)がAFTに対応していないとこのような不具合が発生するらしい。
Windows7(SP1)であればSATAドライバはAFTに対応しているから問題無いはず...
これを信用して何回かクローンしなおしてみたりしましたが症状は変わらない。
で,デバイスマネージャをよく見てみると,SATAドライバはWin7SP1標準ではなくIntel製のよう。
Intel製のSATAドライバなんて自分でいれた覚えはないのですが...
最新版をダウンロードしてインストールしようとしたが,何故かシステム要件を満たしていないというメッセージでインストールできない。
そこで,標準のドライバにしようと,デバイスマネージャから手動でStandard AHCI 1.0 Serial ATA Controllerに入替えてみたら,全ての問題があっさりと解決。
WindowsUpdateもIE10のダウンロードも問題なくなりました。

交換後のベンチマークは右図(上)のとおり。
かなり速くなりましたが,これと比較できるデータがありません。
このページの上の方にある512GB SSDのベンチはSATA3Gbps解放BIOSにする前のもので,OSやベンチソフトのバージョンも異なるので比較できません。
512GBのSSDに戻してベンチをとればいいのですが,もう面倒くさい(^^;;;;

→その後(2013年8月)
512GBのベンチも同条件でとりなおしました(右図下)。
上のほうのXP時代にとったベンチとの比較で,SATA解放の効果も一応わかります。

とりあえず容量にも余裕が出来て体感的にも速くなったので十分満足です。





指紋センサ追加

指紋センサ付きのパームレストパーツを入手しました。
特に必要なわけではないのですが,改造ネタ追加という自己満足だけで...

裏面を見ると指紋センサだけでなく,放熱?の銅板等,細かいところに違いがありました。

交換は特に苦労すること無く完了。
WindowsUpdateでドライバをインストール。
Lenovoのホームページから指紋認証ユーティリティをダウンロードしてインストール。
このユーティリティで指紋を登録。
再起動すると,指紋でログオンできるようになってました。

仕上げはパームレストのロゴシールをIBMに(^^;;;;

→その後(2013年9月)
指紋センサが結構な熱を持つことと,指紋認識率があまり良くないことから結局元にもどしてしまいました...



以下,工事中?

これまでの改造や増設で,
●SSD 960GB
●メモリ 8GB
●無線LAN a/b/g/n対応
●液晶 SXGA+(1400*1050)IPSパネル
●SATA2リミッタ解除(1.5→3Gbps化)
●Bluetooth
●IBMロゴ,赤ライン,指紋センサ等々...
と,個人的には大満足のThinkPadになりました。

さて,この先,工事は続くのか...????

 

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このページの更新日 : 2013/09/29