アシ
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イネ科

環境: 水辺、沼、河岸、多年草、大群生、世界で最も広い分布。

根・茎: 根茎黄白色、根茎偏平長く地中を横にはう、茎円柱形中空、茎節硬く無毛、茎直立長い。

葉: 互生、葉笹の葉に似るが大型、葉ざらつく、葉下部鞘長い、葉線形巾3−4cm5位次第に尖る、葉平行脈。

花: 秋、花紫色、後に花黄褐色、茎先に長さ15−40cmの大きい円錐花序直立、数回分枝斜上し、多くの小穂を密生、小穂長1−1.7cm尖る、
  小穂5花あり、包頴2個共に護頴より短い、花の小軸に長い絹毛、最下の花(雄花)の護頴は皮針形長形で長さ1−1.5cm、
  他の護頴は短く先が巻き込み短い芒状、護頴無毛。

果:

参考: 芦、葦、アシは桿(あし)からきた名か、花序はススキに似るが大きい、茎で簾を作る、アシは悪しに通ずるので「ヨシ」「キタヨシ」ともいう。
      大阪府県花。万葉集「若の浦に潮満ち来れば潟(かた)を無み葦辺をさして鶴(たず)鳴き渡る」山部赤人(巻6−919)。
        若芽は食用になる。 葉鞘が紫色で根茎が蔓のように伸びる種をツルヨシという。

遊び方: 笛、水車。   下記参照。
 

全長: 200- 300 cm
葉長: 30- 70 cm
花径: .5- 1.5 cm
 

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遊び方: 

1.笛        茎先の芽を抜き取り笛とする。 芽をほどいて、中の小さな芽を取去り、巻き戻す。
            元の方を切りそろえて、元の方を口に入れて吹く。 
            別に葉の基部1−2cm位と葉鞘1cm位をつけて切取り、葉鞘を上(先)にして、笛を通す形で取り付け、
            その笛を吹くと、葉がくるくる回るので、風車笛になる。

2.風車     4枚の葉を長さ20cm位に切取り、十文字になるよう、端部分を重ねる。
            小枝で重なった部分を突き刺し、アシの茎に挿しこむ。
            4枚の葉を曲げて、それぞれの端を中心の小枝に挿しこむと風車になる。