ヒノキ
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ヒノキ科

環境: 山地、林、植林、常緑樹、雌雄同株、日本特産。

根・茎: 幹直立分枝、幹径100−200cmにもなる、樹皮赤褐色あるいは樹皮茶色、樹皮滑らか、樹皮縦裂、古い樹皮は薄片となりはげ落ちる、枝分枝、小枝互生同一面内を平らに羽状に分枝。

葉: 葉りん片状密生、葉枝に交互に対生密着、上下面の葉卵広形三角形、左右側面の葉舟形はかま状、葉上部は枝から離れる、長さは上下面の葉の約2倍、下面の葉縁に白蝋粉あり、葉緑色、葉裏に白斑(気孔線)Y字形。

花: 春、4月頃、花紫褐色(雄花)、細い枝端に細かい雄花多い、雄花楕円広形、雄花鱗片内にやく3個あり、花粉黄色、雌花枝先につく、雌花球形、雌花鱗片内に胚珠4。

果: 果球形径1cm位、果褐色割れ目あり、果木質、果群生、種鱗片たて形7−9個、種子鱗片基部に着く、種子長0.3cm、種子翼左右にあり、晩秋散る。

参考: 桧、火の木の意味、古代この木をこすり合わせて火を作ったことからこの名といわれる、材は黄白色をおび、緻密で光沢、香気あり、耐水性あり、建築材として最良、チャボヒバ、クジャクヒバなどの品種あり、古名「檜、ヒ」。万葉集「巻向(まきむく)の檜原もいまだ雲居(い)ねば小松が末(うれ)ゆ沫(あわゆき)流る」柿本人麻呂(巻10−2314)。


全長: 500- 4000 cm
葉長: .2- 1 cm
花径: .3- 1 cm



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