フトイ
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カヤツリグサ科

環境: 池、沼、湿地、多年草、群生、水田、庭池に栽培、鑑賞用。

根・茎: 根茎太く泥中を横にはう、根節からひげ根だす、茎直立、茎長く大きい、茎円柱形中実あり滑らか、茎緑色。

葉: 葉鞘状褐色で茎基部を包む、または葉鞘鱗片状先尖る、葉身なし。

花: 夏、秋、花黄褐淡色、茎先に長短の花序を散形に出し、各枝はさらに長短に分枝し、先に小穂(卵長形0.8cm位)を数個つける、花序長4−7cm位、花序基部に1個の緑色の包葉長1−4cmあり、鱗片楕円形縁褐色、背面緑色先やや尖る。

果: 果卵倒形偏球形黒色滑らか、果一方平面他方凸面、果6本の刺針状花被片あり、花柱2裂。

参考: 太藺、藺(い)といい、花筵を編む、イグサ科とは別種、オオイ、オオイグサともいう、園芸品で茎緑白交互の種をシマフトイという、この種の母品種は花柱3裂で北ヨーロッパ、シベリア分布。季語夏。古名「オホイグサ」。万葉集「上毛野伊奈良(かみつけのいなら)の沼の大藺草(おほいぐさ:フトイ)よそに見しよは今こそ勝れ」(巻14−3417)。


全長: 150- 200 cm
葉長: 0- 0 cm
花径: .1- .5 cm



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